「ありがとう浜村淳です」のへや
2010年12月14日
(pdf版は一応用意しましたがhtmlのままで読むことをお薦めします。
pdf版は2010年7月26日版からはA3版で供給しています)
1. 聴取率(≒経営面)だけを優先して、低知能老人の暴走(誤解・間違いだらけのニュース解説(特に政治・経済・国際・司法分野))を放置してしまっているMBS毎日放送
ラジオ部門の経営が厳しいのはわかりますが、今の状態が放置しても許容される範囲を超えているのは明らかです。
まっとうに評価して、浜村氏が曲りなりにも解説がこなせる分野は、芸能と社会ニュースの簡単なものだけです。MBS社員の多くも今の状態は問題だと気づいていながら(※)、下手に浜村氏に『(おかしい点を)直して下さい』」言ったばかりに、浜村氏にへそを曲げられて降板されたら困ると思うのか、無視を決め込んでいます。今の浜村淳氏はまさに「裸の王様」状態です。無責任社員が集まったMBSは浜村氏が死ぬか病気になって降板せざるをえなくなるまで放置するつもりでしょう。
※ ストリーミングで放送する際に頻繁にカット編集をおこなっています。
大阪・MBS毎日放送・AMラジオで36年以上続いている、朝の長寿帯番組「ありがとう浜村淳です」は、メイン出演者「浜村淳」氏の匠みな話術に定評があり、長年、同地域・同時間帯での聴取率No.1を続けています。
この番組の月〜金・朝8時台の全てが「今朝の新聞から」という名の、ニュース解説コーナーです、このコーナーだけがインターネットでストリーミング放送されており、最大の名物コーナーとなっています。
と、ここまでは表向きの説明です。
「今朝の新聞から」コーナーを、“話術の面白さを除外して”率直に評価すれば、おかしなところだらけです。もしこの番組を池上彰氏がやっていたら、本ページで取り上げているようなおかしな箇所は皆無となるでしょう。池上氏でなくてもまともな記者やアナウンサーなら浜村氏の犯すような間違いは全くしないと思います。浜村氏の間違いの特徴は、客観的に見て「これは間違っても仕方がないな」と思えるような間違いが殆どなく、まともな能力があれば防げる間違いが殆どだというところにあります。
浜村淳氏の「今朝の新聞から」コーナーでの酷い間違いの例
「今朝の新聞から」コーナーでは、放送法・第三条の二・第三項「 報道は事実をまげないですること 」 を極端に軽視する、異常な放送が毎日のように多発しています。少なくとも私が知る限り年単位で続いています。
生放送だと多少は、故意ではなくても「事実をまげてしゃべってしまう」事態はどんな番組でも起こりえます。でも皆さんよくご存知だと思いますが、普通の番組だと、間違いは放置せずに訂正がおこなわれます。ところがこの番組は殆ど訂正がおこなわれません。“どれほど”訂正がおこなわれないかはこのページ後半の「 浜村淳の迷作ギャラーリー」コーナーを読んで頂ければ“よーく”わかると思います。
私が数年この番組を観察した結果から独自に推定した、訂正がおこなわれない理由をここに挙げてみます。
1. 浜村氏は自分が話した内容に“けち”を付けられることを非常に嫌う(時々放送中に“激しく”その類の態度を示す)。「ちょっとくらい間違っててもええやないか」とも時々堂々と話す。
2. 浜村氏は「放送は舞台と同等であって、お客様に裏方の動きを感じさせることはいけない」との(誤った、本末転倒の)考え方を持っていて、放送中にディレクター等のスタッフが浜村氏に訂正を諫言することを(基本的に)良しとしない。もしくは「わしに恥かかせやがって」と思ってしまう。前者に関しては実際に放送中にそう思っている旨を話したことがある。
3. 浜村氏は「似ているものは同じもの(と認識する)」、つまり「“似ているもの”と“同じもの”との識別ができない」という特異な言語感覚を持っている(それを示す場面は「 浜村淳の迷作ギャラーリー」コーナーに随所に出てきます)ので、客観的には明らかに誤っていると判断できる内容でも、浜村氏自身は本心から「別にどこも間違ってないやないか」と考えるケースがある。
4. 「ありがとう浜村淳です」は同時間帯での聴取率トップなので、浜村氏の立場が強く、誤っている箇所についての指摘等、浜村氏の嫌がる行為をMBS側は浜村氏に対しておこないにくい。
5. 浜村氏は現在75歳。周りのMBS側のスタッフ達は浜村氏よりも遙かに年下なので浜村氏に対して物を言い辛い。
6. とにかく間違いの数が多すぎて、浜村氏やMBSのスタッフとしては「いちいち訂正すると放送としての体裁が悪くなり過ぎる」と考えて躊躇してしまう。
7. 浜村氏はMBSから放送法についての説明を受けていないのか、日々の放送においてどのような状態が放送法に抵触するのかを理解していない。
8. 7に関連して、浜村氏は、放送は許認可事業であり、新聞・雑誌等より遙かに厳しい規制を受けるのは当たり前ということを理解していない。あるいは表面的には知っていても深くは理解していない。「1179kHzという周波数は出演者の独占物ではなく、社会の公共物」だという意識が著しく欠けている。一般的に新聞とか雑誌が「公共の新聞」とか「公共の雑誌」と見做されることはないが、放送法の定める放送については民放も全て「公共の放送」なのだということを理解していない。
9. MBSのスタッフ達も真に8を理解していないし事なかれ主義に陥っているので、主に1,2,4,5の理由の為に放送法に抵触する事態を長らく放置している(放送法を破ってまで、1,2,4,5を優先とするという、全く本末転倒な状態に陥っている)。
現状、この番組ではどんなに“酷い”間違いでも、絶対にと言っていいほど自主的に訂正がなされることはありません(※)。たとえばこの1年ほどで他の番組のように「間違いがありました。……」との形式で訂正がなされたのは、ジャニーズ事務所からの抗議を受けてとみられるものと、公明党からの抗議を受けてとみられるもの、夫々一度ずつです。
※ “酷くない”間違いの場合は訂正される場合もあります。しかし私の観察では、どのように間違っているのかを浜村氏に納得してもらうのが難しいと思われる場合は絶対に訂正されません。それは例えば説明にふたこと以上要するとか、説明に5秒〜数分間、時間を要する等の場合です。
本ページ後半の「浜村淳の迷作ギャラーリー」コーナーには、上記指摘を実感できるような様々な実例を並べてあります。
浜村氏は時々「この番組はパーソナリティ番組です」「ちょっとくらい間違ってもええやないか」等と、間違いを放置することの言い訳を述べたりしていますが、放送法上はこのような言い訳は全く無効で、免責の理由には成り得ません。
本ページを読めば、「この人にニュース解説をやらせてはいけない」ということがよくわかる筈です。MBS社員にもそれをわかっている人がいる大勢いると思いますが、会社としては聴取率至上主義の中、本来優先すべきことが疎かにされています。
以下に「今朝の新聞から」コーナーで破られることが非常に多い放送法の条文を掲載しておきます。
第三条の二 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。 一 公安及び善良な風俗を害しないこと。 二 政治的に公平であること。 四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。 |
本ページ後半の「 浜村淳の迷作ギャラーリー」コーナーでは著作権法で認められた「引用」を多数おこなっています。具体的には放送の録音ファイルの一部を私が独自に“テープ起こし”して掲載しています。
「引用」に関する文化庁ホームページのQ&Aを転載します。
著作権なるほど質問箱 著作権Q&A (出典元:http://bushclover.code.ouj.ac.jp/c-edu/answer.asp?Q_ID=0000304) Q:引用が認められる条件として、著作権法では「公正な慣行に合致」することと、「引用の目的上正当な範囲内」で行われることとの2つが挙げられていますが、「公正な慣行」や「正当な範囲」とは、具体的にはどのようなものですか。 A: 「引用」とは、例えば自説を補強するために自分の論文の中に他人の文章を掲載しそれを解説する場合のことをいいますが、法律に定められた要件を満たしていれば著作権者の了解なしに利用することができます(第32条)。 この法律の要件の中に、「公正な慣行に合致」や「引用の目的上正当な範囲内」のような要件があるのですが、最高裁判決(写真パロディ事件第1次上告審 昭和55.3.28)を含む多数の判例によって、広く受け入れられている実務的な判断基準が示されています。例えば、[1]主従関係:引用する側とされる側の双方は、質的量的に主従の関係であること [2]明瞭区分性:両者が明確に区分されていること [3]必然性:なぜ、それを引用しなければならないのかの必然性が該当します。 (出典元:http://bushclover.code.ouj.ac.jp/c-edu/answer.asp?Q_ID=0000268) Q:「禁転載」の注意書きがあるものは引用できないのでしょうか。 A: 公表された著作物は「引用」して利用することができます(第32条第1項)ので、この規定に該当する利用であれば、仮に「禁転載」等の表示があったとしても、著作権侵害にはなりません。「禁転載」等の表示により転載ができないのは、通常の引用の範囲を超えた大幅な転載を認めている、[1]国、地方公共団体等の作成する広報資料等を説明の材料として、新聞・雑誌等の刊行物に転載する場合(第32条第2項)、[2]新聞又は雑誌に掲載して発行された時事問題の論説を他の新聞・雑誌に転載し又は放送・有線放送する場合(第39条第1項)に限られています。なお、この場合であっても、通常の引用ができることは言うまでもありません。 |
本ページ内の私が記述した箇所については転載自由です。MBSに著作権がある箇所を転載する場合は上記載等の引用に関する法律を守って下さい。
浜村氏の話術の特徴の1つに「記事や文章に元々書いてある言葉をそのまま読まず、“無闇矢鱈(むやみやたら)と”言い変え(※)たがる」ということが挙げられます。本人が意味を知らない言葉でも無理やり出鱈目に言い変えてしまいます。本ページ後半の「 浜村淳の迷作ギャラーリー」コーナーでは、明らかに不適切な言い変え例を多数示しています。お読み頂ければ「無闇矢鱈」と表現する理由がご理解頂けると思います。
※ 本ページでは「浜村氏の言い換え」の内、「不適切な言い換え」を「言い変え」と表記しています。
本ページ後半の「 浜村淳の迷作ギャラーリー」コーナーでは、「浜村氏の不適切な言い変え」の実例を多く示しています。しかし実際に放送中におこなわれている「言い変え」の数はそれらの比ではありません。
ここでは、「 浜村淳の迷作ギャラーリー」コーナーでは特に指摘していない、“不適切さの度合いがちょっと小さい”例をいくつか一覧で示しています。実際に放送中におこなわれている「言い変え」の内のほんの、ほんの一部です。実際の放送中で浜村氏は、教科書に載っていない言葉は殆ど全てじゃないかと“思えるほど”、本当に次から次へと出典元記事の言葉を言い変えます。
ここまでを読んで「わかりやすくする為に説明を加えるのは別にいいんじゃないの?」との思いを持たれる方もいると思います。特に放送を聴いたことがない方の中にそのような方が多いと思います。しかし浜村氏の言い変えは「説明の一種」と言えるものではありません。殆どの場合、元の言葉を消してしまいます。下に示した表の右側だけを話し、元の言葉が何なのかを全く示さないことが殆どです。
表 1:言葉の言い変え例(頻出)
言い変える前の言葉 |
言い変えた後の言葉 |
クイズの選択肢 |
ヒント |
損害賠償 |
損害をまどう |
慰謝料 |
慰め料 |
送料 |
送り料 |
追徴税 |
追い打ちの税金 |
表 2:言葉の言い変え例(使用頻度はそれほど高くない)
言い変える前の言葉 |
言い変えた後の言葉 |
筆舌に尽くし難い |
筆にも言葉にも尽くしがたい |
重賞 |
主なレース |
国防費 |
国をまもるお金 |
末端価格 |
一番端っこへゆきわったときの値段 |
暫定的に |
当分の間 |
ノンフィクションライター |
実際におこったできごとを本に書きます作家 |
抑止力 |
周りの国々に対する抑え |
財源 |
どっから金をだすか、源 |
個人事業 |
自分個人でやっている仕事 |
北東側 |
ひがしきた側 |
人心一新 |
人々の気持ちがさーっと綺麗になって |
幕内最多勝記録 |
幕内で最もたくさん勝った記録(「
浜村淳の迷作ギャラーリー」の引用にも含まれています) |
同僚 |
おんなじ勤め、おんなじお仲間(「
浜村淳の迷作ギャラーリー」の引用にも含まれています) |
「 浜村淳の迷作ギャラーリー」コーナーで不適切だと指摘したものはこんなレベルじゃございません。
本ページ後半の「 浜村淳の迷作ギャラーリー」コーナーでは浜村氏の間違いの程度を5段階のレベルで表しています。
表 3:間違いのランク付け
レベル |
レベルの省略表記 |
説明 |
レベル0 |
L0 |
たとえNHKでも局員以外の発言であれば訂正しないレベル。話に何らかのおかしな点があることを示す |
レベル1 |
L1 |
比較的小さな間違いだがNHKなら誰が話したものであれ即刻訂正するレベル |
レベル2 |
L2 |
たとえ民放であっても、他局のテレビのニュース番組やニュース解説コーナーであれば訂正がおこなわれるレベル |
レベル3 |
L3 |
たとえバラエティ番組であっても、民放他局では訂正がおこなわれるレベル。ただしレベル4に該当するものは除く |
レベル4 |
L4 |
放送事故レベル。レベル3よりもっと強いレベル。いくら民放で、どんなに自由さを売りにしている番組であっても訂正しないなど常識的には到底考えられないレベル。個人の名誉を毀損している等のケース |
● レベル0については、レベル1以上だけを載せる場合よりももう少し詳しくこの番組の実態を知らせるために掲載しています。このレベルは「明確な間違いではない。だけど何かがおかしい」という内容を表します。
● 「 浜村淳の迷作ギャラーリー」の具体例の見出しに「単純な間違い」と銘打ったものがあります。これは間違っているのは明らかで訂正は必要ですが、その間違いによる害はあまり心配する必要がない場合に使用する見出しです。「簡単な間違い」は、それよりちょっと深刻な場合に使用する見出しです。
本ページは浜村淳氏による公共の放送の私物化の記録であり、かつ毎日放送の放送局としての義務を半ば放棄した事なかれ主義の記録でもあります。
本ページはもちろん一般の方に読んで頂いて結構ですが、MBSのコンプライアンス部門およびラジオ部門の方、BPOに関わる方、あるいはライバル局の方に特に読んで頂きたい内容です。
浜村淳氏にも出来れば読んで頂きたいですが、多分、内容の一部を浜村氏は理解できないと思います。全部理解できるくらいならこれほど「迷作」が多数発生しないと思います。
この番組をこのまま何の改善もせずに放送を続けるべきではないことは明らかです。
ここから提案
私は年齢が高くなっても活躍を続ける方を否定する考えは全くありません。本ページは表面上は浜村淳氏の批判のように見えるかもしれません。しかし問題の責任は100%MBSにあります。本ページで挙げた問題点は全て“MBSの対応次第で”解消すると思います。
早い話、浜村氏の怒りを買うことを恐れずに遠慮なく浜村氏の話を訂正できる人をアシスタントにつければいいんです。今までのアシスタントの選択基準は「浜村氏にケチをつけない人」だったのかもしれません。だとすると大きな方向転換となりますが、選択の余地はないでしょう。よくしゃべる記者をアシスタントにつけたりすると番組の雰囲気が変わってしまうでしょうが、それはもう仕方がないでしょう。
ただアシスタントを変えるだけではなく浜村氏のスタジオ内での姿勢も今より謙虚なものに変わってもらう必要があります。もちろん浜村氏には現状の放送内容では放送法に違反していることをよく理解してもらうわなければなりません。これをやらずにアシスタントだけを変えると放送が放送の体をなさないものに変わってしまうかもしれません。
本来は今のような状態になる前に周囲より飛び抜けて高齢の浜村氏自身が自ら進んで謙虚にならなければならなかったと思います。浜村氏は周りに対して「文句とか訂正があったら絶対に遠慮なく言ってくれ」と繰り返し声をかけた方が良かったと思います。それが年齢差のある人間とうまくやっていくコツだと思います。
hamaheya @ mail.goo.ne.jp 「浜村淳のへやの管理人」宛でお願いします。
「毎日放送です。正直申してこのページの存在は恥ずかしいです。現在は、常態化していた放送法違反を放置しない体制にすっかり改善済みです。ついてはこのページそのもの、もしくは中身を削除して頂けませんか」みたいなメールを頂けることを期待しております。
上記は最初にこのページを公開した時点から既に載っけています。このままMBSが「王様、裸ですよ」と言えないままならこのページの公開を続けるつもりでいます(URLは変えるかもしれませんが)。
TOC \o "1-9" \l 1-9 \n 2-3 \h 目次
1.聴取率(≒経営面)だけを優先して、低知能老人の暴走(誤解・間違いだらけのニュース解説(特に政治・経済・国際・司法分野))を放置してしまっているMBS毎日放送
ストリーミング放送2009年1月21日分・12分50秒頃・L4 被害者・遺族に対して酷い名誉毀損(名古屋闇サイト殺人事件)
ストリーミング放送2009年2月12日分・05分55秒頃・L4 人違いして無関係の人を何度も容疑者と(秋本久雄の結婚詐欺)
ストリーミング放送2009年8月25日分39分・20秒頃・L2 簡単な間違い(南米の南にカリブ海)
ストリーミング放送2009年8月25日分39分・25秒頃・L2 簡単な間違い(ブラッド・ピット)
ストリーミング放送2009年8月26日分・46分15秒頃・L2 下手な作り話
ストリーミング放送2009年8月26日分・50分10秒頃・L2 下手な作り話
ストリーミング放送2009年8月31日分・32分25秒頃・L2 単純な間違い(10年度→平成10年度)
ストリーミング放送2009年8月31日分・36分15秒頃・L3 孫文が中華人民共和国を建国
ストリーミング放送2009年9月7日分・39分35秒頃・L2 不適切な言い変え(正規労働者→正しい労働者)
ストリーミング放送2009年9月8日分・07分45秒頃・L3 孫文が中華人民共和国を建国
ストリーミング放送2009年9月8日分・11分40秒頃・L2 不正確(高校を無料にする)
ストリーミング放送2009年9月8日分・31分20秒頃・L2 不適切な言い変え(凍傷→酷い霜焼け)
ストリーミング放送2009年9月10日分・53分05秒頃・L3 不適切な話(覚醒剤)
ストリーミング放送2009年9月14日分・00分30秒頃・L1 不適切な言い変え(ナンペイ事件:パート店員→アルバイト店員)
ストリーミング放送2009年9月14日分・39分40秒頃・L1 推定は推定だと分かるように
ストリーミング放送2009年9月14日分・45分45秒頃・L2 単純な間違い(田中美絵子→田中ちえこ)
ストリーミング放送2009年9月18日分・21分05秒頃・L3 覚醒剤に関する非常に不適切な説明
ストリーミング放送2009年9月18日分・46分10秒頃・L2 無駄なダムの数が143
ストリーミング放送2009年9月28日分・07分55秒頃・L2 簡単な間違い(石田靖が松竹所属)
ストリーミング放送2009年9月28日分・40分10秒頃・L1 不適切な省略(指導者としての出発点→出発点)
ストリーミング放送2009年9月30日分・34分15秒頃・L3 何言うとんねん!(厳密に言うとなどと言う場合ではない)
ストリーミング放送2009年10月2日分・11分55秒頃・L1 言い間違いを繰り返す(バイシクルシート)
ストリーミング放送2009年10月2日分・21分35秒頃・L2 中国語の読み
ストリーミング放送2009年10月7日分・01分00秒頃・L2 アシスタントの訂正を無視
ストリーミング放送2009年10月12日分・13分10秒頃・L2 野村克也の発言を真逆に伝える
ストリーミング放送2009年10月13日分・20分05秒頃・L2 誤解(最低年俸)
ストリーミング放送2009年10月14日分・14分55秒頃・L1 単純な間違い(日本リーグ)
ストリーミング放送2009年10月14日分・30分30秒頃・L1 不適切な言い変え(日吉駅→東京の駅)
ストリーミング放送2009年10月16日分・09分00秒頃・L2 そんなことするわけないやろって話を作っている
ストリーミング放送2009年10月19日分・35分10秒頃・L0 不適切な省略(野手が12人→12人)
ストリーミング放送2009年10月19日分・35分50秒頃・L0 異常な会話
ストリーミング放送2009年10月20日分・19分05秒頃・L1 出鱈目解釈と逆ギレ
ストリーミング放送2009年10月21日分・49分50秒頃・L0 バランスを欠く(些細なことですが)
ストリーミング放送2009年10月22日分・12分30秒頃・L0 意図を取り違え
ストリーミング放送2009年10月26日分・37分15秒頃・L0 もうちょっとしっかりと知識を(脳卒中)
ストリーミング放送2009年10月27日分・39分35秒頃・L3 不適切な放送内容(覚醒剤)
ストリーミング放送2009年10月30日分・37分35秒頃・L0 不適切に回答(JAL再建)
ストリーミング放送2009年11月2日分・51分00秒頃・L2 保護責任者遺棄致死(押尾事件)
ストリーミング放送2009年11月2日分・53分45秒頃・L0 バランスを欠く
ストリーミング放送2009年11月4日分・37分10秒頃・L2 不適切な言い変え(一酸化炭素中毒による高度意識障害)
ストリーミング放送2009年11月12日分・13分05秒頃・L2 簡単な間違い(実家は浜田市)
ストリーミング放送2009年11月12日分・49分25秒頃・L0 補足(森繁久彌)
ストリーミング放送2009年11月16日分・06分05秒頃・L2 簡単な間違い(SPをシークレットサービスだと)
ストリーミング放送2009年11月18日分・47分40秒頃・L3 出鱈目話(プラザ合意)
ストリーミング放送2009年11月25日分・44分50秒頃・L2 不適切な言い変え(「政権を左右するキーマンとしての支持率」→「鳩山個人への支持率」)
ストリーミング放送2009年11月27日分・08分20秒頃・L2 不適切な言い変え(責任感が薄い→責任が薄い)
ストリーミング放送2009年11月30日分・20分05秒頃・L3 酷い言い変え(眼窩底骨折→目の奥の骨が砕けた)
ストリーミング放送2009年12月2日分・13分25秒頃・L2 単純な間違い(ひがしこくばら)
ストリーミング放送2009年12月2日分・23分05秒頃・L2 これは差別発言(腹違いの兄弟を本当の兄弟ではないと)
ストリーミング放送2009年12月7日分・47分20秒頃・L2 単純な間違い(大佐の上が大将と)
ストリーミング放送2009年12月7日分・52分25秒頃・L2 間違い大過ぎ
ストリーミング放送2009年12月8日分・20分00秒頃・L1 心臓マッサージ(押尾事件)
ストリーミング放送2009年12月8日分・24分45秒頃・L0 説明不足(押尾事件)
ストリーミング放送2009年12月8日分・34分50秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件)
ストリーミング放送2009年12月8日分・36分45秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件)
ストリーミング放送2009年12月9日分・46分30秒頃・L3 あまりに思慮不足(押尾事件)
ストリーミング放送2009年12月11日分・40分35秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件)
ストリーミング放送2009年12月17日分・29分55秒頃・L2 言い変え過ぎ(ベーブ・ルースの呪い)
ストリーミング放送2009年12月18日分・29分35秒頃・L2 暫定税率は24、5年
ストリーミング放送2009年12月18日分・30分35秒頃・L2 暫定税率は25年
ストリーミング放送2009年12月21日分・58分20秒頃・L2 暫定税率は24、5年
ストリーミング放送2009年12月22日分・42分10秒頃・L3 解説が真逆(呼吸器外し事件)
ストリーミング放送2009年12月22日分・54分25秒頃・L2 軽油に揮発油税
ストリーミング放送2009年12月22日分・54分35秒頃・L2 暫定税率は14、5年
ストリーミング放送2009年12月23日分・43分15秒頃・L2 勘違いは浜村氏の方
ストリーミング放送2009年12月23日分・46分10秒頃・L3 説明が逆(1ヶ月ルール)
ストリーミング放送2009年12月24日分・50分20秒頃・L2 簡単な間違い(2人ともスナック勤め)
ストリーミング放送2009年12月25日分・30分20秒頃・L2 記事をまともに読めていない
ストリーミング放送2009年12月25日分・38分25秒頃・L2 自分の間違いを首相になすりつけ
ストリーミング放送2009年12月25日分・44分30秒頃・L2 簡単な間違い(テープ起こし→リライト)
ストリーミング放送2010年1月5日分・22分55秒頃・L0 周りが凍りついたやりとり
ストリーミング放送2010年1月5日分・25分20秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件)
ストリーミング放送2010年1月5日分・51分35秒頃・L2 政党と政権
ストリーミング放送2010年1月5日分・54分35秒頃・L0 日本医師会の方針
ストリーミング放送2010年1月5日分・55分35秒頃・L3 調査・解決することを整備新幹線
ストリーミング放送2010年1月7日分・05分55秒頃・L2 アンカツを蔑称視
ストリーミング放送2010年1月8日分・25日35秒頃・L2 やけっぽくい
ストリーミング放送2010年1月8日分・27分25秒頃・L2 やけっぽくい
ストリーミング放送2010年1月12日分・03分00秒頃・L0 下読みしていないから紛らわしい
ストリーミング放送2010年1月12日分・03分25秒頃・L3 不適切な言い変え(全員、大怪我はなかった)
ストリーミング放送2010年1月13日分・27分50秒頃・L4 これもかなり名誉を毀損してます
ストリーミング放送2010年1月13日分・32分00秒頃・L0 不適切、非常識
ストリーミング放送2010年1月13日分・20分20秒頃・L2 記事にそうは書いていない(イスタンブールの病院のお医者さん3人)
ストリーミング放送2010年1月13日分・22分20秒頃・L2 記事にそうは書いていない
ストリーミング放送2010年1月19日57分・20秒頃・L2 不適切な言い変え(メジャーデビュー→結成された)
ストリーミング放送2010年1月21日分・16分40秒頃・L2 同時期です(神戸大丸とオール大丸)
ストリーミング放送2010年1月21日分・17分35秒頃・L3 死者の名誉を毀損してます
ストリーミング放送2010年1月21日分・19分55秒頃・L2 血行障害
ストリーミング放送2010年1月21日分・32分25秒頃・L2 和歌山毒物カレー事件を未解決事件だと
ストリーミング放送2010年1月21日分・34分50秒頃・L2 バトンルージュ
ストリーミング放送2010年1月22日分・15分50秒頃・L2 負け越しと角番
ストリーミング放送2010年1月25日分・35分20秒頃・L2 保護責任者遺棄致死
ストリーミング放送2010年2月2日分・12分30秒頃・L2 酷い解説(相撲協会の理事)
ストリーミング放送2010年2月8日分・12分00秒頃・L1 現役のスター選手です
ストリーミング放送2010年2月8日分・39分50秒頃・L2 誤報(もう少しきちんと記事を読まないと)
ストリーミング放送2010年2月8日分・42分20秒頃・L2 誤報(もう少しきちんと記事を読まないと)
ストリーミング放送2010年2月8日分・44分25秒頃・L2 知らないのにテキトーな説明
ストリーミング放送2010年2月10日分・50分10秒頃・L2 スタッフと記事の読み合わせが必要でしょう
ストリーミング放送2010年2月15日分・53分10秒頃・L2 正確に報じましょう
ストリーミング放送2010年2月16日分・18分15秒頃・L2 元日本代表ではありません
ストリーミング放送2010年2月17日分・21分00秒頃・L1 事情を知らないのに勝手に言い変え
ストリーミング放送2010年2月17日分・41分15秒頃・L1 これも確かに間違い
ストリーミング放送2010年2月22日分・24分25秒頃・L2 年齢の間違い
ストリーミング放送2010年2月22日分・47分30秒頃・L2 これも間違い(元アナウンサー)
ストリーミング放送2010年2月23日分・43分20秒頃・L2 西暦・和暦を取り違え
ストリーミング放送2010年2月23日分・50分15秒頃・L2 結合双生児に関して
ストリーミング放送2010年2月26日分・47分40秒頃・L2 んなわけないでしょ
ストリーミング放送2010年3月1日分・28分05秒頃・L2 固有名詞の読み間違い(東南海地震)
ストリーミング放送2010年3月1日分・32分25秒頃・L2 大切な固有名詞を消してはいけない
ストリーミング放送2010年3月1日分・38分45秒頃・L2 勝手に付け足す前にチェックを
ストリーミング放送2010年3月2日分・53分45秒頃・L1 間違った解説(大淀病院事件)
ストリーミング放送2010年3月5日分・24分15秒頃・L2 保護責任者遺棄
ストリーミング放送2010年3月5日分・48分20秒頃・L1 これも確かに間違い
ストリーミング放送2010年3月5日分・51分10秒頃・L2 単純な間違い(酢酸)
ストリーミング放送2010年3月5日分・52分00秒頃・L2 モナコに海がないと
ストリーミング放送2010年3月9日分・05分45秒頃・L2 単純な間違い(年齢)
ストリーミング放送2010年3月9日分・52分15秒頃・L0 バランスを欠く(普天間移転)
ストリーミング放送2010年3月17日分・19分30秒頃・L2 西暦・和暦を間違う
ストリーミング放送2010年3月17日分・21分25秒頃・L0 バランスを欠く(高校授業料)
ストリーミング放送2010年3月22日分・26分05秒頃・L2 不適切な状況説明(普天間)
ストリーミング放送2010年3月22日分・30分05秒頃・L2 不適切な状況説明(普天間・無理やり説得されて)
ストリーミング放送2010年3月23日分・18分00秒頃・L2 これも誤報です(アメリカで国民健康保険)
ストリーミング放送2010年3月23日分・45分45秒頃・L2 モナコに海がないと
ストリーミング放送2010年3月25日分・13分00秒頃・L2 しんじょうたけしがベンツをプレゼント
ストリーミング放送2010年3月26日分・28分55秒頃・L0 説明不足(浜田国会対策筆頭委員長)
ストリーミング放送2010年3月29日分・03分40秒頃・L2 んなわけない(ブログで有名になったと)
ストリーミング放送2010年3月29日分・05分00秒頃・L2 誤解のオンパレード
ストリーミング放送2010年4月1日分・09分20秒頃・L0 東山紀之を熟年呼ばわり
ストリーミング放送2010年4月2日分・39分45秒頃・L0 スタッフの怠慢(アキハバラ)
ストリーミング放送2010年4月6日分・17分50秒頃・L2 きちんと記事を読んで下さい
ストリーミング放送2010年4月7日分・15分45秒頃・L2 不適切な言い変え((覚醒剤密輸による)麻薬密輸罪→麻薬を運んだ)
ストリーミング放送2010年4月7日分・23分30秒頃・L2 不適切な言い変え((覚醒剤密輸による)麻薬密輸罪→麻薬を密輸)
ストリーミング放送2010年4月8日分・35分50秒頃・L2 見苦しい強情張り
ストリーミング放送2010年4月8日分・36分50秒頃・L2 子宮癌と子宮頸癌を取り違え(時代遅れ)
ストリーミング放送2010年4月9日分・16分00秒頃・L2 国内での性転換手術
ストリーミング放送2010年4月12日分・47分05秒頃・L1 着陸の最終決定権
ストリーミング放送2010年4月12日分・49分40秒頃・L0 不適切な状況説明(カティンの森事件)
ストリーミング放送2010年4月12日分・49分45秒頃・L2 全くの事実誤認(カティンの森事件)
ストリーミング放送2010年4月12日分・50分10秒頃・L2 事実誤認による不適切な説明(カティンの森事件)
ストリーミング放送2010年4月13日分・42分05秒頃・L0 些細な間違い
ストリーミング放送2010年4月14日分・10分10秒頃・L2 人名の読み方の間違い(やすごうち)
ストリーミング放送2010年4月14日分・32分05秒頃・L3 スポーツ紙の見出しを事実だと
ストリーミング放送2010年4月15日分・42分30秒頃・L2 クーデターを政治改革と
ストリーミング放送2010年4月16日分・10分45秒頃・L1 CD-ROM?
ストリーミング放送2010年4月16日分・53分00秒頃・L0 バランスを欠く(北島康介の話題)
ストリーミング放送2010年4月21日分・45分55秒頃・L3 映画アポロ13の話
ストリーミング放送2010年4月22日分・48分10秒頃・L2 総理発言を勝手に言い変え
ストリーミング放送2010年4月23日分・40分10秒頃・L2 不適切な言い変え((予後不良状態での)治療費500万円→治るまで500万円)
ストリーミング放送2010年5月6日分・39分25秒頃・L2 国債と外債を相対する意味だと説明
ストリーミング放送2010年5月6日分・47分00秒頃・L2 V字型の杭
ストリーミング放送2010年5月7日分・40分35秒頃・L1 オリンピック発祥の経緯
ストリーミング放送2010年5月7日分・53分00秒頃・L2 国債と外債を相対する意味だと説明
ストリーミング放送2010年5月11日分・31分05秒頃・L2 単純な間違い(デーモン小暮殿下)
ストリーミング放送2010年5月12日分・00分35秒頃・L3 これは捏造(石川遼がAKBが好きと言った)
ストリーミング放送2010年5月12日分・24分00秒頃・L2 もう少し状況を理解しましょう(パロマ工業事件)
ストリーミング放送2010年5月13日分・02分10秒頃・L2 あり得ない創作は駄目
ストリーミング放送2010年5月18日分・34分40秒頃・L0 酷い!!
エアチェック2010年5月19日放送分・55分20秒頃・L2 基本的な誤解(口蹄疫)
エアチェック2010年5月19日放送分・56分20秒頃・L3 誤解+勝手な付け足し(口蹄疫)
エアチェック2010年5月20日放送分・39分15秒頃・L2 国会議員の特典
エアチェック2010年5月20日放送分・50分30秒頃・L2 公共の放送の理解がイマイチ
エアチェック2010年5月20日放送分・52分35秒頃・L2 地名の読み間違い(かす)
エアチェック2010年5月21日放送分・19分35秒頃・L3 口蹄疫ワクチン接種の目的
エアチェック2010年5月21日放送分・20分40秒頃・L3 口蹄疫ワクチン接種の目的
エアチェック2010年5月21日放送分・30分05秒頃・L1 説明不足(長州)
エアチェック2010年5月21日放送分・55分15秒頃・L3 事実誤認(汚水点滴事件)
エアチェック2010年5月24日放送分・21分35秒頃・L2 人名の読み間違い(あのうまつ)
エアチェック2010年5月25日放送分・08分05秒頃・L3 最も発生し難い間違いが発生
エアチェック2010年5月25日放送分・12分00秒頃・L1 記憶力不足
エアチェック2010年5月25日放送分・53分15秒頃・L2 49頭の中に忠富士
エアチェック2010年5月25日放送分・56分05秒頃・L2 49頭の中にエース級の5頭
エアチェック2010年5月25日放送分・58分15秒頃・L3 口蹄疫ワクチン接種の目的
エアチェック2010年5月26日放送分・47分05秒頃 珍しい正式な訂正
エアチェック2010年5月26日放送分・58分00秒頃・L2 言い間違い放置
エアチェック2010年5月27日放送分・35分40秒頃・L2 間違った作り話(俳優の放火)
エアチェック2010年5月27日放送分・44分10秒頃・L2 間違った作り話(郵便不正事件)
エアチェック2010年5月27日放送分・45分55秒頃・L2 間違った作り話(郵便不正事件)
エアチェック2010年5月28日放送分・09分15秒頃・L2 年寄の意味
エアチェック2010年5月28日放送分・15分30秒頃・L2 不適切に言い変え(動画が再生できる→動いている絵をそのまま取り込んで再生)
エアチェック2010年5月28日放送分・41分10秒頃・L2 マツジュンはいかんと(おかしな考え)
エアチェック2010年6月1日放送分・14分10秒頃・L2 何故知らない?
エアチェック2010年6月1日放送分・21分25秒頃・L1 保険を理解していない
エアチェック2010年6月2日放送分・18分20秒頃・L2 「Butterfly」と「Ring a Ding Dong」を取り違え
エアチェック2010年6月2日放送分・1時間00分50秒頃・L2 ストップ高を誤解説
エアチェック2010年6月3日放送分・14分45秒頃・L1 単純な間違い(ふかづえり)
エアチェック2010年6月3日放送分・21分05秒頃・L0 補助する人が必要では?
エアチェック2010年6月3日放送分・23分55秒頃・L3 勝手に橋下発言
エアチェック2010年6月3日放送分・29分20秒頃・L0 和暦:西暦?
エアチェック2010年6月3日放送分・56分50秒頃・L3 出鱈目・鳩山辞任経緯
エアチェック2010年6月3日放送分・1時間03分15秒頃・L3 小林ちよの
エアチェック2010年6月4日放送分・17分15秒頃・L2 マルサを蔑称視
エアチェック2010年6月4日放送分・28分15秒頃・L2 贈与税と相続税を取り違え
エアチェック2010年6月4日放送分・30分55秒頃・L2 贈与税と相続税を取り違え
エアチェック2010年6月4日放送分・48分40秒頃・L3 ここ14年の首相は全員、首相の子または孫
エアチェック2010年6月7日放送分・14分00秒頃・L2 女子アナ自ら断ると
エアチェック2010年6月7日放送分・52分45秒頃・L3 枝野氏の役職を取り違え
エアチェック2010年6月8日放送分・43分20秒頃・L2 制限漢字
エアチェック2010年6月8日放送分・44分40秒頃・L3 加地教授の意見にも制限漢字
エアチェック2010年6月9日放送分・26分20秒頃・L3 長州(藩)と長門国を混同
エアチェック2010年6月9日放送分・29分05秒頃・L2 毛利さだひさ
エアチェック2010年6月10日放送分・19分15秒頃・L3 中間発表?
エアチェック2010年6月10日放送分・25分15秒頃・L0 「リベンジ」を不適切に言い変え
エアチェック2010年6月10日放送分・38分05秒頃・L2 代わって…
エアチェック2010年6月10日放送分・49分05秒頃・L2 JR、SUICA
エアチェック2010年6月10日放送分・51分25秒頃・L3 JR東日本社員が不正をしたと誤解を与えかねない
エアチェック2010年6月10日放送分・54分30秒頃・L2 勝手に三重県と
エアチェック2010年6月10日放送分・56分35秒頃・L3 自治体名を取り違え(玉野市→岡山市)
エアチェック2010年6月10日放送分・58分05秒頃・L3 自分の意見をまるで新聞からの引用のように
エアチェック2010年6月11日放送分・21分10秒頃・L2 「控訴」を言い変え
エアチェック2010年6月11日放送分・21分35秒頃・L2 障害者等級の見直し(全然記事を読めてなくて出鱈目話)
エアチェック2010年6月11日放送分・26分10秒頃・L2 テキトー解説(国会会期延長理由)
エアチェック2010年6月11日放送分・29分05秒頃・L2 持株会社(郵政改革法案の中身を誤解説)
エアチェック2010年6月11日放送分・30分10秒頃・L2 郵政改革法案の中身を誤解説
エアチェック2010年6月11日放送分・36分20秒頃・L3 弁護士事務所名を不適切に言い変え
エアチェック2010年6月11日放送分・40分10秒頃・L2 Nシステムの用途
エアチェック2010年6月11日放送分・50分00秒頃・L0 口蹄疫ワクチンの説明
エアチェック2010年6月14日放送分・22分10秒頃・L1 中村七之助を大衆演劇の役者と
エアチェック2010年6月14日放送分・27分00秒頃・L0 アキバハラ
エアチェック2010年6月14日放送分・34分15秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星)
エアチェック2010年6月14日放送分・35分50秒頃・L0 揉め事
エアチェック2010年6月14日放送分・41分40秒頃・L3 また映画アポロ13の話
エアチェック2010年6月14日放送分・44分35秒頃・L0 何が世界で初めて?
エアチェック2010年6月15日放送分・54分55秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星)
エアチェック2010年6月15日放送分・56分50秒頃・L1 イトカワ発見を10年前と
エアチェック2010年6月15日放送分・57分35秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星)
エアチェック2010年6月16日放送分・02分00秒頃・L0 直ぐに死んだのに大怪我
エアチェック2010年6月16日放送分・13分50秒頃・L2 こんな批判は受けてない
エアチェック2010年6月16日放送分・14分55秒頃・L2 不適切な言い変え(身体能力→体)
エアチェック2010年6月18日放送分・03分05秒頃・L2 不適切な言い変え(リポーター→アナウンサー)
エアチェック2010年6月18日放送分・08分00秒頃・L2 不適切な言い変え(ババリアのタグがついた→ババリアという文字が見える)・勝手な展開
エアチェック2010年6月18日放送分・34分20秒頃・L2 フル日本代表ではない
エアチェック2010年6月18日放送分・52分35秒頃・L2 述語がすり変わっている
エアチェック2010年6月21日放送分・11分05秒頃・L2 作った会話がちょっとおかしい
エアチェック2010年6月21日放送分・18分45秒頃・L1 単純な間違い(あのまつ部屋)
エアチェック2010年6月21日放送分・53分45秒頃・L1 単純な間違い(ちょうせい会長)
エアチェック2010年6月22日放送分・41分15秒頃・L2 単純な間違い(わしゅうざん)
エアチェック2010年6月22日放送分・42分30秒頃・L3 武蔵川理事長の意見を捏造
エアチェック2010年6月22日放送分・50分25秒頃・L2 単純な間違い(人名)
エアチェック2010年6月22日放送分・52分55秒頃・L2 相撲の懸賞金
エアチェック2010年6月22日放送分・1時間01分20秒頃・L0 こじつけ記事を放送で肯定してはいけない
エアチェック2010年6月23日放送分・28分15秒頃・L2 テキトー説明(力士報奨金)
エアチェック2010年6月24日放送分・07分20秒頃・L3 話を作り過ぎ(ファンタジーになっている)
エアチェック2010年6月24日放送分・20分55秒頃・L2 本場所中止
エアチェック2010年6月24日放送分・34分55秒頃・L2 簡単な間違い
エアチェック2010年6月25日放送分・04分35秒頃・L2 不適切な言い変え(ろう者→言葉が不自由)
エアチェック2010年6月25日放送分・21分10秒頃・L2 損害賠償と慰謝料を混同
エアチェック2010年6月25日放送分・23分20秒頃・L0 共著強要と論文盗作は別の話
エアチェック2010年6月25日放送分・35分45秒頃・L1 読み方の乱れ
エアチェック2010年6月28日放送分・11分55秒頃・L2 不適切な言い変え(「退職慰労金」→「退職金、あるいは慰め金」)
エアチェック2010年6月28日放送分・19分40秒頃・L2 いい加減すぎ(既に懲戒処分を受けたと)
エアチェック2010年6月28日放送分・25分50秒頃・L0 おかしな論理(わかってないから?)
エアチェック2010年6月28日放送分・31分10秒頃・L2 不適切な言い変え(付け人頭→一番弟子)
エアチェック2010年6月28日放送分・44分45秒頃・L2 誤った記憶
エアチェック2010年6月29日放送分・27分30秒頃・L2 時期が出鱈目
エアチェック2010年6月29日放送分・36分25秒頃・L3 見苦しい出任せの嘘で取り繕う
エアチェック2010年6月29日放送分・53分25秒頃・L2 日本語がおかし過ぎ
エアチェック2010年6月29日放送分・1時間01分40秒頃・L0 放送で取り上げるべきではない記事
エアチェック2010年6月30日放送分・10分25秒頃・L1 簡単な間違い(年齢)
エアチェック2010年7月1日放送分・50分30秒頃・L0 バランスを欠く(消費税増税)
エアチェック2010年7月1日放送分・51分05秒頃・L0 たちの悪い選択
エアチェック2010年7月2日放送分・07分25秒頃・L3 既に払い戻しをおこなっていると
エアチェック2010年7月2日放送分・20分45秒頃・L0 2chに韓国語用があると
エアチェック2010年7月2日放送分・25分45秒頃・L2 鈴木オートを運送店と
エアチェック2010年7月2日放送分・42分10秒頃・L0 越後屋
エアチェック2010年7月6日放送分・03分30秒頃・L3 唖然とする言い変え(大会運営団体→プロダクション)
エアチェック2010年7月6日放送分・26分50秒頃・L3 出鱈目な(実際と異なる)作り話
エアチェック2010年7月6日放送分・50分05秒頃・L0 いつまでも放置というのも……
エアチェック2010年7月7日放送分・02分30秒頃・L0 いつまでも放置というのも……
エアチェック2010年7月7日放送分・17分20秒頃・L0 読解力の問題
エアチェック2010年7月7日放送分・19分00秒頃・L0 出鱈目解釈(NHKにかかってきた電話)
エアチェック2010年7月7日放送分・27分10秒頃・L2 ゆるキャラ
エアチェック2010年7月7日放送分・49分10秒頃・L1 報道機関の範囲(ゆうパック遅配)
エアチェック2010年7月8日放送分・18分15秒頃・L0 出鱈目解釈(NHKにかかってきた電話)
エアチェック2010年7月8日放送分・22分20秒頃・L0 理事長代行設置のニュースを失念?
エアチェック2010年7月8日放送分・30分45秒頃・L2 相撲の懸賞金
エアチェック2010年7月8日放送分・50分25秒頃・L2 訂正が更に間違い(相撲の懸賞金)
エアチェック2010年7月9日放送分・54分20秒頃・L2 不正確(ゆうパック遅配)
エアチェック2010年7月9日放送分・57分00秒頃・L2 報道機関の範囲(ゆうパック遅配)
エアチェック2010年7月12日放送分・12分15秒頃・L0 放送と新聞は違う
エアチェック2010年7月13日放送分・03分30秒頃・L1 少し正しくない説明(ブックメーカーは博打の名前)
エアチェック2010年7月14日放送分・34分40秒頃・L2 つあーこんさーと
エアチェック2010年7月14日放送分・58分10秒頃・L0 客観的な視点に欠ける(民間種牛殺処分問題)
エアチェック2010年7月15日放送分・15分45秒頃・L2 「一部については」が抜けたから出鱈目になってる(トヨタ車急加速事故)
エアチェック2010年7月16日放送分・10分00秒頃・L0 読字障害?
エアチェック2010年7月16日放送分・11分15秒頃・L1 三船敏郎死去は宝田明の若い頃
エアチェック2010年7月16日放送分・29分45秒頃・L0 スタッフは説明するべき
エアチェック2010年7月16日放送分・30分40秒頃・L0 スタッフは説明するべき
エアチェック2010年7月16日放送分・32分05秒頃・L1 変な思い込みがあるようです
エアチェック2010年7月16日放送分・35分50秒頃・L0 何かの勘違いか?
エアチェック2010年7月16日放送分・37分10秒頃・L0 役員の一部だとの説明が抜けている
エアチェック2010年7月16日放送分・38分05秒頃・L3 所得税も1円も払っていないと誤解させてはいけない
エアチェック2010年7月16日放送分・39分05秒頃・L3 日産自動車のイメージを侵害
エアチェック2010年7月16日放送分・42分30秒頃・L4 即刻要訂正
エアチェック2010年7月16日放送分・50分50秒頃・L3 この不起訴不当の説明は明らかに×
エアチェック2010年7月19日放送分・12分55秒頃・L2 個体識別用マイクロチップを出鱈目説明
エアチェック2010年7月20日放送分・00分50秒頃・L0 変な説明
エアチェック2010年7月20日放送分・10分00秒頃・L2 出鱈目解説(大韓航空機爆破事件)
エアチェック2010年7月20日放送分・15分40秒頃・L0 記憶力が問題
エアチェック2010年7月20日放送分・22分05秒頃・L4 よりによって着火剤の最も危険な使い方を
エアチェック2010年7月21日放送分・19分20秒頃・L2 簡単な間違い
エアチェック2010年7月21日放送分・19分45秒頃・L2 出鱈目説明(大韓航空機爆破事件)
エアチェック2010年7月21日放送分・20分50秒頃・L2 出鱈目説明(大韓航空機爆破事件)
エアチェック2010年7月21日放送分・23分20秒頃・L2 勝手な付け足し(金賢姫来日)
エアチェック2010年7月21日放送分・29分40秒頃・L2 これは酷い
エアチェック2010年7月22日放送分・44分25秒頃・L0 前日の「酷い」の不完全な訂正
エアチェック2010年7月22日放送分・45分30秒頃・L1 記憶力が不足(昨日話したことなのに)
エアチェック2010年7月23日放送分・28分10秒頃・L0 特にそれが有力な説でもないのに
エアチェック2010年7月23日放送分・33分15秒頃・L1 静止写真
エアチェック2010年7月23日放送分・51分40秒頃・L2 出鱈目な説明(大韓航空機爆破事件に対する北朝鮮の主張)
エアチェック2010年7月23日放送分・52分30秒頃・L2 出鱈目な説明(金賢姫の事情聴取)
エアチェック2010年7月23日放送分・53分40秒頃・L2 東京スカイタワー
エアチェック2010年7月23日放送分・53分50秒頃・L2 ヘリコプター会社が怒りそう
エアチェック2010年7月23日放送分・59分00秒頃・L2 単純な読み間違い
エアチェック2010年7月26日放送分・08分10秒頃・L0 アシスタントと聴取者を舐めきった態度(新聞社にも失礼)
エアチェック2010年7月26日放送分・21分50秒頃・L2 珍説(日露戦争とロシア革命の関係)
エアチェック2010年7月27日放送分・16分25秒頃・L0 僅かな違いですが
エアチェック2010年7月27日放送分・18分00秒頃・L2 読みの間違い(めすねこ)
エアチェック2010年7月27日放送分・25分50秒頃・L0 レベルひくー(カタールの男性長寿)
エアチェック2010年7月28日放送分・10分00秒頃・L2 勝手な決めつけはあかんやろ
エアチェック2010年7月28日放送分・14分05秒頃・L1 ふなごしえいじ
エアチェック2010年7月28日放送分・30分05秒頃・L0 もう覚えていないらしい(秋葉原無差別殺傷事件の概要)
エアチェック2010年7月28日放送分・39分25秒頃・L1 何を言っているのやら(アシスタントの意見はまとも)
エアチェック2010年7月29日放送分・00分55秒頃・L1 論理的思考能力ゼロ
エアチェック2010年7月29日放送分・01分25秒頃・L2 勝手に捏造(桑田佳祐の診断経緯)
エアチェック2010年7月29日放送分・02分55秒頃・L2 不適切な言い変え(休む)
エアチェック2010年7月29日放送分・24分45秒頃・L1 いくらなんでもこれはアウト
エアチェック2010年7月29日放送分・27分05秒頃・L3 出鱈目報道(どこをどう読んだのやら)
エアチェック2010年7月29日放送分・42分40秒頃・L1 不適切な言い変え(相応しい)
エアチェック2010年7月29日放送分・47分15秒頃・L0 説明が足りない(多分説明出来ないんだろうけど)
エアチェック2010年7月30日放送分・16分25秒頃・L3 出鱈目話(裁判官が酒井法子に離婚しろと)
エアチェック2010年7月30日放送分・38分25秒頃・L0 不適切な言い変え(来春の出産→子ども産まれそう)
エアチェック2010年7月30日放送分・50分35秒頃・L2 ありえない冒頭
エアチェック2010年8月2日放送分・26分55秒頃・L2 んなわけないやろ(ドアの外側に粘着テープ)
エアチェック2010年8月2日放送分・30分10秒頃・L0 ねぐれすと
エアチェック2010年8月3日放送分・42分15秒頃・L0 あまり適切ではない(杉並区では最高齢)
エアチェック2010年8月3日放送分・58分15秒頃・L2 全然解説になってない(クラスター爆弾)
エアチェック2010年8月4日放送分・10分15秒頃・L2 すごい記憶力
エアチェック2010年8月4日放送分・12分10秒頃・L3 捏造
エアチェック2010年8月4日放送分・17分50秒頃・L2 地名の読み間違い(はたの)
エアチェック2010年8月4日放送分・26分20秒頃・L1 不正確な説明(カメオ出演)
エアチェック2010年8月4日放送分・34分35秒頃・L1 記憶力不足
エアチェック2010年8月4日放送分・57分00秒頃・L3 未確定なのに決めつけ
エアチェック2010年8月5日放送分・03分20秒頃・L2 誤解説(ホメオパシー)
エアチェック2010年8月5日放送分・22分20秒頃・L2 簡単な間違い(ポツダム会談)
エアチェック2010年8月5日放送分・26分30秒頃・L2 本を誤解説(「日本のいちばん長い夏」)
エアチェック2010年8月6日放送分・03分45秒頃・L3 出鱈目話(ポツダム会談)
エアチェック2010年8月6日放送分・18分00秒頃・L2 「バーサーズ」のことを知らなくて誤解説
エアチェック2010年8月6日放送分・56分40秒頃・L2 議員会館が宿泊所だと
エアチェック2010年8月9日放送分・13分25秒頃・L2 出鱈目話(行旅死亡人と失踪者の説明が入り乱れ状態)
エアチェック2010年8月10日放送分・29分00秒頃・L1 記憶力不足
エアチェック2010年8月10日放送分・32分40秒頃・L1 学習能力不足
エアチェック2010年8月10日放送分・36分10秒頃・L3 またやらかす(名古屋闇サイト殺人事件)
エアチェック2010年8月10日放送分・53分40秒頃・L2 不適切な言い変え(施行→成立)
エアチェック2010年8月12日放送分・31分15秒頃・L1 単純な読み間違い
エアチェック2010年8月12日放送分・47分10秒頃・L3 ありえない出鱈目解説(広島小1女児殺害事件)
エアチェック2010年8月12日放送分・56分10秒頃・L1 1ドルは350円
エアチェック2010年8月12日放送分・1時間00分30秒頃・L3 また同じ出鱈目話(プラザ合意)
エアチェック2010年8月13日放送分・04分00秒頃・L2 沢村栄治が左利きだと
エアチェック2010年8月13日放送分・30分45秒頃・L1 正確に言うと間違い(蜂須賀小六は大名に取り立てられて)
エアチェック2010年8月16日放送分・13分05秒頃・L0 無免許で起きた事故なのに何の断りもなしに免許を持っている人を非難
エアチェック2010年8月16日放送分・15分00秒頃・L2 論理的な思考がまるで働いていない
エアチェック2010年8月16日放送分・28分45秒頃・L1 単純な間違い
エアチェック2010年8月16日放送分・30分00秒頃・L2 その知識にほんまに自信があったんかいな?
エアチェック2010年8月16日放送分・37分50秒頃・L1 ブラジルをアフリカ大陸と
エアチェック2010年8月16日放送分・52分15秒頃・L2 なんと75歳なのに玉砕の意味を正しく理解しておらず誤説明
エアチェック2010年8月16日放送分・56分45秒頃・L2 また決めつけ
エアチェック2010年8月17日放送分・33分40秒頃・L1 簡単な言い間違い
エアチェック2010年8月18日放送分・27分00秒頃・L2 プレスリーの兄の名前がアーロンだと
エアチェック2010年8月18日放送分・1時間01分00秒頃・L2 自分の感想を記事に書いてあることのように話した
エアチェック2010年8月19日放送分・51分10秒頃・L2 出鱈目テキトーしゃべり(連合国側と枢軸国側とを混同)
エアチェック2010年8月19日放送分・54分30秒頃・L1 単純な間違い
エアチェック2010年8月19日放送分・54分10秒頃・L2 古畑任三郎でイチローがSMAPと共演と
エアチェック2010年8月20日放送分・04分25秒頃・L1 ふるたて
エアチェック2010年8月20日放送分・40分55秒頃・L2 不適切な言い変えのせいで矛盾した説明
エアチェック2010年8月20日放送分・56分45秒頃・L2 記憶力不足
エアチェック2010年8月20日放送分・57分45秒頃・L3 解説をする遥か以前(のレベル)
エアチェック2010年8月20日放送分・1時間01分05秒頃・L3 歳費返納の対象が本来は全議員だと誤解説
エアチェック2010年8月23日放送分・12分15秒頃・L2 人頭税を明治政府が導入したと
エアチェック2010年8月23日放送分・25分45秒頃・L2 記事の中身をまともに伝えられず、間違いだらけ
エアチェック2010年8月24日放送分・37分40秒頃・L2 年月を取り違え(ショーケンの結婚・離婚)
エアチェック2010年8月24日放送分・46分05秒頃・L1 また故意に用語を完全消去(総代会)
エアチェック2010年8月24日放送分・50分40秒頃・L1 下手な説明(外国人外国人研修制度)
エアチェック2010年8月25日放送分・12分35秒頃・L1 何故か間違う(あおぎ区)
エアチェック2010年8月25日放送分・28分00秒頃・L2 不適切な言い変え連発
エアチェック2010年8月25日放送分・41分40秒頃・L1 二次災害の解説
エアチェック2010年8月25日放送分・47分35秒頃・L1 記憶力・理解力不足
エアチェック2010年8月25日放送分・47分55秒頃・L1 ありがとう娘のミス
エアチェック2010年8月25日放送分・48分55秒頃・L1 スタッフとの話し合いが必要
エアチェック2010年8月26日放送分・11分10秒頃・L2 頭大丈夫かな?(野田聖子妊娠の話題で)
エアチェック2010年8月26日放送分・27分25秒頃・L2 読む力が低すぎ
エアチェック2010年8月26日放送分・53分10秒頃・L2 記憶力低すぎ
エアチェック2010年8月27日放送分・17分35秒頃・L1 また、やけっぽくい
エアチェック2010年8月27日放送分・22分05秒頃・L3 自分の推測を事実であるかのように
エアチェック2010年8月27日放送分・28分40秒頃・L2 記憶力不足あるいは情報収集能力不足
エアチェック2010年8月27日放送分・35分40秒頃・L1 簡単な間違い(民主党サポーターが千円)
エアチェック2010年8月30日放送分・30分15秒頃・L2 まともに新聞を読めていない(多分戸籍制度のことも良くわかっていない)
エアチェック2010年8月30日放送分・34分50秒頃・L2 データベースの意味を正しく理解していない
エアチェック2010年8月30日放送分・37分45秒頃・L2 いろいろ能力不足
エアチェック2010年8月30日放送分・41分00秒頃・L1 不適切な言い変え
エアチェック2010年8月30日放送分・56分35秒頃・L1 ニュース解説者としては情けない
エアチェック2010年8月31日放送分・00分20秒頃・L1 これでは誤りと判定する他はない(スーパー猛暑日)
エアチェック2010年8月31日放送分・03分40秒頃・L2 何で間違うのか、何で訂正しないのか不思議
エアチェック2010年8月31日放送分・12分55秒頃・L0 処理能力の低下
エアチェック2010年8月31日放送分・22分00秒頃・L0 癒着について不味い説明
エアチェック2010年8月31日放送分・30分50秒頃・L0 無期懲役、仮釈放までの年数
エアチェック2010年9月2日放送分・46分50秒頃・L3 小沢一郎の発言を捏造
エアチェック2010年9月2日放送分・56分55秒頃・L1 おおよこづな
エアチェック2010年9月3日放送分・01分20秒頃・L2 読み間違いだが自分で気付けないのがおかしい
エアチェック2010年9月3日放送分・03分40秒頃・L2 執行猶予を不適切に説明
エアチェック2010年9月3日放送分・09分00秒頃・L1 再度同じ間違い
エアチェック2010年9月3日放送分・20分30秒頃・L2 保釈金を誤解説
エアチェック2010年9月3日放送分・23分00秒頃・L1 単純な間違い(MADA)
エアチェック2010年9月3日放送分・25分10秒頃・L2 NGワード
エアチェック2010年9月3日放送分・26分10秒頃・L1 夕方と夜更けの違いがわからないのか?
エアチェック2010年9月3日放送分・31分35秒頃・L3 夢か幻か?
エアチェック2010年9月3日放送分・57分45秒頃・L1 民主党のサポーター
エアチェック2010年9月6日放送分・31分30秒頃・L0 頭がヤバそう
エアチェック2010年9月6日放送分・48分40秒頃・L2 不適切な言い変え(売上シェア→売上)・何とシェアの意味を知らず
エアチェック2010年9月7日放送分・17分50秒頃・L1 アバウトすぎ
エアチェック2010年9月7日放送分・19分00秒頃・L1 なんか不思議な誤解
エアチェック2010年9月7日放送分・25分00秒頃・L1 情報収集力不足
エアチェック2010年9月7日放送分・26分55秒頃・L1 現在に続く戸籍制度が明治以降に設けられたことを理解していない
エアチェック2010年9月7日放送分・29分55秒頃・L2 戸籍だけ残っている所在不明の高齢者に年金が出ていると
エアチェック2010年9月7日放送分・32分10秒頃・L2 戸籍だけ残っている所在不明の高齢者に年金が出ていると
エアチェック2010年9月7日放送分・32分50秒頃・L3 先日番組で取り上げたヨーロッパの耐性菌が帝京大学病院の院内感染の原因だと全くの誤解・誤報
エアチェック2010年9月7日放送分・34分00秒頃・L3 死亡者の数字の意味を誤解説
エアチェック2010年9月7日放送分・34分30秒頃・L0 「正しく」との意識が欠如
エアチェック2010年9月7日放送分・36分35秒頃・L3 多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌とを混同
エアチェック2010年9月7日放送分・40分00秒頃・L3 死亡者の意味を誤解した上でコメントを捏造
エアチェック2010年9月7日放送分・40分35秒頃・L1 何のこっちゃ?
エアチェック2010年9月7日放送分・40分50秒頃・L3 また多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌を混同+不適切な言い変え
エアチェック2010年9月7日放送分・45分05秒頃・L0 記憶力不足
エアチェック2010年9月7日放送分・59分20秒頃・L0 一応訂正(ボンド・カーの車種)
エアチェック2010年9月8日放送分・02分50秒頃・L1 誤解説(写真を撮影させる理由)
エアチェック2010年9月8日放送分・03分30秒頃・L2 誤読?誤伝達?
エアチェック2010年9月8日放送分・09分40秒頃・L1 読み方の乱れ
エアチェック2010年9月8日放送分・54分40秒頃・L3 作り話を事実だと
エアチェック2010年9月9日放送分・08分20秒頃・L2 何を言うてはりまやばし(エコカー補助金の終了について)
エアチェック2010年9月9日放送分・13分50秒頃・L1 読み方の乱れに進展
エアチェック2010年9月9日放送分・29分20秒頃・L1 単純な年齢の間違い
エアチェック2010年9月9日放送分・30分50秒頃・L2 保釈金を誤解説
エアチェック2010年9月9日放送分・34分55秒頃・L1 誤説明(あっせん収賄)
エアチェック2010年9月9日放送分・36分40秒頃・L1 おかしな言い様(上告を知らない為に)
エアチェック2010年9月9日放送分・37分25秒頃・L1 未決勾留日数について不適切な説明
エアチェック2010年9月9日放送分・52分15秒頃・L2 全部アベコベ(東シナ海と南シナ海)
エアチェック2010年9月9日放送分・56分50秒頃・L3 (まるでわかってないから)中国を利する発言
エアチェック2010年9月9日放送分・1時間00分35秒頃・L2 また多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌を混同
エアチェック2010年9月10日放送分・09分30秒頃・L1 呆け症状
エアチェック2010年9月10日放送分・30分45秒頃・L1 簡単な計算間違い
エアチェック2010年9月10日放送分・33分25秒頃・L2 まともに記事を読まず、勝手に出鱈目解説
エアチェック2010年9月10日放送分・34分55秒頃・L2 出鱈目解説(間違った因果関係)
エアチェック2010年9月10日放送分・35分25秒頃・L2 コメント捏造+的外れ解説
エアチェック2010年9月10日放送分・58分45秒頃・L2 不適切な言い変え(コーラン→お経)
エアチェック2010年9月13日放送分・30分10秒頃・L2 不適切解説(ペイオフ制度)
エアチェック2010年9月13日放送分・31分25秒頃・L0 ペイオフ解禁のこと言及せず
エアチェック2010年9月14日放送分・10分40秒頃・L1 簡単な間違い(年齢)
エアチェック2010年9月14日放送分・31分25秒頃・L2 保護責任者遺棄の説明が元の黙阿弥
エアチェック2010年9月14日放送分・1時間01分30秒頃・L4 出鱈目解説(日中中間線と日中EEZ 境界線を混同して結果的にかなり売国的発言)
エアチェック2010年9月15日放送分・20分30秒頃・L1 先日の間違いの繰り返し
エアチェック2010年9月15日放送分・32分45秒頃・L0 素人すぎ(民主党代表選の解説)
エアチェック2010年9月15日放送分・35秒35秒頃・L0 ノーサイドの直訳がわかっていない
エアチェック2010年9月15日放送分・50分00秒頃・L2 不適切な言い変え(中国出身の国連事務次長→中国の偉いさん)
エアチェック2010年9月15日放送分・52分25秒頃・L1 単純な間違い(ベルルスコーニ→ベルスコーニ)
エアチェック2010年9月15日放送分・55分40秒頃・L1 簡単な間違い(MDMA→MEDA)
エアチェック2010年9月16日放送分・34分10秒頃・L1 簡単な間違い(ほどに→ほど)
エアチェック2010年9月16日放送分・56分40秒頃・L4 尖閣諸島周辺を日本の領海ではないとトンデモ発言
エアチェック2010年9月17日放送分・24分30秒頃・L2 簡単な間違い(田代まさしの逮捕年)
エアチェック2010年9月17日放送分・31分10秒頃・L1 簡単な間違い(やはた→やわた)
エアチェック2010年9月17日放送分・44分00秒頃・L3 押尾事件の検察側・弁護側をアベコベにして解説
エアチェック2010年9月17日放送分・45分50秒頃・L1 簡単な間違い(押尾学裁判)
エアチェック2010年9月17日放送分・1時間02分00秒頃・L1 自分が何を話しているのかわかっていない
エアチェック2010年9月20日放送分・14分05秒頃・L2 80歳以上の人口が800万人を超えたのは初めてではないと
エアチェック2010年9月20日放送分・29分25秒頃・L1 重要なキーワードが欠落
エアチェック2010年9月20日放送分・31分40秒頃・L1 単純な間違い
エアチェック2010年9月20日放送分・49分30秒頃・L2 14人全員を逮捕したと
エアチェック2010年9月20日放送分・1時間01分30秒頃・L1 誤解を招く発言(尖閣問題)
エアチェック2010年9月21日放送分・16分25秒頃・L1 先日の間違いの繰り返し
エアチェック2010年9月21日放送分・53分40秒頃・L1 日本大使は誤り
エアチェック2010年9月22日放送分・00分40秒頃・L1 安全地帯の台湾公演の延期の原因が尖閣だと
エアチェック2010年9月22日放送分・16分20秒頃・L1 単純な間違い(ひがしこくばら)
エアチェック2010年9月22日放送分・48分50秒頃・L1 不適切な言い変え(ダイレクトメール→直接郵便)
エアチェック2010年9月22日放送分・49分40秒頃・L3 無罪が確定しても尚「推定有罪」の姿勢で話す
エアチェック2010年9月22日放送分・53分00秒頃・L2 記事をきちんと読ま(め)ずに不正確な解説
エアチェック2010年9月22日放送分・56分25秒頃・L2 浜村氏の知識では記事をそのまま読まないと
エアチェック2010年9月22日放送分・56分55秒頃・L2 無罪が確定しても尚「推定有罪」のスタンス
エアチェック2010年9月22日放送分・59分30秒頃・L1 推定と確定の区別もできていない
エアチェック2010年9月22日放送分・1時間02分20秒頃・L1 不正確
エアチェック2010年9月23日放送分・12分15秒頃・L1 「はいぬるぶし」が石垣にあると
エアチェック2010年9月23日放送分・13分05秒頃・L1 はいぬるぶしを南十字星と
エアチェック2010年9月23日放送分・16分50秒頃・L2 中国や台湾が1972年まで一切尖閣の領有を主張しなかったと
エアチェック2010年9月23日放送分・18分40秒頃・L4 読売新聞と蓮舫議員達が「尖閣は国際司法裁判所で裁かせろと主張している」と。小沢一郎達がそれに反対していると
エアチェック2010年9月23日放送分・22分45秒頃・L2 温家宝の発言を捏造
エアチェック2010年9月23日放送分・23分55秒頃・L1 小沢訪中団が温家宝と握手したと
エアチェック2010年9月23日放送分・24分30秒頃・L2 温家宝の発言を捏造
エアチェック2010年9月23日放送分・35分25秒頃・L1 安倍晋三を5代前の総理だと
エアチェック2010年9月23日放送分・40分45秒頃・L3 尖閣を国際司法裁判所に訴えろと
エアチェック2010年9月23日放送分・43分25秒頃・L3 出鱈目解釈と捏造(馬渕国交相が中国側に面会を拒否された)
エアチェック2010年9月23日放送分・52分05秒頃・L2 不適切な説明(手術をロボットがやる)
エアチェック2010年9月23日放送分・52分55秒頃・L2 不適切な説明(内視鏡は鏡)
エアチェック2010年9月23日放送分・58分20秒頃・L1 何らかの言い間違いを放置
エアチェック2010年9月24日放送分・08分45秒頃・L3 拘束されたフジタ社員を非難
エアチェック2010年9月24日放送分・21分55秒頃・L1 言葉を解釈する感覚が特異
エアチェック2010年9月24日放送分・40分50秒頃・L1 単純な言い間違い
エアチェック2010年9月24日放送分・41分10秒頃・L1 老中を内閣と
エアチェック2010年9月24日放送分・53分25秒頃・L1 イチローが大リーグで3500本安打を達成したと
エアチェック2010年9月27日放送分・27分05秒頃・L2 誤報(地検と高検だけで話し合ったと)
エアチェック2010年9月27日放送分・33分30秒頃・L4 自らの妄想を毎日新聞の記事だと
エアチェック2010年9月27日放送分・33分55秒頃・L2 レアアースの不適切な説明
エアチェック2010年9月27日放送分・36分35秒頃・L2 中国が1972年まで一切尖閣の領有を主張しなかったと
エアチェック2010年9月27日放送分・37分30秒頃・L3 尖閣を国際司法裁判所に訴えろと
エアチェック2010年9月28日放送分・55分05秒頃・L1 読み方の間違い
エアチェック2010年9月28日放送分・55分50秒頃・L3 日本の排他的経済水域を「中国の海」だと
エアチェック2010年9月29日放送分・48分00秒頃・L0 全然説明になってない(会社更生法)
エアチェック2010年9月29日放送分・51分55秒頃・L0 過去の状況だと言及しないのでわかりにくい話に
エアチェック2010年9月29日放送分・58分40秒頃・L1 簡単な間違い
エアチェック2010年9月29日放送分・59分05秒頃・L1 ちょっと不正確過ぎ
エアチェック2010年9月30日放送分・14分25秒頃・L1 温泉法をテキトー解説
エアチェック2010年9月30日放送分・16分25秒頃・L1 簡単な間違い(白骨温泉を群馬県草津の方と)
エアチェック2010年9月30日放送分・31分15秒頃・L2 中国人観光客が平均100万使うと
エアチェック2010年9月30日放送分・31分50秒頃・L3 レアアースについて日経に書いていないことを日経からだと嘘をついた上に内容が不適切
エアチェック2010年9月30日放送分・32分20秒頃・L2 埋蔵量と産出量の違いさえ理解できていなくてレアアースに関して日経新聞の記事を出鱈目に改変・誤解説
エアチェック2010年10月1日放送分・27分00秒頃・L1 マジでひかり合成と話す
エアチェック2010年10月1日放送分・1時間01分25秒頃・L2 放送なのに確度の低い情報を「らしいんです」形式で垂れ流し
エアチェック2010年10月4日放送分・59分25秒頃・L4 日刊スポーツの記事からだと言いながら、実際は殆ど自らの放談=妄想
エアチェック2010年10月5日放送分・42分35秒頃・L2 毎日新聞の記事を捏造解釈
エアチェック2010年10月5日放送分・51分05秒頃・L2 事情聴取回数と不起訴処分の回数を混同
エアチェック2010年10月6日放送分・51分35秒頃・L3 毎日新聞の記事を勝手に捏造
エアチェック2010年10月6日放送分・53分40秒頃・L2 簡単な間違い(翌日物→1年物)
エアチェック2010年10月6日放送分・59分25秒頃・L2 「任意聴取されていた」→「事情聴取を受けることになった」
エアチェック2010年10月7日放送分・01分20秒頃・L3 女性タレントがすっぴんでテレビに出るのが流行りだと誤解
エアチェック2010年10月7日放送分・06分40秒頃・L0 41−25=26
エアチェック2010年10月7日放送分・13分05秒頃・L1 75歳らしい話ぶりですが
エアチェック2010年10月7日放送分・34分15秒頃・L4 女性セブンの記事を捏造=妄想
エアチェック2010年10月7日放送分・49分45秒頃・L2 「触媒」を勝手に削除
エアチェック2010年10月7日放送分・51分45秒頃・L1 時制を勝手に変えている
エアチェック2010年10月7日放送分・52分40秒頃・L1 単純な間違い(むかわまち)
エアチェック2010年10月8日放送分・20分10秒頃・L2 なんと減給の意味を正しく理解していない
エアチェック2010年10月8日放送分・47分40秒頃・L2 「ザ・コーヴ」と「シーシェパード」が一体だと
エアチェック2010年10月8日放送分・53分10秒頃・L2 これでは明らかに誤解させてしまう
エアチェック2010年10月8日放送分・55分35秒頃・L3 いまだに村木厚子氏に関して、検察側の疑いに沿ったような話しぶり
エアチェック2010年10月12日放送分・09分00秒頃・L2 根拠なく勝手に話を膨らませた結果、誤り
エアチェック2010年10月12日放送分・19分15秒頃・L2 コンピュータについて解説なんかしたら間違いだらけになるのはわかっとるやろ
エアチェック2010年10月12日放送分・50分30秒頃・L3 ノーベル平和賞はノルウェーという国が決めるときっぱり
エアチェック2010年10月12日放送分・52分25秒頃・L0 不適切な言い変えをした途端、自らに跳ね返る
エアチェック2010年10月13日放送分・15分35秒頃・L2 純粋に自分の推測に過ぎないのに、他に情報ソースがあるとの捏造をおこなう
エアチェック2010年10月13日放送分・22分25秒頃・L2 記事を誤解釈(一部の人→みんな)
エアチェック2010年10月13日放送分・26分39秒頃・L2 朝日新聞の記事に書いていないことなのに勝手に決めつけ
エアチェック2010年10月13日放送分・34分20秒頃・L2 脱税記事を誤解説
エアチェック2010年10月13日放送分・1時間01分15秒頃・L1 大切なキーワード「ODA」を消去
エアチェック2010年10月13日放送分・1時間03分15秒頃・L2 アジア開発銀行が日本にあると
エアチェック2010年10月14日放送分・53分55秒頃・L3 グーグルは尖閣では中国側表記しかしていない、北方領土ではロシア側表記しかしていないと
エアチェック2010年10月14日放送分・55分20秒頃・L2 不適切な言い変え(本社に伝え、回答したい→本社と相談して決めます)
エアチェック2010年10月14日放送分・55分35秒頃・L3 自らの理解(実は誤解)に絶対の自信を持ってしまう困った人ぶりで産経新聞に迷惑をかける
エアチェック2010年10月14日放送分・56分25秒頃・L3 中野翠が書いていないことを中野翠が書いたと
エアチェック2010年10月15日放送分・53分10秒頃・L3 ノーベル平和賞はノルウェーという国が贈ると
エアチェック2010年10月15日放送分・1時間01分50秒頃・L1 簡単な間違い(ば、ちょうきょく)
エアチェック2010年10月19日放送分・21分25秒頃・L4 池澤夏樹は書評として本の内容を紹介しているだけなのに、それが池澤夏樹の意見だと出鱈目話
エアチェック2010年10月19日放送分・26分45秒頃・L2 「省略すべき」と「省略すべきでない」がアベコベ
エアチェック2010年10月19日放送分・28分55秒頃・L3 記事の内容を考慮せずに誤(珍)解説
エアチェック2010年10月19日放送分・30分55秒頃・L2 なんと動物、植物、鉱物が同列だと
エアチェック2010年10月19日放送分・33分35秒頃・L1 八角は草だと
エアチェック2010年10月19日放送分・37分10秒頃・L1 読み方の間違い
エアチェック2010年10月20日放送分・19分10秒頃・L3 朝日の記事に「熊が増えた」と書いてあると嘘解説
エアチェック2010年10月20日放送分・20分00秒頃・L1 出典元記事が指している事件を取り違え
エアチェック2010年10月20日放送分・29分15秒頃・L2 殺人罪の判例を誤解説
エアチェック2010年10月20日放送分・38分55秒頃・L1 (ありえないけど)関東甲信越の半分以上の県では電話帳掲載率が100%だと
エアチェック2010年10月20日放送分・54分15秒頃・L1 簡単な間違い(山崎まさよしが犯人)
エアチェック2010年10月21日放送分・11分30秒頃・L3 辻褄の合わないテキトー話
エアチェック2010年10月21日放送分・42分40秒頃・L3 出鱈目に記事を解釈して誤解説(医療費の厚労省方針)
エアチェック2010年10月21日放送分・44分50秒頃・L2 医療費の厚労省方針を謝解説
エアチェック2010年10月21日放送分・1時間02分00秒頃・L1 反中デモ報道を政府が規制していると
エアチェック2010年10月22日放送分・50分10秒頃・L2 中国のテレビが全国一斉に真っ黒になった
エアチェック2010年10月22日放送分・50分30秒頃・L0 ちょっと不正確
エアチェック2010年10月22日放送分・51分40秒頃・L3 ノーベル平和賞はノルウェーという国が贈ると
エアチェック2010年10月22日放送分・57分00秒頃・L2 不適切な言い変え(レアアース→貴重な土)
エアチェック2010年10月22日放送分・59分25秒頃・L2 WTO違反の内容なのに国際司法裁判所が裁くと
エアチェック2010年10月26日放送分・02分50秒頃・L3 「版権」と「原盤(原版)」とを混同した誤説明。
エアチェック2010年10月26日放送分・27分15秒頃・L2 簡単な間違い
エアチェック2010年10月27日放送分・40分40秒頃・L1 無責任テキトー解説
エアチェック2010年10月27日放送分・53分05秒頃・L3 AED(自動体外式除細動器)を出鱈目説明
エアチェック2010年10月28日放送分・16分55秒頃・L3 パイロットの不注意が原因だと誤解させる捏造解説。他にも5000フィートまでの降下「指示」を「実際に5000フィートまで降下した」と。
エアチェック2010年10月28日放送分・20分50秒頃・L3 管制官が「指示を出さなかった」ことがミスだと出鱈目解説
エアチェック2010年10月28日放送分・23分10秒頃・L2 記事をきちんと読めていなくて、旭川空港の管制官だと決めつけ
エアチェック2010年10月28日放送分・56分25秒頃・L2 塩じいの名言を誤解説
エアチェック2010年10月29日放送分・52分10秒頃・L0 ほんまかいな(高槻の保険金殺人)
エアチェック2010年10月29日放送分・59分00秒頃・L2 昨日と同じ誤解説
エアチェック2010年10月29日放送分・1時間01分00秒頃・L1 航空機に衝突を自動的に回避する装置が付いていると誤解させる説明
エアチェック2010年10月29日放送分・1時間02分25秒頃・L1 「上告棄却」のことを「訴えが受け付けられなかった」と、「不受理」と誤解させる誤った解説
エアチェック2010年11月1日放送分・23分10秒頃・L2 シーメンスはアメリカの会社だと
エアチェック2010年11月2日放送分・20分30秒頃・L1 不正確な説明(テレビ版宇宙戦艦ヤマト)
エアチェック2010年11月2日放送分・20分45秒頃・L0 ミスではないが人名の読み誤り
エアチェック2010年11月2日放送分・44分55秒頃・L2 殺人罪の判例を誤解説
エアチェック2010年11月2日放送分・48分00秒頃・L2 無期懲役の実際の刑期を勝手な思い込みで不正確に話す
エアチェック2010年11月2日放送分・1時間02分40秒頃・L0 尖閣と北方領土の違いがわかっていない
エアチェック2010年11月3日放送分・47分00秒頃・L3 (何と!現時点で、放送というメディアなのに)三宅議員の転落をヤラセ扱い
エアチェック2010年11月3日放送分・1時間00分35秒頃・L0 解説のレベルが低すぎ(北方領土)
エアチェック2010年11月4日放送分・21分20秒頃・L1 ちょっと不正確(大河ドラマの放送時間)
エアチェック2010年11月4日放送分・50分25秒頃・L1 あまりに日本語が不正確過ぎ
エアチェック2010年11月4日放送分・59分10秒頃・L3 ティーパーティ運動をほんまのお茶会を開いておこなう運動だと
エアチェック2010年11月5日放送分・50分35秒頃・L1 勝手に説明を加えた結果、嘘になってる(米原タンク殺人)
エアチェック2010年11月5日放送分・52分30秒頃・L1 簡単な間違い(アシスタントが放置)
エアチェック2010年11月5日放送分・55分05秒頃・L1 単純な人名の間違い(天海ゆうこ)
エアチェック2010年11月8日放送分・11分35秒頃・L0 西崎義展と松本零士
エアチェック2010年11月8日放送分・16分05秒頃・L1 宇宙戦艦をスペースバトルする船だと
エアチェック2010年11月8日放送分・40分20秒頃・L0 ちょと不正確
エアチェック2010年11月8日放送分・57分40秒頃・L2 政府側が尖閣ビデオ非公開理由として「中国を刺激したくないから」と述べたと
エアチェック2010年11月8日放送分・1時間01分15秒頃・L1 このような説明は不適切
エアチェック2010年11月9日放送分・08分35秒頃・L0 ちょっとレベルが低い
エアチェック2010年11月10日放送分・49分00秒頃・L3 弁護士会を退会しても弁護士をやっていけると出鱈目解説
エアチェック2010年11月11日放送分・23分10秒頃・L2 非論理的な解説(尖閣ビデオ流出問題)
エアチェック2010年11月11日放送分・29分05秒頃・L0 世間の常識についていけていない(尖閣ビデオ流出問題)
エアチェック2010年11月11日放送分・41分15秒頃・L0 また聴取者をミスリードさせかねない話(尖閣ビデオ)
エアチェック2010年11月11日放送分・50分10秒頃・L2 また、死刑になる罪の相場を誤解説
エアチェック2010年11月11日放送分・50分55秒頃・L2 無期懲役の実際の刑期について誤った説明
エアチェック2010年11月12日放送分・08分35秒頃・L0 気難し過ぎ、態度デカ過ぎ、立場を全然わかってなさ過ぎ、立場を勘違いし過ぎ
エアチェック2010年11月12日放送分・32分55秒頃・L1 依然として battleshipを教えられておらず
エアチェック2010年11月12日放送分・1時間01分35秒頃・L3 「今朝の新聞から」コーナーなのに明らかに浜村映画解説風の捏造
エアチェック2010年11月15日放送分・04分50秒頃・L0 こんにゃくゼリー訴訟
エアチェック2010年11月15日放送分・05分55秒頃・L3 和解とは「裁判沙汰にならなかった」ことだと
エアチェック2010年11月15日放送分・34分00秒頃・L2 何と視聴率の意味さえ知らない(占有率と同一視)
エアチェック2010年11月15日放送分・55分35秒頃・L2 不適切な言い変え(海上保安大学校→海上保安大学)
エアチェック2010年11月16日放送分・10分35秒頃・L0 頭は体の三分の一の重さ
エアチェック2010年11月16日放送分・11分55秒頃・L0 扱いにくい爺さんぶり
エアチェック2010年11月16日放送分・18分20秒頃・L1 ちょっと説明が不正確(一年を、十日で暮らす良い男)
エアチェック2010年11月16日放送分・38分30秒頃・L0 どうでもいいことやけど
エアチェック2010年11月16日放送分・41分25秒頃・L3 また棄却を出鱈目解説
エアチェック2010年11月16日放送分・47分15秒頃・L3 今は江戸前寿司は実在しないと
エアチェック2010年11月16日放送分・50分55秒頃・L2 ありえない、勝手な付け足し(楽天とは縁を切った)
エアチェック2010年11月16日放送分・55分55秒頃・L2 記事を理解せずに話している(事業仕分け)
エアチェック2010年11月17日放送分・23分25秒頃・L2 本当は「面識はない」のに「知り合い」だと
エアチェック2010年11月17日放送分・26分40秒頃・L0 やっと知ったみたい(無期懲役の事実上の終身刑化)
エアチェック2010年11月17日放送分・34分50秒頃・L2 出鱈目な言葉遣いをアシスタントに指摘されても、どうしても訂正せず(横浜2人殺害の判決の話題で)
エアチェック2010年11月17日放送分・58分50秒頃・L2 不適切な言い変え(事案→質問)
エアチェック2010年11月18日放送分・02分10秒頃・L1 意味“不定”な不適切な表現
エアチェック2010年11月18日放送分・05分20秒頃・L0 浜村氏は鳥でもできることができないことが判明
エアチェック2010年11月18日放送分・54分20秒頃・L1 不適切な言い変え(事案→問題)
エアチェック2010年11月19日放送分・07分45秒頃・L2 中枢神経からホルモンが出ると
エアチェック2010年11月19日放送分・10分45秒頃・L2 科学欄の解説なんかできるわけないやろ!
エアチェック2010年11月19日放送分・56分20秒頃・L2 簡単な間違い(SPをスペシャル・セキュリティだと)
エアチェック2010年11月22日放送分・10分25秒頃・L1 ちょっと不正確
エアチェック2010年11月22日放送分・38分15秒頃・L3 桐生市の少6少女自殺事件で学校側がいじめの存在を認めていないと
エアチェック2010年11月22日放送分・40分30秒頃・L1 不適切な言い変え(事案→問題)
エアチェック2010年11月22日放送分・41分45秒頃・L3 石破茂が過去、国会で暴力装置発言をおこなったと
エアチェック2010年11月22日放送分・50分05秒頃・L3 尖閣諸島周辺の接続水域を公海と領海の境目だと
エアチェック2010年11月22日放送分・53分40秒頃・L1 読み方の間違い(にんびょん)
エアチェック2010年11月22日放送分・55分15秒頃・L1 読み方の間違い(ろっかしょそん)
エアチェック2010年11月23日放送分・03分55秒頃・L1 ちょっとした常識不足
エアチェック2010年11月23日放送分・17分35秒頃・L1 「3作とも、42週連続一位の売上」絶対ありえねー
エアチェック2010年11月23日放送分・22分00秒頃・L1 単純な人名の間違い
エアチェック2010年11月23日放送分・26分55秒頃・L2 いくら芸能関係のネタとはいえ、あまりに作り過ぎ。しかも、さも記事に載っているかのような態度
エアチェック2010年11月23日放送分・45分45秒頃・L2 柳田前法相の経歴を誤説明
エアチェック2010年11月23日放送分・49分20秒頃・L1 不適切な言い変え(事案→問題)
エアチェック2010年11月23日放送分・52分10秒頃・L2 不適切な言い変え(排水槽→排水口)
エアチェック2010年11月24日放送分・27分45秒頃・L2 簡単な年月の間違い
エアチェック2010年11月24日放送分・31分50秒頃・L1 不正確(拉致問題)
エアチェック2010年11月24日放送分・34分40秒頃・L1 何で韓国に媚びた発音すんねん。しかもこれは放送なのに
エアチェック2010年11月24日放送分・37分00秒頃・L1 簡単な人名の間違い
エアチェック2010年11月24日放送分・37分25秒頃・L3 これはもう捏造(知ったのは2時間後)
エアチェック2010年11月24日放送分・48分10秒頃・L3 あまりにいい加減過ぎる解説(シビリアン・コントロール)
エアチェック2010年11月24日放送分・50分40秒頃・L2 「アホか」と言いたくなる誤解
エアチェック2010年11月25日放送分・09分25秒頃・L1 何で韓国に媚びた発音すんねん。しかも放送なのに
エアチェック2010年11月25日放送分・09分40秒頃・L1 ネタの扱い方が好ましくない
エアチェック2010年11月25日放送分・11分15秒頃・L3 空母ジョージ・ワシントンの米韓演習参加を大統領が急遽決めたと出鱈目解説
エアチェック2010年11月25日放送分・38分20秒頃・L3 パキスタン国籍の人は全員イスラム教信者だと
エアチェック2010年11月25日放送分・45分10秒頃・L3 自分が何を話しているのかわかっていない
エアチェック2010年11月29日放送分・13分50秒頃・L1 世間の常識についていけていない自分を全く自覚できておらず、周りの方が間違っていると怒り散らす醜態(独善的で謙虚さゼロ)
エアチェック2010年11月29日放送分・ 47分25秒頃・L1 何で韓国に媚びた発音すんねん
エアチェック2010年11月29日放送分・ 47分40秒頃・L2 簡単な間違い
エアチェック2010年11月29日放送分・ 52分05秒頃・L2 またジョージ・ワシントンの演習参加を急遽大統領が決めた誤報
エアチェック2010年11月29日放送分・ 56分10秒頃・L0 もう少し全体的に原文に忠実に話すべき
エアチェック2010年11月29日放送分・ 57分25秒頃・L2 人名の間違い(たいえいこく)
エアチェック2010年11月29日放送分・ 59分00秒頃・L3 なんと尖閣の周りの接続水域のすぐ外は中国の領海だと
エアチェック2010年11月30日放送分・02分50秒頃・L2 推測と事実(もしくは明確な証言)との区別が必要
エアチェック2010年11月30日放送分・03分20秒頃・L0 最適な言葉がさっと出てこない?
エアチェック2010年11月30日放送分・57分50秒頃・L2 読み方の間違い(イ・ミョンぱク)
エアチェック2010年11月30日放送分・58分10秒頃・L1 何で韓国に媚びた発音すんねん。しかもこれは放送なのに
エアチェック2010年11月30日放送分・59分15秒頃・L1 記憶力不足
エアチェック2010年12月1日放送分・04分40秒頃・L1 はっきり言って知的障害です
エアチェック2010年12月1日放送分・13分40秒頃・L1 簡単な間違い
エアチェック2010年12月1日放送分・29分40秒頃・L3 誤解王の本領発揮(11月10日の衆院予算委員会で委員長自身が野次を飛ばしていたと)
エアチェック2010年12月1日放送分・53分55秒頃・L0 読解力のなさの現れ
エアチェック2010年12月2日放送分・14分20秒頃・L1 なに出任せで逃げとんねん(日付を伝えることすらできない)
エアチェック2010年12月2日放送分・22分25秒頃・L3 民主党参議院国対委員長が公の場で「中井ハマグリ」と言ったと出鱈目
エアチェック2010年12月2日放送分・30分50秒頃・L1 簡単な間違い
エアチェック2010年12月2日放送分・31分15秒頃・L0 いい加減すぎ
エアチェック2010年12月2日放送分・41分20秒頃・L2 推測と事実(もしくは明確な証言)との区別が必要
エアチェック2010年12月2日放送分・56分55秒頃・L1 映画の解説と違うんやから
エアチェック2010年12月3日放送分・33分30秒頃・L1 簡単な間違い(世紀を取り違え)
エアチェック2010年12月3日放送分・39分40秒頃・L2 不適切な言い変え(排水槽→地下排水口)
エアチェック2010年12月3日放送分・42分20秒頃・L1 これも知能の低さの現れ
エアチェック2010年12月6日放送分・10分30秒頃・L2 自分の個人的な意見なのに報知新聞に書いてあると(市川海老蔵の事件)
エアチェック2010年12月6日放送分・25分00秒頃・L2 誤解王の本領発揮 驚異的な低記憶力(倖田來未が下積み10年だと)
エアチェック2010年12月6日放送分・31分55秒頃・L2 説明がアベコベ(石川遼の成績)
エアチェック2010年12月6日放送分・51分35秒頃・L2 外交公電の意味を誤解説
エアチェック2010年12月6日放送分・53分25秒頃・L1 簡単なカタカナ言葉も復唱できない状態
エアチェック2010年12月7日放送分・03分40秒頃・L0 数字の感覚がない
エアチェック2010年12月7日放送分・55分00秒頃・L0 年月の感覚がない
エアチェック2010年12月8日放送分・31分55秒頃・L0 浜村氏の現在の状態についての考察
エアチェック2010年12月8日放送分・34分00秒頃・L0 浜村氏の現在の状態についての考察
エアチェック2010年12月8日放送分・44分10秒頃・L0 浜村氏の現在の状態についての考察
エアチェック2010年12月9日放送分・11分45秒頃・L2 もう出鱈目放題(1:今年のことを去年のことだと取り違え。2:ゲームでやらされただけなのに自らの意思でおこなったと)
エアチェック2010年12月9日放送分・16分35秒頃・L2 斎藤佑樹が東京生まれと東京育ちだと
エアチェック2010年12月9日放送分・20分20秒頃・L2 これを呆けと言わずして…
エアチェック2010年12月9日放送分・55分15秒頃・L0 スタッフの怠慢(アキハバラ)
エアチェック2010年12月13日放送分・17分45秒頃・L2 どうしようもないいい加減さ
エアチェック2010年12月13日放送分・47分25秒頃・L1 小学校に行き直すべき
エアチェック2010年12月13日放送分・51分05秒頃・L1 新たに情報が公開されただけに決まっとるやろ(タイタニック沈没)
エアチェック2010年12月14日放送分・08分10秒頃・L1 簡単な人名の間違い
エアチェック2010年12月14日放送分・49分10秒頃・L2 浜村氏にはよくあるタイプの誤解説
エアチェック2010年12月14日放送分・57分40秒頃・L0 極端な記憶力不足(低下?)
このコーナーはMBS毎日放送ラジオ「ありがとう浜村淳です」番組内の「今朝の新聞から」コーナーから、私が問題だと判断した部分を抜き出し、引用し、批評を加えたものです。対象の期間は2009年1月21日から現在(2010年7月某日)までです。このうち2009年7月以前を対象にした批評は2件だけです。2009年5月18日分までは「ストリーミング放送(毎日放送の表現では『ストリーム配信』)」を録音したもの、2009年5月19日以降はAMラジオ放送を直接録音したものに対して批評を加えています。独自に“テープ起こし”していますので一言一句放送と違わずに引用できているわけではないと思いますが、実際の放送の雰囲気をそのまま生かす為、“テープ起こし”ではよくおこなわれる“読みやすくする為の修正”はおこなっていません。読点が非常に多いのは浜村氏の話し方を出来るだけ再現しようとした為です。
ブログなんかだと時系列の降順に記事を載せることが多いわけですが、このコーナーでは時系列の昇順に記載しています。しかし時系列の降順に(一番下から先に)読んでも内容を把握しやすいように参照となる話題へのリンクを適当に設けてあります。下から順に読んでも何とかなるでしょう。敬称は基本的には略しています
見出しの構造
見出しの構造はこのようになっています。
ストリーミング放送2009年1月21日分・12分50秒頃・L4 被害者・遺族に対して酷い名誉毀損(名古屋闇サイト殺人事件)
(名古屋闇サイト殺人事件の死刑求刑の話題で)
浜村氏:ただ、僅かな金欲しいというので、大の男が3人寄ってたかって、
アシスタント:そうですよ。
浜村氏:一人の女性を殺して山林へ捨てた。金を奪って。こういう凶悪無残な事件が、非常に多いですね。
アシスタント:ほんとですねえ。
浜村氏:どうぞみなさん、インターネットあるいは携帯電話などを通じて「交際求む」てな機会が多いやろと思います。
アシスタント:はい。
浜村氏:引っかからんといて下さいよ。
アシスタント:わかれへんからね。どんな相手かは。
浜村氏:そうなんです。会うてみなわからん。また付きおうてみなわからん。でもね、そこのところを、心の眼と書いて心眼というんですね、心眼を研ぎ澄まして、こいつらと付きおうてええもんか、会うてええもんかどうか、良く良く観察して下さい。慎重になさって下さい。
アシスタント:ほんとですね。
浜村氏:あまりにも酷いです。お母さんの富美子さん、言うたはります。「私、この世の中にぽつんと一人残されましたんや」。
アシスタント:はい。
浜村氏:「娘が殺されたと一緒に私も殺されたんです」と。
アシスタント:うーん、そらそう……。
浜村氏:気持ちとしてはね。
アシスタント:気持ちはわかるわ。
浜村氏:こういうことを、言うてはりますが、ほんとに酷い事件が多いです。
浜村氏は完全に事実誤認を犯し、「被害者の磯谷利恵さんは、不注意にも出会い系サイトで知り合った犯人に会い、結果、殺された」とのニュアンスの話をおこない、事実上「被害者に落ち度があった」との、全く誤った情報を聴取者に与えました。しかも謝罪・訂正は全くありませんでした。これは被害者と遺族の名誉を著しく傷つける行為です。
ストリーミング放送2009年2月12日分・05分55秒頃・L4 人違いして無関係の人を何度も容疑者と(秋本久雄の結婚詐欺)
(結婚詐欺の話題で)
浜村氏:元、力士なんですけれども、どうやら「久島海」という四股名やったらしいですね。「くしまうみ」あるいは「くじまうみ」と読むんでしょうか。本名は秋本久雄と言いまして、この「ひさ」という字をお相撲の四股名に持ってきてますね。「久しい島の海」と書いて「くじまうみ」、または「くしまうみ」と読むんでしょうか。今43歳です。しきりに女の人を騙すんですね。「結婚しよう、結婚しよう」と。「ついては、二人の住むマンション、一日でも早くきちんとしたい」。「きちんとしたい」という意味は、「今、二人が住むべきマンションが回収工事の最中や」と。「一日でも早く、工事が完成して、晴れて天下の夫婦となって二人でそこへ住みたい」。「なかなか工事が進まんねん。すまんのう。ついては君、ちょっと金貸してくれるか。ここでどーんと金つぎ込んだら、ちゃっちゃっと工事が進むんや」と。言われたら結婚を申込まれた女性としては嬉しい。「私が多少のお金を用立ててあげることによって、二人が住むべきマンションの工事がちゃっちゃっと進むなら、それに越したことはない」てな気持ちにさしておいて、女性から、例えば、730万円騙し取ったりね。この女性は、東京都港区に住んでおります、41歳の会社員さんやそうですが、「結婚しよう、結婚しよう」と、迫るわけです。この、秋本久雄容疑者がね。元春日野部屋におりました「久島海」という相撲取りです。で、「結婚しよう、結婚しよう」と、口先だけで迫っていては女性もその気になりません。デイトする時にこの男は、なんと、もの凄い車、まあリムジンタイプの車に乗ってくるんです。畳四畳半ほどしける車や、あれ。はあー、うっかり見てるとバスかいな思うがな。どってーんとした、こんなんに乗ってやって来るんですね。「これに乗って君と、海を観に行こうじゃないか、温泉へ行こうじゃないか」言われたら、「えらい金持ちやなあ、この人は経済力あるなあ」と女性は思います。全部レンタルやったそうです。レンタカーや。いいやー、こんなんレンタルであるんですね、やっぱり。レンタルで軽乗用車借りてきてでは、女性騙しにくい。はあはあ、リムジンやそうでっせ。これでねー、やって来るんです。そうしてね、しきりに金があるような話をするもんですから、女性の方もほろっとなるんですね。そこで、「早く二人でマンションに住もうよ。実は、僕もね、今いいマンションに住んでるんだ」。東京都江東区にあります、54階立てのマンション。一番てっぺんです。ペントハウスに住んで家賃が40万円。全部これ女性、ころっと騙されます。「いや金持ちやわ、この人って」てなもんです。で、預金通帳見せる。
アシスタント:預金通帳見せるんですか。
浜村氏:銀行口座に1500万円入ってまんにゃ。
アシスタント:へえー、なんかやらしいですね。そん……。そんなん見せてもろたことないです。あたし付き合うた人に。
浜村氏:だいたい君が付き合う男は、1500万も預金持ってるわけがない。
アシスタント:持ってませんけどねー。
浜村氏:あのA君もこのB君も、1500円くらいしか持ってへんがな。
アシスタント:えー、通帳見せるんですか。
浜村氏:通帳見せるんです。一千五百万円という預金が入ってます。こういう金は全部、女性を騙して、巻き上げた金やそうです。で、今わかっているだけで3、4人騙して、730万円騙し取ったというんですが、それでは、1500万円の預金は出来ないね。本来無職なんですもん。今お相撲さんの世界にはおりませんよ。
アシスタント:お仕事してはらないんですか?
浜村氏:してはらないね。無職と書いてあります。ところが、身長180センチを超える、堂々たる体格。体重百数十キロあるという、ド迫力のある体格でね、これがジムニ、リムジンに乗ってぶわーっとやって来るわけです。「おーっ、待たせたのう。うははは。こういうリムジンに乗っておるとな、細い路地は曲がりきれんのじゃ。うふふふ。思わぬ時間がかかったわい」てなことで。「いやー、マンションも40、40万円の家賃で、54階のてっぺんペントハウスに住んでおるから、降りるまでに時間がかかってのう。うはははは」。降りるまでに時間かかるって、エレベーターやからね、階段降りるわけやない。大して時間かからんのですが、そんなことを言うて、女性を信用させる。騙し取った金を、家賃や飲食代に使おておったそうですけれども、デイリースポーツ書いてます。「無職にもかかわらず、『1500万円の預金がある』と。と、相当何人も騙しておるな」と。
アシスタント:ねえ、でそのお金でまあ生活してはったんですもんね。
浜村氏:そうなんです。で、この男、中国、中学時代は相撲の全国大会で2回優勝をしてね、注目を集めた後、高校へ入った。高校卒業して、1984年、春日野部屋に入門したんやそうです。で、わりにね、とんとんと出世したそうでね、もう明くる年には、西の幕下42枚目に昇進したんで、若手の有望格として期待されておったのに、突然、つまり1984年に入門してとんとんとんとんと出世して、明くる年の85年に、西幕下42枚目に昇進して、期待されながら、その年の3月突然やめたんだそうです。で、その後は、飲食店従業員とか、アルバイト生活ですね。ところが、「なっなんで、なんでこない早うやめよったんや」と。前途有望と言われたのにね、こないさっさとやめるようでは前途絶望やないかいなと思うたら、報知新聞が書いてますね。つまりね、「相撲部屋にいる頃から手癖が悪かった」そうです。だんだん周りから疑われて、おられんようになったんやないですか。で、真紀ちゃんこれおもろい。レンタカー、リムジンをレンタルして、自分で運転してくるようでは、これはもう値打ちないね。
アシスタント:そうですね、大概運転手さんが、ねー、運転してくれて。
浜村氏:そうそう。ちゃんと運転してくれる人を雇うて、自分は、後ろの座席にふんぞり返って、「いやー、待たせたでごんす」言うて、やって来たそうなんです。何から何まで、芝居じみてるわけですね。朝青龍の先輩に当たるというのはね、出ました高校が高知県の明徳義塾高校です。朝青龍の先輩になりますね。同期のお相撲さんの中でも出世頭やったそうですが、「入門から僅か1年で部屋を逃げ出した」と。それは報知新聞によりますと、「相撲は強かったけども、入門当時から手癖が悪く、しきりに他人のもんを盗みよった」と。これではおられん。揉め事を一度や二度ぐらいではなかった。揉め事起こったのが。で、「やめたというより、あら、クビになったん違うか」と。事情をよく知る人は言うてはります。で、もう、相撲をやめた後も、「俺は久島海じゃ」言うてね、あの、現役の相撲取りを偽るわけなんですね。
浜村氏は、「容疑者は元・久島海の名前を“騙って”詐欺を働いた」という報道事実を完全に読み飛ばしてしまい、「“元・久島海”が詐欺を働いた」との、全く事実と異なる話を最初から最後まで展開しています。驚いたことに訂正も謝罪もありませんでした。
浜村氏は、「他人を騙る」という今回の基本的な犯罪原理に全く気づいていません。記事中の「騙る」を、「他人を騙る」という意味ではなく、「自分自身を現役と偽る」意味だと勝手に解釈しています。
客観的な視点で見ると、現役と偽ったりしたらあっという間にバレることは火を見るより明らかです。しかもこの男は43歳です。浜村氏は最低限の自己チェックさえおこなっていないということになります。全く開いた口が塞がらない信じられないような酷い間違いです。
訂正しないディレクターやアシスタントにも非常に問題があります。周りのスタッフは、浜村氏の読解力と自己チェック能力の低さをカバーしてあげないといけない筈です。
ストリーミング放送2009年8月25日分39分・20秒頃・L2 簡単な間違い(南米の南にカリブ海)
(阪神タイガースの新外国人の話題で)
浜村氏:アメリカ合衆国の南の方は、南米、南アメリカって言いますね。それよりまだ南の方にね、カリブ海という海(が)あります。
自ら気づいて訂正して欲しいです。まさか本気でこのように思っているってことはないと思います。
ストリーミング放送2009年8月25日分39分・25秒頃・L2 簡単な間違い(ブラッド・ピット)
(阪神タイガースの新外国人の話題で)
浜村氏:カリブ海の海賊、パイレーツオブカリビアン。ブラッド・ピットの映画にあります。
ストリーミング放送2009年8月26日分・46分15秒頃・L2 下手な作り話
(福岡県警の巡査部長が飲酒運転で逮捕の話題で)
浜村氏:今年の3月、胃潰瘍と、肝臓を悪くしまして、胃と肝臓を悪くしたんですね。胃潰瘍を患い、肝臓も働きが、低くなったんで、入院をしました。この頃から深酒の習慣が始まったそうです。
普通に考えて原因と結果の時系列が逆なので、誰もが「?」と思ってしまいます。案の定、出典元の読売の記事に「この頃から」なんて記述はありません。「県警は『深酒をする傾向があり、注意を要する職員』として把握」とあるだけです。筋道のおかしな話を自ら作っています。
ストリーミング放送2009年8月26日分・50分10秒頃・L2 下手な作り話
(福岡県警の巡査部長が飲酒運転で逮捕の話題で)
浜村氏:体患うたことが、やっぱり深酒の原因で、深酒は体に悪い。ただでさえ胃潰瘍と肝臓を患うてるのにやね。そこへもってきて飲酒運転、ひき逃げまでいくと、もう、かつてはええ運転者やったとは言えんようなってくるね。
前述( ストリーミング放送2009年8月26日分・46分15秒頃・L2 下手な作り話)の誤りの繰り返しです。
ストリーミング放送2009年8月31日分・32分25秒頃・L2 単純な間違い(10年度→平成10年度)
(民主党マニフェストについての話題で)
浜村氏:初めはね、全部をタダにはしません。平成10年度、交通量の少ない地方におきまして高速道路をタダにし、都会方面におきましては、ちょっとずつ、ちょっとずつ安くしていく。
浜村氏は和暦・西暦を正しく補えるように練習をすべきだと思います。またはスタッフが放送前に和暦・西暦を補うべきです。
ストリーミング放送2009年8月31日分・36分15秒頃・L3 孫文が中華人民共和国を建国
(映画「孫文」の話題で)
浜村氏:(孫文は)最終的には中華人民共和国を打ち立てた人なんです。
訂正しないことに更にびっくりです。
ストリーミング放送2009年9月7日分・39分35秒頃・L2 不適切な言い変え(正規労働者→正しい労働者)
(民主党の政策についての話題で)
浜村氏:それからね、雇用保険、以前は失業保険と言いました、これね、正しい、正式の労働者ではなく、派遣とか、言葉悪いですが、臨時に、雇わしてもろおた人とか、そういう人々にも雇用保険、今ないんですね。
絶対にやってはならない不適切な言い変えです。正規雇用の労働者が“正しい労働者”だと言えるのなら、非正規雇用の労働者は“正しくない労働者”ということになってしまいます。
普通の感覚を持っている人なら「正しい」と言ってしまった直後に大失敗だと自分で気づき、「ごめんなさい。『正しい』と言ったのは間違いです。さっきのは聞かんかったことにして下さい」等と平謝りすると思います。
ストリーミング放送2009年9月8日分・07分45秒頃・L3 孫文が中華人民共和国を建国
(映画「孫文」の話題で)
浜村氏:見に来た人々が「まごふみって何?まごふみって何?」。そんぶんとよんでーな、ほんまに。もう中国の、民衆を貧苦のどん底に陥れた清という国を倒して、内部から倒して、中華人民共和国を作り上げた、世界で有名な革命家ですが、孫文は度々日本へ来てます。
前述(ストリーミング放送2009年8月31日分・36分15秒頃・L3 孫文が中華人民共和国を建国)と同じ間違いを繰り返したところに、特にこの番組の異常さを感じます。
ストリーミング放送2009年9月8日分・11分40秒頃・L2 不正確(高校を無料にする)
(民主党のマニフェストについて)
浜村氏:高校を無料にする、これも結構。
やはり不味いと言わざるを得ません。私立高校の生徒の親御さん達も大勢聞いているでしょう。
ストリーミング放送2009年9月8日分・31分20秒頃・L2 不適切な言い変え(凍傷→酷い霜焼け)
(1歳長男を冷凍庫に閉じ込め凍傷を負わせた米国人の無職父親逮捕の話題で)
浜村氏:ところが、この1歳の男の子を、冷蔵、冷蔵庫やない、冷凍庫に閉じ込めましてね、
アシスタント:ええ!
浜村氏:相当酷い霜焼けを負わせたというので、この、マイヤー・ブルース・アレン 、父親です。
アシスタント:いやあ!
浜村氏:この容疑者が逮捕されました。
アシスタント:凍傷かなんかですか?
浜村氏:凍傷ですねえ。まあ凍傷と言うと、やや、まあややこしいことないか、固いんで霜焼け言うてますけど。
アシスタント:れい冷凍庫でしょ。
浜村氏:冷凍庫でっせ。
アシスタント:すごい。
誰も得をしない、不適切な言い変えです。アシスタントの態度で気付くべきです。アシスタントは最も身近な聴取者です。
ストリーミング放送2009年9月10日分・53分05秒頃・L3 不適切な話(覚醒剤)
(覚醒剤について)
浜村氏:それから買う方もね、あんなもん一遍やったらやめられない、らしいですね。絶対に初めから手え出さんようにして下さい。ところがね、女性に弱い。女性が弱いです。「やせまっせ」と。
アシスタント:あー、みたいですねー。
浜村氏:「綺麗になりますよ」と言われてね。で、「一回目くらい奥さんあげますがな、そんな、水くさい。お金払わんでも宜しいがな。はっ、もう一回欲しい、ああさよか、持って来てあげますがな」。初めの2、3回はタダでくれるんだそうです。
この話では覚醒剤に興味を持つ人を増やしかねない懸念が生じます。
「覚醒剤で痩せられる」という話を放送でおこなう場合は非常に注意が必要です。「ところがね、女性に弱い。女性が弱いです」と言うのではなく、「ところがね、絶対にやってはいかんことを勧めるいけない輩がいるんです。……」等と、細心の注意を払って説明する必要があります。
それと、アシスタントの「あー、みたいですねー」は、非常に不味い発言です。こんな相槌は決して打ってはいけないと思います。「そんな!やったらあかんことですやん」等と言うべき場面です。
ストリーミング放送2009年9月14日分・00分30秒頃・L1 不適切な言い変え(ナンペイ事件:パート店員→アルバイト店員)
(八王子スーパー強盗殺人事件について)
浜村氏:桜井さん、今から14年前ですが、東京都八王子市でね、スーパーマーケットへ強盗が入り込みまして、アルバイトの店員さん3人をね、ピストルで射殺した事件がありました。
(中略)
浜村氏:お店閉めましてね、3人のアルバイト店員さんが後片付けしてはったんです。で、そこへね、一人やないんです。何人か押し込みましてね、そうして、稲垣則子 さんは、47歳、この人は、大人です。あと二人はね、高校二年生の矢吹恵 さん、17歳、前田寛美 さん、16歳、三人の頭を拳銃で撃たれたんです。
稲垣則子さんはアルバイト店員ではなくパート店員です。記事にもちゃんとそう書いてあった筈です。不適切な言い変えです。
ストリーミング放送2009年9月14日分・39分40秒頃・L1 推定は推定だと分かるように
(田中美絵子議員の話題で)
浜村氏:何で逮捕されたか?勝手にエジプトのピラミッド登った罪やて。あははは。登ったあかんのやってね。神聖な場所やから。
「神聖な場所やから」は浜村氏の推定ですから、「神聖な場所やからかなー?」等と推定であることを聴取者に示さなければなりません。
ストリーミング放送2009年9月14日分・45分45秒頃・L2 単純な間違い(田中美絵子→田中ちえこ)
(田中美絵子議員の話題で)
浜村氏:もー、田中ちえこさんなんか、あなた、33歳でまだ若いし、べっぴんやしやね、……
ストリーミング放送2009年9月18日分・21分05秒頃・L3 覚醒剤に関する非常に不適切な説明
(覚醒剤の恐ろしさについて)
浜村氏:で、一方ね、只今発売中の週刊新潮にね、これあのー、お書きになった方の名前探して下さいな。そこのとこが切れてる。覚醒剤というものについてね、ある人が詳しく解説してはるんです。これ読んでみますよ。実は一年間でシャブで検挙される人の数は、だいたい12000人やそうです。そうして、芸能人の場合は、だいたい、まあ多いですね、だいたい1年間で10人くらいやそうです。これをね、竹内薫さんというね、科学者であり、作家である人が書いてはるわけなんです。で、何遍も言うようですが、ここんところ1年間で、覚醒剤絡みで捕まる人数が12000人、で、芸能人がだいたい、1年間で10人くらい捕まるそうなんです。で、「覚醒剤というのものはいつ頃からできたか?」。まず、明治20年。かなり古いよ、100年以上前ですよ。だいたいエジソンという発明王が、映画の原型を考えだしたのが、明治25年です。それよりも5年早くですね、1887年、明治20年、ドイツでね、アンフェタミンという成分が発見された。続いてその明くる年、日本で、メタンフェタミンという成分が発見された。で、その後これね、何の薬としてお医者さん使いましたか?ちょっとわからんでしょ。喘息の薬や。
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:そうなんです。ところがね、市販されていたそうです。とう当時は。普通に。お薬屋さんで売っていた。するとね、喘息でない人が、「あれなあ、疲労回復に効くで、覚醒剤」。それから、食欲がなくなるから「痩せる薬になるで」と、世界中に広まっていったんです。で、疲労回復になるというので、第二次世界大戦、日本で言うと太平洋戦争の最中、日本でもアメリカでも兵隊にこれを、吸わせたというんです。
アシスタント:まあ精神面もねえ。
浜村氏:それもあります。勇気が出る。で、疲れが、殆ど感じない、と。それから兵隊だけではなく、各街々にあります、真紀ちゃん、軍需こうばってわかりますか?つまり武器、兵器を作るこうば。ここで働く人にも、覚醒剤を吸わせたり、注射したりしたんだそうです。ところがですね、疲労が回復、なんとも言えない幸せな、ハッピー、ハッピー、ハッピーの気分になる、食欲はなくなる、と。こういったものが、初めだけです。すぐね、眠れない、やけっぱちになる。幻をみる。で、「おっおっおっ俺は、俺は、殺し屋に追われている」って、何にもそんな事実ないのにね、これを被害妄想と言うんです。それから更に人に対して暴力をふるう。からだ震えが止まらないと。すぐこういう症状、中毒症状、これに移っていくんだそうです。やがて、廃人になるそうです。怖いですね。はいじん言うても俳句を読む人やないですよ。芭蕉や蕪村やないです。人間として、もう廃れてしまうんですねえ。で、ここなんです。芸能人に限らず、覚醒剤で捕まった人は、立ち直ることが出来ず、再び逮捕されることが多いと。これちょっと怖いですねえ。
アシスタント:……やめられないんでしょうねえ。
浜村氏:そこまで言うとね、夢も希望もないようなもんですが、意思の強い人は立ち直っていきます。で、覚醒剤で捕まった人、半分以上は、再びやるってね。
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:でもねえ、亡くなったミヤコ蝶々さんがねえ、わたくしに語ってくれました。「わたいらなー、日本、戦争に負けてすぐ、芸能人の間に、ヒロポン」。これシャブの一種ですねー。「流行って流行ってなー、私ももうヒロポン中毒で病院へ、入ったんや」。で、病室の窓から下見ると、隣が刑務所です。そこの刑務所の庭で働いている受刑者の人が、病室の窓から覗いてる、私、ミヤコ蝶々の方指さして、「なー、なんぼなんぼでもあんな風にはなりとうないな」言うてはる声が丸聞こえやったそうです。「あー情けないなあ、自分は。何とまあ刑務所へ入っている受刑者の皆さんからもあざ笑われてる」と。「もう何と情けない。薬やめますか、人間やめますか、瀬戸際に来てんのや、これで、何が何でもやめよう」と。禁断症状に悩みながら終に、シャブの気から抜けたと言うんです。で、これやっぱり意思の強さですよ。もう殆ど捕まった人の50%以上が再びやってしまうという数字が出ているそうなんです。でね、我々の脳の中には、どーは、ドーパミンという化学物質が、この頭の中、脳の中にあるんだそうです。ドーパミンは何の働きをするかと言うと、街で言うと、交通整理の係やそうですね、「はい、真紀さん、あなた、もう11時になった、晩の。お眠りなさい、おやすみなさい。さあ、もう、7時になった、起きなさい」とかね、例えば怒りとか悲しみの感情を、抑えたり、これ、抑えんことには人間無茶苦茶やりますよね、あるいは、喜びを大きくしたり、そういう頭の中で、感情、人間の感情を整理する、交通係をやってるんだそうです。
アシスタント:大事なところですやん。
浜村氏:大事なことなんです。ところがですねえ、ところがです。シャブやりますとね、頭の脳は、シャブが入ってくると、ドーパミンと勘違いするそうです。そして、疲労感が無くなる、それから、幸福感、幸せだなあという気持ちを得られる。そして、まあ食欲が無くなる。全部ドーパミンが交通整理やってるのを、シャブを打ちますと、ドーパミンとシャブとを脳が間違えるそうです。
アシスタント:ほなもうバランス崩れてくるんですね。
浜村氏:その通りなんです。で、そうしてもう1つ、例が書いてあります。ゴム紐をね、無理にね、伸ばすと伸びますね、10センチのゴム紐が30センチ、50センチに伸びます。ところが、伸ばし続けていると、手え離しても縮まない。覚醒剤は使い続けていると、これとおんなし状態やそうです。元に戻らなくなってくるって。脳がね、脳の状態が。そうしてね、もう終戦直後から、何年かの間、ヒロポンという名前で、随分芸能界にこれ流行ったんです。さっき言うた通り。で、私ね、ヒロポンという名前は疲労がポンと取れるという意味やないかいなと、竹内さん書いたはりますけどね、シャブというのがどういうところから来たんか分からない。覚醒剤のことをシャブと言うでしょ。何でシャブと言うのか?
アシスタント:どこの言葉ですかねー?
浜村氏:いや分からない。もしご存知の方があったら、教えて頂きたいと思いますねえ。で、覚醒剤と言うと、何か、非常に正式な言い方で、硬い感じがする、シャブ、いうと、何となく、いけないもの、怖いものという感じするやないですか?どっから来た言葉ですかね。さて、覚醒剤は医療用、患者さんの病気を直す為に、お医者さんが管理してはります。ところが、現在、お医者さんが管理してはる分なら問題ないんですが、日本の国において、あるいは世界的な傾向か、暴力団が管理してるんですね、そうして、シャブで捕まる人間の半分以上はやっぱり暴力団関係やそうですよ。しかもこれは、大きな資金源になりますから、どうしても「吸いまへんか?痩せまっせ。食欲のうなって、あんまり物食べまへんで!吸いまへんか?綺麗になりまっせ!若返りまっせ!いやいやまああんな金いりまへんがな」。最初はこうなんです。それが2回、3回となるともう、口から涎垂らして、「ひぃひぃひぃひぃ、やっやっやくおくれ、やくやくおくれ」言うと、「そう度々タダではあげられま、あれ高いもんです。金もらいまっせ」とこうなっていく。金で困る、体は壊れる、何にもええことないですわ。で、どうぞみなさん、こんな話を聞いて、覚醒剤、シャブの怖さを知って下さいと。
アシスタント:ほんまに怖いものっていうのをね、認識しとかないと。
浜村氏:それこそ、「人間やめますか」とこうなるわけなんですね。
覚醒剤に関して放送人が何をすべきか?
それは、
「覚醒剤の依存性は意思の力で克服できるものではありません。絶対に一度たりとも体の中に入れないことが大切です」ということを伝えることです。
「意思の強い人は立ち直っていきます」とか「これやっぱり意思の強さですよ」は放送で絶対に言ってはいけない言葉です。この話を聞いた聴取者の一部が、「自分は意思が強いから、一度くらい覚醒剤を打っても大丈夫」と思ったらどうするつもりでしょうか。
たとえ、「意思によって克服できるものではない」という知識を広めることによって、一時的に「中毒患者は元には戻らない」との誤解が生まれ、差別意識が強まるとしても、この知識を広めることを躊躇してはいけないと思います。浜村氏が「そこまで言うとね、夢も希望もないようなもんですが」を話したあたりで見せた配慮は、全く不要どころか、害をもたらすものです。配慮のつもりで「覚醒剤は意思の力で克服できる」等と説明した為に、世間の覚醒剤の封じ込め体制が弱まったりすれば本末転倒です。
それと、元の記事中に「依存性」という言葉は多分出てきていると思います。しかし浜村氏の話には一度も「依存性」という言葉が出てきません。意味の曖昧な「シャブの気」という言葉を使い、代わりに「依存性」という言葉を全く使わない浜村氏の話し方は問題です。単に言葉を使わないだけではなく8分半も時間を取っておきながら依存性に関する内容が非常に薄いです。
浜村氏は先日も覚醒剤に関して不適切な話をおこなっています。
(参照: ストリーミング放送2009年9月10日分・53分05秒頃・L3 不適切な話(覚醒剤))
ストリーミング放送2009年9月18日分・46分10秒頃・L2 無駄なダムの数が143
浜村氏:「ダムは無駄」逆に読んでも「ダムはむだ」というところがいくつかあります。いくつあるか?143ほどあります。
143は無駄なダムの数ではなく、計画・着工中のダムの数です。
ストリーミング放送2009年9月28日分・07分55秒頃・L2 簡単な間違い(石田靖が松竹所属)
浜村氏:松竹新喜劇の座長で石田靖さん。知ってますよね、お馴染みの。
ストリーミング放送2009年9月28日分・40分10秒頃・L1 不適切な省略(指導者としての出発点→出発点)
浜村氏:オリックスいうと岡田さんにとって出発点ですね。
アシスタント:出発点ではない。
浜村氏:出発点とデイリースポーツは書いてますね。1980年プロ入りから阪神で、…。指導者としてですよ。指導者としての出発点。
アシスタント:そうですね。
アシスタントに指摘を受けた時点で本来は「ごめん、『指導者としての出発点』って書いてあるのに、わたくしが『出発点』って勝手に省略してしもたからですわ」等と気づいて訂正するべき場面なのに、その時点ではまだ気づかず、「出発点とデイリースポーツは書いてますね」と見苦しい言い訳をしています。浜村氏は何故、アシスタントからツッコミを入れられた(指摘を受けた)際に「これは自分の話に何か問題があるのだろう」と真っ先に考えられないのでしょうか。
ストリーミング放送2009年9月30日分・34分15秒頃・L3 何言うとんねん!(厳密に言うとなどと言う場合ではない)
(早稲田大学サークル「マネーゲーム愛好会」OBの見せ玉で株価操縦で強制捜査の話題で)
浜村氏:で、これ、法律違反ではないそうなんですね。
アシスタント:違うんですか?
浜村氏:こういうやり方。そうでしょ?例えば「浜村株式会社の株、買いまっせ、買いまっせ。今なんぼしてます?しょ、2、3日経ったら上がりそうですか?下がりそうですか?買いまんねん。買いまんねん」と。証券会社、いくつも、いろんな証券会社へ電話したりすると、「どうも浜村株式会社の株にだいぶ買い注文が、はっ入るらしいで」と。パーッと噂広がったら、「うーっ、わしも買おう、わたしも買おとこ、負けんと買おとこ」という気持ちになりますね。と、大勢の人が買うから株の値が上がります。と、いよいよお金払う段階になって「やーめた」って言うわけでしょ。十分値上がりしてますわ。
アシスタント:そうですわ。
浜村氏:「日立造船、7円高や、三井鉱山、12円高や」。その時に予め買おておいた日立と三井の株をぽーん、240万売ってしまうわけです。と、儲けだけで、700万や、あっという間に入るわけです。
アシスタント:すごいもんや。
浜村氏:法律違反ではないんですね、これ。
アシスタント:違うんですか?
浜村氏:しかしね、よく調べみたらね、ここなんです。証券取引法違反にはなるそうです。
アシスタント:はあはあああ。
浜村氏:「人為的に、相場を、株式の値段を操縦した」と。
アシスタント:そうやね。
浜村氏:で、厳密に言うとやっぱり違反になるから逮捕されたんです。
「なんじゃこれ」という感じです。「調べてみたら」とか「厳密に言うと」と言い訳するんじゃなくて、「ごめんなさい、先ほどの『法律違反でない』という説明は間違いです」等と言わなければならない筈です。
ストリーミング放送2009年10月2日分・11分55秒頃・L1 言い間違いを繰り返す(バイシクルシート)
×「バイシクルシート」
○「バイシクルシュート」
何度も繰り返しましたが、結局、アシスタントに訂正されたので、本来はこのページに載せなくてもいいのですが、あまりに数が多いことと、「間違った」と言わなかったので掲載しました。
ストリーミング放送2009年10月2日分・21分35秒頃・L2 中国語の読み
(中国のミサイルについて)
浜村氏:ひがしのかぜと書いて、中国ではどう発音するんでしょうか。とんぷうですか。ちょっとわかりません。ひがしかぜさんじゅういちえーというミサイルはアメリカの本土まで飛んでいくんだそうです。
現在の日本の不文律では馴染みのない中国語の言葉は単純に音読みすることになっているのに「何を言ってるんだろう」という感じです。スタッフは遠慮無く浜村氏に報道に関するルールを教えるべきです。
ストリーミング放送2009年10月7日分・01分00秒頃・L2 アシスタントの訂正を無視
浜村氏:樋口久子さんは日本プロゴルフ協会会長でもありました。
アシスタント:女子のね。
浜村氏:女子のね。日本女子プロゴルフ協会の会長でもありましたが、
アシスタント:(小さい声で)今もそうですけど。
浜村氏:(アシスタントの訂正の声を無視して)離婚を致しまして、松井さんはですね。
浜村氏は耳が悪いんでしょうか?
ストリーミング放送2009年10月12日分・13分10秒頃・L2 野村克也の発言を真逆に伝える
(野村克也監督の話題で)
浜村氏:仙台寒い。そやけど俺は熱いで。
記事と全く逆です。記事は「仙台は熱いけど、オレは寒いぞ」 です。
ストリーミング放送2009年10月13日分・20分05秒頃・L2 誤解(最低年俸)
(今岡選手の去就の話題で)
浜村氏:一軍の選手で、最低の年俸が1500万円やそうです。誰やとはわかりませんよ。書いてないけど。
アシスタント:一応、最低年俸って決まってますからね。
浜村氏:一軍においては1500万円やそうです。ワシ、そっから出直してもええねん。
正しい知識を持っているアシスタントが、やんわりと誤りを指摘しているのですが、気付かずに話を続けました。
もしかするとアシスタントの指摘によって、「一軍においては1500万円やそうです」の時点では正しい認識に改まっていたのかもしれません。ただし、もしそうであるなら、そこで浜村氏が真っ先にやるべきことは「今さっき、『誰やとはわかりませんよ』と言ったのは私の理解不足でした」等と、聴取者に対して素直に訂正することです。
ストリーミング放送2009年10月14日分・14分55秒頃・L1 単純な間違い(日本リーグ)
(楽天野村監督の去就についての話題で)
浜村氏:パリーグで優勝、さらに日本リーグで優勝したら、やめてもらいにくいですね。
ストリーミング放送2009年10月14日分・30分30秒頃・L1 不適切な言い変え(日吉駅→東京の駅)
(慶大生全裸で日吉駅周辺を走り書類送検の話題で)
浜村氏:男子学生9人がね、すっぽんぽんで、東京の駅をね、ばーっと走り回りよったんです。
ストリーミング放送2009年10月16日分・09分00秒頃・L2 そんなことするわけないやろって話を作っている
(農林水産省動物検疫所門司支所が女子高にいたずら電話を繰り返して威力業務妨害容疑で逮捕された話題で)
浜村氏:いくつかの駅で警察官が、私服で張り込んでおったんです。そうして、公衆電話から電話をかけている男、それが犯人とはわか、全然わかりません。犯人と違うかもしれません。そういう男の姿を見つけるたんびに警察官が、その女子学校へ電話するわけです。「いま変な電話かかってませんか?制服おくれという電話いまかかってませんか?」今、わたしの目の前で、わたしが張り込んでいる駅の公衆電話から、一人のおっさんが電話かけておる。「学校へかかってきませんか?あっ、かかってない」。そしたら今わたしが見張ってる男の人は全然関係のない人やな。
記事に記述のない詳細を浜村氏が勝手に想像で補って話すことを、私は推奨はしないものの完全に否定するわけではありません。場合によっては許されてもいいと思います。ただしそれには守るべき条件があると思います。
1. ごく一部の例外もあるが、基本的には、自らが補ったと聴取者に絶対に知らせなければならない。
2. 客観的に見て整合性が取れていると思えるように内容を補わなければならない。つまり「そんなことをする筈がない」ということを補ってはいけない。これを満たせない場合は補うことをあきらめるか、明示的にジョークにしなければならない。
このような条件を守った場合に限り、放送法で制限された放送上で、浜村流の話術が成立すると思います。
太線部は浜村氏が想像で作り話をしているわけですが、「50年前の映画の中でやっているような、欠点の多い、そんなやり方を今やるわけがない」との判断でここに書き出しました。条件の2を満たさないということです。
ストリーミング放送2009年10月19日分・35分10秒頃・L0 不適切な省略(野手が12人→12人)
(インフルエザ禍に苦しむヤクルトの話題で)
浜村氏:で、あのー、12人しかベンチ入りしなかったというんですね。
アシスタント:ほぅーん。ふうふん。12人?
浜村氏:普通16人入るらしいんです。
アシスタントは浜村氏が「野手が」を不適切に省略したので怪訝な感じなのですが、浜村氏は気付かないのか訂正しません。
そして、35分35秒頃、
浜村氏:あのー、ベンチ入り、野手としては12人というのは日本ハムがそうなんです。
ここでは先ほどと違って「野手」という言葉を出していますが、「ベンチ入り、野手としては12人」という表現はまともな日本語とは言えませんから、まだ正しい意味を理解していないんでしょう。当然、「『先ほどは12人しかベンチ入りしなかった』」と言いましたが、正しくは「“野手”が12人しかベンチ入りしなかった」です」等と訂正できる筈もなかったのでしょう。
意味を理解できていないのですから、「わからんのやったら、記事をそのまま読んだらええやん」と言いたくなるところです。「わからなくても、何がなんでも、そのまま記事を読まずに、自分流に言い変える」という浜村氏のスタイルは大いに問題です。
ストリーミング放送2009年10月19日分・35分50秒頃・L0 異常な会話
浜村氏:25日まで6連敗。日本ハム。
アシスタント:日ハム?6連敗?
浜村氏:6連敗ですって。
アシスタント:てことはどういうこと?
浜村氏:6回負けたんです。続けて。
アシスタント:はい。えっ、どこと?
浜村氏:25日までに。
アシスタント:えっと……。
浜村氏:それから中日は二軍がやられてますね。ソフトバンク、全員、まあ、全員ではないけれども、まあ、だいぶやられてます。ロッテやられてます。楽天、やられてます。楽天はね、杉山コーチが感染しましてね、で、大阪市の病院に入ったんですが29日に中川選手が伝染ったと。
アシスタント:29日!
浜村氏:全部やられてますね。
アシスタント:ああ、それ、レギュラー、レギュラーのとき。今、クライマクスリシーズ。今じゃなくて……。
今は10月19日なのに、先月のことがらを月を付けずに延々と浜村氏が話すことで齟齬が生じました。アシスタントが怪訝な態度を示し続けているのに、浜村氏は自分の話の何処に問題があるのかずっと気付かないままです。
ストリーミング放送2009年10月20日分・19分05秒頃・L1 出鱈目解釈と逆ギレ
浜村氏:常盤貴子、37歳。いやーっ、37歳になっても売れに売れておりますわ。実は篤姫でも御免なさい。篤姫の次の天地人で、お舟とかいて「おせん」と読みますね。お舟の役で妻夫木君の妻の役でずーっと主役クラスの仕事やっとりましたら、NHK大河ドラマ、次は福山雅治さん主演の坂本龍馬、龍馬伝というドラマ、これも主役級で出るそうです。
アシスタント:えっ、ほんと?龍馬……。
浜村氏:二年連続やそうです。
アシスタント:ほんまに?
浜村氏:えー。だからね、篤姫の時にね、宮崎あおいがドラマ放映中に高岡蒼甫と結婚したでしょ。
アシスタント:ふーんっ。
浜村氏:一度あることは二度ある。あーっ、それはないか?
アシスタント:常盤貴子はあの、龍馬には出ますか?
浜村氏:二度あることは三度あるですねえ。龍馬伝に出るのは、お婿さんになる人ですかー?
アシスタント:いやいや、あのー、あれちゃいますか?あのー、ひょっとしたら主役級が結婚するのが二度目ということちゃいますか?
浜村氏:ちょっと待って下さいよ。ちょっと待って。
アシスタント:あの、あの人…。
浜村氏:二作連続の主要キャストの結婚が、
アシスタント:二度目ということで、
浜村氏:高岡蒼甫、宮崎あおいが篤姫の放送中に結婚したと。
アシスタント:そういうことですね。
浜村氏:その次の天地人ですね。これまた主役クラスのお舟をやってる常盤貴子がですね、またまた結婚を決めたと。
アシスタント:そうそう。
浜村氏:すると来年の龍馬伝には誰が結婚するやろう?と。
アシスタント:そうや、その、ひょっとしたら、あのー。
浜村氏:だから、二度あることは三度あると。
アシスタント:三度目は福原ではないかと言われて……。
浜村氏:福原って誰や?
アシスタント:えっ、
浜村氏:福原って誰や?
アシスタント:ふっ福山、福山ちゃう、福原ちゃう、ふくっ、福山雅治。
浜村氏:誰が神戸の福原遊郭の話して……。
アシスタント:何でやねん?それ、違う。ちょっと間違うただけですやんか。
浜村氏:間違うただけ?!人が間違うた時はしつこく責めてやなあ。しつこく責めよう他人の失敗。笑ってごまかせ自分の失敗や。
アシスタント:そうそう。福山君ではないかと。
このコーナーでアシスタントが浜村氏に対して、相槌ではなく口を挟むことはそれほどありません。 口を挟んだ場合の殆どは「浜村さん、それ間違いとちゃいます?」という意味であることを聴視者はもちろん気づいているでしょう。しかし浜村氏はいつも「自分はなんにも間違ってない」とのスタンスでそのまま話を続けてしまいます。
このケースでは出典元記事をきちんと読めていないのに、自分では「記事はちゃんと読んだ」と思い込んでいるのでしょう。現実には「二作連続の主要キャストの結婚」の意味が正しく理解できておらず、記事中の断片的な言葉を適当に組み合わせて勝手に作り話を展開してしまいました。
アシスタントの粘り強い指摘でやっと訂正しましたが、神妙な態度などは微塵もなく、直後のアシスタントの些細なミスを激しく責め、まるで「今後は滅多なことで俺の間違いを指摘するなよ」とでも言いたげな態度です。非常に見苦しい態度です。目立った場面だったので省略せずに書き出してみました。
このようなシーンは、特に珍しいというわけではありません。浜村氏よりずっと年下のディレクター陣は、日頃からこのような態度を見せつけられているので、浜村氏を注意しづらくなり、浜村氏をアンタッチャブルとみなすようになってしまうのでしょう。
しかし、いくら浜村氏に物が言いにくくても、公共の電波を預かる放送局として、放送法が無視される状態(この話題のことではありません)を放置することは許されません。
ストリーミング放送2009年10月21日分・49分50秒頃・L0 バランスを欠く(些細なことですが)
浜村氏:扶養控除という、引いてあげる、それやめようと、その代わりこども手当てを差し上げようと。ほな、「嫁さんや、年老いた親、どないなんねん?」と思うんですけどね。
全ての扶養控除が廃止になるわけではないということにも言及しないとバランスを欠きます。
まあ、このような意見は全国の放送局で同様なものが流れているでしょうから、この浜村氏の話も特に取り上げるほとでもないんですが、特別にちょっと踏み込んで書きます。
出生率を上げないままですと、年金は破綻し、経済規模も縮小するばかりです。これを考慮すれば、出生率を挙げるための大胆な政策の実行は不可避とも言える状況です。浜村氏が民主党の政策を批判するのは全然間違っていないと思いますが、以下の3点にも言及しないとバランスを欠くと思います。
● 何らかの少子化対策は絶対に必要。
● 国民全員が良いと思う政策などはまず存在しない。
● 政策を実行するということは、ある分野に予算が手厚くなり、ある分野から予算が削られるという現象が不可分であり、その「予算の差配」こそが政策そのものとも言えるということ。
放送は放送法で縛られていて、新聞や雑誌等よりもバランスを取った報道を心がけなければならないことを肝に命じる必要があります。
ストリーミング放送2009年10月22日分・12分30秒頃・L0 意図を取り違え
(長塚圭史結婚と長塚京三再婚の話題で、長塚京三自宅前での取材風景の説明)
浜村氏:自宅からね、女の人が出てきはったんです。で、その人に向かって、まあ、記者さんがね、「この度、ご子息のご結婚、おめでとうございます」と声をかけると、ごく自然に、にっこりと笑って、「ありがとうございます」と、答えはったその姿は誰が見てもお母さんやったそうですね。ところが、違ったんです。マネージャーやったんです。
「誰が見てもお母さんやった」の部分は、出典元記事では「誰が見ても母親の顔だった」です。この文の意図は誰でも簡単にわかると思うのですが、浜村氏は取り違えた上に不適切に言い変えるという二重の間違いを犯しています。
ストリーミング放送2009年10月26日分・37分15秒頃・L0 もうちょっとしっかりと知識を(脳卒中)
(コレステロールの値が高いほど脳卒中が起こりにくいとの話題について)
浜村氏:いろいろと脳の障害を引っくるめて脳卒中と言うんです。で、例えば、例えばですが、脳の中を血の管が走ってる、これ、血管と言いますね。これが、血の栓が出来て、血栓と言います。血の管を詰めてしまいます。後から後から血が流れてきたら栓のところで止まります。溜まっていきます。溜まれば溜まるほど血管(は)膨れ上がって、バーンと破裂した。破裂したら血液がウワァーと脳の中に溢れますね。それも脳卒中の1つなんですが、脳卒中に限って言うと、「コレステロールの値、中性脂肪の値、高い人の方が起こしにくい」って。だから人間の体というのはわからんもん……。豚ちゃんの肉をやめて、豚ちゃんの角煮、おいしいねえ、やめて、ほうれん草ばっかりバリバリ食べて、キャベツとほうれん草と青菜ばっかり食べて、兎になった心境で暮らしていても、それは反対の結果になるようなことを研究結果として発表してはりますね。で、「コレステロールや中性脂肪の値が高い人の方が脳卒中を起こしにくい」ということなんです。大櫛先生、こう言うてはります。「実は我々の研究によると、コレステロールや中性脂肪は実は善玉なんです」と。善なんです。Goodなんです。ところがねー、つまり、「中性脂肪やコレステロールのね、悪い面ばっかりが強調されてます」と。そして「せんでもええ治療をね、おこなわれている」と。まっ、これ読んでつくづく思いました。人間の体ほどわかりにくいもんないですよ。
「脳卒中」は、様々な相反した原因で発症する病名を複数含んだ、「病気の状態の総称」なのに、それをしっかりと理解していない為に、まるで原因が1つでなければいけないかのような態度を示しています。
私が小学生の頃からの我が家の常識で簡単に解説を加えます。
血管の障害の状態は大きく分けて「血管が破れる」「血管が詰まる」の2系統に大別できます。
まず「血管が破れる」について解説します。
「血管を破れにくくする」為の対策は、(1)血圧を下げる、(2)血管を柔軟な状態に保つ、の2系統に大別できます。このうち、(1)の「血圧を下げる」ことは世間で広く知られていますが、それに比べて(2)の「血管を柔軟な状態に保つ」ことはあまり知られていません。血管を柔軟な状態に保つ為には血管の材料となる食物を食べることが大切です。昔、東北地方で非常に脳出血(脳卒中に含まれる)が多かったのは、「冬が寒いので、人間の本能で、塩分を多めに摂取して、血液の塩分濃度を高めようとしてしまうからだ」という説明がかなり以前から広くなされています。それは間違いではないのですが、今ではそれと同等に、冬場は雪に閉ざされることと貧困で、もしくは食習慣のせいで、血管の材料になる「蛋白質やコレステロールの摂取量」が少な過ぎたことも、大きな要因として指摘されています。それは動物実験でも証明されていますし、現在の東北地方での食生活における塩分摂取量が昔と比べてそれほど減っていないにも関わらず、脳出血の発生頻度が下がっているのは、動物性蛋白の摂取量が増えたからだと説明されています。
次に「血管が詰まる」についての解説です。
こちらは既に多くの人がご存知なことなので説明を端折りますが、血液の中に、血管を詰まらせる物質が、より高濃度で、より長期間含まれていればいるほど、血管は詰まります。血液の中の血管を詰まらせる物質の濃度を下げる為には、そもそも食事に気をつけてそのような物質をとらないようにすることと、運動が必要だと言われているのは殆どの皆さんがご存知だと思います。
「コレステロールは血管を詰まらせる原因となる物質ですが、同時に血管を破れにくくする物質でもある」ということを理解していれば、このような放送内容にはならないと思います。公共の電波を預かっている以上、聴取者に必要で正しい知識を与えるように日頃から心がけるべきだと思います。
ストリーミング放送2009年10月27日分・39分35秒頃・L3 不適切な放送内容(覚醒剤)
(酒井法子の裁判の話題で)
浜村氏:今発売中の週刊ポスト、書いてますけどね、(シャブは)容易に体から抜けないってね。
アシスタント「あっ、そうですか」
浜村氏:ええ。
アシスタント:何年もやってたらねーえー。
浜村氏:そう簡単に抜けるもんではないし、そうして、夫と一緒に、まあ酒井法子の場合は夫とまたまた一緒に暮らすとね、またまたやってしまうだろうと……。
アシスタント:あー、それまた、そのシャブを売ってた人も、またつけてくるんじゃないですか?
浜村氏:そらー、ええお得意さんやからね。
アシスタント:「まったーあんなこと言うてるけど、まあちょっとよろしいやろ」みたいなことゆうてね。
浜村氏:そうそう、誘い水向けたら「また買いよんで。また使いよんで」となるやろからね。だからこの夫婦はね。必ず、離れ離れにさしとかないかんそうですね。
アシスタント:いやー、そうかもしれませんわね。
浜村氏:それからね、週刊ポストが書いておりますのは、「何故、あれほど覚醒剤などにのめり込むのか」というと、新聞も、新聞あんまり書きません、これ。ラジオ・テレビも言いませんので、まー、私もあんまり、いー言わないんですが、一番、大きい要因は、原因は、やっぱりこの、男女の愛の交歓のときの、とてつもない快感やそうです。
アシスタント:へぇー、シャブやって?
浜村氏:あれに溺れるともう駄目やそうです。
アシスタント:あらまたねえ。
浜村氏:もう指一本ちょっと触っただけで……。
アシスタント:ふぇっ、あっちゃうか。
浜村氏:まだ触ってないがな。たいそうに驚いてからに。触ろうとも思てへんけど。
アシスタント:いや、なんじゃ、それ。
浜村氏:ちょっちょっとこう、ジェスチャーで示したんです。指一本で触られただけで仰け反るほどの快楽地獄に陥るそうですね。
アシスタント:そうでっか。
浜村氏:これ、やめられないと。
アシスタント:いやー、そん、そんでもねー。
浜村氏:これ、やめようとしたら禁断症状が起きたりしますしね。
アシスタント:そうですよ。
浜村氏:地獄の苦しみにのた打つ。
アシスタント:いっとき、そのときねえ。
浜村氏:えー。
アシスタント:なんか、ええ目したってねえ。
浜村氏:そうなんですよ。
アシスタント:ええことあらへんって。
この日も含めて、ここ数カ月の浜村氏の話から言えることですが、紛らわしいことに浜村氏は、(1)科学捜査で体内から覚醒剤を検出できるかどうかという話、(2)覚醒剤の依存性がいかに長く続くかという話、という2つの話の双方で、「シャブの(気を)抜く」という表現を使ってしまっています。そしてこの2つの話を「別の話ですよ」と聴取者に説明したことがありません。「自分自身は2つの別個の話だとちゃんと理解していますよ」との態度を示したこともありません。まずはしっかりと本人が先の2つの話を「2つの別々の話」だと理解することが先決だと思います。その上で聴取者にはっきりと2つの別々の話だと説明する必要があると思います。
それと、これもここ数カ月の浜村氏の話から言えることですが、放送中に「依存性」という言葉を持ち出すことを徹底的に避けているように思われます。浜村氏としては「依存性」は「難しい言葉」だと考えて、何らかの別の言葉に置き換えたいんでしょうが、簡単に類義語が見つからないので、放送からは、元の記事にあった「依存性という言葉で表現されていた部分」をすっぽり消し去ってしまっていると思われます。しかし「簡単に類義語が見つからない」言葉だということは、裏を返せば、「その言葉がいかに重要な言葉であるか」ということを表していると思います。
浜村氏が「簡単に類義語が見つからないような“重要な”言葉」を放送から消してしまった為に、出典元記事の要旨を放送でまともに説明できていないという事態が多発していると思います。このままでは聴取者にいつまでたっても覚醒剤の本当の恐ろしさが伝わらないと思います。
覚醒剤に関しては、
1. 絶対に一度たりとも摂取してはいけない。
2. 摂取してしまうと、(科学捜査で覚醒剤の成分が検出される・されないの話とは全く別問題として、)脳に、非常に長期間元に戻らないような重大な障害を受ける。
これくらいのことは言って、覚醒剤の蔓延を防ぐ努力をすべきだと思います。公共の電波を預かっているのですから、それくらい、公共の為になる放送を心がけるべきではないでしょうか。
前述( ストリーミング放送2009年9月18日分・21分05秒頃・L3 覚醒剤に関する非常に不適切な説明)の、「意思の強い人は立ち直っていきます」はまさに最悪の言葉です。聴取者に「一度たりとも摂取すると大変なことになる」ということを常に伝え続けることが大切だと思います。この日の性交渉の際の快感の話も「一度たりとも……になる」という話からはかけ離れています。むしろ覚醒剤に興味を湧かせてしまう恐れの強い、非常に不味い放送内容です。
ストリーミング放送2009年10月30日分・37分35秒頃・L0 不適切に回答(JAL再建)
(JAL再建の話題で)
アシスタント:年金の前にお給料とか、もちろん下がるんですよね。そこから削っていく……。
浜村氏:どうやろね。
アシスタント:じゃないと、これだけ税金だしてね、
浜村氏:あの、真紀ちゃん、今のところね、「日航社員の給料まで削る」とは出てないそうです。
参照している記事に記載がないのなら「わからない」とか「記事に載っていない」と答えるべき場面です。「わからない」と「(そういう話は)出ていない」とではまるで意味が異なります。
ストリーミング放送2009年11月2日分・51分00秒頃・L2 保護責任者遺棄致死(押尾事件)
(押尾学の話題で)
浜村氏:で、桜井さんが、もう遂に、意識を失のうてぶっ倒れてしもた。と、びゅうびゅうびゅうびゅう北風が吹き込む寒い部屋に、私は桜井さんを放ったらかしにして、勝手に家へ帰ってしもた。これが保護責任者遺棄、あとに残しすてるという意味ですねえ。保護すべき責任をね、すてて、そして、ぶっ倒れた桜井さんをあとに残して勝手に帰ってまいよった、これやっぱり罪なんです。ところが、保護責任者遺棄致死というのは、保護すべき人に対する責任をすてて、その人を死に至らしめた。重いですよね。この2つの罪で、これはまだ取調べが続いているんですって。
押尾事件発生以降、毎度のことですが、保護責任者遺棄と保護責任者遺棄致死(※)の説明を間違っています。
保護責任者遺棄致死という言葉の省略されている部分を補いながら、正しく分解しますと、
「保護をおこなうべき責任者」が、(“保護されるべき人”を)、「遺棄」し、結果的に「死に至らしめた」 |
となります。“保護されるべき人”が省略されていることに気づく必要があります。
正しい解釈を得る為のポイントとなるのは「遺棄の目的語が何か」を正しく判断することです。
浜村氏は、遺棄を「すてる」だと、勝手に言い変えた上に、その目的語を「保護責任」であるとしていますが、これは何重にも判断ミスを犯しています。
1. 「責任を遺棄する」という用法はない。
2. もし、遺棄の目的語が「責任」だとしても、遺棄の目的語が「責任者」だということはあり得ないので、この解釈では「者」を無視せざるを得ない。
1に気づかなくても2に気づけば、それだけで「遺棄の目的語が責任ということは絶対にありえない」と気づく筈ですが、浜村氏は論理的な思考が苦手な上に、類義語と同義語の区別がまともにできないという特異な言語感覚を持っているので間違えてしまうのでしょう。
「遺棄」の目的語は「人間だろう」ということに思い至れば、“保護されるべき人”が省略されていることに気がつきます。
※ 条文では「老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、」となっています。
日刊スポーツに「保護責任者遺棄と同致死 保護責任者遺棄(刑法218条)は老年者、幼年者、身体障害者、病者を保護する責任のある人物が責任を放棄し、生きるために必要な保護をしなかったときに科せられる罪」と、適切ではない説明が載っています。浜村氏はこれに影響を受けているのかもしれません。しかし日刊スポーツは新聞なので間違いを放置しても許されますが放送では許されません。
ストリーミング放送2009年11月2日分・53分45秒頃・L0 バランスを欠く
浜村氏:押尾に対する、押尾被告に対する、その、なんや緩やかな、アゲハちゃんが死んでるのにね、なんや緩いなあと思ったら、週刊文春の記事では、民主党の小沢一郎はんの嘗ての側近と言われた元代議士が、押尾被告に非常に近いとこにいはってね、何かにつけて、口挟まる、口を挟むような状態らしいという……
雑誌名は異なりますが、今まで他の代議士の影を示唆した記事が散々出ていたのにそれは取りあげず、小沢一郎の名前が載った記事は読むという姿勢はバランスを欠きます。浜村氏としては「小沢の記事だったら読んでいい」程度の軽い気持ちだったのかもしれませんが、放送は放送法で縛られていて、新聞や雑誌等よりもバランスを取った報道を心がけなければならないことを肝に命じる必要があります。
ストリーミング放送2009年11月4日分・37分10秒頃・L2 不適切な言い変え(一酸化炭素中毒による高度意識障害)
(自殺サイトを使った嘱託殺人未遂容疑で逮捕の話題で)
浜村氏:この広島から来た30歳の男性は、一酸化炭素中毒の為に苦しんではった。いくら警察が呼びかけても自分の名前さえ覚えてないんです。
アシスタント:あら、意識朦朧として?
浜村氏:その通りです。名前が言えない。もう、名前(が)言えないというより、全部の意識がね、消えかけてるわけなんです。
アシスタントが相槌ではなくツッコミを入れるときは大概浜村氏の話がおかしい場合です。
全く無駄で不適切な言い変えです。
ストリーミング放送2009年11月12日分・13分05秒頃・L2 簡単な間違い(実家は浜田市)
(島根県立大平岡都さんの事件の話題で)
浜村氏:平岡都さん、実家は島根県浜田市にありまして、……
もしかして浜村氏は実家の定義を誤解しているのでしょうか。
ストリーミング放送2009年11月12日分・49分25秒頃・L0 補足(森繁久彌)
(森繁久彌の話題で)
浜村氏:それと、早稲田大学時代に、軍事教練を拒否した為、退学になったという、そういう骨っぽいところがあるわけですよ。
これは間違いの指摘ではなく補足情報です。森繁久弥は1986年に早稲田大学から正式な卒業証書を受け取り、現在では正式な卒業生となっています。今後も浜村氏が森繁久彌について話す機会は多いでしょうから是非これは頭に入れておくべきです。
ストリーミング放送2009年11月16日分・06分05秒頃・L2 簡単な間違い(SPをシークレットサービスだと)
(谷垣自民党総裁・自転車で転倒の話題で)
浜村氏:自民党の総裁ともなりますが、自転車に乗るにも警護官が付きます。シークレットサービス、そうなんです。SPが付いたりするんで、一緒に走ってはったんです。
自民党総裁に付くSPは「シークレットサービス」の略ではなく「セキュリティポリス」の略です。
ストリーミング放送2009年11月18日分・47分40秒頃・L3 出鱈目話(プラザ合意)
(イエメンで拉致された日本人技師解放の話題で)
浜村氏:ニューヨークにありますホテルプラザに世界各国の偉いさんが集まって、1ドルを日本円でなんぼにしまひょうか、これをプラザ合意と言いまして、360円でどうじゃと決まったんですね。この360円に、何の根拠もないそうです。で、私は大阪の国際ホテルで、竹下登さんという偉いおっさんから直接聞いたんです。おっさん、後に総理大臣にならはりました。島根県の人です。
アシスタント:そう、あの、あの人の孫が今なんややってはりますやん。
浜村氏:ああそうそう、あのゴダイゴ、ゴダイゴちゃう、
アシスタント:ゴダイゴちゃう。ダイゴ。
浜村氏:そうなんです。で、竹下さん言わはりました。「あのねー、政治家の中にも不勉強な奴がおりまんにゃ」と。で、1ドル360円に決まったときに、私、大蔵大臣として質問受けたんです。国会議員から。「あー、聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥と言うが、吾輩は一時の恥をしのんで大蔵大臣に質問する。この度、日本の金、いや、アメリカの金、1ドルが日本の金で360円に決まったと、いう報告を聞いたが、これではなかなか日本の経済は発展せん。大蔵大臣、質問するが、いつになったら1ドル1000円になるんじゃ」言わはったそうです。
多数の間違いが速射砲のように出現していています。まさに出鱈目です。
「いつになったら1ドル1000円になるんじゃ」と聞いた国会議員がいたという話は、話の本質には関係ないので無視します。それ以外の部分に誤りが多数重なっています。
● 「プラザ合意」は1ドル360円と定めた合意ではありません。
● 1ドル360円に決定したのは「プラザ合意」の約36年前の、戦後間もなくです。
● 1ドル360円の体制が終了したのも「プラザ合意」の約14年前、1971年(昭和46年)です。
表 4:対ドル為替相場の推移
期間 |
対ドル為替レート |
1949/4 〜 1971/12(ブレトン・ウッズ体制は1971/8のニクソンショックで崩壊) |
1ドル=360円 |
1971/12 〜 1973/2(スミソニアン体制) |
1ドル=308円 |
1973/2 〜 |
変動相場制 |
「プラザ合意」は米国政府の財政問題に起因するインフレを防ぐ為の「各国強調してドル安に誘導する為の合意」です。プラザ合意についての浜村氏の話は出鱈目です。
1973年以降は変動相場制に移り、その後序々に円高が進んでいましたが、1985年の「プラザ合意」の直前時点ではまだ1ドル240円程度でした。
「プラザ合意」後、僅か3年ほどの間に一気に円の価値が約2倍に上昇しました。その後、現在までの20年ほどは、それまでのような極端な為替レートの上下はありません。
また、「プラザ合意」がおこなわれたホテルは「The Plaza Hotel」であす。「ホテルプラザ」ではなく「プラザホテル」が適当です。
ストリーミング放送2009年11月25日分・44分50秒頃・L2 不適切な言い変え(「政権を左右するキーマンとしての支持率」→「鳩山個人への支持率」)
浜村氏:鳩山個人への支持率は10%です。
アシスタント:えー。
浜村氏:10%台です。
記事では「鳩山個人への支持率」という調査項目ではではなく「政権を左右するキーマンとしての支持率」です。明らかに不適切な言い変えです。
ストリーミング放送2009年11月27日分・08分20秒頃・L2 不適切な言い変え(責任感が薄い→責任が薄い)
(熊本・慈恵病院の赤ちゃんポストの話題で)
浜村氏:「男の方に責任が薄い」と、こういうことを昨日の会議では突っ込んでおりますねえ。
「男の方に責任感が薄い」と「男の方に責任が薄い」ではまるで意味が異なります。明らかに不適切な言い変えです。
ストリーミング放送2009年11月30日分・20分05秒頃・L3 酷い言い変え(眼窩底骨折→目の奥の骨が砕けた)
(石川遼取材中のカートが暴走の話題で)
浜村氏:ガンガンガンガンと4人に接触しましてね、そのうち、高知県の30代の女性は、カートと地面の間に挟まれて、10メートル引きずられたという、重症ですよ。左の目の奥の骨、砕けましてね、病院へ運ばれましたが重症で、……
「眼窩底骨折」を「目の奥の骨が砕けた」と言い変えることは、絶対にあってはならない捏造です。
「砕けた」には「細かくなる、粉々になる」との意味があります。「眼窩底骨折」の多くはしばらく安静にしていれば後遺症なしに回復します。しかし「目の奥の骨が砕けた」と浜村氏に言われますと、聴取者は「被害者は眼窩底骨折よりも遥かに深刻な被害(粉砕骨折等)を負った」と受け取ります。「被害者は非常に重い後遺症(視力低下もしくは失明、容姿の激変、深い傷跡等)を免れない。しかも女性なのに……」と受け取らざるを得ません。結果として聴取者の加害者への処罰感情が非常に(異常に)に高くなってしまいます。被害者にも過剰な同情が寄せられることになります。
ストリーミング放送2009年12月2日分・13分25秒頃・L2 単純な間違い(ひがしこくばら)
(流行語大賞の話題で)
浜村氏:それから、ひがしこくばら知事。この人、当然ながら流行語大賞です。「どげんとせんといかんばい」。宮崎をどげんとせんといかんばい。
過去に何度も「ひがしこくばる」が正しい読みであることをを自ら話しています。それなのに正しく言い直さないということは、正しい読み方を忘れてしまったということでしょうか。
また、何故勝手に「ばい」を付けるんでしょうか。
ストリーミング放送2009年12月2日分・23分05秒頃・L2 これは差別発言(腹違いの兄弟を本当の兄弟ではないと)
(鳩山兄弟について)
浜村氏:義理とか、腹違いとかね、あるいは父親違いやなしに、本当の兄弟やそうですが似てないですね。
義理はともかく、「腹違いの兄弟」、「父親違いの兄弟」は、「血のつながった本当の兄弟」です。
ストリーミング放送2009年12月7日分・47分20秒頃・L2 単純な間違い(大佐の上が大将と)
浜村氏:少尉、中尉、大尉でしょ。その上が少佐、中佐、大佐でしょ。その上が大将ですから。
単純な間違いですが、正しくは大佐の1つ上の階級は少将です。
ストリーミング放送2009年12月7日分・52分25秒頃・L2 間違い大過ぎ
浜村氏:これちょっとね、山本五十六さんについて同情的なことを言いますとね、私が別に戦争の歴史を研究したわけでもなんでもない。いろんな、ものの本によりますと、まだ、戦争(が)始まる以前に、山本五十六さんは、軍人としてアメリカの日本大使館に勤務していたんやそうです。こんなんいまごろ死んだ言葉で言うても何のこっちゃわからんけど、駐在武官というんですね。つまり外国へ言って、ある程度外国はどれくらい戦力を持っているか、密かに研究するんですね。駐在武官、武士の武という字を書きます。これでアメリカの大使館に勤務していた頃、自動車を作る町として有名なデトロイトへ行ったんです。まだ、戦争以前ですよ。昭和16年以前ですよ。そうしたらその時代、既にアメリカはデトロイトで車(を)作るのに、オートメーションですって。部品がね、ベルトコンベヤーにのって、こう、流れるように出てくるんですね。それが見てるうちにチャッ、チャッ、チャッ、チャッ、と組み立てられていくと。これ実は昭和11年にチャップリンがモダン・タイムスという映画で描いた。この映画、チャップリンの代表作です。ところが、昭和11年当時の日本人は、このオートメーションというものがさっぱりわからなんだってね。帯がずーっと工場の中を流れていく。その帯の上にちょっとずつ部品がのってるんですね。
「駐在武官」は現在の日本において死語ではありません。現在も主要国の日本大使館には自衛隊員の武官が勤務しています。浜村氏が駐在武官を死語と思っているということは、浜村氏が相当な情報弱者であることを推定させます。具体的に言えば「本を読まない」「雑誌を読まない」「新聞を読まない」「テレビを(真剣に)見ない」人だということを示唆していると思います。
「オートメーション」と何度も言っていますが、「流れ作業」の言い間違いです。また日本には昭和11年より前に流れ作業が導入されています。
山本五十六がアメリカに駐在したのは「モダン・タイムス」が発表された17〜15年程前の大正中期のことです。浜村氏の話は「山本五十六はアメリカに昭和11年頃に駐在した」との、誤った情報を聴取者に与える内容になっています。
ストリーミング放送2009年12月8日分・20分00秒頃・L1 心臓マッサージ(押尾事件)
(押尾被告が被害者に心臓マッサージをおこなった際に被害者の肋骨を折ったとされる話題で)
浜村氏:肋骨折ったら何にもなりません。これは。被害が大き(く)なる一方ですよね。
この発言は聴取者に心臓マッサージについての誤った知識を与えてしまっています。
もちろん好ましいことではありませんが、心臓マッサージの際に肋骨が折れることはよくあることです。「たとえ肋骨が折れてしまっても、マッサージをそのまま続けなければならない」が、心臓マッサージの鉄則です。
ストリーミング放送2009年12月8日分・24分45秒頃・L0 説明不足(押尾事件)
(押尾容疑者ら再逮捕の話題で)
浜村氏:遠藤容疑者、この男はね、押尾容疑者の元マネージャーで、……
わかりやすい放送を心がけるのなら、新聞記事をそのまま読むのではなく、当然「押尾容疑者の事件発生当時のマネージャーで、今日の新聞には元マネージャーと載ってます」等と言うべきです。
ストリーミング放送2009年12月8日分・34分50秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件)
浜村氏:保護責任、まもらねばならない責任をすてた、そして死に至らしめた、ということで、相当きつく責められるでしょうけれども。
また「保護責任者遺棄(致死)」の説明を誤りました。
(参照: ストリーミング放送2009年11月2日分・51分00秒頃・L2 保護責任者遺棄致死(押尾事件))
過去の説明を知らなければ明確な誤りとの判別が付きにくい場面ですが、「『保護責任、まもらねばならない責任』を棄てた」と話していることから、やはり従来の誤りと同じく、「保護責任者遺棄」を「保護責任遺棄」だと、まず「者」を頭の中で省略し、さらに「保護責任遺棄」を「保護責任+遺棄」と分解し、さらに「遺棄」を「すてる」と勝手に言い変え、「保護(するべき)責任をすてた」と説明していると見られます。
ストリーミング放送2009年12月8日分・36分45秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件)
浜村氏:保護責任者の立場を遺棄、棄てたと。
前述( ストリーミング放送2009年12月8日分・34分50秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件))に続き、また誤った解釈を披露しています。今度は「立場を棄てた」になっています。
ストリーミング放送2009年12月9日分・46分30秒頃・L3 あまりに思慮不足(押尾事件)
浜村氏:実は、押尾容疑者とアゲハちゃんが東京六本木のマンションの一室で合成麻薬スピードを使った。アゲハちゃん、口から泡(を)吹いた。そして隣の部屋へ行った。と思ったら、すっぽんぽんになって、もう、ベッドで生き絶えていた。
多分記事にはこのように書いていなかったと思われますが、もしそう書いてあったとしても「もう、ベッドで生き絶えていた」とは決して読み上げるべきではありません。
「生き絶えていた」とは「死んでいた」という意味であって、「倒れていた」とは全く異なる表現です。
倒れた時点で直ぐに救命処置をおこなっていれば救命できていた可能性が高いとの報道がなされており、その観点で遺族が押尾被告達への怒りを表している中で、この表現はあまりに思慮不足です。
押尾が異変に気付いた時点で既に被害者が生き絶えていたのなら、押尾に保護責任者遺棄罪は問えないことになります。この放送を被害者の親族が聞いていたら怒り心頭でしょう。
ストリーミング放送2009年12月11日分・40分35秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件)
(押尾被告の話題で)
浜村氏:で、さらにね、押尾容疑者は、一回目、まあ、保護責任遺棄、亡くなった人を放ったらかしにして逃げたとういことで裁かれまして、あれはね、一年三ヶ月、ただし執行猶予三年という判決が出た筈です。
この時点では保護責任者遺棄罪では逮捕もされていません。1度目の判決は11月2日に下され、麻薬取締法違反(使用)の罪で 懲役1年6か月、執行猶予5年でした。
また、「保護責任者遺棄」を「保護責任遺棄」と言い、さらにそれを「亡くなった人を放ったらかしにして逃げた」という意味だと説明していますが、「亡くなった人」ではなく「保護されるべき人」です。この場合は「瀕死の状態の被害者の田中さん」です。
「人を放ったらかしにして」と言っているので、前述( ストリーミング放送2009年11月2日分・51分00秒頃・L2 保護責任者遺棄致死(押尾事件))のケースよりは多少マシな説明だと思います。
(直近の参照: ストリーミング放送2009年12月8日分・36分45秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件))
ストリーミング放送2009年12月17日分・29分55秒頃・L2 言い変え過ぎ(ベーブ・ルースの呪い)
(バンビーノの呪いについての話題で)
浜村氏:以後、80年間、レッドソックスは優勝したことない。これを人々はベーブ・ルースの呪いと呼んだ。
ここでの間違いは3箇所です。
● 80年間ではなくて85年間。
● 「優勝したことない」ではなくて、「ワールドチャンピオンになったことがない」。
● 「ベーブ・ルース」ではなくて「バンビーノ」。
「バンビーノの呪い」で日本でも昔から定着しているのであって、勝手に「ベーブ・ルースの呪い」と言い変えてはいけません。
この後、30分30秒頃に、
浜村氏:ボストン・レッドソックスは80年以上に、ワールドチャンピオンになれなかったそうです。バンビーノの呪い。
先の3箇所の間違いが全て解消されています。しかし「先ほどは間違っていました」とは一切言いませんでした。これではいけません。
ストリーミング放送2009年12月18日分・29分35秒頃・L2 暫定税率は24、5年
浜村氏:ガソリン1リットルに対して、だいたいですよ、25円程の税金は、かかるんです。ところが、今から24、5年前、「これでは税金が足りん」と。で、そこで、道路を作ったり道路を直したり、あるいは橋かけたり、道路の為に使う、特別な税金を、1リットルにつき25円ほど上乗せしようと。
35年前と説明するのが適切でしょう。
ストリーミング放送2009年12月18日分・30分35秒頃・L2 暫定税率は25年
浜村氏:これを暫定税率と言いまして、暫くの間こうする、なんです。暫定と言うんですから。暫くの間、こう決めておく、というんですね。ところがその暫くがね、25年続いてるんです。
31分05秒頃にスタッフの指摘により35年だと訂正しました。
ストリーミング放送2009年12月21日分・58分20秒頃・L2 暫定税率は24、5年
(暫定税率について)
浜村氏:上乗せした25円は暫定と言いまして、暫くの間です。この暫くがね、24、5年続いているんです。
3日前に同じ間違いを犯し、スタッフに訂正してもらったばかりなのに、また同じ間違いです。
ストリーミング放送2009年12月22日分・42分10秒頃・L3 解説が真逆(呼吸器外し事件)
(射水市の呼吸器外し事件の話題で )
浜村氏:で、また、こういう見方もあるんだそうです。意識不明のまま苦しみ抜いてる患者さんには、「意識不明であるから、苦しいとか痛いとか、感じてないのやないか」と。そうとすれば、やっぱり延命装置はやめてもええのんとちゃうか、無理な延命装置ですよ。
「苦しみ抜いてる」は浜村氏の余分な付加です。これを付けるか付けないではまるで議論の中身が異なってしまいます。絶対に付けてはいけない余分な言葉です。
この有識者の意見は「だからそのまま、延命措置を続ければいいんだ」との文脈の中で出されたものなのに、浜村氏は真逆の誤った解説をおこなっています。
ストリーミング放送2009年12月22日分・54分25秒頃・L2 軽油に揮発油税
浜村氏:ガソリン税、ガソリンって、ほんとは正しくは揮発油税と言うそうですね。ガソリンとか軽油にかかる税金。わかりやすくガソリン税と言うてますが。
「ガソリン以外の揮発油って何だろう? それは軽油だろう」と考えて、勝手に、不適切に軽油という言葉を付け加えたのでしょう。
揮発油税は軽油にはかかりません。軽油には軽油引取税がかかります。軽油が揮発しにくい油種だということは世間の常識です。そもそも軽油は揮発しにくいので、常温下で、蓋を開けたドラム缶や18リットル缶に軽油を満たし、火のついたマッチを落としても引火せずに、マッチの火はそのまま消えてしまいます。
ストリーミング放送2009年12月22日分・54分35秒頃・L2 暫定税率は14、5年
浜村氏:もともと1リットルにつき、25円という税金はかかってたんです。ところが今から14,5年前、道路を作ったり直したりする金が足らんと。そこで暫くの間、25円のガソリン税の上へ、上乗せして、もう25円付けようと、ただしこれはいつまでも続く税金やない……
これで3放送日連続の同様な間違いです。
55分15秒頃にも再度14、5年と言い、55分20秒頃にスタッフからの指摘でやっと35年と訂正しました。かなり酷い状態だと言えると思います。
ストリーミング放送2009年12月23日分・43分15秒頃・L2 勘違いは浜村氏の方
(小沢一郎の発言についての話題で)
浜村氏:……(小沢の発言の続き)「皆さん、憲法を読んでますね。読んでるでしょ。あんた憲法を。憲法にはっきりと『天皇の国事行為は内閣の承認と内閣の助言を得てやる』と書いてあるやないですか」。
アシスタント:確かに書いてあるやん。
浜村氏:書いてない。
アシスタント:憲法には書いて……。
浜村氏:書いてないよ。そんなこと。
アシスタント:憲法には書いてない?
浜村氏:書いてない。それをね、小沢はんはね、勘違いしてる。
アシスタント:ああそうか。
浜村氏:「憲法には書いてあるやろ、読んだね、君、読んでるだろ」とこう言うんです。感情を露にして。
この時は単に機械的に、憲法にどんな文言が書いてあるかを問うているだけですから、現在沸騰している小沢氏への批判とは直接関係のない話です。浜村氏は論点の把握も切り替えも出来ていません。
何度も書いていますが、アシスタントがツッコミを入れるときは大概浜村氏の話がおかしい場合です。
参考: 憲法の該当条項には「天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。」とあります。
ストリーミング放送2009年12月23日分・46分10秒頃・L3 説明が逆(1ヶ月ルール)
(「1ヶ月ルール」の説明の場面で)
浜村氏:「天皇陛下にお会いしたいというお願いは、少なくとも1ヶ月以上前に出してもらいたい」と、で、いろいろと取捨選択をしてね、英語で言うとセレクトしてね、浜村さんなら会うてもらおう、桜井さんならやめてもらおう。
アシスタント:何でやねん!
浜村氏:はは、はははは、あの人に合うたら、御心を悩ましたらいかんから、まあそういう、いろいろとやっぱりと慎重に検討するんですってね。
全く記事の趣旨を理解していません。恣意的にフィルタリングすることばかり話しており、「1ヶ月ルール」の正しい説明からかけ離れています。
ストリーミング放送2009年12月24日分・50分20秒頃・L2 簡単な間違い(2人ともスナック勤め)
(木嶋佳苗と上田美由紀の共通点について話している場面で)
浜村氏:2人ともスナックに勤めていて、……
スナック勤めという共通点はありません。
ストリーミング放送2009年12月25日分・30分20秒頃・L2 記事をまともに読めていない
(鳩山首相が母親から贈与を受けていた話題で)
浜村氏:月々150万円づつ、7年間に渡って、それだけで12億6千万円になるんですか?ならないと……
記事が間違いではないかと疑っていますが、実際にはどの記事にもきちんと1500万円と書いてあった筈です。浜村氏が150万円だと勝手に思い込んでいるだけです。
ストリーミング放送2009年12月25日分・38分25秒頃・L2 自分の間違いを首相になすりつけ
浜村氏:で、実はね、この問題、1つとっても鳩山さん、今までだいぶ嘘ついてきはったんです。まあ産経新聞によりますとね、例えばね、あのー、お母ちゃんから毎年、千、150万円のお金貰おた、この150万円は政治献金としては、上、ぎりぎり、上限いっぱいの金額で、それ以上はないと言わはったんです。あったんです。だから私さっき、毎月150万円貰うていて、えー、なんやあのーぅ、7年間くらいで、12億6千万になるやろかと言うたのは実は鳩山さんが嘘ついてはったわけです。すぐばれるのに。「母からは毎年、1年で150万円、これが上(限)、ぎりぎりの金額ですが、献金してもらい、それ以上はない」と言わはったんですが、とんでもない、あったあった、あり過ぎるくらいあったんですね。
前述( ストリーミング放送2009年12月25日分・30分20秒頃・L2 記事をまともに読めていない)の金額の不整合の原因は鳩山首相が嘘をついていた為と言っていますが、この説明は間違いです。鳩山首相が「150万円」との数字を出したのはずっと以前に「年間150万円」と言った時のことです。鳩山氏が「月々150万円」もしくは「毎月150万円」と発言したことはありません。前述(ストリーミング放送2009年12月25日分・30分20秒頃・L2 記事をまともに読めていない)で浜村氏が間違えた原因は、他の誰のせいでもなく浜村氏自身が原因です。「月々1500万円」と書いてあるのに「月々150万円」だと思い込んでしまったことに原因があります。
ストリーミング放送2009年12月25日分・44分30秒頃・L2 簡単な間違い(テープ起こし→リライト)
(竹村健一についての話題で)
浜村氏:しゃべってテープに録音するのをね、別の人が、こう、文字に起こしていくんですね、これをね、リライトするというんです。
この説明は、リライトではなく紛れもなく「テープ起こし」です。「テープ起こし」の後には「リライト」も必要になりますが、浜村氏の説明した作業は明らかに「リライト」ではありません。
ストリーミング放送2010年1月5日分・22分55秒頃・L0 周りが凍りついたやりとり
(押尾事件について)
浜村氏:で、最近の話かいな(と)思たら去年の8月2日です。
アシスタント:ああそう。夏でした……
浜村氏:1年以上経ってますねん。
アシスタント:いーっ?
浜村氏:去年の。
アシスタント:夏ですからまだ一年経ってない。
浜村氏:ちょっと待て、ここに去年って書いてあるでー。
アシスタント:去年ですから、あーはっ、今まだ一月ですから、年……。
浜村氏:ああそうか、そうや、今年になったばっかりやがな。
アシスタント:そうですやんか。
浜村氏:そーやね、ほんまに、このあいだやんか。
アシスタント:こないだですわ。
浜村氏:みーんな去年のことだったって歌ありますが。
アシスタント:くー、じゅう、じゅういち、じゅうに、まあ4ヶ月。
浜村氏:指折って数えるな。
アシスタント:4ヶ月ほど前……。
浜村氏:数えてみたらそうやがな。
アシスタント:そゆこっちゃ。
浜村氏:いや、人間おかしいもんでね、かぞえ年で考えると。
アシスタント:あら。
浜村氏:去年言うたら、えらい遠いもんみたいに思うけど。
アシスタント:そうです。
浜村氏:そうや、そうや、ごめん、ごめん。
アシスタント:今年になってまだ五日しか過ぎてよ……。
浜村氏:細かいことを言いな。
アシスタント:……ってそうや。
浜村氏:そうや、去年の8月言うたらこのあいだみたいなもんですわ。
アシスタント:ついねえ。
浜村氏:そうやね。
詳しくは述べません。周りも聴取者も凍りついたでしょう。
ストリーミング放送2010年1月5日分・25分20秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件)
浜村氏:でもね、三回目の逮捕ですよ、一回目は麻薬の常習でしょ、二回目は、難しい言葉なんですが、保護責任者遺棄の疑いというんです。保護しなければならない責任者が、その責任をすてたという、保護責任者遺棄という疑いで二回目の逮捕です。で、今度は保護責任者遺棄致死というんです。
まず、押尾の二度目の逮捕の容疑は麻薬取締法違反(譲渡)です。
また、もう何度も似たような指摘をおこなっていますが「保護責任者遺棄」の説明は今回も不適切です。
(参照: ストリーミング放送2009年11月2日分・51分00秒頃・L2 保護責任者遺棄致死(押尾事件))
(直近の参照: ストリーミング放送2009年12月11日分・40分35秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件))
ストリーミング放送2010年1月5日分・51分35秒頃・L2 政党と政権
浜村氏:小沢はんが自民党をやめてね、細川はんを、こう、推し立てて、自民党に対抗する政党を作ったときに、
アシスタント:あれ何ちゅう政党でしたかな?
浜村氏:日本新党と違いますか。いや、小沢はんもようけ変わったはるんでね。
細川は日本新党、小沢は新生党をそれぞれ作ったあとに、連立政権を構成しましたので「小沢は細川を推し立てて政党を作った」は間違いです。「政党」と「政権」を言い間違えただけだと庇う意見もあるかもしれませんが、浜村氏はその後も明確に政党のことを話していますのでケアレスミスの類ではないのは確実です。
「日本新党と違いますか」と、確実な情報ではないことを自ら聴取者に示してはいますが、それは政党名の間違いしかカバーしませんので、それ以外のことを遠慮なく指摘させて頂きました。
ストリーミング放送2010年1月5日分・54分35秒頃・L0 日本医師会の方針
浜村氏:日本医師会の方はね、相変わらず自民党を応援する方針を打ち出してるんです。
各紙「今のところ明確な方針変更を打ち出していない」と報道しています。「方針変更を打ち出していない」と「相変わらず自民党を応援する方針を打ち出している」とでは大きく異なります。話題の冒頭で週刊ポストが出典だと言っていましたが、出典元を混合することはあることなので、浜村流の特異なアバウトさで新聞記事を不適切に言い変えた疑いを持ちましたのでここに書き出しました。
ただし週刊ポストには本当にそう書いてあったのかもしれません。
ストリーミング放送2010年1月5日分・55分35秒頃・L3 調査・解決することを整備新幹線
浜村氏:で、さらにね、新幹線です。で、麻生さんが総理大臣やってた頃、ついこないだ、まだ新幹線を増やすと。北海道、北陸、九州、長崎、このあたり、新幹線を走らせると。で、それを調査したり、それからいろんな問題を解決するのを、整備新幹線と言うんですね。
これはかなりの迷作です。
「整備新幹線」→「新幹線を整備する」→「新幹線を走らせるために、調査したり、いろんな問題を解決する」という連想なのでしょうか。
「整備新幹線」は「ありがとう浜村淳です」が放送開始される前からあった言葉なんですが……。
ストリーミング放送2010年1月7日分・05分55秒頃・L2 アンカツを蔑称視
(安藤勝己騎手の話題で)
浜村氏:これあのー、失礼ながら、陰ではね、「アンカツさん」と呼んでるんです。
「アンカツ」は陰でないと呼べない「蔑称」ではありません。長年スポーツ新聞に「アンカツ」って載ってるのに何故そう思ってしまうのでしょう。
ストリーミング放送2010年1月8日分・25日35秒頃・L2 やけっぽくい
浜村氏:やけっぽくいに火がついたと言う。
「やけっぽくい」じゃなくて「やけぼっくい(焼け棒杭)」です。
ストリーミング放送2010年1月8日分・27分25秒頃・L2 やけっぽくい
浜村氏:やけっつぽくい、一旦焼けた杭にまた火がついた。
前述(ストリーミング放送2010年1月8日分・25日35秒頃・L2 やけっぽくい)と同じです。なんでまたこんな言い方をするんでしょう。しかも自信たっぷりに。
ストリーミング放送2010年1月12日分・03分00秒頃・L0 下読みしていないから紛らわしい
(中山での9頭落馬事故の話題で)
浜村氏:で、まあ、不幸中の幸いといいましょうか、落馬した騎手は全員、意識がはっきりとしておりまして、馬も全て無事やったそうです。
これは公共の放送としても許容範囲なのですが、紛らわしい表現があるので指摘させて頂きます。
落馬した騎手の中には骨折して重傷を負った人もいます。それなのにその事実は伝えず、代わりに「馬“も”全て無事やったそうです」と、「も」を付けて話すと、聴取者に「騎手(も)全員無事だった」との誤解を与えかねません。
このように話が紛らわしかった原因は、下読みをしていないことにあるらしいことがこの後の話で判明しました。
ストリーミング放送2010年1月12日分・03分25秒頃・L3 不適切な言い変え(全員、大怪我はなかった)
(中山での9頭落馬事故の話題で)
浜村氏:で、全員まあ、大怪我はなかったんですが、それでも内田ひろし(※)騎手、この人が言うてます。「馬から落ちた、途端にすぐ頭を庇った」両手でわーっと頭を庇ったでしょう。両手、両腕で、しかしですね、次から走ってくる馬の脚が腕にあたってですね、そうして、こっ、左の腕骨折です。怖かったやろなと思いますけどもね。
内田博幸騎手は骨折をしたのですから、「全員、大怪我はない」は間違いです。状況から判断して、このあたりは下読みせずに話しているようですが、下読みしていない(らしい)にもかかわらず「全員、大怪我はなかった」と先行して話してしまっています。デイリースポーツの記事に「命にかかわるような大事故にはならなかった」とあるので、この部分を「全員、大怪我はなかった」に勝手に言い変えたのでしょう。やってはいけないことです。あまりに意味が違い過ぎます。
また、骨折者がいたことに気づいた後に「さっきの説明は間違いです」と訂正しませんでした。
※ 「内田ひろし」は「内田博幸」のことですが、ここでは一応原音ママとしています。
ストリーミング放送2010年1月13日分・27分50秒頃・L4 これもかなり名誉を毀損してます
(メッセンジャー黒田の事件の話題で)
浜村氏:まず、大阪ミナミのガールズバーで、飲んでおりました黒田君達4人がですねえ、法外な料金を請求されて、そうして、24万なん千円でしょ、「そんなに飲んでないと、我々は」と。で、ビールと焼酎飲んだくらいで、ドンペリ、ドンペリニヨンという高級な酒は飲んどらん」と。「そやのに、何で24万なん千円もつくねん」と。これがもめたんですねえ。そしてほら、黒田君達4人も、酒入ってますから、まあ、店長の髪の毛引っ張ってど突いたり蹴ったりした。そうすると店長は、目の下の骨が折れて2ヶ月の重傷、そして黒田くんは初め、「僕は止めに入っただけや」と、一緒に飲んでましたひぐちさんという人がまあー黒田君を庇ったんでしょう。「私がど突いたんです」と。で、黒田君自身は「僕は止めに入っただけ」と言いましたが、警察の調べで言い分ががらっと変わりまして、「実は僕が最初に髪の毛を引っ張って、殴った」と言ったんですね。しかしその後、被害に遭うた店長と示談が成立しましてね……
「眼窩底骨折させた、ドンペリ4、5本を空けた」という当初の報道は嘘(誤報)ということが判明しています。しかもそれが両者間での示談や警察の処分決定で、「全く疑念の余地がない」ことが確定している中で、いまだに「当初の報道内容に引きずられた話」をやってしまっているのは問題です。
特に眼窩底骨折については、当初の報道内容と全く同様に「疑いがない事実」のように話してしまっています。
ストリーミング放送2010年1月13日分・32分00秒頃・L0 不適切、非常識
(メッセンジャー黒田の事件の話題で)
浜村氏:しかしあの事件で有名になってね、常連客が増えたんですって。
アシスタント:あらま、これぇー、喜んでええんか悪いんかな。
浜村氏:いや、ほんで、店でもね、客から、あの話、もっと詳しく聞かせてって言われたらね、一生懸命、もう、「見てきたような嘘を言い」です。嘘ではない。現場にいたんですから。「こうやったんです。黒田がこう髪の毛つかんで、こう蹴り上げて」てね。いろいろと面白おかしく説明するんだそうです。そうしたら、事実ほど強いものはないですからね。客が喜んで来る。一生懸命言い訳したはります。いまだに税金込みで一時間2400円。そうして飲み放題やそうです。桜井さん、来年のうちの忘年会はここでやろ!
アシスタントの桜井さんの方は常識人という感じがします。それに対して浜村氏は……。
ストリーミング放送2010年1月13日分・20分20秒頃・L2 記事にそうは書いていない(イスタンブールの病院のお医者さん3人)
(間寛平・前立腺癌の話題で)
浜村氏:だいたい、トルコのイスタンブールの病院のお医者さん、3人までがね、「治療をしながら走ることは可能です」と、こう言うてくれたんです。だから、注射と……
どのメディアでも3人の医師のうちの2人は日本人であることを報じています。また、医者のうち1人はニューヨーク在住で且つ今回トルコに足を運んだということもなく、遠隔地にいるままで話し合いに参加したと報じられています。記事はきちんと読む必要があります。
ストリーミング放送2010年1月13日分・22分20秒頃・L2 記事にそうは書いていない
(間寛平・前立腺癌の話題で)
浜村氏:海外ではね、なんぼトルコのお医者さんが大丈夫言わはってもね、……
前述( ストリーミング放送2010年1月13日分・20分20秒頃・L2 記事にそうは書いていない(イスタンブールの病院のお医者さん3人))と同じです。
ストリーミング放送2010年1月19日57分・20秒頃・L2 不適切な言い変え(メジャーデビュー→結成された)
浜村氏:「X JAPAN」というね、とても人気のあるグループがありますねえ、これね、1989年に結成されたんですねえ。
結成は1989年よりずっと前、1982年頃です。記事の「メジャーデビュー」を「結成」と不適切に言い変えたのだと思われますが、意味が違い過ぎです。どうしても「メジャーデビュー」を言い換えたいのなら、「1989年にこのグループのCDが初めて大手レコード会社から販売された」等と適切に言い換え、さらに「これを『メジャーデビュー』と言うんです」等と、言い換え前の言葉との関連もきちんと示すべきです。
ストリーミング放送2010年1月21日分・16分40秒頃・L2 同時期です(神戸大丸とオール大丸)
(小林繁氏死去の話題で)
浜村氏:で、鳥取県由良育英高校の出身なんですね、それから神戸大丸へ入りましてね、一時は売り場に立ってはったそうです。はっ、一節によると、紳士服売場やったという“説”があります。と、こういう人が紳士服売場に立ちますとね、えらい効き目があ……、お客さんが見てね、「おうっ、ここの、この洋服を着たら、あんなスマートな人になれるんかい」と、思うんです。あんまり朝青龍みたいな人にね、紳士服売場に立ってもろてもね、効き目が少ない。いやまたイメージとしてはね。それからまあ、いわゆる、オール大丸って社会人野球でしょ、それからプロ野球って経歴やったんですけどね。
大丸神戸店勤務と社会人野球チーム全大丸の所属は同時期です。同一時期の2種類の経歴を、時期の重ならない2つの経歴だと誤って説明してしまっています。
「この程度の誤りは許容(放置)すべき」だと考える人もいると思いますが、NHKなら絶対に放置されないレベルですし、そもそも普通の人ならこんな間違いをなどまず犯しません。もし間違ってしまっても、直ぐに自ら訂正します。
ストリーミング放送2010年1月21日分・17分35秒頃・L3 死者の名誉を毀損してます
(小林繁氏死去の話題で)
浜村氏:大丸時代のおんなじ勤め、おんなじお仲間のA子さんと結婚しましたが、その頃から歌手の藤圭子とか、中森明菜と、そういう人と噂が立ちましてね、……
大丸時代から芸能人と不倫をしていたとの誤った説明になってしまっています。
ストリーミング放送2010年1月21日分・19分55秒頃・L2 血行障害
(小林繁死去の話題で)
浜村氏:血行障害とご自分では言うたはります。つまり血のめぐりがね、全身の血のめぐりが良うない。
前述( ストリーミング放送2010年1月5日分・55分35秒頃・L3 調査・解決することを整備新幹線)のケースと似ていると思います。本当は知らないにも関わらず、知ったふりをして、構成する字や言葉だけを見て勝手に説明を捏造したいう点で共通だと思います。公共物である電波を許可を受けて独占する放送人としてはあってはならない態度です。
一般的な血行障害や野球選手(特に投手)の血行障害についての説明は他から得て下さい。
ストリーミング放送2010年1月21日分・32分25秒頃・L2 和歌山毒物カレー事件を未解決事件だと
(「真犯人に告ぐ」紹介の話題で)
浜村氏:本を一冊ご紹介いたします。実は週刊朝日、出しております会社からね、森下香枝さんが送ってくれた、「こんな本が出ましたが、一遍読んで見て下さい」。タイトルが「真犯人に告ぐ」と。で、森下さんはね、大阪の生まれ育ちの人です。で、学校卒業して今、東京行って週刊朝日の会社に入っているわけなんですが、「今度こんな本を出しました」と。「真犯人に告ぐ」というんです。内容はね、全部実際にあった事件で、いまだに解決ができてないものです。たとえば、世田谷一家殺害事件と。これあの、一家全部が殺害されましたがいまだに解決してません。三億円事件ってわかりますか?東京府中であったね、三億円の月給を運ぶのが、おまわりさんに化けた奴に奪われた、これ、いまだに解決しておりません。それから、あー、皆さんよくご存知、和歌山のカレー事件ですね、ヒ素入りのカレー事件、これ、1つの事件を一人が担当してね、みっちり取材して書いてるんです。で、何故解決しないのか、あるいは推理としてこういう方法があるのか、和歌山毒カレー事件ですね。その他……
「和歌山毒物カレー事件」は犯人が捕まり、判決も確定しており、世間的には明らかに「解決済み」とされています。これを放送の上で未解決と言うのであれば、「少数意見」だと説明を加える必要があります。
「真犯人に告ぐ」の表紙にも「和歌山毒物カレー事件」は記載されておらず、中に何らかの記述はあるのかもしれませんが、この本の中においても未解決事件と扱われていないのではないでしょうか。少なくとも、表紙に記載されている世田谷一家殺人事件や3億円事件等とは扱いが異なるのは間違いありません。
ストリーミング放送2010年1月21日分・34分50秒頃・L2 バトンルージュ
浜村氏:バトンルージュはアメリカ南部のテキサスの町の名前です。日本の少年が、あの、ハロウィンの夜に間違えられて撃ち殺されたのがバトンルージュですね。
バトンルージュはルイジアナ州です。
ストリーミング放送2010年1月22日分・15分50秒頃・L2 負け越しと角番
浜村氏:で、魁皇がね、今場所、幕内で最もたくさん勝った記録を出したとは言うものの、今場所またしても角番になりかねない状態なんです。角番って、あの、勝った数より負けた数の方が、多くなりそうやといいうところへきてるんだそうです。
これは角番の説明ではなく、負け越しの説明です。角番の説明に不可欠な地位に関する説明が全くなされていません。
ストリーミング放送2010年1月25日分・35分20秒頃・L2 保護責任者遺棄致死
(「死にゆく妻との旅路」の話題で)
浜村氏:そうしてね、清水さん自身について言いますと、警察はね、保護責任者遺棄致死というねえ、罪名、これを疑いとして持ったんです。むつかしいですねえ、「保護すべき責任をすてて、死に至らしめた」と。奥さんをですね。
もう何度も書いていますが、今回も適切ではない説明です。
(参照: ストリーミング放送2009年11月2日分・51分00秒頃・L2 保護責任者遺棄致死(押尾事件))
(直近の参照: ストリーミング放送2010年1月5日分・25分20秒頃・L2 保護責任者遺棄(押尾事件))
私のいつもの説明に懐疑的的な人がいるかもしれないので、少しいつもとは違うタイプの補足をしておきます。
遺棄という言葉には「すてる」という意味があります。その為「保護すべき責任をすてて」の「すてて」は「遺棄の説明ではありませんよ」ということを明確にしない場合、ほぼ自動的に、「“すてて”は遺棄の説明なんだな」と通常の日本語の解釈では受け取れてしまいます。もちろん「責任を遺棄」という用法はないので、その説明が誤った日本語の用法であることも同時に気づくんですが、そう受け取るしか選択枝がないという「消去法」で、聞いている方としては「説明者は今、遺棄をわかりやすく説明する意図で“すてて”と言っているんだな」と受け取らざるを得ないわけです。
しかし前述( ストリーミング放送2009年11月2日分・51分00秒頃・L2 保護責任者遺棄致死(押尾事件))で説明したとおり、「遺棄」の目的語は「保護するべき責任」ではなく、省略されている「保護されるべき人」です。「保護すべき責任」が「遺棄」の目的語だとと受け取らせてしまうことは、間違った説明だと判定せざるを得ません。
少し長いのですが、
「保護する責任を負った人が、その責任をすてて、保護されるべき人をすてて、結果的に死に至らしめた」
これなら間違っていません。「遺棄」が目的語「保護されるべき人」を含む文の述語であることが示せているので、「責任をすてて」と「遺棄」とは直接関係ないことが分かるからです。ただし、「すてて」を2つ続けるのは紛らわしいので、過去に示したように「保護する責任を負った人が、保護されるべき人をすてて、結果的に死に至らしめた」の方がより適切です。
ストリーミング放送2010年2月2日分・12分30秒頃・L2 酷い解説(相撲協会の理事)
(日本相撲協会の理事の待遇についての話題で)
浜村氏:で、相撲の世界から理事になった人はですね、まあ10人ですね。お給料が、144万8千円。で、理事になりますと、まあいろいろと、巡業とか、日本相撲協会の、催し物とか、審判とか、広報とか、各地方地方巡業の、場所決めとかね、そういうこと、役職がありますから、それについてやっぱり、役職手当というものが、つくんだそうです。そうなんです。そういうもの引っ括めてね、144万8千円というお金が、理事に、今出ている給料ぷらす、出るんだそうです。まあ、まあ大きいことは大きいですねえ。もっとも1年間でしょ、これ。
アシスタント:えっ、月給ちゃいますの?
浜村氏:月給、こんな、144万8千円ずつ、毎月、毎月出るんですか?
アシスタント:さあ。
浜村氏:そうとしたらまあ大きいね。1年になおすと。えらい金額になるやないですか。
アシスタント:1年やったら少ないような気もするけど。
浜村氏:どないやねん。
アシスタント:月給って書いてませんの?
浜村氏:月給とも年収とも書いてない。給与と書いたあります。
アシスタント:給与!
浜村氏:で、任期は2年と書いたありますから、年収かいなあともおも、年収の、理事特別手当と、思う、場合と、いや、月々これだけぷらすされるのんかいなあと。思う場合と、よう分からんのですけども。まあ仰山のお金がつくことは確かですね。
浜村氏は外部から日本相撲協会の理事になった人と内部から理事になった人の違いが理解できておらず、内部から理事になった場合も外部から理事になった場合と同様に「理事職は本職ではない」と誤解していることが見てとれます。
アシスタントがツッコミを入れる場合は大概浜村氏の話がおかしいケースです。今回もそのようなケースです。
誤解を元に次々と勝手な解釈、付け足しをおこなうので、この短い話の中におかしな箇所は相当な数に上ります。もうここには全て挙げません。1つだけ、相撲に関係のない単純な間違いだけを指摘しておきます。給料と給与を完全に混同してしています。スタッフは説明するべきでしょう。
ストリーミング放送2010年2月8日分・12分00秒頃・L1 現役のスター選手です
(西武中村剛也の話題で)
浜村氏:ええ選手やったんです。
中村剛也は現役バリバリの選手です。これはアシスタントの桜井さんが遠慮せずにきちんと指摘して欲しかったと思います。
ストリーミング放送2010年2月8日分・39分50秒頃・L2 誤報(もう少しきちんと記事を読まないと)
浜村氏:桜井さん、テレビで見ましたか。ウクライナの女性大統領、ユリア・ティモシェンコさん、どんなべっぴん、テレビで見た人が……
ティモシェンコ氏はウクライナの大統領ではなくて大統領候補です。この間違いならディレクターは「大統領こーほ」と一言伝えるだけで簡単に出演者に間違いを気づかせることができるので、訂正させるんじゃないかと思いましたが結局やりませんでした。
ストリーミング放送2010年2月8日分・42分20秒頃・L2 誤報(もう少しきちんと記事を読まないと)
浜村氏:ウクライナの新しい大統領になった人がティモシェンコさんと言いまして、どえりゃーべっぴん。
ティモシェンコ氏はウクライナの大統領ではなくて大統領候補です。
ストリーミング放送2010年2月8日分・44分25秒頃・L2 知らないのにテキトーな説明
(ティモシェンコの話題で天然ガス・パイプラインについての説明)
浜村氏:ロシアの天然ガスをね、ずーっと、ウクライナへ引いてくる。その、ウクライナへ引いてくる道がありますね。地面の下に、ガス管埋めて、天然ガスをずーっとこう引いてくるんです。
「ずーっと」と言っていますが、数千キロもあるパイプラインをわざわざ全て地面の下に敷設する筈がありません。埋設するのは必然性に駆られた一部のみの筈です。浜村氏は街に埋設されているガス管と同様なものと思い込んでいるんでしょう。
またパイプラインという言葉を完全に消し去っていることも問題です。
ストリーミング放送2010年2月10日分・50分10秒頃・L2 スタッフと記事の読み合わせが必要でしょう
(仙谷大臣の発言についての話題で)
浜村氏:ところがですね、それについて、やっぱりー、「やめるべ、やめるべき」とは言うてない。「やめはったほうがよろしおすえ」と。仙谷さんという大臣、この人民主党ですよ、この大臣がね、「やめたほうがええのんちゃいますか、まあ、衆議院をやめるとは言いません。せめて民主党から離れたほうがええのんちゃいますか」発言しはったんです。で、でね、「仙谷大臣は、石川さんはやめるべきとおっしゃったようで(と質問された際に)」、「いややややや、“べき”とは言うてない」と。そこで慌てて訂正してはります。「やめるべきとは言うてないけど、やめはったほうがよろしおすえ」と。やんわりとはそういう気持ちを表明した。つまり、「民主党を離れたほうが良いと、私はそういう気持ちを持っている」と言わはったんです。と、まあ、みんなびっくりしますね。「あの人、小沢はんのおかげで大臣にならはったんちゃうのんかいなあ」と。事実はわかりませんよ。ところが、小沢はんの気持ちを逆撫でするように、「小沢さんの金を預かっていた金庫番の石川さんがやねえ、やめはった方がええのんちゃうか、少なくとも民主党を離れはった方がええのんちゃうか」と仙谷大臣が言ったからねえ。えらいこっちゃで。
仙谷氏が民主党内で反小沢の代表格であることは常識中の常識です。仙谷氏が反小沢派だと書いてある記事を、浜村氏は過去に少なく見積もっても新聞紙面で数十度は目にする機会があった筈です。毎日ニュース解説を続けているのにここまで新聞をきちんと読んでいないとは驚きです。毎日、放送前の準備の時間に記者さんと一緒に読みあわせをおこなった方が良いのではないでしょうか。
ストリーミング放送2010年2月15日分・53分10秒頃・L2 正確に報じましょう
浜村氏:「小沢はん、言うたはります。「何で行かんなんねん、そんなとこへ。何でわしが国会へよばれて質問責めにあわないかんにゃ。検察庁がや、わしを3回も事情聴取して不起訴、裁判には持ち込まない、不起訴とした以上……」。
小沢一郎氏が検察庁に事情徴収された回数は3ではなく2です。
ストリーミング放送2010年2月16日分・18分15秒頃・L2 元日本代表ではありません
(茂原岳人逮捕の話題で)
浜村氏:かつて日本代表にも名前を連ねた、まあ、ある種の名選手ですよ、なっ、またまた逮捕されたんですけれども。実は以前にも、たとえば2006年……
茂原は元日本代表ではなく、元日本代表候補です。
ストリーミング放送2010年2月17日分・21分00秒頃・L1 事情を知らないのに勝手に言い変え
(日本電産サンキョー所属の選手がメダルを取った話題で)
浜村氏:そこで日本電産に頼んで、日本電産の永守さんに会長として来てもろたんです。「どうぞ立て直して下さい」と。そして、名前が、日本電産サンキョーとなったんです。長野県下諏訪町にあります。でもまだまだドカーンとご褒美のお金、出せるような余裕はない。で、永守会長が、新しくサンキョーの会長としてやって来はった。で、恐らく、アイススケート部は、もう廃止になるとみんな思たんです。この時に、永守さんが、「廃止する必要ないやないか、みんな頑張っとんにゃ。亡くなった創業者の山田はんの遺志を継いで、是非、オリンピックに出て、良い成績をあげてもらいたい。外国へ試合に行くのに飛行機で行く。……」言うてビジネスクラス……。
明確な間違いではありません。しかし「永守会長が、新しくサンキョーの会長としてやって来はった」と、「来る」という言葉を勝手に追加した為に、永守氏がサンキョーの会長として常駐・専任しているニュアンスが出てしまっています。聴取者にこのように受け取らせてしまっては事実でないことを間接的に伝えているのと同じことですから、良くないのは言うまでもありません。言い変えのデメリットに気づくべきです。
多くの人には言うまでもないことですが、永守氏は日本電産サンキョーの会長としてより、日本電産の永守として経済界では知らない人がいないくらい有名です。
誰かが放送前に、浜村氏に対して簡単な背景説明ができないものでしょうか。
ストリーミング放送2010年2月17日分・41分15秒頃・L1 これも確かに間違い
浜村氏:パンドラの匣で助演女優賞を受けます、川上未映子さん、この人、芥川賞とってるんですよ、小説で。毎日放送の夜更けにレギュラー番組持ってます。
川上未映子氏は、現在は毎日放送でレギュラー出演する番組を持っていません。
ストリーミング放送2010年2月22日分・24分25秒頃・L2 年齢の間違い
浜村氏:監督若松孝二、この人、もう83歳で、……。
アシスタント:えーっ、そうですの?
若松孝ニは83歳ではなく73歳です。
アシスタントの桜井さんがこの「えーっ」を発するのは、大概浜村氏が正しいとは思えないことを言った時なんでですが、浜村氏はまるで怯みません。
ストリーミング放送2010年2月22日分・47分30秒頃・L2 これも間違い(元アナウンサー)
浜村氏:それから、宮崎緑さんて、覚えてますか。ニュースキャスター。
アシスタント:アナウンサー……。
浜村氏:あっ、元アナウンサー、で、ニュースキャスターもやってはりましたね。
宮崎緑氏は元アナウンサーではありません。
ストリーミング放送2010年2月23日分・43分20秒頃・L2 西暦・和暦を取り違え
(500系のぞみ引退の話題で)
浜村氏:産経新聞からも読んでみます。この新幹線500系という電車はね、2009年3月に運転を開始しましてね、……
44分20秒頃に(多分スタッフからの指摘で)気づき、訂正しました。
産経新聞はいまだに和暦に固執している上に、殆どの記事で元号を省略しているので、各紙に目を通す人にとって非常に紛らわしいことは間違いありません。ただ、間違いは間違いです。運転開始が去年の筈はないと自ら気づくべきです。
ストリーミング放送2010年2月23日分・50分15秒頃・L2 結合双生児に関して
(ミュージカル「サイド・ショウ」の話題で)
浜村氏:稀に広い世界にはこういう現象があります。双子ちゃんが生まれた、背中と背中がくっついてるんです。これをいっときはシャム双生児と言いましたが、日本で確か、手術をして、切り離した筈です。結合せい双生児というんですね。背中と背中がくっついた双子ちゃんが主役のミュージカルです。
知られている限り日本で結合双生児の分離手術をおこなったことはありません。ベト・ドクについては、分離手術の前に日本でベトの脳症の手術をおこなったことがありますが、浜村氏はそれを分離手術だったと誤まって記憶しているのでしょう。
「結合せい双生児」ではなくて「結合双生児」です。
結合双生児は背中だけでなく、腹、尻、足等、様々な部位で結合した例が知られており、どこで結合していようとも結合双生児です。
また、ミュージカル「サイド・ショウ」は背中ではなく、腰で結合している双子の物語です。どうも浜村氏は記事には関係なく、「結合双生児」に「背中と背中がくっついた」と決まりきった文言を付け足してしまうようです。
ストリーミング放送2010年2月26日分・47分40秒頃・L2 んなわけないでしょ
浜村氏:アメリカの、フロリダ州の、オーランドの水族館で、体重50トンを超えるオスのシャチがね、オルカって言うんですね、……
50トンではなく正しくは5トンです。
ストリーミング放送2010年3月1日分・28分05秒頃・L2 固有名詞の読み間違い(東南海地震)
東南海地震の正しい読み方は「ひがしなんかいじしん」ではなく「とうなんかいじしん」です。
ストリーミング放送2010年3月1日分・32分25秒頃・L2 大切な固有名詞を消してはいけない
浜村氏:で、日本で発生した巨大地震、マグニチュード8以上は、1946年、紀伊半島の沖合でおこった南海地震ですね。
アシスタント:はあー、1946年、私。
浜村氏:昭和21年。
アシスタント:生まれた年やん。
浜村氏:生まれた年。
アシスタント:へー、そんなあったん。
浜村氏:あったんです。それから、1994年、北海道の東の沖合での地震、2003年9月、十勝沖の地震。
将来の地震に対する災害対策の意味もあって、地震に名前をつけているのですから、それを尊重してきちんと伝えるべきです。どうしてもそのまま読みたくなくても、「北海道の東の沖合での自身、正式には北海道東方沖地震と言いますけど」等と説明を加えて、聴取者に気象庁が正式に命名した名称を必ず伝えるべきです。伝えないと、後で聴取者が新聞を読むときに対照に困ります。
浜村氏は過去に「昔は本に振り仮名がふってあった。それで読み方が勉強できた」旨の話を数えきれないほど何度もおこなっています。しかし様々な言葉を勝手に言い変えてしまい、元はどんな言葉だったのかを聴取者に知らせることさえしない浜村氏のやり方は、漢字を全て消してしまって代わりに平仮名、カタカナのみを印刷した本みたいなもので実際には不便なものです。
ストリーミング放送2010年3月1日分・38分45秒頃・L2 勝手に付け足す前にチェックを
浜村氏:2月26日には、チャンバラトリオのかしらです。リーダーです。南方英二さんが77歳で肝硬変で亡くなりました。
南方英二はニックネームが「かしら」なのであってチャンバラトリオのリーダーではありません。チャンバラトリオのリーダーは山根伸介です。
ストリーミング放送2010年3月2日分・53分45秒頃・L1 間違った解説(大淀病院事件)
(大淀病院事件の話題で)
浜村氏:そこでね、残されました遺族ですね、高崎美香さんのご主人と、それから3歳の奏太ちゃんが中心となりまして、裁判を起こしたんですね。大淀町、ならびに、そこの病院の、産婦人科のお医者さんに、合わせて、8800万円の損害をまどうてくれと、こういう裁判を起こしました。昨日、判決出ました。駄目。大阪地方裁判所で駄目やと。もう既にね、「大淀町の病院にいるとき、その時点で、命助かる可能性は低かった」と、裁判所言うてます。そうなんですって。だから遺族のほうとしては、まあ、「美香さんがああいう状態になったとき、激しい頭痛、意識不明、症状出たときに、もっと相応しい手当をしてくれたら助かったであろう」。ただ病院の言い分としては「うちではもう、こうなった患者さんをとても背負い切れないんでねえ、もっと程度の高い技術、もっと優れた設備を持った病院へ、送り込みたい」と、こう思たんでしょ。それ何にも悪意、あったわけやないですねえ。そうなんですよ。ただ問題は19の病院で引き受けてくれなかった。だから、まあ、初めからもう、命助かる可能性はなかったと裁判所は判断したんです。だから引き受けてくれなかった19の病院には、何にもふれておりません。初めから命助かる可能性はなかったというんです。
少し細かい話ではありますが、太線部の論理展開は言うまでもなく間違いです。たとえ言葉のあやで言ってしまったとしても、直ぐに「今のは間違い」だと訂正しなければなりません。
ストリーミング放送2010年3月5日分・24分15秒頃・L2 保護責任者遺棄
(児童虐待の話題で)
浜村氏:……警察は保護責任者遺棄の疑いで逮捕しました。保護すべき立場にあるものが、保護する責任をすてたと、こういう疑いなんですね。
毎度毎度、保護責任者遺棄もしくは保護責任者遺棄致死の説明の不適切さを指摘しています。「保護する責任を負った人が、保護されるべき人を棄てた」との説明であれば適切です。
(参照: ストリーミング放送2009年11月2日分・51分00秒頃・L2 保護責任者遺棄致死(押尾事件))
(直近の参照: ストリーミング放送2010年1月25日分・35分20秒頃・L2 保護責任者遺棄致死)
ストリーミング放送2010年3月5日分・48分20秒頃・L1 これも確かに間違い
浜村氏:それからもう一人、毎日放送でレギュラー番組持っていて、芥川作家の川上未映子さん。
川上未映子氏は、現在は毎日放送でレギュラー出演する番組を持っていません。
(参照: ストリーミング放送2010年2月17日分・41分15秒頃・L1 これも確かに間違い)
ストリーミング放送2010年3月5日分・51分10秒頃・L2 単純な間違い(酢酸)
(シーシェパードの話題で)
浜村氏:国際捕鯨委員会で認められて調査捕鯨やってるのに、船ぶつけてきたりね、酢酸という、けったいなもんを詰め込んだガラス瓶を投げてきたり、いろいろと悪いことしよるんです。
酢酸ではなくて酪酸です。
ストリーミング放送2010年3月5日分・52分00秒頃・L2 モナコに海がないと
(ワシントン条約締約国会議 大西洋クロマグロ禁輸案の話題で)
浜村氏:モナコはね、海がない。
モナコ(公国)は海に面しています。
ストリーミング放送2010年3月9日分・05分45秒頃・L2 単純な間違い(年齢)
浜村氏:キャサリン・ビグロー監督と言いますと、べっぴんで有名な女性なんです。そうですね。今51歳ですけど若い頃もっともっともっとべっぴんでした。
キャサリン・ビグロー監督は51歳ではなく58歳です。
ストリーミング放送2010年3月9日分・52分15秒頃・L0 バランスを欠く(普天間移転)
(普天間の話題で)
浜村氏:アメリカ軍もね、14,5年前からね、普天間飛行場は日本の希望通り、ほかへ移します。移します。それはよろしいけど、どこへ移すかというと、当時、自民党あたりが政治を握ってましたからね、同じ沖縄県の、名護市にあります、キュンプシュワブの辺りへと、だいたい日米の合意ができてたんです。ところが政権ががらっと変わったでしょ。で、民主党が、政権、政治の権力を握るようになってから……
バランスを考えると、14年も前に緊急の課題として移転が決まっていたのに、合意後の13年間の自民党政権時代に建設が全くおこなわれていないことにも言及が必要でしょう。
放送は放送法で縛られていて、新聞や雑誌等よりもバランスを取った報道を心がけなければならないことを肝に命じる必要があります。
ストリーミング放送2010年3月17日分・19分30秒頃・L2 西暦・和暦を間違う
(子供手当の話題で)
浜村氏:「そしてね、11年度、平成11年度以後はね、配る金額を倍にいたします。2万6……
アシスタント:平成22年度以降ですか?
浜村氏:へぇ、ええ、11年度って書いてあるのは、なにじゅういち年度?これ。
アシスタント:なんやろ、これ。
浜村氏:今、いま、へいせ……。
アシスタント:今、平成22。
浜村氏:あのね、日本の国ややこしね。
アシスタント:2010年やからね。
浜村氏:日本の元号と西暦とね、両方使う。
アシスタント:そやねん。私もこれ、時々迷う。こんがらがってくるんですよ。
浜村氏:頭に書いてないんです。西暦何年とか、平成何年とか。
アシスタント:うーん。
浜村氏:ただ単に「11年度以降は」って書いてある……。
アシスタント:これ、今やったら、10年と22年やから余計になんかこんがらがってきて。
浜村氏:両方をね、頭に平成とか西暦をつけんと書くからね、こんがらがって仕方がないんです。
最近、浜村氏は西暦と和暦の判別に困ると嘆く機会が多いですが、中央紙では産経を除けば全て西暦に統一されています。中年以下の国民にとっては西暦に統一した方が圧倒的に読みやすいくて便利だからだと思われます。
中央紙で唯一和暦を採用している産経の、自らの記事について元号を殆ど付加せずに「21年」等とだけ記載する不親切さぶりが、西暦・和暦の判別に混乱を招く大きな要因となっていることは間違いありません。
ただ現状、西暦・和暦の判別に煩わしさを感じる状況が存在することは間違いありませんが、判別できないということは全くありません。どうしても判別する手がかりがない場合は和暦を追加するなどの対策がなされていますし、その他の場合は内容で判断できるようになっています。未来についての記事なのに「12年」と書いてあれば西暦表記だと分かりますし、過去についての記事なのに「20年」と書いてあれば和暦表記だと分かります。このように記事の内容まで考慮すれば判別は付けられます。この点では固有名詞の読み方がわからないという問題とは全く事情が異なります。素早く判別する練習をおこなう等の工夫をおこなって、放送上では問題を見せないようにして欲しいと思います。
(参照: ストリーミング放送2010年2月23日分・43分20秒頃・L2 西暦・和暦を取り違え)
ストリーミング放送2010年3月17日分・21分25秒頃・L0 バランスを欠く(高校授業料)
(高校授業料無償化の話題で)
浜村氏:と、またね、自民党がね、反対したんです。「私立高校へ通う子をね、差別するのか」と。授業料の点で。「中にはやむを得ず、私立に行った子もおるんや」と。そうしたらね、「高校の、公立の高校へ行っている生徒とね、不公平が生じるやないか」と。「高等学校の授業料を免除するんならば、私立も免除せんかい」というのが自民党の言い分なんです。
「私立高校の授業料軽減分は、公立高校の授業料の免除分よりも、額で言えば大きい」この点にも言及しないと、バランスに欠けると思います。
放送は放送法で縛られていて、新聞や雑誌等よりもバランスを取った報道を心がけなければならないことを肝に命じる必要があります。
ストリーミング放送2010年3月22日分・26分05秒頃・L2 不適切な状況説明(普天間)
(普天間の話題で)
浜村氏:たとえば、沖縄県普天間と言いますと、町のど真ん中に飛行場ありますね、アメリカの飛行場が。危のうてしゃあない。飛行場の周り、おうち、おうち、住宅がびっしり建ってますねん。「危のうてしゃあないから、どっかへ移ってくれ」言うたら、アメリカ軍も「よっしゃ、どっかへ引越したる」と、そこまで良かった。どこへ移るかということで、14、5年、いまだにごちゃごちゃもめてるわけです。
言うまでもないことですが「どこへ移るか」で、14、5年もめているわけではありません。移転先自体は14年前に日米政府間でキャンプシュワブ沖と決まっています。浜村氏も知らないわけではないでしょう。ただ持ち前の特異なアバウトさで誤ったことを話してしまうのだと思います。
決定後の民主党政権が誕生するまでの13年間については「どこへ移るか」でもめていません。ただ反対する人が多い為に、決定時点では緊急の課題だったにも関わらず14年間全く建設工事がおこなえず、当初の目論見と実際の経過に非常に大きな乖離が生じているということです。昨年の総選挙前に鳩山氏が発言して以降は「どこへ移るか」で十数年ぶりにもめています。
「浜村さんはテキトーにしゃべってるだけやのにそこまで目くじら立てる必要ないんちゃうか」との意見もあるでしょうが、やはり放送でこれは許されません。
ストリーミング放送2010年3月22日分・30分05秒頃・L2 不適切な状況説明(普天間・無理やり説得されて)
(普天間の話題で)
浜村氏:名護市の人がそら怒りますわ。「14、5年前、名護市へ持ってくるいうことに、無理やり説得されて、一旦よろしいよと返事したんや、我々は。それが今になって“いや、名護市、キャンプシュワブ以外のところを考えておる”てなことを言い出すとね、我々も希望を持つやないか」。
無理やり説得されたという表現は適切ではありません。ここは会話調の形式をとっていても実質的には純粋な状況説明の場面ですから、「一市民の意見やないか!何言うても自由やろ」という言い訳は通りません。もっと適切な説明が可能です。
ストリーミング放送2010年3月23日分・18分00秒頃・L2 これも誤報です(アメリカで国民健康保険)
(アメリカの医療保険改革の話題で)
浜村氏:「お金のある人、生活に余裕のある人は民間の健康保険に入ってはるんや。そこへ政府が足突っ込んで、くちばし突っ込んでやね、全部、公的な保険にしよう。国民健康保険にしよう」、「な、そんなことせんといてくれ、商売の邪魔じゃ」と。これだけ反対があって、クリントン大統領は失敗したんです。と、今の大統領がオバマさんです。オバマさんは、「いいや、そうやない」と。「これではアメリカの国民の健康が心配でたまらんと。どこの国見ても先進国と言われるところは、国民健康保険がゆきわたっとる」と。「アメリカではそうやない。なんとか、われわれ、もっ、オバマが大統領である時代にやね、国民健康保険を、まあ、100%は無理としても、95%に持っていきたい」と。そして国民健康保険の制度をアメリカの議会で、持ち出したんですよ。そうしたら上院は通ったん……。向こうはじょうげと言いますね。上院、下院と言いますね。上院通ったんです。で、昨日の晩、これが下院で会議にかけられたんです。で、「医療保険、健康保険、医療保険の制度を変えましょう。変えましょうに賛成の方、何人ですか?」。
細かい話ですが「国民健康保険」は日本の国民皆保険制度のいわば「固有名詞」であって、アメリカで新たに成立した(事実上の)国民皆保険のしくみは「国民医療保険」と言うべきです。浜村氏はわかりやすくしようと言い変えたのかもしれませんが不適切です。聴取者に新たな耳慣れない言葉を教えるのも放送局の役割です。
浜村氏の話では今回成立した法案が「公的な保険」だと誤認させてしまいます。
クリントン大統領が取り組んだ医療保険改革は事実上の国民皆保険を目指したものでしたが、公的な保険を目指したものではありませんでした。
また非常に細かい話ですが、「昨日の晩」は日本時間、米国時間のどちらで考えても当てはまりませんので、間違いだと言えます。成立は米国で21日の晩ですから日本時間と付けずに「一昨日の晩」と言ったなら間違いではありません。また日本時間での成立は昨日の午前ですから「昨日の朝」と言っても間違いではありません。想像ですが浜村氏は昨日の晩にテレビでこのニュースを視たので「昨日の晩」と言ったのではないでしょうか。
ストリーミング放送2010年3月23日分・45分45秒頃・L2 モナコに海がないと
(ワシントン条約締約国会議 大西洋クロマグロ禁輸案の話題で)
浜村氏:と、今度は鮪や、クロマグロを取るなと、何故かモナコが言い出したんです。モナコって海あらへんねや、あそこ。そうなんです。何年か前に行きましたがね。おもちゃみたいな国なんです。
モナコ(公国)は海に面しています。
(参照: ストリーミング放送2010年3月5日分・52分00秒頃・L2 モナコに海がないと)
ストリーミング放送2010年3月25日分・13分00秒頃・L2 しんじょうたけしがベンツをプレゼント
浜村氏:EXILEのメンバーの中にATSUSHIという男おります。
(中略)
浜村氏:でね、彼がしょちゅうベンツ乗り回してるんです。よう儲かってんにゃなーと言うたら、しんじょうたけしさんがプレゼントしたらしいんです。
アシスタント:しんじょうさんが?
浜村氏:そうなんです。
アシスタント:へえっ。
浜村氏:で、しんじょうさんは、このEXILEのATSUSHIを非常にかわいがっておりまして、
アシスタント:しんじょうつよしさん?
浜村氏:(怒気を含んで)そうやんか。
アシスタント:ふーん、野球選手やった?
浜村氏:元ね。
アシスタント:はい。
浜村氏:そうなんです。そしてね、ATSUSHIは29歳ですがね、大変人気あります。
アシスタントが怪訝な態度をとっているのにまるで自己チェックが働きません。数十秒前に「しんじょうたけし」と言ったことを全く記憶していないようです。
(参照:ストリーミング放送2009年9月28日分・40分10秒頃・L1 不適切な省略(指導者としての出発点→出発点))
(参照: ストリーミング放送2009年10月19日分・35分10秒頃・L0 不適切な省略(野手が12人→12人))
(参照: ストリーミング放送2009年10月19日分・35分50秒頃・L0 異常な会話)
(参照: ストリーミング放送2009年10月20日分・19分05秒頃・L1 出鱈目解釈と逆ギレ)
また、元記事にはジャガーと書いてあるのに、勝手にベンツに変えてしまっています。
ストリーミング放送2010年3月26日分・28分55秒頃・L0 説明不足(浜田国会対策筆頭委員長)
(中井洽国家公安委員長のスキャンダルの話題で)
突然「浜田国会対策筆頭委員長」では何党の人なのかわかりません。
ストリーミング放送2010年3月29日分・03分40秒頃・L2 んなわけない(ブログで有名になったと)
(眞鍋かをり独立関連の話題で)
浜村氏:これを“ブログ”と言いますね。一種のパソコンによるインターネットの日記帳みたいなもんなんですね。そのブログで人気が出ましたんや。「おもろい!、この人のブログは」。で、ブログの女王と呼ばれたんです。で、沢山のバラエティ番組にも登場いたしましてね、映画にもちょこっと出ました。眞鍋かをりは有名になっていったんです。
「んなわけないやろ」って感じです。眞鍋かをりはブログで人気が出たことが発端で有名になったりテレビに出るようになったわけではありません。元々有名人だったからブログが注目されただけです。
もしブログが元で有名タレントになったのだったら、とても素晴らしいことを書いたということでしょうから、ブログの内容が出版されると誰もが知るようなベストセラー本になっていることでしょうし、眞鍋かをり自身も新聞・雑誌等で“若者のオピニオン・リーダー”として大注目されていることでしょう。
ストリーミング放送2010年3月29日分・05分00秒頃・L2 誤解のオンパレード
(眞鍋かをり独立関連の話題で)
浜村氏:ところがですね、今になってわかってきた。「眞鍋かをりの自宅まで捜索されたということは、彼女自身の脱税の疑いが浮かんだから」と、報知新聞は書いてますねえ。と言いますのはね、眞鍋かをりは、以前の事務所「アヴァンギャルド」という名前のプロダクションにおりました頃からですね、2007年頃から、ざっと3年近く前ごろから、「給料の一部を実家へ振り込んでくれ」とプロダクションに言うていたそうです。給料全部実家へ振込んだら、自分、東京で生活していけない。給料の一部をね、お母さんが、マナベ電子工業という会社の社長やってはるんです。そこへね「振り込んでくれ」と。で、さっき言いました、前のプロダクションが脱税の疑いで調べを受けたことからと、「あんなところにはようおらんわ」と、結局、契約を破棄して、新しい事務所「アヴィラ」に移ったんです。で、「アヴィラ」に移ってからも、給料の一部は、「全部わたしに渡さないで、おかあちゃん、おかあちゃん、愛媛県西条市でマナベ電子工業という会社、社長やってます、そっちの方へ振り込んでくれ、給料の一部は」。前の事務所も、今の事務所に対しても、おんなじことを頼んでいたそうです。
「アヴァンギャルド」から「アヴィラ」からの移籍は、経営側の脱税工作の一貫としての形式上のものと見なされており、眞鍋だけでなく他の多数のタレントも同時に移籍したものです。所属タレントの個々人の意思とは関係ありません。しかもそれは2008年のことです。浜村氏の話は明らかに誤報で作り話です。スタッフは氏にきちんと説明すべきです。
ストリーミング放送2010年4月1日分・09分20秒頃・L0 東山紀之を熟年呼ばわり
(東山紀之と木村佳乃の話題で)
浜村氏:で、東山紀之さんが43歳、木村佳乃さんが33歳。やっぱりあの、まあじゅくねん、熟年ですねえ。
アシスタント:熟年ですねえ、まあまず年齢みたらね。
浜村氏:まず熟年ですね、ええ、そう若い若いカップルではないわけなんですが。
通常、43歳と33歳を熟年と呼ぶことはありません。熟年と言えば50歳以降です。
ストリーミング放送2010年4月2日分・39分45秒頃・L0 スタッフの怠慢(アキハバラ)
(AKB48の話題で)
浜村氏:実はこのアキ、アキハバラ、アキバハラ、どっちやった?
アシスタント:アキハバラ。
浜村氏:「アキハバラ」、そのくせ、若い子は「アキバ」って言いますね。
アシスタント:ほんまですね。
浜村氏:そうなんです。「アキハバラ」、でも、縮めて言うときは「アキバ」。
過去に何度も「『アキハバラ』の略が何故『アキバ』なのか?」と、疑問を投げかけていますが、「アキハバラ」の先頭から1,2,4文字目を取り出せば「アキバ」になるわけで、何もおかしな点はありません。スタッフがきちんと指摘しておけばこのような見苦しいやりとりを繰り返すことはない筈です。
ストリーミング放送2010年4月6日分・17分50秒頃・L2 きちんと記事を読んで下さい
(スペースシャトル打ち上げの話題で)
浜村氏:スペースシャトル、1981年、初めて国際宇宙センターへ向かって飛んだ。今回をもって131回目になるそうです。で、あと3回飛んだら、このディスカバリーはもう終わります。そう、あと3回。
記事を断片的にしか読めないのでしょう。
● スペースシャトルが初めて国際宇宙ステーションに向かって飛んだ(打ち上げられた)のは1998年です。1981年はスペースシャトルの初の打ち上げがおこなわれた年です。
● スペースシャトル計画全体での残り打ち上げ回数が(この時点で)3回です。ディスカバリーの残り打ち上げ回数はあと(この時点で)1回です。
● 「国際宇宙センター」ではなく「国際宇宙ステーション」です。
ストリーミング放送2010年4月7日分・15分45秒頃・L2 不適切な言い変え((覚醒剤密輸による)麻薬密輸罪→麻薬を運んだ)
(中国で日本人の死刑執行の話題で)
浜村氏:実は、大阪市の赤野光信という65歳の男性は、中国で、麻薬を運んだ疑いで、逮捕されましてね、そうして、6日、死刑が執行されました。
運んだのは麻薬ではなく覚醒剤です。中国での罪名は麻薬密輸罪ですが実際に密輸したのは覚醒剤です。「麻薬密輸罪で逮捕され……」と記事をそのまま読んでいれば問題ありませんでした。
ストリーミング放送2010年4月7日分・23分30秒頃・L2 不適切な言い変え((覚醒剤密輸による)麻薬密輸罪→麻薬を密輸)
(中国で日本人の死刑執行の話題で)
浜村氏:現在、中国で、麻薬を密輸した罪で、死刑判決が確定、確かに定まった、まだ3人日本人がいるんです。
中国での罪名は麻薬密輸罪ですが実際に密輸したのは覚醒剤です。浜村氏が記事通りに「麻薬密輸罪で、」と言っていれば問題ありませんでした。しかし「麻薬を密輸した罪で」と言い変えてしまうと、罪名ではなく行為を指すことになってしまうので間違いとなります。
ストリーミング放送2010年4月8日分・35分50秒頃・L2 見苦しい強情張り
(三原順子出馬の話題で)
浜村氏:で、今、一生懸命、選挙演説の練習してはるそうです。ウチへ習いに来いやいうねん。無駄を省いて効率良く、しゃべるような方法を一緒に考えてあげます。で、彼女はね、まあ、いや彼女をはじめね、自民党が考えている、体操の池谷さん、野球の石井さん、その他にもね、何人か名前、有名人で挙がってます。共通してる点がある。何ですか?
アシスタント:離婚歴がある。
浜村氏:ああ、よくそこへ気が付いたね。
アシスタント:
浜村氏:何を沈黙してるんですか。
アシスタント:(多分スタッフからの訂正の声を聞き、)池谷さん、民主党ですか。あっ、そうなんですか。民主党……。
浜村氏:つまり選挙にね、選挙に、立候補を予定している自民も民主も全部引っ括めてですよ。有名人は何故か共通して離婚歴のある人なんです。
浜村氏は放送中だと認識できているんでしょうか?放送で誤った事実を伝えてしまったら、きちんと訂正しなければなりません。放送上でミスを「ミスではない」と強弁することは許されません。
ストリーミング放送2010年4月8日分・36分50秒頃・L2 子宮癌と子宮頸癌を取り違え(時代遅れ)
(三原順子出馬の話題で)
浜村氏:で、三原順子さんも離婚歴あります。そしてね、今では、女性の特有な病気、これを防ぎ、直そうとする組織を作って運動したり、彼女はね、はっきり言いますと、子宮癌を患いまして、全部摘出したんですね。
子宮癌ではなく子宮頚癌です。子宮癌の中に子宮頸癌が含まれると聴取者に誤解させかねない発言です。これは昔は間違いだと言われなかった可能性がありますが、最近は厳密に区別する必要があることをスタッフは浜村氏にきちんと説明すべきです。
ストリーミング放送2010年4月9日分・16分00秒頃・L2 国内での性転換手術
(京都の地下鉄の痴女の話題で)
浜村氏:日本で性転換の手術は、出来ない筈ですね。
現在では国内で性転換手術が可能です。
ストリーミング放送2010年4月12日分・47分05秒頃・L1 着陸の最終決定権
(ポーランド大統領専用機墜落の話題で)
浜村氏:「飛行機は管制塔の指示に従わねばならない」と、こ(ん)な(も)ん、子供でも知ってまっせ。
意外なようですが、国際慣行では着陸の最終的な決定権は操縦士の方にあります。
ストリーミング放送2010年4月12日分・49分40秒頃・L0 不適切な状況説明(カティンの森事件)
(カティンの森事件の話題で)
浜村氏:ポーランドの将校70人が一瞬にして消えたんです。
これは映画「カティンの森」の内容の一部なのかもしれませんが、ここでは史実を話すべきですし、映画の話をするのなら「ほんまの歴史(史実)は別にあるんやで、今やってるのは映画の話やで」と説明を入れなければなりません。
映画「カティンの森」のあらすじを検索してみると、「ポーランド人将校たち1万5千人を処刑」と、史実として一般によく言われていうる1万5千人という数字が出てきます。それなのに、なんでまた「70人」というえらく矮小化した話を持ち出すんでしょうか。
ストリーミング放送2010年4月12日分・49分45秒頃・L2 全くの事実誤認(カティンの森事件)
(カティンの森事件の話題で)
浜村氏:実は、結局この70人は「カチンの森」という森の中で、虐殺されたらしいんです。それも初めのうちドイツが、「ロシアやりよったんやで、あれ」、ロシアは「ドイツがやりよったんや」、「どいつや、やりよったんは」言うてね、お互いに譲りあったりしてるんです。その「カティンの森」という映画でやっと真相がわかってきた。
「映画でやっと真相がわかってきた」とは、まったく事実に反します。第二次世界大戦中からソ連の仕業だと西側では確実視されていました。ただソ連が強硬に否定していただけです。そして冷戦終結直後の1990年にゴルバチョフが正式にソ連の仕業だと認めています。それだって映画が製作されるずっと前です。
ストリーミング放送2010年4月12日分・50分10秒頃・L2 事実誤認による不適切な説明(カティンの森事件)
(カティンの森事件の話題で)
浜村氏:どっちがやりよったかはまた映画(を)みてください。
言うまでもありませんが、「カティンの森事件」は史実であり、新聞等にも報道されていることであり、映画によって事実が明らかにされたという面は全くなく、ソ連とドイツのどちらが実行したかは隠すべきことではありません。前述( ストリーミング放送2010年4月12日分・49分45秒頃・L2 全くの事実誤認(カティンの森事件))の事実誤認が放置された為に更なる間違いが生じたということになります。
ストリーミング放送2010年4月13日分・42分05秒頃・L0 些細な間違い
(白タクの話題で)
浜村氏:そうするとね、ホステスさんを、送っていくのもね、グループになると便利なんです。「お前が送っていく、ホステスさんの道すがらに、この、おー、あやちゃんとか真理ちゃんというホステスさんを、途中で降ろしてくれ」と。つまりルートが作り易いですね。で、一番遠くははまむらが、まあ、和歌山県の、おーまあ、みさきまで帰りよると。
アシスタント:えらい遠いなあ。
浜村氏:キタ新地から、いや、ミナミの宗右衛門町。
アシスタント:はあまあ、それにしても遠いなあ。
浜村氏:その途中、「あやちゃんを岸和田で降ろしてくれ」と、「真理ちゃんを泉佐野で降ろしてくれ」と。そういうルートがグループやと作り易いですね。
途中が岸和田、泉佐野なんですから、「みさき」とは「みさき公園」の岬町のことでしょう。岬町は大阪府泉南郡です。
ストリーミング放送2010年4月14日分・10分10秒頃・L2 人名の読み方の間違い(やすごうち)
(亀田父の話題で)
浜村氏:判定に不服があると、亀田の親父は、日本ボクシングコミッションのやすごうち事務局長を呼び出してすごんだんです。
「やすごうち」ではなくて「やすこうち」です。
ストリーミング放送2010年4月14日分・32分05秒頃・L3 スポーツ紙の見出しを事実だと
(奈良公園鹿殺し犯人逮捕の話題で)
浜村氏:そこで稲垣容疑者は考えた。「よっしゃ、鹿肉ラーメンというもんを売り出したろう」と。で、鹿の肉はまあ高う売れると思うたんですねえ。
鹿肉ラーメンの部分は作り話です。そんなことを載せている記事は皆無です。スポーツ紙の見出しに「鹿肉ラーメン?」等の文言はありましたが、それを事実として放送するのはもっての他の行為です。
ストリーミング放送2010年4月15日分・42分30秒頃・L2 クーデターを政治改革と
(タイの騒乱の話題で)
浜村氏:で、過去ね、軍隊がこういう政治改革、あちゃらの言葉でクーデーターと言います。軍隊がクーデターを起こした出来事、10回以上あったそうです。
クーデーターを政治改革と訳すのは不適切です。どうしても訳したいのなら「非合法な政変」と言うべきです。
ストリーミング放送2010年4月16日分・10分45秒頃・L1 CD-ROM?
(児童ポルノの話題で)
浜村氏:いわゆる児童ポルノをCD-ROMで販売したりね、……
「CD-ROM」ではなく「CD-R」です。この辺りの知識も普及したいまどきの出典元記事にCD-ROMとは書いていないでしょう。
ストリーミング放送2010年4月16日分・53分00秒頃・L0 バランスを欠く(北島康介の話題)
(北島康介選手の話題で)
浜村氏:ラスト50メートルから急に失速したそうです。なんなんでしょうねえ。
長々と話したのに、本格的な練習再開からまだ半年ということを言わないのはバランスを欠きます。
ストリーミング放送2010年4月21日分・45分55秒頃・L3 映画アポロ13の話
(スペースシャトル帰還の話題で)
浜村氏:アポロ13号はトム・ハンクスが主演で映画になりましが、地球へ帰って来るとき、熱を遮る板が吹っ飛びましてねえ。そうして、ものすごい大気の摩擦で「ブワーッ」と炎に包まれるわけですよ。そうしたら、「緊急事態発生、緊急事態発生」、「あと4秒以上連絡がなかったら、このアポロ13号は遭難したと思てくれ」と。もっ地上ではもう、もちろん、宇宙センター、航空宇宙センターの人々もそうですが、殆ど地球人は手に汗握ったですね。一秒経った、二秒経った、三秒経った、四秒経った、もう連絡が途絶えたんです。「もうあかんか」と、みんなが「ガクッ」と項垂れた時に、微かに「こちら、アポロ13号、アポロサーティーン、間もなく地球に到着する」と。聞こえてきたらみんな「うわーい」って。もうみんな踊り上がったですねえ。だから、地上に着くまで安心できないんです。
間違いが多いので箇条書きにします。最後の2つは取るに足らないものですが。
● 事故が発生したのは地球帰還時ではなく、月に向かっている途中(事実も同じ)。
● 熱を遮る板は吹っ飛んでいない。吹っ飛んでいたら無事に地球に戻れていない。船内から見えないところにあるので、もしかすると機械船爆発時に壊れているかもしれないと、心配されただけ(事実も同じ)。
● 緊急事態(機械船の酸素タンク爆発)が発生したのは地球帰還時ではなく、月に向かっている途中(事実も同じ)。
● 大気圏突入時の通信途絶時間は、映画においても事実においても、アポロの場合、4秒ではなくて通常は約3分、アポロ13号は大気圏への突入角度が浅かったので約4分半(事実も同じ)。
● 「遭難したと思てくれ」と飛行士側から連絡したりするシーンはなかったし、管制側からもなかった。ナレーション代わりにNASA職員のHenry Hurtが管制室とは別の場所で「通信途絶は3分続く。4分以内に戻らなければ絶望だ(we'll know)」と話すシーンはあった。
● 四秒経ったから連絡が途絶えたと受け取るシーンはなかった。4分経ったことを描いたシーンはあった。
● 通信再開後の最初の言葉は「Hello, Houston. This is Odyssey. It's good to see you again.」。
ストリーミング放送2010年4月22日分・48分10秒頃・L2 総理発言を勝手に言い変え
(鳩山首相の発言について)
浜村氏:党首討論会がおこなわれたときに、自分の口から言わはったんです。「確かに私は阿呆な総理大臣です。愚かな総理大臣です」。
実際には「愚かな総理大臣“かも”しれない」と「かも」を付けていたのですから、それを省略してはいけません。この一言だけで大きな話題になるくらいの注目される発言なのですから勝手にニュアンスを変えて報じてはいけないのは当然でしょう。
ストリーミング放送2010年4月23日分・40分10秒頃・L2 不適切な言い変え((予後不良状態での)治療費500万円→治るまで500万円)
(自殺図り意識不明の長男刺殺、母親に猶予判決の話題で)
浜村氏:和田京子被告は今67歳で千葉県に住んどります。和田京子被告の長男が、いかなる事情があったのか、去年の7月、勤め先で自殺図ったんです。で、自殺未遂です。だから、意識不明のまま、病院に運び込まれてきたんです。ところが、自殺未遂の場合は、生命保険なんか出ないんだそうです。さりとて、「今から働こうと思ても、重体になってますから、動くことができない」と。で、だいたい、この長男がすっくり治るまでに、見通しとして、最低500万円はかかる。ところが、「生命保険掛けてあってもお金は出ない」と、いうことで途方に暮れましてね、母親の方が、「どうして生活していったらええんかいな」、自殺未遂をやった長男には、嫁さんも子供もあります。「どうやって生活していったらええのか」と、思おている最中に長男の嫁さんが、お医者さんに向かって「うちの夫はは呼吸器を、つけてもろてます。ちょっとでも命長引かせる為に。もうこれ以上、呼吸器要りません。私の夫につけてある呼吸器は外して下さい」言うて泣き崩れた。それを知った母親は、「嫁も子供もこれ以上苦しませたくない」と思いまして、病院の部屋の中において、自分の長男の左の胸を、4回包丁で刺しまして、殺害したんです。当然逮捕されて、裁判にかかりまして、昨日、判決が出ましたが、これは、裁判員制度、これに当てはまる裁判なんでね、裁判員も出席をして、ずーっと意見を述べたわけなんですが、結局、判決はね、軽かったんです。
「長男がすっくり治るまでに、見通しとして、最低500万円はかかる」
これは前述( ストリーミング放送2010年4月7日分・15分45秒頃・L2 不適切な言い変え((覚醒剤密輸による)麻薬密輸罪→麻薬を運んだ))の「麻薬密輸罪→麻薬を密輸した罪」と同じパターンです。記事の通りに「治療費」と読めば問題ないのに言い変えた為に問題が生じたケースです。「すっくり治るまでに」と勝手に言い変たので「予後不良なのに(すっくり)治るまで500万円」という矛盾した話になってしまっています。「治療費」は「医療費」と同様に「治らない場合にも使われる言葉」ということに気づかないのでしょうか。浜村氏はこの数分後、この話題の最後の方で「治療費」という言葉を使いました。しかし直後にまたしても「治るまで」と付け加えてしまって、勝手に言い変えてしまうことによる害に全く気づいていません。どうしても言い換えるなら「病院の費用」等にすべきでしょう。
あと、ここに挙げた以外の部分も含めて合計5回も「呼吸器」が出てきているのに、一度も「人工呼吸器」のことだと説明していません。元の言葉は聴取者に全く知らせる必要はないと考えている感がします。
ストリーミング放送2010年5月6日分・39分25秒頃・L2 国債と外債を相対する意味だと説明
(ギリシャ危機の話題で)
浜村氏:だから、ほうぼうの国に頼んでね、ドイツにも頼んで、フランスにも頼んで、スペインにも頼んで、お金を貸してもらうわけなんです。で、既にね、たくさんたくさんお金借りてるんですよ。で、ギリシャが、例えば、ドイツ・フランス・スペインに対して「お金貸して下さい」(と)言うのを、「外債を発行する」と言います。で、日本の場合は、国内で、ずいぶん国民の皆さんにお金借りてます。政府が借りてます。これを、「国債を発行する」と言いますね。で、外国からお金を借りる場合は「外国債券、外債を発行する」と、で、これをドイツもフランスもスペインも引き受けてくれたんです。もうかつてて、かっ、ちょっと以前に、ところが、ギリシャがこんな財政破綻になりますとね、ドイツやスペイン・フランスが引き受けた、「ギリシャ外債」の値打ちがどっどっどどどー(と)落ちていくばっかりです。さて、我が国はどうなんしょう。これちょっとわかりません。
太線部の浜村氏の説明は「国内で(国が)お金を借りることを『国債』、(国が)外国からお金を借りることを『外債』と言う」と要約することが出来るでしょう。
後半の「外債」の説明部だけであれば、正確ではないものの間違いではないと言えると思います。しかし太線部全体で「国債」と「外債」の対比となっています。この対比によって浜村氏は前半部“だけ”が「国債」だと説明していることになります。実際には後半部で説明している「外債」が「国債」の場合もあるわけですから、浜村氏の説明は国債の範囲を限定し過ぎていて明らかに間違いです。国債、外債、どちらか一方でも正しく理解していればこのような間違いは起こらないと思います。
ストリーミング放送2010年5月6日分・47分00秒頃・L2 V字型の杭
(普天間基地移転の話題で)
浜村氏:そこへもってきて、沖縄の建設業者がね、「辺野古の海に、V字型の杭を、何千本も打って、滑走路を作る、わしらも反対や」。何でか言うたら、「沖縄の土木建築の業者は、海の中へ、何千本も杭を打っていく技術を持っておらん」と。そういう技術を持っている会社は、まあ、東京か、あるいは、大阪か、沖縄県以外にある会社がそういう技術を持ってる。と、辺野古の海に何千本と、V字型の杭を打ち込むなら、沖縄の建設業者はいらんわけなんです。
V字型滑走路の「V字型」を、くい打ち桟橋工法の「杭の形」だと混同しているようです。
1996年に決定したV字滑走路案なら工事初期に「(航空機等で上空から見て)V字形に(見えるように)杭を打つ」と言うのは間違っていない表現ですが、「V字型の杭」はないです。
ストリーミング放送2010年5月7日分・40分35秒頃・L1 オリンピック発祥の経緯
(ギリシャ危機の話題で)
浜村氏:1000年くらい前は、ギリシャという国の中で、いろんな、独立の都市ができましてね。…中略…それが互いに戦争するんですよね。…中略…それでは良くないというので800年ほど前、戦争すんのやめようと。その代わり、運動会で決着つけよう、いうて始まったのがオリンピックなんですよね。
古代オリンピックの時期も経緯も出鱈目です。
ストリーミング放送2010年5月7日分・53分00秒頃・L2 国債と外債を相対する意味だと説明
(日本の財政についての話題で)
浜村氏:日本の政府が借金する相手は、殆ど国債と言うて、日本の国民からお金借りてます。あの、外国から借りてるお金は極めて少ない、これは外債と言いましてね、外国債券ですね。
前述( ストリーミング放送2010年5月6日分・39分25秒頃・L2 国債と外債を相対する意味だと説明)ほどはっきりしていませんが、同様の間違いです。 前半部、後半部、それぞれを個別に評価すれば間違いとは言えないものの、“通しで”聴くと間違いになるというパターンです。ラジオショッピングで「今日の商品は液晶テレビではなくて、LEDテレビです」と言うのに似ています(※)。
※ 宣伝担当者が「LEDバックライト式の液晶テレビ」のことを「LEDテレビ」と呼ぶことは許されると思います。許されるというより、少なくとも法的には全く問題ありません。しかし「『LEDテレビ』と『液晶テレビ』は違う」との意味のことを広告することはグレーゾーンだと思います。
ストリーミング放送2010年5月11日分・31分05秒頃・L2 単純な間違い(デーモン小暮殿下)
(参議院選挙の話題で)
浜村氏:ただねえ、今まで通ってきた愛称ですね、ペットネームとも言います、英語で。愛称とか尊敬の意味を込めて、読んでいたことは、例えば殿下とかいうあだ名の人、デーモン小暮なんか、殿下でしょ。そういう場合ね、通ることが多いってね。
デーモン小暮の一般的な呼称は殿下ではなく閣下です。
ストリーミング放送2010年5月12日分・00分35秒頃・L3 これは捏造(石川遼がAKBが好きと言った)
浜村氏:ゴルフの石川遼君が、「AKB48のファンや」と、言ったんです。それでもう、この、AKB48のメンバーが舞い上がりましてね、「是非、一緒に打ちっぱなしに行きたい」とか、「一遍デートをしたい」とか、大騒ぎになってるわけなんです。で、石川選手はね、実は今月の5日、ファンと交流します、まあいろんな催しを一緒にやろうという、そういう集まりでね、世界記録スコア、58を達成した直後、おもろいことを言うたんです。「僕は58よりも、48の方がええ」と。「ええ、何のことですか」と、人々が聞いたら、「AKB48ですね、フォーリーエイト、このコンサートに行きたいんです」と。「コンサートに行きたい」と、はっきりゆったんですよ。そうするとその場にいた女性ファン一同が「ギャー」っと、何とも意味不明の悲鳴を上げたと言うんです。石川君が続けて言いました。「同年代の人達でね、頑張っているので、心から応援したい」と。石川君って18歳ですよ。まだ48歳までいってないんですよ。そやけれども「AKB48、フォーリーエイト、ここが好きや、コンサート行きたい」と言ったんです。「お気に入りのメンバーは誰ですか」こういう質問が出ますと、「特に誰ということはない」と。「それではAKB48の歌で何が一番好きですか」、こういう質問も出たんだそうです。「僕、桜の栞、一曲しか知りません」。
石川遼は「AKB48のファン」だとも、「AKBが好き」だとも言っていません。「ファン」とか「好き」とかを勝手に付け足すと、石川遼の発言のニュアンスがまるで違って伝わってしまいます。
「おもろいことを言うたんです。「僕は58よりも、48の方がええ」と。「ええ、何のことですか」と、人々が聞いたら」の部分も酷いです。聴取者はその前に浜村氏の嘘の話で「石川遼が『AKBのファン』」と言った」と聴かされているわけです。それを信じこまされた聴取者は当然のごとく「石川遼が『僕は58よりも、48の方がええ』と言った」も信じこまされてしまいます。しかし実際には新聞の見出しに「58より48」とあったのをヒントに浜村氏が捏造しているわけです。これは罪の上塗りです。
ストリーミング放送2010年5月12日分・24分00秒頃・L2 もう少し状況を理解しましょう(パロマ工業事件)
(パロマ工業の話題で)
浜村氏:そうしたら、どうもパロマ工業が作った、ガス湯沸かし器の具合が悪いと、いうので、こういう場合、パロマ工業自体が飛んではきません。パロマ工業の製品を売る、代理店と言いますね、代理店へゆいますと、代理店が、まあ、修理する人を派遣するわけですよ。こぉのー人々がええ加減やったんです。ちょちょいのちょいとその辺触って、「はい、直りました」言うて帰っていくんですよ。“直ってない”。
アシスタント:あっそう。
浜村氏:そうなんです。で、修理に来た人もはたしてどこまでわかっていたのか。あるいは全然わからなかったのか。ちょちょいのちょいとその辺触って、「はい、直りました」言うて帰っていくわけです。と、客は安心します。
アシスタント:いやっもう直してもうたもんねえ。
浜村氏:専門家が来てね。
アシスタント:そらそや、私らは、わかれへんもんね。
浜村氏:わからへん、全然。
アシスタント:一般の者は。
浜村氏:で、どこをどう触ったのかね、その辺の線と線とをちゅっ、ちゅっ、ちゅっちゅっとくっつけたとか、まっ、言ってみればその程度なんです。ところが、直ってなかったんです。
アシスタント:あらっ。
浜村氏「で、やっぱり、このガス湯沸かし器が不完全燃焼、ついに一酸化炭素、ぶわーっと出しましてね、そうして上嶋浩幸さんは亡くなりました。お兄さんもかなりな重傷を負ったわけです。ガス中毒です。そうでしょ。で、そこでね、遺族たちはパロマ工業を訴えはったわけです。「どないしてくれねん」と。「こんなねえ、ええ加減な品物売って。そうして、ええ加減な修理のやり方やって、で、黙ってまんのか?」と。「責任とってくれ」と訴えたんです。しかし、パロマ工業は言います。「うちは作るだけの会社や、で、売るのも修理するのも代理店がやってんにゃ。代理店が悪いんやないかい。うちは何の関係もないで」と。言うけれども、作った会社にええ加減な品物作った責任ないんですか?根本的にはパロマ工業が作ったんでしょ。で、うち何にも知らんでは、通らないですよ。で、これ裁判ずいぶん長いことかかりましたが、昨日、東京地方裁判所で、判決が出まして、裁判長が言います。「パロマ工業の、元社長、小林敏宏被告、72歳です。おたくらはね、おたくらが作ったガス湯沸かし器で、何か故障が起きる、不具合が生じる、いうことは、前もってわかってた筈や」と。「いや、作って売った段階ではわからんにしても、次から次へ報告が来るやろが」と」
アシスタント:クレームがいっぱい来るとかしたら、ね。
浜村氏:その通り。まっ、苦情は幾つ来たかわからん。現に死んだ人15人や。
アシスタント:そうやねえ。
浜村氏:「それ知っててやね、何の責任もないとはよう言うなあ」と、裁判長言いました。
アシスタント:そやろね。
浜村氏:そうなんですよ。責任逃れですね。そしてね、「いやっ、そんなん、亡くなった人が14人も出たとか、もう殆ど時効にかかってて、今更裁けないとか、わしら知らんかったよ」と言うんですね。「知らん筈がなかろうが、知らんとしたら無責任も甚だしい」と、裁判長言いましてね、結局、判決が出ました。「なるほど、ガス湯沸かし器をええ加減な修理してね、そして、やってはいかんとこまで触ってね、改造してるんです。修理業者が。そしたら余計ガス漏れするんですよね。
「こぉのー人々がええ加減やったんです。……はい、直りました」言うて帰っていくんですよ」と「そうなんです。で、修理に来た人もはたしてどこまで……「はい、直りました」言うて帰っていくわけです」の前半2箇所の太線部ですが、常識的に考えてこのような状況説明は不適切です。
安全装置をバイパスする措置をおこなうと取りあえず湯沸かし器が使用できるものの、危険が伴なうことは明らかで、殆どの場合において修理業者は客に伺いを立てた筈です。「安全装置が働かないように応急処置を施してとりあえず湯沸かし器を使えるようには出来ます。でもそれをやると安全装置は効かなくなります。それでもよろしいですか?」等と。全ての応急処置に携わった人がそのようにしたわけではないかもしれませんが、浜村氏の話ぶりは実態から離れ過ぎています。
「冬にガス湯沸かし器が故障して修理業者を呼んだ際の客の心理はどうだったのか」をきちんと考え、「客が応急処置が施された状態を放置したまま転居して次の客に情報が引き継がれなかったこともある」等の状況もしっかりと掴んでから放送で話して欲しいと思います。機械に弱い人でも問題なく理解できるレベルの話なんですから。これだけ長く話すということは、浜村氏自身も重い話題だと考えているのでしょうから。
ストリーミング放送2010年5月13日分・02分10秒頃・L2 あり得ない創作は駄目
(パンスト詐取の話題で)
浜村氏:でね、そのパンストを身につけている女性に好みがありましてね、ほっそりとしたべっぴんが好きなんです。で、車運転しながらね、ずーっとこう、道路を歩いている女性を見ていると「好みの人が見つかった」。後をつけていくわけです。車をずーっと徐行運転させながら。と、その人が、その女性がコンビニエンスストアへ入った。「あっコンビニへ入ったということは、買い物をする。おそらく、パンストも買うのん違うか」と、ずーっと、車から降りて尾行するわけです。とその女の人は目的通り、コンビニでパンストを買うた。で、この女の人も車に乗ってはるんです。で、車に乗り込んで、ぶわーっとこう、女性が発進した後をつけていって、交差点、赤信号で、きゅっと女性の車が止まったら、大久保容疑者も自分の車から降りて、だいたいトラックなんですが、つかつかつかっと側へ寄っていって、「あー、お嬢さん、もしもし、お嬢さん、ハンカチが落ちましたよ」古いなあ、車乗ってるからハンカチ落ちようと落っちょまいと関係ない、違うんです。「油漏れしてますなあ、あんたの後ろを走ってまいりましたが、ずーっと、オイル漏れ、これ、ブレーキオイルが漏れてるように思いますが、このまま走ってたら、あんたブレーキが効かんようになりまっせ、必ず事故になる。あんたの命が危ない。私が直してあげましょう。でこういうものはね、パンスト1枚あったら、きゅっとこう止まりますねん」僕ねえ、そう言われても、どこをどうしたらオイル漏れが止まるのかよくわからないけど、いっときね、「ファンベルトが切れたときは、その、パンストで代用しなさい」と、自動車運転教習所では習いましたが、今そんなこと言いませんね。オイル漏れも「パンスト1枚あったら大丈夫です」と言うんです。そしてね、彼女に車の中でパンストを脱がせまして、それを持って彼女の車の後ろへ回るんです。で、なんや「ウシロデチトゴトゴトスルヨ、ミテイケナイネ」言いながら、直すふりをして、そのパンストをさっとポケット入れて、「やあ、直りました。大丈夫。安心して走って下さい。さいなら」言うて、そのまま自分の車でばーっと走り去るわけなんです。で、女性はちと変に思いました。「おかしいなあ」この人、22歳で保育士、保育園に勤めてはります。「おかしいなあ、『オイル漏れをパンストで防ぐ、あるいは直す』言うて、私から脱がせて、それ持って後ろへ回りよったけど、直してくれたのはええけれども、なんやパンスト返してくれへんやないか」。金額にして150円、そんな痛手ではないし、おかしいな思いながら一旦家まで帰りました。それからね、この後報知新聞が書いてますのはね、帰ってから、ボーイフレンドにね、「私の車、走ってる最中にオイル漏れした。後ろから走ってくるおっさん言いよった。『私のパンスト脱がして、パンストでオイル漏れが直る』言うから脱いで渡したけど、おっさんちょっとも返してくれへんねん。一遍見てくれるか」。言われて、ボーイフレンドが彼女の車を見たら、オイル漏れも故障も何にもない。そしてパンストは持ち逃げされた。
沢山の「ないこと」を書いて膨らませています。浜村映画解説とはこんな感じなんでしょうか。
太字の「ほっそりとしたべっぴん……」の部分は、「ちゃいますか」等の表現を加えることによって記事の内容ではなく、浜村氏自身の推定であることを聴取者に明示する必要があります。
同じく太字の「その人が……後をつけていって、」の部分は、明らかに限度を超えた作り話です。ある程度浜村流の創作が許される場合もありますが、明らかな間違いは絶対駄目です。容疑者は明らかに、実際に女性が履いたパンストが欲しいわけですから、女性がコンビニで新品のパンストを買うことに興味を持つ筈がありません。
(参照:ストリーミング放送2009年10月16日分・09分00秒頃・L2 そんなことするわけないやろって話を作っている)
(参照: ストリーミング放送2010年4月14日分・32分05秒頃・L3 スポーツ紙の見出しを事実だと)
(参照: ストリーミング放送2010年5月12日分・00分35秒頃・L3 これは捏造(石川遼がAKBが好きと言った))
その他にも作り話の部分はありますが、太字にしていない箇所は浜村流話術として許容されると判断しました( いつもこのような「スルー」の判断をおこなっています)。
おそらく最も多くの人がツッコミを入れたくなるのは、「パンスト返してくれへんやないか」の部分だと思います。わざわざ説明することが面倒に感じるほど明らかに誰もがおかしいと気づく間違いです。多くの人がラジオに向かってツッコミを入れたでしょう。「オイル漏れの応急修理に使った(ことになっている)パンストが返せるわけないやろ。あんたの頭の中はどうなっとんねん」と。
ストリーミング放送2010年5月18日分・34分40秒頃・L0 酷い!!
(矢口真里の話題で)
浜村氏:なんと彼は24歳の俳優で、身長が、1メートル92センチあります。
アシスタント:えーっ、せえ高いですね。
浜村氏:そうすると、元モーニング娘の矢口真里ちゃんはね、身長がね、47.5センチなんですね。
アシスタント:ひゃくよんじゅう、47って、人形やないねんから。
浜村氏:だからね、二人がぴったりとこう、抱擁、抱き合ってもね、真里ちゃんの唇がやっと、中村君の胸に届く程度やそうです。
アシスタント:あらら。
浜村氏:あらら、で、名前は中村昌也と言いまして、三っつ年下。24歳。で、サンケイスポーツは二人の姿を並べて写真撮ってますが。
アシスタント:ほんまやねー。
浜村氏:二人の身長、1メートル44センチ5ミリ違うそうです。
アシスタント:ええっ、1メートルよんじゅう。
浜村氏:そんな違わへんわね、あれっちょっと待って。
アシスタント:1メートルよんじゅうごセンチが矢口。
浜村氏:ちょっとそこで計算して。なんぼ違いますか?
アシスタント:やぐちーのーし。
浜村氏:矢口真里ちゃんが、47.5センチ。
アシスタント:違う。ひゃくよんじゅうななてん違います?
浜村氏:違うがな。矢口真里ちゃんは47.5センチ。
アシスタント:なんでーな!
浜村氏:あっ違うちゃうちゃうちゃうちゃう。
アシスタント:147.5センチちゃいますの?
浜村氏:そらそうですわ。いくらなんでもよんじゅうななてん。
アシスタント:47.5センチっていうたら、
浜村氏:赤ちゃんやがな。
アシスタント:そうやがな。
浜村氏:1メートル44.5センチです。で、中村君の方がですね、この人が、ごっつせえ高いんです。
アシスタント:だから二人の身長差が47センチなんでしょ。
浜村氏:そうなんです。この人がね、どこに書いてあんにゃ。
アシスタント:1メーター93ちゃいますの。
浜村氏:えー、1メートル92。
アシスタント:あん、92か。
浜村氏:1メートル92、何センチ違います?
アシスタント:47センチです。
浜村氏:はあはあ。いやー、だから、だから「矢口真里の唇がやっと中村君の胸に届く程度」やと。
これはなんでしょう。
頭をシャッキリはっきりさせてから出演して欲しいと思います。
エアチェック2010年5月19日放送分・55分20秒頃・L2 基本的な誤解(口蹄疫)
(ストリーミング放送ではカットされた)
(口蹄疫の話題で)
浜村氏:現在11万頭以上の牛や豚が口蹄疫にかかっております。
浜村氏は、11万頭全てが口蹄疫に感染しているというわけではなく、殺処分の対象が11万頭なのだということを理解していません。この誤解が次の誤報の原因にもなっています。
エアチェック2010年5月19日放送分・56分20秒頃・L3 誤解+勝手な付け足し(口蹄疫)
(ストリーミング放送ではカットされた)
(口蹄疫の話題で)
浜村氏:ところが11万何千頭も口蹄疫にかかったらですね、そんな子種をほうぼうへ配るわけにはいきません。ただ、大阪日日新聞が書いておりますが、まあ、6頭か7頭の優れた種牛は、避難さしてあって無事やったそうです。…中略…で、優れた種牛ですから、別格扱いです。6頭か7頭は病気にかからずに残ったそうなんです。
「無事やった」と「病気にかからずに」は浜村氏の勝手な誤った付け足しです。逆に「隔離」とか「隔離管理」という大切なキーワードを飛ばしてしまっているので、聴取者に正しい状況を伝えられていません(ごく簡単に説明しました。この状況を厳密に説明すると非常に長くなります)。この話題は今後も続くでしょう。スタッフは浜村氏にきちんと説明するべきです。
エアチェック2010年5月20日放送分・39分15秒頃・L2 国会議員の特典
(ストリーミング放送ではカットされた)
(国会議員の収入について)
浜村氏:まだまだ、それ以外の隠れ収入があるんだそうです。例えばJRの電車、タダ、航空券、タダ。で、このJRの無料パスは航空券としても通用するんだそうです。それから公用車というおおやけの車、出ます。議員宿舎に住むことができます。てなことで、これ、衆議院と参議院の議員、合わせて1年に12億円の予算が作られておりますねで、議員宿舎に宿泊する場合は格安なんですね。
● JRの無料パスが航空券としても通用することはありません。
● 「公用車というおおやけの車、出ます」との言い方だと国会議員一人ひとりに公用車が付くと誤解させてしまいます。
● 「衆議院と参議院の議員、合わせて1年に12億円の予算が作られております」との言い方だと「何が12億なのか」の説明が抜けてしまっています。
エアチェック2010年5月20日放送分・50分30秒頃・L2 公共の放送の理解がイマイチ
(イギリスでDJが女王死亡と伝えた話題で)
浜村氏:「重大なお知らせがあります。皆さん、エリザベス女王が先ほど、お亡くなりになりました」言うて、イギリスの国家、あれ、ゴッド・セイブ・キング違いましてっけ。イギリスの国家をね、流すんですよ。
アシスタント:そんなんみんな信じはるでしょ。そういう言い方しはったら。
浜村氏:そらそう……。公共放送、公共の、こっ公共放送じゃないですよ。公共のマスコミから流れるんですから。
アシスタント:ねー。
浜村氏:公共ではないか。
アシスタント:どうなんですか。
浜村氏:どうなんでしょうね。
アシスタント:でも放送局から流れてるわけですから。
浜村氏:そうー。よっ、こういう馬鹿なことをやるなあと思……。うけ狙いかな。
最後の行は浜村氏自身に言ってもぴったり合いそうです。
あと、今はキングじゃなくてクイーン(ザ・クイーン)です。
エアチェック2010年5月20日放送分・52分35秒頃・L2 地名の読み間違い(かす)
(悪徳リフォーム業者の話題で)
加須は「かす」じゃなくて「かぞ」です。
エアチェック2010年5月21日放送分・19分35秒頃・L3 口蹄疫ワクチン接種の目的
(口蹄疫の話題で)
浜村氏:で、ここを中心に、まあ半径10キロ以内に、飼われている牛・豚はね、今、処分しても埋める場所がないからね、ワクチンを与えて、しばらく命を、無理に命を伸ばすんです。ワクチンを与えて、病気を治して、で、病気治ったからというて、そのままお商売に使いません。とにかく牛ちゃん、豚ちゃんが一頭も一匹もいない場所を作りたいわけなんです。政府としては。だからワクチン与えて、うずめる場所が見つかるまで、生かしておくんです。そうして、「ああ、結構な空き地があった」と、見つかったら、いよいよ処分するわけです。なっ、農家の人たまらんですよ。これ。
ワクチンを与える意図を間違って伝えています。ワクチンを与える本当の意図は、ワクチンで治癒まではできないが、豚・牛の体内でのウィルスの増殖を抑え、体外へのウィルスの排出を少しでも防いで、少しでも感染の広がりを防ぎたいということです。浜村氏はワクチンを与える意図は、病気(口蹄疫)が治るとか、延命の為と言ってます。
「殺処分家畜が殺処分対象と決定された理由」の殆どは、「口蹄疫に感染した」からではなく、「殺処分対象の地域で飼われていた」からです。しかし浜村氏はこれを理解していないと思われます。同様に「殺処分対象の家畜の殆どは口蹄疫に感染していない」ということを理解していないと思います。
(参照: エアチェック2010年5月19日放送分・55分20秒頃・L2 基本的な誤解(口蹄疫))
エアチェック2010年5月21日放送分・20分40秒頃・L3 口蹄疫ワクチン接種の目的
(口蹄疫の話題で)
浜村氏:うずめる場所が見つかるまで、ワクチンを投与して、ワクチンを与えてですね、命をこう、病気を軽くして、無理に命を伸ばしてるんです。そうしたら、ワクチンを投与されて、うっとこの牛ちゃん・豚ちゃんが病気(が)軽くなった。命長らえた。「バンザーイ」って喜べないわけです。
前述( エアチェック2010年5月21日放送分・19分35秒頃・L3 口蹄疫ワクチン接種の目的)と同様に不適切な説明です。
エアチェック2010年5月21日放送分・30分05秒頃・L1 説明不足(長州)
(伊勢谷友介が大河ドラマ出演の話題で)
浜村氏:で、高杉晋作はですね、山口県、当時、長門と書いて、みんなちょうしゅう、ちょうしゅうとよんでました。
公共の放送上で詳しい説明なしに長州という言葉のマイナーな方の使い方をするのは問題があります。
長州という言葉には、「長州藩としての長州」と、「長門国の俗称としての長州」の2つの使われ方があります。現在の日本で圧倒的に多用されているのは前者の方の使われ方です。公共の放送上で後者の方の使い方をするのであれば「長州という言葉には2つの使い方があって、今話しているのはあまり使われない方の使い方なんですよ」等と説明を入れる必要があります。そのような説明を入れたくないのであれば後者の方の話はしなければいいのです。
加えて先ほどの前者、後者のうちどちらが“より強く”「山口県」と結びつくかと言うと、地理的により正確に重なるという点から見ても、前者の方です。従ってこの点も考慮して、長門国の俗称の方の話がしたいのなら、余計にしっかりと説明を入れる必要があります。
高杉晋作の経歴として「長州藩士」「長門国の萩で出生」等と、先ほどの前者と後者の両方の紹介の仕方がされていると思いますが、やはり数が多いのは前者の方です。従ってこの点も考慮して……(この後は同上)。
エアチェック2010年5月21日放送分・55分15秒頃・L3 事実誤認(汚水点滴事件)
(ストリーミング放送ではカットされた)
(娘への汚水点滴事件の話題で)
浜村氏:と、娘達は苦しんでのたうちまわってね、まあ、あの、死ななかったんですけどもね、これは恐ろしい出来事なんですよ。
3人のうち、1人は死亡しています。
エアチェック2010年5月24日放送分・21分35秒頃・L2 人名の読み間違い(あのうまつ)
(23分35秒頃,23分40秒頃も同じ)
(琴光喜に対する野球賭博疑惑の話題で)
「あのうまつ親方」ではなくて「おうのまつ(阿武の松)親方」です。
エアチェック2010年5月25日放送分・08分05秒頃・L3 最も発生し難い間違いが発生
(仁支川峰子、甲状腺乳頭がん手術受け退院の話題で)
浜村氏:実は乳頭癌といいまして、乳頭ってわかりますね、やはり手術を受けていたそうです。今月14日に入院して、やっぱり摘出手術です。つまり胸の部分でしょ。そうなんです。まあ24日に退院したということですが、……
「乳頭」と「甲状腺乳頭」とではまるで部位が違うので、当然各紙はっきりと「甲状腺乳頭癌」と表記してあったにも関わらず、「乳頭癌」と言った上にさらに「胸の部分でしょ」と言って、聴取者に完全に誤った情報を与えました。かなり信じがたい言動です。文字を読む能力に問題が生じていない限り起こりえない間違いではないでしょうか。
この後、詳細記事について語った場面では「甲状腺」、「喉の部分」と言ったので、先の場面の段階ではまだ詳細を読んでいなかったのでしょうが、見出しだけを頼りに話しても通常は絶対間違える筈のない箇所です。
傷病関係での間違いと言えばこんなものもありました。
(参照: ストリーミング放送2009年11月30日分・20分05秒頃・L3 酷い言い変え(眼窩底骨折→目の奥の骨が砕けた) )
エアチェック2010年5月25日放送分・12分00秒頃・L1 記憶力不足
浜村氏:昨日ね、お相撲の琴光喜が野球賭博に関係しておって、しかも「ばらしたろか、ばらされとうなかったら一億円払え」と脅迫されている事件をしゃべって、琴光喜も本格的な事情聴取を大相撲夏場所終わった後、すぐ受けるらしい、ただ、あの、お相撲さんがこういう事情聴取を受けるということはまあ珍しくもないけれども、割合に、こういう世界に対して優しかったんで、朝青龍さえ、事情聴取を受けていなかったと、これ新聞の記事なんですよ、読んだんですが、今朝のデイリースポーツによると……
「琴光喜がこれから事情聴取を受ける予定」との記事を読んだのは昨日ではありません。昨日は「琴光喜に事情聴取がおこなわれた」との記事を読みました。
エアチェック2010年5月25日放送分・53分15秒頃・L2 49頭の中に忠富士
(口蹄疫の話題で)
浜村氏:宮崎県が誇ります優れた種牛49頭おりますが、ここから1頭、実は名前もついてる忠富士という名前がついた、エース級の優れた種牛が、処理、処分されたんです。口蹄疫にかかったということで、勿体無いですね、もう処分して埋めたということを発表いたしました。
49頭に忠富士は含まれません。連日大量に報道されているのに何故間違うのでしょう。
エアチェック2010年5月25日放送分・56分05秒頃・L2 49頭の中にエース級の5頭
(口蹄疫の話題で)
浜村氏:農林水産副大臣の山田はんが、法律に従って、49頭の優れた種牛、全部処分すると言わはったんです。その中に、超、超エース級の5頭も入っているわけなんです。忠富士は処分したが、あとの5頭も処分のうちに入ると言わはったんで、東国原知事がね「ちょっと待ってくれや、これやると宮崎県から牛がおらんようになるやないですか。どうしても宮崎県の財産は残したい」と。で、「超優秀な種牛、エース級の種牛は残してもらいたい」こう言わはるんですがね、「いや、法律に従ってこれは処分しなければならない。そうでないと日本中に広がる恐れがある」と、農林水産副大臣の山田はんが言うわけです。で、現に、もう既に、羊から病気(が)出てるんですよね。今んとこ羊一頭と言われますが、そんなもん、どこまで広がっていくか・・・…
49頭の中にエース級の5頭は含まれません。前述( エアチェック2010年5月25日放送分・53分15秒頃・L2 49頭の中に忠富士)と同じです。
エアチェック2010年5月25日放送分・58分15秒頃・L3 口蹄疫ワクチン接種の目的
(口蹄疫の話題で)
浜村氏:で、埋める場所がないからしばらく生かしておこうと、ワクチン注射してますねえ。これ直すためやない。もうちょっと埋める場所が見つかるまで生かしておこうです。そんなもん、飼育している畜産農家にとっては、それこそ、鳩山さんやないけど、断腸の思いです。我が子と同然ですもん。なんぼ辛いことか。やがて処分するけども、埋める場所がない。埋める場所が見つかるまで命を引っ張ろうというその為にワクチンの注射でしょ。でもね、このワクチンの注射もね、初めは27チームでやってはったんです。とてもやないけど追っつかんてね。で、今、57チームに増やしました。で、27チームのうちはね、ワクチンを摂取してね、そうして処分する、これ、獣医さんだけが出来るんです。27チームのときは、1チームね、6000頭担当ですって。追っつかないから57チームに増やしましたけれども、これ、サンケイスポーツによりますと、つまりはやがて処分されるんです。埋める場所が今、見つからないから、見つかるまで命伸ばしておこうなんですねえ。そうなんです。で、スポーツニッポン読んでみますとね、超々優良な種牛についてはね、今、冷凍保存している子種、15万本あるそうです。これで1年程度しか持たないと。で、本当に良い種牛を育てるのに7年かかるって。どうなる?この先。
この一連の話の中の3箇所で、ワクチンを打つ意味を誤って説明しています。
太線部1箇所目の「埋める場所がないからしばらく生かしておこうと、ワクチン注射してますねえ」だけなら、「殺処分対象の家畜をしばらく生かすこと」と「ワクチン接種」とは間接的な連携だと受け取ることも可能なので完全な間違いだとは言えないのですが、2箇所目と3箇所目では「延命の為のワクチン接種」だとはっきりと言っていますので明確な誤りです。
「殺処分家畜が殺処分対象と決定された理由」の殆どは、「口蹄疫に感染した」からではなく、「殺処分対象の地域で飼われていた」からです。しかし浜村氏はこれを忘れているというか、理解していません。同様に「殺処分対象の家畜の殆どは口蹄疫に感染していない」ということを理解していません。これを理解していればワクチン接種の(第一の)意味を「延命の為」と言う筈はありません。
(参照: エアチェック2010年5月19日放送分・55分20秒頃・L2 基本的な誤解(口蹄疫))
さて、やっとワクチン接種の意味の説明にかかります。ワクチンを打たなくても大人の動物(成獣)はそれほど急に死にません。ワクチンを打つ一義的な意味は、動物の体から外に出るウィルスの数を出来るだけ減らして、感染の増大を少しでも防ぐ為です。浜村氏は深く考えずに人間がインフルエンザ用ワクチンを接種する場合と同様だと勝手に想像して話したのでしょう。人間と同様なら遠く離れた地域の家畜にも予防的にワクチンを接種させて良さそうなものです。浜村氏はそうしないことに疑問を感じないのででしょうか?
「何故、ワクチン接種が殺処分対象の家畜のみに対しておこなわれるのか?」を簡単に補足しておきます。 現状、「生かす対象の家畜」には口蹄疫ワクチンを接種してはいけません。何故かというと、ワクチンを接種してしまうとウィルスに感染しても症状が出にくくなり、感染の発見が遅れてしまい、結果的にウィルスの感染拡大を余計に招いてしまう恐れがあるからです。もし口蹄疫用のワクチンが完全に効き、しかも口蹄疫が家畜のみに感染する病気であったなら、ワクチンを沢山製造して地球上の対象の家畜全てにワクチンを接種すれば口蹄疫問題は根本的に解決します。しかし今、そのような話は夢物語です。現状は健康な家畜や有蹄類・野生動物に口蹄疫ウィルスを出来る限り近づけないことが最善の対策です。
以上の理由から現状、健康な家畜に出来るだけ口蹄疫ウィルスを近づけない最善のワクチンの使い方は、
1. 健康な家畜にはワクチンを接種しない。
2. 殺処分対象だが、すぐには処分できない家畜にワクチンを接種する。
という形式に、自然に決まってしまうことがお分かり頂けるかと思います。
エアチェック2010年5月26日放送分・47分05秒頃 珍しい正式な訂正
浜村氏:実は1つ訂正があります。5月はつかにねえ、週刊ポストの記事を読んだときに、参議院議員の浮島とも子さんがね、……
浮島とも子氏は公明党の参議院議員です。この番組は外部の力を持つ団体等に抗議された場合のみ訂正をおこなうようです。
エアチェック2010年5月26日放送分・58分00秒頃・L2 言い間違い放置
(口蹄疫の伝染経路についての話題で)
浜村氏:加熱処理、熱を加えて、殺菌・滅菌した稲藁は、輸入禁止にしたんです。
単純な言い間違いだと思われますが、訂正すべきです。
エアチェック2010年5月27日放送分・35分40秒頃・L2 間違った作り話(俳優の放火)
(俳優相場貴晴の放火の話題で)
浜村氏:そこにプラスチックで作ったゴミ箱置いたある。そのゴミ箱に、100円ライターの、オイル缶をばぁっーと、オイル、オイル、油入ったかごをぶちまけてね、その上から草まいてね、ちょっとやり方、手え込んでます。プラスチックのゴミ箱にライターの油をまいてや、その上へ草まいて、そうして、100円ライターで火つけたんです。ばぁっーと炎が上がった。
「100円ライターのオイル缶」なんてないわけですから、この部分は間違った作り話ということになります。言い直しの2回目のしゃべりにはおかしいところはないんですが、本来この時に「1度目で『100円ライターのオイル缶』と言ったのは間違い」だと訂正しなければなりません。
(参照: ストリーミング放送2009年10月16日分・09分00秒頃・L2 そんなことするわけないやろって話を作っている)
エアチェック2010年5月27日放送分・44分10秒頃・L2 間違った作り話(郵便不正事件)
(郵便不正事件の話題で)
浜村氏:で、凛の会は、障害者を対象にする団体であると、認める判子を押したのが村木厚子被告やと言うんです。ところが、取調べの段階から裁判の段階に至っても、村木厚子は「私は何にも知りません」と、「そんな凛の会に対して、許可の判子を押した覚えもない」と言うんです。ところが、村木厚子被告の、部下でありますね、上村という、テレビに度々映りましたこの、上村勉という坊主頭のね、係長が、「いや、確かに、私の上役、村木局長は、凛の会に対して、認める判子を押さはりました」と言うんです。
「判子を押した」が何回も出てきていますがこれは作り話です。わかりやすく説明しようと勝手に話を作ったのでしょう。記事に書いていないことであっても客観的な目で内容が正しいと思われることなら、関西弁を用いての会話形式にして聴取者に「ここは浜村流話術で膨らませた部分ですよ」とわからせながらであれば言っていいと思います。しかし業務にそのような内容はなく、明らかにやっている筈のない行為をやったと言った今回のケースは限度を超えています。浜村流の話術を否定するわけではありませんが、「やってる筈のないことをやった等と、明らかな間違いは言ってはいけない」ということを徹底して欲しいと思います。
(参照: ストリーミング放送2009年10月16日分・09分00秒頃・L2 そんなことするわけないやろって話を作っている)
エアチェック2010年5月27日放送分・45分55秒頃・L2 間違った作り話(郵便不正事件)
(郵便不正事件の話題で)
浜村氏:この裁判を扱ってる裁判長がね、はっきり言うてます。「上村係長は、検事の誘導質問に引っ掛かっていったんや」と。「あんたはそう言うけど、ほんまはこうでしょ。こうでしょ。“こうやった”んでしょ。村木局長は認めたんでしょ。判子を押したんでしょ」。「いや、あのー、私の記憶としては」。「何を持って回った言い方してるんですか。村木さんは判子押した。あんたそう、そーのー、知ってるんでしょ、そうなんでしょ」って、何べんも詰め寄ってくるんです。そうすると「はあっ、そう言われたら、そうかなあ」。「ほら見てみい。そうやないかい。この調書、調べ書きにこうサインしなさい。あんたの指紋、指に印肉付けて押しなさい」と、こうなってきて。
(前述: エアチェック2010年5月27日放送分・44分10秒頃・L2 間違った作り話(郵便不正事件))と同じく、「村木局長は認めたんでしょ。判子を押したんでしょ」の部分は許されないタイプの作り話です。
エアチェック2010年5月28日放送分・09分15秒頃・L2 年寄の意味
(大相撲維持員席問題の話題で)
浜村氏:で、サンケイスポーツから読んでみますと、木瀬親方は、まあ、今はもう親方、あるいは年寄というね、こういう名目の、偉い地位に座ってはりますが、位を2つ落ろしますね。
多分浜村氏は、「年寄」という言葉には2つの意味があるということを認識していないと思われます。2つとは「相撲協会の中で、(いわゆる)親方が就く最低の階級(職位)」としての「(平)年寄」と、「親方」と同義としての「年寄」の2つです。
実際には「年寄からの降格」ではなく「年寄への降格」なわけで、「委員から年寄、いわゆる平年寄への2階級降格です」等と言うべきでした。加えて、わかりやすい放送を心がけるなら「年寄」に2つの意味があることを説明すべきでした。ちなみに注意力のある人なら「平年寄」という言葉の存在に気づいた時点で2つの意味の存在に気づくと思います。
エアチェック2010年5月28日放送分・15分30秒頃・L2 不適切に言い変え(動画が再生できる→動いている絵をそのまま取り込んで再生)
(iPadの話題で)
浜村氏:「動いている絵をそのまま取り込んで、再生することが出来る」と。
「動画が再生できる」を不適切に言い変えています。「取り込む」という言葉を勝手に付け足した為に、元の記事とは違った意味になってしまっています。「動画を取り込む」と「動画を再生する」とは別種の作業です。iPadに標準で「動画を取り込む(キャプチャーする)」機能はありません。
エアチェック2010年5月28日放送分・41分10秒頃・L2 マツジュンはいかんと(おかしな考え)
(松本潤の話題で)
浜村氏:嵐、ここに松本潤、松潤がおりますね、26歳ですが、ほんまはマツジュンって言うたらいかんのですけどねえ。
アシスタント:ああ、駄目ですか?
浜村氏:まあ、キムタクというても、いかんのですけれども。
アシスタント:まあでもほら、みんな、こう愛情をこめてニックネームやからね。
浜村氏:あー、そうか、愛称と言いますね。
アシスタント:愛称で、
浜村氏:ええか。
アシスタント:いいです。
浜村氏:で、別に松潤が怒っているいう話はないんですよ。
いつ頃からなのかはっきりしませんが、いつのまにか浜村氏は、この世で使われている「愛称」や「ニックネーム」全般を(少なくとも放送や報道の世界では)使用すべきではないとの考えに陥っているようです。
(参照: ストリーミング放送2010年1月7日分・05分55秒頃・L2 アンカツを蔑称視)
ジャニーズ事務所を通じて木村拓哉が「キムタクと呼んで欲しくない」とマスコミに伝えてきて以降にそのような考え方を持ったのかもしれません。
エアチェック2010年6月1日放送分・14分10秒頃・L2 何故知らない?
(在日韓国人が子ども手当を554人分申請した話題で)
浜村氏:これ、恐らく、産経新聞が書いたんですが、その話が話題になったと書いてあるだけで、結果はどうなったのか、認められたかどうやろかは書いてないけれども、産経新聞書いてます。「日本各地でこういう現象が起こる可能性はある」てね。
これは結果的に広義の誤報と言えるでしょう。人によっては情報操作と捉えるかもしれません。これは4月のニュースで、当時各報道機関で経過・結果共にかなり大きく報じられました。非常に不思議なのは、浜村氏が4月から昨日までテレビもラジオもない無人島で暮らしていたということはなく、それどころかその間、平日はずっと各新聞・雑誌の解説をおこなっていたのに、結果を知らないということです。やっぱり毎日、放送前の準備の時間に記者さんと一緒に読みあわせをおこなった方が良いのではないでしょうか。
エアチェック2010年6月1日放送分・21分25秒頃・L1 保険を理解していない
(子供の為の貯蓄の話題で)
浜村氏:で、更にね、もう貯蓄よりも、「貯蓄どうでもええにゃ」と。「うち、そない生活困ってない」と。「払うた金よりも満期で受取る金の方が少のうてもええ」。何よりも子どもの病気・怪我。これを医療保障と言うんですね、病院・お医者さんにかかった場合、大きな保険金が下りてくる。こっちを重くみたい人は、子供さん向けの、子供さん向けの定期保険があるそうです。定期保険ですよ。で、例えばね……
「うち、そない生活困ってない」は浜村氏が勝手に付け足した言葉でしょう。貯蓄と保険の根本的な性質の違いを理解していないことが見てとれます。聴取者に誤った知識を与えることは慎まなければなりません。
多くの人には言わずもがなですが、「払うた金よりも満期で受取る金の方が少のうてもええ」保険型の商品は、まさかの際に自力で大金を払えない、お金のない人向きです。
エアチェック2010年6月2日放送分・18分20秒頃・L2 「Butterfly」と「Ring a Ding Dong」を取り違え
(木村カエラ結婚の話題)
浜村氏:そして木村カエラさんはね、「リンディンドン、リンディンドン」という、まあ結婚式の歌ですよね、結婚式の鐘は「リンディンドン」と鳴るという歌なんですが。
「Butterfly」が結婚式の定番ソングになっているとことと、ドコモのCM中での歌唱とを混同しているんでしょう。このケースだけに限らず、「断定できる情報を持たないままで放送で話してしまうことの危険さ」にあまりに無頓着過ぎると思います。
エアチェック2010年6月2日放送分・1時間00分50秒頃・L2 ストップ高を誤解説
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(ラオックス株の話題で)
浜村氏:2倍になってね、「もう売る株おまへん」言うてね、ストップ高になったそうです。
いつものことですが、誤った解釈で勝手に言葉を付け足した為に不適切な説明になってしまいました。「ストップ高」は、浜村氏が付け足した言葉とは逆に、株価の急減な上がり過ぎを防ぐ為に、まだ売買できる株があるにも関わらず株の売買が制限された状態を指します。
エアチェック2010年6月3日放送分・14分45秒頃・L1 単純な間違い(ふかづえり)
(三谷幸喜の新作映画の話題で)
浜村氏:そうして、三流、失礼やな、三流の女性弁護士の役をふかづえりがやりますね。そして、ふかづえりの先輩弁護士を阿部寛。
「ふかづ」ではなく正しくは「ふかつ」です。
エアチェック2010年6月3日放送分・21分05秒頃・L0 補助する人が必要では?
(こども手当の話題で)
浜村氏:まあさっき言いましたように、子供は外国にいる、親が日本にいる人はこども手当受け取れますが、やっぱり審査が必要らしいですね。きっちり調べてね、まあ500人以上の養子というのも、これー、調べてみて、どうやろかと。はい。証明できれば出るかもしれませんが。
前述( エアチェック2010年6月1日放送分・14分10秒頃・L2 何故知らない?)と同じ話題についてです。
4月時点の報道で既に「厚労省の子ども手当管理室は「母国で50人の孤児と養子縁組しても、社会通念上は子供を保護監督しているとはいえない」と……」とあり、厚労省は尼崎の韓国人のようなケースを許可しないことを明確にしています。
わかりやすい放送を心がけるなら、新聞の記事をもう少ししっかり読み、記憶しておく必要があると思います。浜村氏単独ではそれを出来ないのなら、それが出来る人の補助を受けることが必要でしょう。
また現在は厚労省はこのようなページも設けています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/osirase/100407-1.html
私個人の意見としては、外国に住んでいる外国人にこども手当を支払うことは絶対に反対です。「こども手当は日本人のみを対象とすべきだ」とまでは言いません。日本人だけを対象とすることによって特別永住者の帰化を促進するという考え方もあるでしょうが、「子どもの権利条約」もありますので、それは実現不可能でしょう。しかし「こども手当」の目的は日本の少子化対策ですから、支給対象は、客観的に「この人は将来に渡って日本に住み続けるだろう」と思える人に限るべきだと思います。つまり日本人と特別永住者+αといったところになると思います。
エアチェック2010年6月3日放送分・23分55秒頃・L3 勝手に橋下発言
(こども手当の話題で)
浜村氏:「来年度から財源、どっから金を出すか、源があらしません。それでいて子供手当てを始めるというのはちょっと難しいのんやないやろか」橋下さん言うたはります。
これを橋下さんの発言だと言うのには無理があります。これは許容範囲を超えていると思います。
こども手当に関して伝えられている橋下知事の発言は以下の4本です。
● 「赤字国債を発行し現金給付するのは理解できない。一定の(経済)効果があるかもしれないが、こういう国家運営は絶対に間違っている」
● 「国民の機嫌を取るような政策はやめた方がいい」と訴え、参院選への影響について「お金をもらえてありがたいと思うだろうが、これで民主支持とはならない。そこまで国民はばかじゃない」
● 「知事の給料をもらっているのでぜいたくは言えないが、結構大変なんですよ」
● 「僕ぐらいの収入であれば本来は所得制限をかけるべきだ。借金を食い止めることを考えないといけない」
どれも「来年度から財源……」から相当離れています。
ここは明らかに浜村氏自身の意見もしくは解釈だと言う必要があります。
エアチェック2010年6月3日放送分・29分20秒頃・L0 和暦:西暦?
(こども手当の話題で)
浜村氏:で、民主党の中では、去年の衆議院選挙でマニフェスト、公約を掲げました。11年度以降は、毎月、26000円ずつ差し上げるですねえ、ところが、……
出典元記事での「11年度」は、2011年度と読み替えて言うべきです。 わかりやすさを標榜する番組なら当然です。多分浜村氏本人が、和暦か西暦かを意識できていないのでしょう。
(参照: ストリーミング放送2010年3月17日分・19分30秒頃・L2 西暦・和暦を間違う)
エアチェック2010年6月3日放送分・56分50秒頃・L3 出鱈目・鳩山辞任経緯
(ストリーミング放送ではカットされた)
(鳩山首相辞任の話題で)
いくつもの間違いが含まれていますが、特に日付に着目して確認してみて下さい。
浜村氏:順を追ってね、新聞から読んでみます。まず産経新聞ですけれどもね、先月の31日、5月31日の夕方、国会の中に総理大臣の部屋があるそうです。そこで、鳩山さんに対して、小沢幹事長と輿石参議院議員会長の二人が訪れて、「鳩山はん、参議院選挙が7月にありますけど、どうも民主党の支持率も落ちております。で、あんたが辞めてくれたら、人々の気持ちがさーっと綺麗になって、人心一新と言いますね、で、ええようになるのんとちゃいますか。やめはったらどうですか」と、言うたんだそうです。その時に鳩山さんはね、これ三人だけの話し合いですから、なかなか詳しいことわかりませんが、今になってわかってきたことは、その時既に鳩山さんは、「やめてもいいよ」という気持ちを漏らしたんだそうです。ただし、何月何日をもって辞めるとか、それははっきり言わない。で、「辞めるにつけてはこういう条件付けてくれ」と、それを、あの、いろいろごじゃごじゃ言わはったそうですが、時間にして8分間です。で、鳩山さんは、中国の温家宝首相と晩飯食う会が時間迫ってるんでね、「この辺で失礼」と言うて8分間で終わったんですって。そうすると総理大臣室の前に、新聞、ラジオ、記者さん達、ずらーっと待ってます。真っ先に出てきたのが、確かね、三人の内誰が真っ先やったやろ、僕は、鳩山さんやったと思うんです。出てきはったんです。で、一斉に質問飛びます。「総理、総理大臣、まだ続けてやるんですか、どうですか、続投ですか」という声が飛んだ時、鳩山さんは黙って左の親指をぷゅっと立てて、「君の瞳に乾杯」とは言わなかった、言わなかった。黙って親指を立てたんで、取材陣一同、「おーっ、まだまだやるつもりやなあ」と、そういう時に親指立てますからね。で、次に、次に小沢さんが出てきた。ぶすーっとした顔ですね、これを仏頂面と言うそうです。一言もモノを言わんとね、不機嫌を全身に表現して立ち去っていった。次に輿石さんが出てきた。この人は、「今はもうなんにも言わん」言うて立ち去ったということなんです。これが5月31日なんですねえ。で、次に、明くる日の6月1日ですね、晩の10時に小沢さんが鳩山さんに電話をしましてね、そうして、「あのー、辞めはったらどうですか」と言った時に、この時に、小沢さんはね、「とにかくあのー、清潔な民主党という印象を取り戻したい。ですから、あんた辞めはったらどうですか」と言うたんですって。
(ここで9時の時報)
浜村氏:まあ、6月1日、国会の中の総理大臣の部屋で三人集まった時にね、輿石さんが、「鳩山さん、民主党の中にも辞めてもらいたいという意見がありまっせ。辞めはったらどうですか」と言うた時に、直ぐ鳩山さんは「嫌や」と言わはったらしいんです。でも説得にだんだんと半分頷いたらしいんです。でも8分間ですからね、突っ込んだ話は出来ないですね。で、明くる日の6月1日の晩に、小沢さんは、鳩山さんに電話をしましてね、そうして「辞めはったらどうですか、まあ、いろいろとこっちも言いたいこといっぱいありますがどうですか」と言うた時に鳩山さんが、「僕も辞めるけれどもあんたも幹事長を辞めてもらいたい」と。刺し違えた、互いに相手と刺し違えたと言いますね、そういうことになったんやそうです。そして、結局二人とも、辞めることになったんです。で、そこで、今後はどうなるかと言いましたらね、恐らく、管さん、菅直人さん、今、副大臣で財務大臣ですね、この人が、民主党代表を選ぶ選挙に立候補してこの人が通るやろという大方の見方ですね、この人になるやろと。
日付の間違いについては、全てをここで説明すると長くなり過ぎるのでそれはやりません。ここまで間違いが増えた原因は、浜村氏が鳩山・小沢・輿石の三者会談が二日連続でおこなわれたことに気づいていないことにあると思います。二日連続おこなわれたということ事実に気付かず、会談は一度だけで後は電話だけで話し合いがおこなわれたと勝手に思い込んでいる為に、矛盾を連発しているように見えます。これだけの数の矛盾を連発しながら「よく立ち止まらずに平気で話が続けられるなあ」と逆に関心してしまうくらいです。余程浜村氏が「自分がたった今読んだことやしゃべったことをすぐに忘れる能力や全く自己チェックしない能力」に秀でているからだと思います。
「とにかくあのー、清潔な民主党という印象を取り戻したい。ですから、あんた辞めはったらどうですか」
鳩山さんが小沢さんに言ったと報道されているのに、逆に小沢さんが鳩山さんに対して言ったと誤って伝えています。まあ、これは単なる言い間違いです。それ自体は目くじら立てる程ではありません。しかし自分で気付かず、訂正しないことは問題です。
正しくは、鳩山氏が親指を立てたのは6月1日です。
「菅直人さん、今、副大臣で財務大臣ですね」
副大臣ではなく副総理です。
エアチェック2010年6月3日放送分・1時間03分15秒頃・L3 小林ちよの
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(鳩山首相辞任の話題で)
浜村氏:「衆議院議員に当選した小林ちよのさんには辞めてもらいたい」と。
「ちよみ」の間違いです。「ちよの」という名前は、その直前の話題に出てきた会社の社長の名前と同じです。
エアチェック2010年6月4日放送分・17分15秒頃・L2 マルサを蔑称視
(脱税の話題で)
浜村氏:そしていよいよとなったら、査察部という部署があってね、ここが乗り込んで来るんです。で、査察部のことをね、陰でね、マルサと呼んでるんです。
これは浜村氏が「通称」という言葉を使いたくない、もしくは思いつかなかった為に適切ではない言い変えをおこなってしまったケースです。
過去のケースも加えて考察しますと、浜村氏は「通称」とか「ニックネーム」という言葉は難しいと判断して何とかそれを使わずに同様な意味を表そうとして代わりに「陰で」とか「陰でね」という表現を使うケースが多いと思います。しかし「陰で」とか「陰でね」を付けると「蔑称」の意味あいが強くなってしまいます。「蔑称」でない限り、「陰で」とか「陰でね」と付けるのは不適切だと言えます。言い変えることの副作用をよく考えるべきです。
簡単な判断基準を示しますと、当該の相手に対して直接使える場合は「蔑称」ではありません。
JRAの安藤勝己騎手本人に対してファンや記者が「アンカツさん」と呼んでいるので、これは明らかに蔑称ではありません。従って以下は明らかに不適切なケースです。
「これあのー、失礼ながら、陰ではね、「アンカツさん」と呼んでるんです」
(参照: ストリーミング放送2010年1月7日分・05分55秒頃・L2 アンカツを蔑称視)
また、マルサの人に対して直接「あのー、マルサの方ですか?」という会話は日常茶飯事です。「マルサ」も「蔑称」ではありません。
「査察部のことをね、陰でね、マルサと呼んでるんです」
一般的には「陰でね」と付けるべきケースではありませんが、明確に不穏当な説明というわけではありません。査察部は非・人間なので対象が人間の場合よりも自由度が高いからです。
上のアンカツの場合は対象が人なので、蔑称でもないのに蔑称呼ばわりして「陰でね」と付ける浜村氏の行為はアンカツに対して失礼な行為です。対象が非・人間の場合よりもより注意が必要です。
エアチェック2010年6月4日放送分・28分15秒頃・L2 贈与税と相続税を取り違え
(中内正の脱税の話題で)
浜村氏:これはね、相続税というものを、お父さんから譲られたときにまず払わないけませんねえ。
今回の正容疑者の容疑は相続税法違反ですが、疑われているのは相続税の脱税ではなく、贈与税の脱税です。このような間違いの構図は、2010年4月7日の中国での日本人の死刑執行の話題の場合に似ています。
(参照: ストリーミング放送2010年4月7日分・15分45秒頃・L2 不適切な言い変え((覚醒剤密輸による)麻薬密輸罪→麻薬を運んだ))
出典元だと浜村氏が話している毎日新聞の記事には「生前に贈与された」とか「贈与された」等の記述があるので、ちゃんと読んでいれば取り違えることはない筈です。
エアチェック2010年6月4日放送分・30分55秒頃・L2 贈与税と相続税を取り違え
(中内正の脱税の話題で)
浜村氏:で、全体の値打ちはざっと12億円ですって。このうちの一部を息子の、次男の正容疑者が、お父さんから貰うたわけなんです。貰うた以上相続税払わないかんのです。
前述( エアチェック2010年6月4日放送分・28分15秒頃・L2 贈与税と相続税を取り違え)と同じ間違いです。
出典元記事に「贈与された」と記述されている部分を、浜村氏は「貰うた」と何度も勝手に言い変えて話しているのですが、頭の中からも、記事に「贈与された」と記述されていたことを消し去ってしまっているのでしょう。頭の中に残っていれば「相続税」と言わずに「贈与税」と言ったと思います。
このような頭の構造を持った人は、公共の放送で言葉を言い変えて話してはいけないと思います。何故なら、日本語に完全な同義語というものは殆どなく、本来、言葉を“言い換えて”(※)話す場合には、元の言葉の意味と違っていないかを常にチェックする必要があるからです。
※ ページ冒頭を読んでいる方はおわかりになると思いますが「正しくいいかえる場合は、“言い換え”」、「不適切にいいかえる場合は、“言い変え”」と使い分けています。
エアチェック2010年6月4日放送分・48分40秒頃・L3 ここ14年の首相は全員、首相の子または孫
(ストリーミング放送ではカットされた)
(民主党代表選の話題で)
浜村氏:で、管さんにしても、樽床さんにしても、どっちが選挙に選ばれたとしても、この二人に限って言いますとね、お父さんもお爺さんも、総理大臣の経験がないわけなんです。今までの総理大臣の殆どは、小泉さんにしても麻生さんにしても、それから鳩山さんにしても、それから安倍さんにしても、もっ、福田さんにしても、代々もっ、続いて、親かお爺ちゃんが、総理大臣やった人々なんですよね。だから今回、きっぱりとその、絆は切れるわけなんです。世襲、政治家の世襲って歌舞伎役者やないねからね。珍しいなあと沢山の人思うた筈ですが、今回は、樽床さんが当っても管さんが当ってもそれはない。それが14年ぶりやそうです。はあ。世襲。お爺ちゃんかお父さんから総理大臣の椅子をね、譲ってもろたわけではないですよ、選挙で当選してなったんですが、なんと、14年間、そういう時代が続いた。産経スポーツが書いてます。今度はそうではないと。
浜村氏の話したことは相当な出鱈目です。「ここ14年間の首相、橋本、小渕、森、小泉、安倍、福田、麻生、鳩山の全員が元首相の子もしくは孫」だという間違いは、ニュース解説を36年間以上続けてきている人にとってはそう簡単に起こり得る間違いではありません。
元記事をきちんと読めていないことは明らかです。文を文として読めずに、断片的な言葉の羅列としか捉えられていないということがはっきりと伺えます。断片的に読み取った「非世襲」、「14年ぶり 」「首相経験者を祖父や父に持つ 」等を適当に頭の中で組み合わせて勝手に話を作ったことが明らかです。
「自分の作り上げた話に現実性があるのか」をチェックしてみれば、間違った話を放送せず、記事を読み直したと思うのですが、実際の浜村氏は相当余裕がない状態にあるようです。
(直近の参照: ストリーミング放送2009年10月20日分・19分05秒頃・L1 出鱈目解釈と逆ギレ)
エアチェック2010年6月7日放送分・14分00秒頃・L2 女子アナ自ら断ると
(南アフリカ・ワールドカップの治安の話題で)
アシスタント:なるべくもう、女の人の取材なんか行かれんへんらしいですやんか。
浜村氏:あっもう、そんなん、あの、女子アナウンサーなんか全部断ってますよね。「局から行け、給料5倍払うから行け」言われても、「命が大事や」言うてね。
まず、「女子アナウンサーなんか全部断ってますよね」の部分は浜村氏の誤った推定だと思われます。脳内のチェック機能が弱いと思います。個々人が判断して、会社も異なる全員の意見が一致する確率がどれほどのものかを考えてみれば自ずと分かると思います。
「局から行け、給料5倍払うから行け」言われても、「命が大事や」言うてね」
これは作り話ですし、冗談だとわかるような表現も付け加えていないので問題です。「もちろん冗談ですよ。でも、危ないというのはほんまの話です」等と付け加えていれば、ここに書きだすことはありませんでした。
エアチェック2010年6月7日放送分・52分45秒頃・L3 枝野氏の役職を取り違え
(新内閣の顔ぶれについての話題で)
浜村氏:枝野さんを、行政刷新担当大臣に据えました。まあ一応、内定ですが、決定とみて間違いないでしょう。それから、この間まで、福島瑞穂さんがやってはりました、あの、消費者少子化担当大臣ですね、ここへ蓮舫さんを持ってきますね。
蓮舫氏の消費者少子化担当大臣の方は確かに一時期そのような記事が出ていたので問題ないですが、枝野氏の方は現役職と取り違えてしまった明らかな間違いです。
54分20秒頃に別の記事を読んだ際に「枝野さんを、幹事長に据えた」と話しましたが「先ほどは間違いました」等の訂正は一切ありませんでした。
エアチェック2010年6月8日放送分・43分20秒頃・L2 制限漢字
((新常用漢字の話題で)
浜村氏:ただね、丼という漢字まで、制限漢字やったんです。
「制限漢字」という言葉は世間で使われていません。浜村氏が「漢字制限」を元に勝手に作ったと思われます。
説明の為に新しい言葉を作っていい場合もあります。しかし「制限漢字」という受動態的な言葉では、どこかの公的機関が明確に定義を決定するでもしない限り「制限されて使えない漢字」なのか「制限された中で使える漢字」なのかがはっきりしません。いわば裏と表の判別が付かないわけで、新しい言葉を作った意味がないどころか、逆にわかりにくくなっています。もっと日本語を注意深く使って欲しいす。
エアチェック2010年6月8日放送分・44分40秒頃・L3 加地教授の意見にも制限漢字
(新常用漢字の話題で加地伸行立命館大教授の意見について)
浜村氏:「何のために制限漢字てなものを設けるんや」。
記事の通りに「私には『常用漢字』をつくって、漢字を制限する理由がよく分からない」と読むのが最も望ましいですし、もし読み変えるにしても「制限漢字」という新語は使わずに、「何のために使える漢字を制限するんや」の方がずっと好ましいです。
もし「制限漢字」が使い易い言葉であったとしても、他人の意見の部分を、新語まで作って勝手に改変すべきではありません。他人の意見の部分で新語を勝手に作って改変すると、「(その)他人がその新語を勝手に作った」と聴取者に誤解させてしまいます。
エアチェック2010年6月9日放送分・26分20秒頃・L3 長州(藩)と長門国を混同
(菅首相の会見の話題で)
浜村氏:(菅首相が)「私は山口県の出身です」(と)。昔で言うと長州、正しくは“ながと”と言うんですね。長い門と書きまして。でもね、殆どの人が長門と言わずに「長州、長州」と言うたらしいですね。
前述( エアチェック2010年5月21日放送分・30分05秒頃・L1 説明不足(長州))の場合と一見似ているようで大きく異なります。
後半の「殆どの人…らしいですね」と説明する部分は先日とほぼ同じです。後半だけであれば「このままでは説明不足」というレベル1程度の間違いです。今回もっと問題なのは前半の部分です。「山口県の昔の言い方は長州で、それをさらに正しく言い直すと“ながと”です」といった内容ですが、「“長州”は正しくは“ながと”」との説明は珍説です。
浜村氏はそう思っていないのかもしれませんが、現在の日本で単に「長州」と言えば「長州藩としての長州」の意味です。通常は特に指定しない限り「長門国の俗称としての長州」との見方はされません。特にこの場合は菅首相が「私は山口県の出身です」と言ったという話の直後に出てきた「長州」なのですから明らかに前者の意味です。そうすると浜村氏は「長州(藩)は正しくは“ながと”と言う」と言っていることになります。明らかにおかしいです。
「長州藩としての長州」、「長門国の別名としての長州」、前者・後者共に長州という言葉が使われていますが、それぞれの言葉の使われ始めた時期や指す地域には違いがあります。
● 前者の長州は、萩藩の名前が周防山口藩に改称されたこともあってほぼ明治以降に、2つの藩名を総称して「長州」と言われるようになったことを表わしています。そして地理的には周防国と長門国の両方を含みます。それを便宜的に数学の集合の記号を使って表すと、長州藩⊃長門国です。長州藩の中に長門国はすっぽり収まってしまい絶対にイコールとはなりません。従ってこの前者の場合は「長州(藩)は正しくは“ながと”」とは絶対に言えません。
● 後者の長州は古くから長門国が“長州”とも言われたとことを表わしています。こちらならば「長門は長州とも言う」との言い方が可能です。
長州藩の中に“長州との別名を持つ長門国”を含むわけで、大変紛らわしいことは確かですが、しっかりと識別する必要があります。
浜村氏は前者と後者が識別できていないのでしょう。加えて浜村氏には以前から爆弾と原爆を同義語として扱ったり「ミサイルという核兵器」と言ったりして、特異なアバウトな言語感覚を披露していますので、この場合も以前から持っていた「長門国は“ちょうしゅう”と呼ばれていた」との知識から咄嗟に「長州は正しくは“ながと”と言う」とのフレーズを産み出してしまったのかもしれません。
エアチェック2010年6月9日放送分・29分05秒頃・L2 毛利さだひさ
(高杉晋作の話題で)
浜村氏:そこで当時の長州のお殿さん、毛利さだひさがね、「この頃しきりと外国の船が日本の周辺を伺っておる。その方、上海へ行け。そして万博を見てこい。
「毛利さだひさ」は「毛利定広」の誤りです。また厳密に言うと「当時のお殿さん」ではなく「当時のお殿さんの息子(養子)」の誤りです。
エアチェック2010年6月10日放送分・19分15秒頃・L3 中間発表?
(AKB48の選挙の話題で)
浜村氏:で、昨日、東京都内で開催されました、中間発表。
アシスタント:はい。
浜村氏:で、それまで2位と思われておりました大島優子が、3万1千票でトップに立ったんです。
アシスタント:あー、これ、でも中間なんですか?
浜村氏:中間なんです。
アシスタント:へー。
浜村氏:中間なんです。だから、前田敦子がまた、逆転するかもしれず、ですね。
アシスタント:はーっ。
浜村氏:でもね、もう殆ど決まり、なんだそうですよ。
率直に指摘します。私はそれほど長くこの番組を熱心に聴いているわけではなく、昔の浜村氏がどんな能力を持っていたのかは知りませんが、多分浜村氏は年齢の影響で文を読む力が著しく衰えているのだと思われます。文を文として読めずに、断片的な言葉の羅列としか捉えられていないということが、このやり取りからは如実に感じられます。まず下読みの段階で記事がきちんと読めていないと思われます。加えて放送中に、アシスタントから間違いの疑いを指摘された際にも素早く確認作業をおこなうことができないと思われます。
また記事の見出しの大きさや、たとえ断片的であっても記事中に用いられている言葉等から総合的に判断して「中間発表の筈はない」と脳内でチェックが働いて当然だと思うのですが、それも出来ないんだと思います。
(直近の参照: エアチェック2010年6月4日放送分・48分40秒頃・L3 ここ14年の首相は全員、首相の子または孫)
エアチェック2010年6月10日放送分・25分15秒頃・L0 「リベンジ」を不適切に言い変え
(AKB48の選挙の話題で)
浜村氏:(前田敦子が)最後に言いましたね、「必ず復讐したる」。
アシスタント:あはは、怖いな。
浜村氏:いや違うがな。人気投票での復讐やがな。
アシスタント:人気投票で……やっぱり若いからね。
浜村氏:「リベンジ」って言いましたね。
アシスタント:はあー。
浜村氏:「必ずリベンジする」と。
これは一応レベル0と判定しましたが、レベル2に近いとも言えます。
この場合の「リベンジ」は絶対に「復讐」と読み変えてはいけません。アシスタントの「怖いな」との反応でもわかるように、現在の日本語では「リベンジ」と「復讐」にはニュアンスに大きな開きがあります。前田敦子が使った「リベンジ」は、明治以降の英和辞書で「復讐」とされてきたものとは大きく意味が違います。
ここでの「リベンジ」は、1999年に松坂大輔投手が使い始めて以降広く使われるようになった新しい「リベンジ」であって絶対に「復讐」と言い変えてはいけません。ずっと国内で暮らし、多数の新聞を読み続けてきた浜村氏がこのことに気づいていないのは不思議という他ありません。
エアチェック2010年6月10日放送分・38分05秒頃・L2 代わって…
浜村氏:で、既に、同じ宮崎県で、えびのという町はもう終わってるんです。封じ込めが終わったん……。ええ、落ち着いてはります。と、今度はえびのに代わって都城でしょ。
これはレベル3とは明らかに異なるのですが、レベル0かレベル2かの判別に迷う特殊なケースです。深刻な報道ニュースを元に話しているのですから「自分も深刻な報道に携わっているのだ」との自覚を持っていて欲しいです。「えびのに代わって都城」とは表現が軽すぎます。現地の方が知れば良い気はしないでしょう。重大な被害が生じているニュースにおいて「(被害地域が)代わって」という表現を用いるのは常識的に考えて禁句でしょう。何故直ぐに自分で気づいて取り消さなかったんでしょうか。
また、今までの感染の中心は川南町と報道されています。
エアチェック2010年6月10日放送分・49分05秒頃・L2 JR、SUICA
(JR東海社員85人が不正乗車の話題で)
浜村氏:JR東日本の乗車カードがありますね、すいかというんです。すいかと読む、あの、発音するのがどっちやろこれ、すいか、すいすいカードなん、これね、すいすい通れるカードという意味だと思うんですよ。“すいか”といううんですね。で、“すいか”のこのカードで他所の電車も乗れるんですよ。そらーあの、このへんでもね、他所の電車も乗れる、阪急も阪神も南海も近鉄もJRも乗れるカードっていっぱいありますよね。だからこのスイカという、自分ところの会社が出している、JR東日本が出している、スイカで、まず、他の電車、他の会社の電車に乗るんです。そして、自分の勤め先、JR東海がある会社、ここは、つまり、JRが走ってるんです。そうすると、JR東海に勤めている人は、職員さんは、自分ところの会社の電車は、タダで乗れるパスを持ってる。だから、スイカというカードで、他所の会社の電車にまず乗ります。というのは家が近いから。乗るときは、よっ、スイカで他所の会社の電車に乗ります。で、乗り換えて、今度はJRの電車に乗り換えて、自分の勤め先のある駅で降ります。で、降りるとき、出るときは、今度は無料パス持ってるわけですよ。自分とこの会社の電車やから。これで出るんです。で、出てから駅の窓口で、他所の会社の電車に乗ったスイカの乗車記録をね、消すんですね。いやそらね、我々は出来ませんよ。そこへ勤めてる人やもん。出来るんです。そうして、だから、初めに乗った他所の会社の電車の電車賃は、全く払ってない。で、自分とこの会社、JRの電車はこら(これは)乗れるんです。社員の無料パス持ってるもんですから。
「だからこのスイカという、自分ところの会社が出している、JR東日本が出している、」
もちろんJR東海とJR東日本は別の会社です。ですから本来ここは「自分ところの会社が出している、いやちゃうちゃう(違う、違う)、JR東日本が出している」等と、前者の言葉を否定してから後者の言葉を発するのが当然の場面です。ここは浜村氏がJR東日本とJR東海を混同、あるいは同一視してしまっていることを示していると思います。
「自分とこの会社、JRの電車はこら乗れるんです」
ここも浜村氏がJR東日本とJR東海を混同、あるいは同一視してしまっていることを示していると思います。
JR東日本のSUICAは東海地方およびその隣接地域ではJR線でのみ使用できるカードなので、記事内容を正しく説明する為には、各JR会社をきちんと識別することが必要なのですが、浜村氏は、
● スイカはJR以外の会社の線でも使える。
● JR東日本発行のスイカは、JR東海社員にとっても自社の発行物と言って良い。
● この記事のJR東海社員の場合、JR以外の会社の駅で改札に入り、JR東海の駅で改札を出る手口で不正をおこなった。
と様々な誤った解釈と説明をおこなっています。ただ幸いなことに不正乗車の基本原理についてはだいたい正しく説明できていると思います。
エアチェック2010年6月10日放送分・51分25秒頃・L3 JR東日本社員が不正をしたと誤解を与えかねない
(JR東海社員85人が不正乗車の話題で)
浜村氏:もっぺん言いますとね、自分とこの会社、JR東日本が出しているスイカという乗車カードで、自分とこの家に近い電車、他所の会社の電車に、阪急か阪神か近鉄か南海かに乗りますんです。で、途中でJRの電車に乗り換えて、勤め先の駅で降りるときは、JRの電車、無料パス持ってますからね、社員にパスを、これで出て行くんです。で、出てから、他所の会社の電車に乗るときに使うた、スイカの乗車記録を、このスイカは、JR東日本が出してますから、自分らが会社の中へ入ってから、このカードで他所の会社の電車に乗った記録をね、消してしまうんです。
アシスタント:ふーん。そんなん出来ることが自体がおかしいですやん。消せるゆうことはね。
浜村氏:すると、そのカードで、その社員達が乗った、他所の会社の電車ですね、まっ、この辺で言うたら阪神・阪急・南海・近鉄は全くただ乗りされてるわけですよ。で、証拠が残らんように乗車記録を消すという、こういう方法をやってたんです。ばれたんです。これが。
「JR東日本」はJR東海社員にとって「自分とこの会社」ではありません。
エアチェック2010年6月10日放送分・54分30秒頃・L2 勝手に三重県と
(JR東海社員85人が不正乗車の話題で)
浜村氏:実は4月にもね、JR桑名駅、桑名って三重県にあります、桑名駅で7人の不正が発覚しましてね、そうして、そんなことがあったばっかりなんですよ。
アシスタント:うーん、でもこれは厳しくしてもらった方がいいんちゃいます。
浜村氏:そうですね、三重県の場合は78人の無賃乗車がばれたわけなんです。
78人については、記事のどこにも三重県とは書かれていません。JR東海の23駅と書いてあるだけです。
エアチェック2010年6月10日放送分・56分35秒頃・L3 自治体名を取り違え(玉野市→岡山市)
(玉野市職員・追突・逃走・逮捕の話題で)
浜村氏:岡山市の職員さんがね、警察へ電話してきはってね、「あのー、あの犯人捕まりましたか。新聞に載ってましたが原田昌彦という、はっ、容疑者の名前が載ってますが、捕まったんですか?」。「捕まりました」。「あのおんなじ名前の職員がね、うちの市役所におりますけど、欠席してまんねん。そいつちゃいますか」って問い合わせてきた。ほな警察は「いや、本人は職業なんやと聞いたら“作業員”やて。高いところへ上がって、仕事する鳶職や言うて……」。「あ、そうですか」。電話してきた岡山市の職員さんが言わはるんです。「うちの役所におんなじ名前のおんなじ歳のやつがおりますな。こないだから休んどりまんねん。市の職員ちゃいますか?」。で警察は「いやいや、そんなんあんた、本人が鳶職や言うてるから、鳶職ちゃうか」言うて本人を追求したら、「ひゃっ、ほっ、えらいすんまへん。もう、どこでばれるやわかりまへんな。わたい岡山市の職員ですねん。岡山県玉野市です。職員ですねん」言うてね、嘘ついてたことを認めたと言うんです。酒気帯び運転です。
岡山市の職員だと三度も誤りを繰り返したのですから、「先ほどから岡山市の職員やと何度も言うたのは間違いです」等と明確に訂正しなければなりません。
また、8日に事故を起こして9日に逮捕ですから「こないだから」は適切ではありません。
エアチェック2010年6月10日放送分・58分05秒頃・L3 自分の意見をまるで新聞からの引用のように
(民主党の幹事長引継ぎの話題で)
浜村氏:で、報知新聞から読んでみますけどね、民主党の幹事長をやっていた小沢はんは、鳩山総理大臣と抱き合い心中という形でまあ辞めはりました。で、新しく幹事長になった枝野さん、「仕事を幹事長、前の幹事長と今の幹事長と仕事の引継ぎをやりたい」申し入れてんのになかなか返事しはれへんのですねえ。小沢さんが。小沢さんの側近の、細野さんを通じて、何度も頼んだらやっと昨日、「(ほ)なっ、引継ぎ今やろか」言うて出てきて、引継ぎの時間2分やったそうです。そしてね、国会内でやったんですよ。国会内でやって部屋から出てきたところをわっと新聞記者さん達に囲まれてね、記者会見8分やったそうです。反対やないかという声が出たそうです。報知新聞書いてます。「2分ではインスタントラーメンも作れない」。で、小沢はんとしては腹の中ではね、「なんじゃ面ろないわい、ほんまに。何が新政権誕生じゃ。民主党におけるわしの力を侮ったらあかんでほんまに。わしは一旦身引いたけど、必ずやリベンジやこれまた。必ずやアイシャルリターンじゃ。もう闇将軍として陰から動かし、くんっ、あの参議院議員の選挙でね、もし民主党が思うた票がとれなんだらわしは民主党割って、三分の一引き連れて飛び出すで。で、新しい党作るんじゃ」。今まで散々これやってきた人なんです。またやるか?
(9時の時報)
「小沢はんとしては腹の中ではね」以降は記事に書かれていません。本来、絶対的に欠かしてはならないのは、「ここから以降は報知新聞には書いてないことだ」との説明です。「ここからは私の想像ですけど」等と言って、自らの考えであることを明確にしなければなりません。このような説明が言えないのなら、そもそもこんなことは話さなければいいのです。
エアチェック2010年6月11日放送分・21分10秒頃・L2 「控訴」を言い変え
(厚労省、顔の傷訴訟で控訴断念の話題で)
浜村氏:結局、厚生労働省は、裁判のやり直しを、お願いすることをやめたという。
控訴という言葉を完全に隠してしまうことは問題です。
エアチェック2010年6月11日放送分・21分35秒頃・L2 障害者等級の見直し(全然記事を読めてなくて出鱈目話)
(厚労省、顔の傷訴訟で控訴断念の話題で)
浜村氏:こういうことで、結論としましては、結局、この男性の方が、どういうふうに認められたかということですねえ。で、まあ12級やったのが11級に上がったのかなあと思います。どうも大阪日日新聞を読んでみますとね、そういうふうに受け取れられます。
アシスタント:はなもう結果的にはもう11級ということで、
浜村氏:どうもそうらしい。それでも女性7級ですからね。
アシスタント:そうですよねえ。
浜村氏:そらあの、きっちりおんなじ火傷、おんなじ怪我ではないからね。そこのところどうしても差が出てきますけど。
記事を文章として読めずに、数個の断片的な言葉の羅列としか捉えられていない為に起きた間違いだと思われます。詳しい解説は省略しますが、判決確定を受けて、今後、等級は見直される筈です。
(直近の参照: エアチェック2010年6月10日放送分・19分15秒頃・L3 中間発表?)
エアチェック2010年6月11日放送分・26分10秒頃・L2 テキトー解説(国会会期延長理由)
浜村氏:しかし、しかし、参議院選挙を6月24日公示、7月11日投票・開票と、こう民主党が決めたらですね、もう国会延長できないんです。法律があるんですねえ。で、延長しても法律に従って今回の場合は1日しか伸ばせないそうです。それ、詳しい内訳は、読売新聞に書いてありますが、もうややこしいので言いませんけれどね。そうすると国会の会期を1日伸ばしたぐらいではね、亀井さんが念願としております、悲願としております、郵政改革法案は通る見込みがないんです。一日国会伸ばしたくらいでは。何故かというと、自民党、公明党はじめ野党が反対するからなんです。だから、今国会、今の国会で、亀井さんが念願しております郵政改革法案は、成立しないと、通らないということで、亀井さんは「ほなやめたるわ」と、やめはったわけなんです。で、国民新党の亀井代表はね、辞任することを決めた、その理由は、度々ラジオ・テレビでもしゃべってはりましたけれどもね。
一日延ばしただけでは郵政改革法案が可決できない理由として「自民党、公明党はじめ野党が反対するから」は適切ではありません この法案に関してはいくら延長しても野党は反対します。理由とはとても言えません。
与党は数的に有利なのでやろうと思えば可決することは可能ですが、審議時間をとらないまま可決すると強行採決との大きな非難を浴びることが明らかだから可決しない、等と説明するのが妥当です。
エアチェック2010年6月11日放送分・29分05秒頃・L2 持株会社(郵政改革法案の中身を誤解説)
(話の発端は亀井氏の郵政改革相辞任の影響を報じた読売の記事)
(郵政改革の話題に移って持株会社の説明)
浜村氏:簡単に言ってみますと、日本郵政グループは今、4つに分かれているわけです。その、4つにわかれている、現在の状態を見直してね、3つにしようと。
アシスタント:1つ減らすんですか?
浜村氏:いやいや、そして3つにして、最終的に1つにまとめようです。その3つはね、1つ、持株会社。もっ民営化してますから株式になってるんですねえ。その株を、1つにまとめて管理する会社、これ持株会社、英語でホールディングスと言いますねえ。ようありますね、阪急阪神ホールディングスとか、名前出てきます。これ、持株会社で、その会社が持っている株を管理しましてね、絶えずその、増やしたり、あるいは売りに出したり、減らしたりいろいろとやるわけなんです。持株会社。で、2つ、郵便事業会社。3つ、郵便局会社。
大まかに言って2つの間違いがあります。
1つ目
「そして3つにして、最終的に1つにまとめようです。その3つはね、1つ……。2つ……。3つ……。」
という話の流れで「これから持株会社を作る」旨の話をおこなっています。正しくは、既存の持株会社と郵便事業会社と郵便局会社の3社を1社に合併させようというのですから、この説明は明らかに間違っています。
2つ目
途中で持株会社の一般的な説明をおこなっていますが、これも不適切です。
「絶えずその、増やしたり、あるいは売りに出したり、減らしたりいろいろとやる」
これは出鱈目に近いと思います。特に「絶えず」と付けてしまったのが致命的です。知識を持った上で話しているわけではなく「持株→株を持つ」から自分勝手にテキトーに話しているという感がします。前述( ストリーミング放送2010年1月5日分・55分35秒頃・L3 調査・解決することを整備新幹線)の「整備新幹線」と同様なパターンだと思います。こんな説明はやらない方がましです。
エアチェック2010年6月11日放送分・30分10秒頃・L2 郵政改革法案の中身を誤解説
浜村氏:持株会社と、郵便事業会社と、郵便局会社、4つあったものをこの3つにして、1つにまとめて、その下に郵便貯金銀行、ゆうちょ銀行と、簡易保険の生命、これ、生命保険、かんぽ生命保険、この2つを置くというんです。だからもっぺん繰り返すと、郵政グループ、4つあったものを3つにまとめて、これを1つにして、その下にゆうちょ銀行とかんぽ生命保険を置くと、こういう形にしたいというわけなんです。
「4つあったものをこの3つにして」
ここが最も出鱈目な部分だと言えるると思います。起点と終点が逆です。「持株会社と、郵便事業会社と、郵便局会社」の3会社は改革によって今から作るのではなく、正しくは、逆にこの状態を起点として改革していく予定だからです。前述( エアチェック2010年6月11日放送分・29分05秒頃・L2 持株会社(郵政改革法案の中身を誤解説))と似た間違いです。
浜村氏には、4つというのは「持株会社の傘下が4つ」という意味であって持株会社を含めれば5つになるということに気づいてもらって、「5つのうち3つが1つに纏まり、残りの2つを傘下に抱える形に作りかえられる」という感じの説明をおこなってくれたなら、一応間違いではないということになり、ここに指摘することもなかったと思います(記事では用いない大雑把な切り出し方なのでこのような表現も私は好ましくないと思いますが)。
数分後に「3つを1つ」にすると正しいことを言ったのですが、先の話の訂正を省いていいわけはありません。
エアチェック2010年6月11日放送分・36分20秒頃・L3 弁護士事務所名を不適切に言い変え
(横浜の弁護士殺人事件の話題で)
浜村氏:横浜市に、みらい法律事務所という弁護士さんの事務所あります。
必ず「横浜みらい法律事務所」と言わなければなりません。勝手に横浜を省いて「みらい法律事務所」と言ってしまうと、他の「みらい法律事務所」の系列かと誤解を招きかねません。
数分後に「横浜みらい法律事務所」と言いましたが、先の話の訂正を省いていいわけはありません。
エアチェック2010年6月11日放送分・40分10秒頃・L2 Nシステムの用途
(横浜の弁護士殺人事件の話題で)
浜村氏:警察としましては、全国に、車のナンバー自動読取装置がありますね、そうして、我々でも、大内さんでもそうです。そこの傍を通るごとに知らんあいだに車、写されてるんです。ナンバーははっきり写ってる。知らんかったそれ?。主に料金所にあるよね。
アシスタント:料金所にあります?
浜村氏:はい。
アシスタント:あの、スピード違反とかでも使う?
浜村氏:あっ、それも使いますよ。
アシスタント:ほおほおほお。
浜村氏:だって車のナンバーが写ってるんです。
アシスタント:びしっとね。
浜村氏:びしっと。で、うまいこと、うまいこといったらかどうか僕知りませんけど、運転してる人の顔も、ある程度写ってんの違いますか。そうするとね、これをNシステムと言いまして、自動車のナンバー自動読取装置と言うんですね。
設置場所については、警察が公開しているわけではありませんが、隠れて設置できるものでもないので殆どの場所は明らかになっています。「主に料金所にあるよね」と「あのスピード違反とかでも使う?」「あっ、それも使いますよ」は間違いです。
エアチェック2010年6月11日放送分・50分00秒頃・L0 口蹄疫ワクチンの説明
(ストリーミング放送ではカットされた)
(感染経路として疑いのあるケースを様々説明。そしてそのまま続けて……)
浜村氏:さらに、ワクチンを注射してもね、一旦この病気にかかったら、なまじワクチンを注射してる為にね、症状が出ないってね。
アシスタント:あっ……な、わかりにくいということですね。
浜村氏:そうなんですよ。だから風邪引く前に風邪薬を飲んだ人がね、薬飲んでから風邪引いても出ないという話と似てますよね。
本当はその前の話も含めて書き出ささないと正確に問題点が表せないのですが、今日は既に書き出し量が多すぎるのでそこまで含めて書き出すことは省略します。
「ワクチンを注射してもね、一旦この病気にかかったら、なまじワクチンを注射してる為にね、症状が出ないってね」
このような重大なデメリットがあるので、現在のところワクチン接種に関しては「殺処分前提のワクチン接種しかおこなわれていない」わけですが、その説明が欠けています。実際のところ浜村氏はその説明をおこなえるほどきちんと理解していないからこそ、場違いなこの話をここで持ち出したのだと思われます。
エアチェック2010年6月14日放送分・22分10秒頃・L1 中村七之助を大衆演劇の役者と
(ドラマ「うぬぼれ刑事」の話題で)
浜村氏:……名女優中の名女優でしたが違うんです。何でびっくりしたか?
アシスタント:何で?
浜村氏:中村七之助さん。男やがな。何で男や、何で男混じってるんですか。実はね、実は大衆演劇の役者なんです。だから、女装して舞台へ出ますよね。踊りますね。
歌舞伎は大衆演劇とは違う(とされている)ので、中村七之助を大衆演劇の役者と説明するのは誤りということになります。
エアチェック2010年6月14日放送分・27分00秒頃・L0 アキバハラ
(AKB48の話題で)
浜村氏:アキバハラがあります、
アシスタント:アキハバラ。
浜村氏:アキハバラがあるけど、アキバって言うんですね。
未だに「アキハバラ」を「アキバ」と略することに納得していないようです。
(参照:ストリーミング放送2010年4月2日分・39分45秒頃・L0 スタッフの怠慢(アキハバラ))
エアチェック2010年6月14日放送分・34分15秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星)
(探査機はやぶさ帰還の話題で)
浜村氏:とにかく、宇宙、宇宙、宇宙も、遠い遠い宇宙へ飛び立ってね、イトカワという小さな惑星、星があります、イトカワまで着いてね、……
「小惑星」と「小さな惑星」は日本語表記では一見似ていますが、学問的に完全に別なものです。英語ではそれぞれ「asteroid」、「small planet」です。「小惑星」を「小さな惑星」と言い変えると明確な誤りになります。
エアチェック2010年6月14日放送分・35分50秒頃・L0 揉め事
(探査機はやぶさ帰還の話題で)
浜村氏:で、飛んでる最中に様々な揉め事が起こりました。
アシスタント:何で?
浜村氏:や、そらもう。
アシスタント:誰か居てはったん?。宇宙人か何か。
浜村氏:宇宙人がね、「ちょっと、うっとこへ寄っといで」と。「おしるこあげるし寄っといで」言うてね、誘い込んで誘惑して拉致してね、押さえ込んだ、てなことはないんですね。
結果的に宇宙人の話に脱線したこと自体は全く問題ないと思いますが、最初にアシスタントからツッコミを入れられた際に素直に「人が乗ってるわけと違うんやから揉め事と言うたらあかんね」等ときちんと言い変えの間違いを認めるべきだったと思います。アシスタントがツッコミを入れることなど滅多になく、その殆どは「浜村氏の話に何かおかしなところがある」と感じた場合であることはわかりきったことなのですから。
アシスタントは最も身近な聴取者です。アシスタントが違和感を感じる話には聴取者も違和感を感じている筈だと肝に命ずるべきです。
(直近の参照: ストリーミング放送2010年3月25日分・13分00秒頃・L2 しんじょうたけしがベンツをプレゼント)
エアチェック2010年6月14日放送分・41分40秒頃・L3 また映画アポロ13の話
(探査機はやぶさ帰還の話題で)
浜村氏:例えばアポロ13号の場合も、あの、熱を遮る板が外れてね、何枚も何枚も貼ってあるのがバリバリバリバリと外れてね、やがて火の玉に包まれるんですよ、アポロサーティーンは。で、アメリカの航空宇宙局は、数百台のテレビ並べてね、固唾を飲んで見てますでしょ。トムハンクスが主演しましたね。「もーあかん」と。「あと、あと4秒経っても通信がなければ、アポロ13号は、地球へ帰る途中、地球を包んでいる空気、大気圏へ突っ込んで、空気との摩擦で燃え尽きたと思う」と。つまり熱を遮る板が、外側にばあばあばあばあと貼ったある。それがばらばらと外れていったんですから。「もうこれは燃え尽きる。火の玉に包まれた。あと4秒が勝負や」思て、ぐーっと歯を食いしばって、みんながモニターテレビの画面を見ていると、全然連絡こないんですねえ。「4秒、あと3秒、2秒、1秒、あかん」と思た時、「こちらアポロサーティーン、アポロサーティーン、聞こえますか、こちらアポロサーティーン」って聞こえてくるんですねえ。
2010年4月21日と同様、“かなり”なものです。
(参照: ストリーミング放送2010年4月21日分・45分55秒頃・L3 映画アポロ13の話)
熱を遮る板は外れていません。そのようなシーンはありません。何枚も(熱遮蔽板が)貼ってあることを表したシーンもありません。アポロ司令船の熱遮蔽板は、自らは蒸発しながら熱遮蔽の役割を果たすものなので、火の玉に包まれるように見えても正常だと考えられます(「正常“です”」と書かない理由は、実写映像が存在しない為です)。
4秒云々あたりの指摘は前述( ストリーミング放送2010年4月21日分・45分55秒頃・L3 映画アポロ13の話)で書いたので省略します。
あらためて説明しますが、事実、映画の双方で、熱遮蔽板は外れていませんし、大気圏突入前に壊れていたということもありません。「もしかすると壊れているかもしれない」との心配がハラハラドキドキの真相です。
また、司令船が大気圏に再突入(※)する際の地球に対する角度が、正常な飛行時とは異なって浅かった為に、通信遮断時間が異常に(1分半ほど)長かったことが、余計にハラハラを助長しました。
映画評論家なのに出鱈目を広めないで欲しいです。
※ 宇宙船等が宇宙から帰還する際に、一度目の大気圏突入なのに「再突入」と「再」を付ける理由は、英語の「reentry」が由来だからです。英語では、地球から打ち上げたものは「地球に戻った時点で2度目の大気圏」だという意味で「re」が付きます。しかし「entry」と「突入」のニュアンスは同じではありません。純粋な日本語としてみれば「再突入」という言葉を使うのはおかしいとも言えます。その証拠にというか、たとえば日本独自の「はやぶさ」プロジェクトでは「大気圏再突入」と言わず、「大気圏突入」と言います。
エアチェック2010年6月14日放送分・44分35秒頃・L0 何が世界で初めて?
(探査機はやぶさ帰還の話題で)
浜村氏:日本がやったー。世界で初めて日本がやった。60億キロ、七年間の旅を終えてですね、イトカワからはやぶさが帰ってきた。
「世界で初めて日本が何かをやった」と話しているのですが、「何のカテゴリーで何が世界で初めてなのか」の説明が抜けています。浜村氏としては、それをこの番組で語るのは難し過ぎると思ったのかもしれません。それならそれで「何が世界初なのか言うのは難しいからやめときます」等と付け加えてほしかったと思います。
エアチェック2010年6月15日放送分・54分55秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星)
(探査機はやぶさの話題で)
浜村氏:それからね、毎日新聞の記事ですが、小さな惑星、イトカワという星へね、
前述( エアチェック2010年6月14日放送分・34分15秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星))と同様です。
エアチェック2010年6月15日放送分・56分50秒頃・L1 イトカワ発見を10年前と
(小惑星イトカワの話題で)
浜村氏:で、これね、アメリカのチームが発見したのが、10年前です。
「約10年前」と言った場合はレベル0でした。出典元の記事には「米国のチームが98年に発見し、」 と書いてあります。「そのまま読めばいいのに何でこんな無意味な改悪をするんだろう」と思ってしまいます。本当に98年が10年前と思ったのでしょうか。頭の中では「10年くらい前」だと考えたものの、口に出す際には持ち前の特異な言語感覚によって「10年前」だとつい言ってしまったんでしょうか。まあ一番可能性が高いのは、98年が西暦だと気づき→和暦に変えたい→でも数字に弱くて変えられない→10年前と言っておこう、という流れだと思います。
ちなみに私が、本ページを作成するにあたって「浜村氏の話と出典元記事との比較を常におこなっている」なんてことはありません。聴く前に既に持っていた知識と判断力だけで抽出をおこなっています。一旦抽出した後に「実は問題なし」だと判定し直すケースは数十件に一件程度です。
エアチェック2010年6月15日放送分・57分35秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星)
(小惑星の話題で)
浜村氏:今までに発見された小さな惑星はね、50万個ほどあると言われてます。
前述(エアチェック2010年6月14日放送分・34分15秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星))と同様です。
エアチェック2010年6月16日放送分・02分00秒頃・L0 直ぐに死んだのに大怪我
(ストリーミング放送ではカットされた)
(横浜の弁護士殺人事件の話題で)
浜村氏:そして、横浜の、弁護士事務所では、弁護士さんが、これは誰かわかってます、離婚問題を相談に来ていた男に、大怪我をさせられて亡くなりました。
この表現では「被害者が事件後にしばらく生きていた」というニュアンスが醸し出されてしまいます。浜村流の表現として言い変えるにしても「刺されて亡くなりました」あたりが妥当で、「重傷を負って直ぐ亡くなりました」あたりが誤解を与えない限度だと思います。
この事件に関心をお持ちの方ならお気づきだと思いますが、私の指摘した言い変えの為にカットされたのではありません。浜村氏の野放しぶりが目立つこの番組ですが、放送禁止用語や報道規制がかかっていることに関しては、訂正はないものの、ストリーミング放送ではカットされます。この番組のディレクター陣はこのような形式的なカットはおこないます。
エアチェック2010年6月16日放送分・13分50秒頃・L2 こんな批判は受けてない
(サッカー日本代表の話題で)
浜村氏:「試合の途中で戦術コロコロ変え過ぎやないか」。
思い込みや知ったかぶりで勝手に「試合の途中で」を付け足したんでしょう。毎日数時間、新聞と向き合う仕事をしていますが、少なくともここ数カ月はあまり熱心に記事を読んでいないと思われます。
エアチェック2010年6月16日放送分・14分55秒頃・L2 不適切な言い変え(身体能力→体)
(サッカーワールドカップの話題で)
浜村氏:で、技術的に優れた日本、で、体が優れたカメルーン。
「身体能力」を「体」と勝手に言い変えています。サッカーの世界ではどちらも別々の意味(※)で非常によく使われている言葉なので、このような言い変えは許されません。というより不可能と言うべきでしょう。
※ 同義だと思っている人もいます。しかしそれは一部の人に過ぎません。
エアチェック2010年6月18日放送分・03分05秒頃・L2 不適切な言い変え(リポーター→アナウンサー)
(カシージャスの彼女の話題で)
浜村氏:ゴールドキーパー言うたら大変重要な立場ですねえ。
アシスタント:ゴールキーパーねえ。
浜村氏:それ。自分の彼女はね、TV局のアナウンサーなんです。
アシスタント:はあ、でもそれたまたまですよね。
浜村氏:いやそんでその試合も取材に来てるんです。
アシスタント:えー。
浜村氏:で、彼女が、自分の彼に、反対に言うと、彼が自分の彼女からインタビュー受けたりしてるんですよ。
アシスタント:あー。
浜村氏:「何をなーなーでやっとるんにゃ」、古い古い関西訛りで言うと、「何をじゃらじゃらしとんにゃ」と。
アシスタント:あー、そう見られてしまうんですかね。
浜村氏:負けたから何でも腹立つんですね。
アシスタント:はい。
浜村氏:で、またね、彼女はTV局のアナウンサーなんですが、……
記事の「TV局のリポーター」を勝手に「TV局のアナウンサー」に言い変えてはいけません。
また、「ゴールドキーパー」と言い間違えたなら、きちんと言い直すべきです。アシスタントの指摘を無視する態度は普通の態度ではありません。
更にもう2度「TV局のアナウンサー」と言ってます。
以前にもアナウンサーでない人をアナウンサーと言ったことがあります。前回は勘違いかと思いましたが、今回は明らかに確信犯で、本心から「キャスター」を「アナウンサー」と言い変えることに何の問題もないと思い込んでいるようです。
(参照: ストリーミング放送2010年2月22日分・47分30秒頃・L2 これも間違い(元アナウンサー))
エアチェック2010年6月18日放送分・08分00秒頃・L2 不適切な言い変え(ババリアのタグがついた→ババリアという文字が見える)・勝手な展開
(オランダ戦で美女軍団の話題で)
浜村氏:ところが、オランダにババリアというビールの会社、あります。このビール会社がおもろいこと考えよった。客で行くのは誰でも自由や、入場券持ってたら誰でも行ける。そうすると、客で行った中の、30人程のべっぴんにね、初めからオレンジ色のシャツ着せてね、そこにババリアと書いたあるんです。
アシスタント:はい。
浜村氏:これが固まって観客席にいて「うわー、キャー」と、騒ぐと目立ってしゃあない。
アシスタント:いやあ、ほんまに目立ってましたけどね。
浜村氏:おんなじオレンジ色の服来てね、服ってまあシャツみたいなもんですが、そういう衣装を着てね、ババリアという文字が見えるんですよ。
アシスタント:はい。
浜村氏:30人固まってるからね、目立って仕方がない。
アシスタント:ふーんでまあ、みんな綺麗でしたしね。
浜村氏:そうなんです。と、ババリアという会社は、一円も金使わんと、大宣伝やったわけですよ。うすると、国際サッカー連盟が怒りましてね。
アシスタント:はい。
浜村氏:「うちの公式スポンサーになってもらうには、相当なお金がかかるんや」と。一円も金使わんとやね、30人のべっぴんに、揃いの衣装を着せて、ババリアという文字が見えるような衣装着せてやね、
アシスタント:あー。
浜村氏:そうして客席でわーわーキャーキャー客席で騒ぐとね、ええ宣伝になる、これ世界中に宣伝してるようなもんです。
アシスタント:まあTVカメラも写しますしね。
浜村氏:そうなんです。で、警察飛んできてね、この美女軍団、まあ30人って言いましたが、正確に言うと36人です。この二人を取り押さえてね、警察へ連れて行ったんです。そしたらそれはやり過ぎやというわけでまた騒ぎになってるんです。
記事の「ババリアのタグがついた」を勝手に言い変えて、「そこにババリアと書いたある」、「ババリアという文字が見える」、「ババリアという文字が見えるような衣装」等と、記事の内容とかけ離れたことを話しています。
他誌と比較してデイリースポーツのこの記事は客観的な状況を非常に掴みにくい内容で(早い話が出来の悪い記事で)、“たちの悪い”記事と言ってもいいと思います。この記事は浜村氏が曲解しやすい条件を持っていたと思います。しかし不適切な言い変えをしなければ放送内容が報道事実にこれほど反することにはならなかったと思います。私には浜村氏が「悪ノリ」しているように見えます。
また他紙にどう書いてあるかをチェックするだけでもここまで酷いことにはならなかったと思います。他紙には「ババリアとは書いていないが『ババリアの商品』をイメージさせる」等の書き方がなされていて、ババリアの文字が外から見えないことがはっきり示されていました。
もし他紙の内容を知っていながら「デイリーのこの記事だったら、ちょっと変えるだけでええネタになるで」と考えて故意にデイリースポーツの記事を採用したのであれば問題はより深いと思います。
また判断力のある人であれば、「そこにババリアと書いたあるんです」という状態と、「2人が一時拘束されただけ」で済み、しかもそれすら批判されている状態とは大きく矛盾するということに気づくと思います(もし外からババリアの文字がよく見える衣装を36人が着ていたとしたら、こんな軽い措置で済む筈がないという意味)。
エアチェック2010年6月18日放送分・34分20秒頃・L2 フル日本代表ではない
(渡辺大吾容疑者逮捕の話題で)
浜村氏:あのー、デイリースポーツの記事ですがねえ、渡辺大吾という、実はまあー、ラグビーの日本代表、名選手やったそうですねえ。
一部にはこの判定は厳しすぎると考える人もいると思います。しかし単に日本代表と言う場合は「“フル”日本代表」という意味です。渡辺大吾にフル代表の経験はなく、記事には「23歳以下の日本代表」と記述されています。新聞の見出しでは文字数制限があるので「23歳以下の」を省略することもありますが、文字数制限のない放送で勝手に「23歳以下」を省略すると、厳密には間違った事実を伝えたということになります。
エアチェック2010年6月18日放送分・52分35秒頃・L2 述語がすり変わっている
(民主党マニフェストの消費税増税策の話題で)
浜村氏:「自民党が10%、消費税10%に、しましょう、しましょうやない、せなしょうないと言うている自民党の意見を参考にして、私も10%に、させて頂きたい」と語らはったわけなんですね。
管首相の発言は「参考にさせて頂きたい」であって、目的語は「参考」です。それに対して浜村氏の「10%に、させて頂きたい」の目的語は「10%」です。正確に記事を捉えられないのなら言い変えなどするべきではありません。
エアチェック2010年6月21日放送分・11分05秒頃・L2 作った会話がちょっとおかしい
(ワールドカップ・フランス代表の話題で)
浜村氏:そうすると、誰か、内部の人間、選手か監督かコーチか、内部の人間が新聞社にね、「こんなことおましたんやで、ロッカールームでな、監督と、それからフォワードのアネルカ選手が口喧嘩してね、アネルカ選手が実に汚い言葉を浴びせかけたんで追放になりよったんや」と。
「追放なりよったんや」とチクってはないです。誰かがチクって新聞記事になった後にアネルカ選手は追放されたわけですから。
エアチェック2010年6月21日放送分・18分45秒頃・L1 単純な間違い(あのまつ部屋)
浜村氏:これ、あのまつべやの床山、髪の毛結います床山が、多くの相撲取りを野球賭博に誘いこんでるわけですね。
阿武の松部屋の読みは初めてではありません。振り仮名を正しく読んだこともあります。一度振り仮名を読んだら覚えておいて欲しいものです。
エアチェック2010年6月21日放送分・53分45秒頃・L1 単純な間違い(ちょうせい会長)
(民主党の消費税案について)
浜村氏:これ例えば、玄葉、民主党のちょうせい会長が言うたはるんですが、……
エアチェック2010年6月22日放送分・41分15秒頃・L2 単純な間違い(わしゅうざん)
浜村氏:そやから、隣に座っていた、出羽海親方、元関脇わしゅうざんですね。
「わしゅうざん」ではなく正しくは「わしゅうやま」です。 浜村氏は以前にも同じ間違いをしたことがあります。
エアチェック2010年6月22日放送分・42分30秒頃・L3 武蔵川理事長の意見を捏造
(大相撲界の野球賭博の話題で)
浜村氏:まっ、武蔵川理事長の気持ちとしてはね、7月4日に臨時理事会を開いて、名古屋場所を開くかどうか決めるけれども、「私自身の気持ちはやりたい」と。そらまあそうですわねえ。
アシスタント:やっぱりねえ。
浜村氏:「名古屋場所はやる方向に進めたい気持ちです」と。こう語ってはります。
武蔵川理事長は「(理事会で)開催の準備を進めることを決めました」とは言いましたが、こんな個人的な意見は“全く”言っていません。本当に武蔵川理事長がこんなことを言ったとしたら、「そんなことを言える状況じゃないだろ」と非難が殺到するのは明白です。浜村氏は言っていいことか悪いことか、きちんと自己チェックを働かせて欲しいと思います。
エアチェック2010年6月22日放送分・50分25秒頃・L2 単純な間違い(人名)
(大相撲の野球賭博の話題で)
浜村氏:それから親方、まっ、この人も、むつの、むつと言うんですか。むつ親方もやってはったとかね。
むつ親方ではなく、みちのく(陸奥)親方です。
エアチェック2010年6月22日放送分・52分55秒頃・L2 相撲の懸賞金
(大相撲の野球賭博の話題で)
浜村氏:一日だけはどうやらあかんのんちゃうかと。15日間通じて、毎日出さんとあかんと。6万円を15日間で幾らになる?
アシスタント・さあ。90万円。
浜村氏:90万円でしょ。そんな金はないで、と。
Wikipediaによると「2000年か らは5本以上であれば1日だけでも懸賞を出す事ができ、また同じ取組に複数本懸賞を出せるようになった 」とあります。日本相撲協会のホームーページにも15日間通し限定でなく、「※申込み回数は、お電話で懸賞係にご相談下さい」とあります。
エアチェック2010年6月22日放送分・1時間01分20秒頃・L0 こじつけ記事を放送で肯定してはいけない
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(NHK神田アナの失言の話題で)
浜村氏:まあこのアナウンサーが言うた一言が、効き目を表したのかどうか、視聴率がびゅーんと上がってます。
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:BSにしては珍しい、6.3%です。
アシスタント:ああ、BSやったら仰山見たいうことですね。
浜村氏:そう。にしては、ようけ視はったなあ。
アシスタント;まあまあ、あの、もっと地上波だともっと多い、すごい視聴率……。
浜村氏:でもねえ、あのー、「NHKの場合はコマーシャルがありませんので」と言わはった、その一言がやっぱり効いたんでしょうねえ。
基本的に番組でどんな記事を取り上げてもいいと思いますが、例外があると思います。一部のスポーツ紙やタブロイド紙には「こじつけ記事」があります。客観的に、あるいは統計的には有意とは認められない現象なのに、無理やり「これにはこんな意味があるんだ」と主張する記事のことです。この話題の出典元記事もそのような「こじつけ記事」の1つであると思います。
アナログ地上波停止時期が迫りテレビの買い替えが進んでいることで、BS放送を視聴できる環境は着実に増え続けています。そこに数年に一度クラスの超強力コンテンツが“ぽん”とはめ込まれると、例えばBS史上過去に例のない視聴率が記録されたとしても別に不思議でも何でもありません。
加えて失言があろうとなかろうと、どうせNHKは放送の告知をおこなったわけですし(失言以降の告知を自主的に控えた可能性もありますが)、オランダ戦の高い注目度を考慮すると、公平に見て、6.3%の視聴率は、失言がなかったと仮定した場合と比べて有意差のある数字とは言えないと思います。夕刊フジやスポニチの記事では6.3%を獲得した理由に失言の影響があったことを肯定的に書いてありますが、これは「こじつけ記事」に分類できると思います。
放送は新聞より高い客観性が求められます。浜村氏の太線部の発言は(夕刊フジやスポニチの記事に比べると表現が和らげられているとは思いますが)好ましくないと思います。
エアチェック2010年6月23日放送分・28分15秒頃・L2 テキトー説明(力士報奨金)
(力士報奨金について)
浜村氏:それから、力士報奨金、横綱なら横綱の地位をずーっと保っておると、転落しないと。と、「おぁー、立派、立派、へっお土産、お土産、良かった、良かった、おっちゃん見てて涙出たわ」と。ご褒美のお金が60万円、そうなんですよ。いろいろ貰えます。でこれねえ、実は、力士褒賞金は、6場所毎に、60万出るんです。
アシスタント:あっ、そうか一場所毎に6回やから。
浜村氏:と、60万で6場所やったらなんぼになります?
アシスタント:えっ、60万、ろろく、ろっ、ろろくやて、ろく、ろくろく360万。
浜村氏:遅い。子どもやってもっと速いわ。まっ、そいうことです。60万が6場所出るんですから、ろくろく360万です。
力士報奨金の性格をいかにもテキトーに出鱈目に説明しています。
浜村氏は過去に「わしゅうざん」とか「あのうまつ」とか言っているくらいで、相撲は詳しくないんでしょうから、「分からないことは素直に分からないと言えばいいのに」と思います。多分長い人生の中で「給金直し」という言葉の意味とか「通算金星」が何故重要視されるかなどを考えたことがないんでしょう。
「6場所毎に、60万出るんです」と「60万で6場所やったらなんぼになります?」は矛盾しています。
エアチェック2010年6月24日放送分・07分20秒頃・L3 話を作り過ぎ(ファンタジーになっている)
(北朝鮮の大敗に関して)
浜村氏:試合の最中にキム・ジョンイル総書記は、監督へ携帯電話かけてくるんですって。「責めたれ、責めたれ、お前は守りが、守りが得意やけどあかんでそんなもん。今、北朝鮮は経済的にも殆どどん底に近い状態や」と。で、「世界的、国際的には評判悪いねん。そんな時に守り一方で試合する、そんなもんお前、北朝鮮の名前がわーっと上がらんんやないか、責めたれ責めたれ責めたれ]。アメリカ映画で言うたらゴウゴウゴウゴウです。よう兵隊が言うでしょ、アメリカ映画見てると。「ゴウゴウゴウゴウ」って言うでしょ。「それでいけ」って。試合の最中に監督の携帯電話に、将軍様が入れてくるんです。
アシスタント:ややこしいねえ。
浜村氏:そんなことされたら監督かな(わ)んやないですか。ところが監督は、この人はキムさん。キム・ジョンホンさんと言うんですが、この監督は元、サッカーの、ディフェンスの出身なんです。だから守りが得意なんです。敵に点数を入れられないと。こっちから点数を入れる。責めよりも守りの方がお得意なんでね、この試合ですね、ポルトガルとの試合も、守り守りでやってるのに、試合の最中に、将軍様から、北朝鮮でも神さんより偉い人です。キム・ジョンイル総書記から携帯電話入って「おいっ、いつまで守りやっとんねん、責めたれ責めたれ、ゴウゴウゴウゴウ」。電話入ってきたという話しでっせ、これ。どこまでほんまかわかりませんが。ところが関係者がみんな言うてます。キム・ジョンホン監督という人は、沈着冷静な人、英語で言いますと、クールなタイプの人でね、この人が、もうあんなところで、確かに見てると戦術を変更してね、守りから責めに変わっていったんです。と、そこに隙間隙間隙間が出来た。だって、練習やってる最中から、「うちは守りでいくんや」。日本の岡田監督も、わりあい、守りの姿勢をとる人なんですが、
アシスタント:でも守りっていうたら大事ですやん。ねー。
浜村氏:やー、そらもちろん大事ですよね。キム・ジョンホン監督も、「もう守り守り守りでいけ」と。「一点も入れさせるな」と。練習の最中からそういう戦術とっていたのに、試合の最中に、将軍様から電話が入って、「責めで行け、責めで行け、いつまで守っとんにゃ」。言われたらこれは従わざるを得ない。そこで試合中から、戦術を変更して、「おいっ、むー、責めでいこう、責めで」言うとね、守る態勢が崩れたってね。
アシスタント:まあそらそうです。選手達も戸惑いますねえ。
浜村氏:戸惑いますよ。本当に。そしてその隙に、ぼんぼんぼんぼん7点も入れられたということなんです。
出典元の産経新聞の記事のどこにも「試合中に」と書かれていません。一部の社の記事に「見えない携帯電話で試合中に」等とありますが、これは「さすがに試合中にはない」ということを逆説的に書いているに過ぎず、事実上「試合中に」と書かれた記事は皆無です。
浜村氏を知らない人が出典元記事と浜村氏の話とを比べると、その違いに開いた口が塞がらないことでしょう。
エアチェック2010年6月24日放送分・20分55秒頃・L2 本場所中止
(大相撲の野球賭博疑惑の話題で)
浜村氏:その為には、名古屋場所は一遍中止にした方がええのやないかと。本場所中止になったこと一遍もないんですけどね、
アシスタント;そうでしょうね。
浜村氏:そういう意見も多いんですね。
ここ最近のいろいろな記事に本場所が中止になったら64年ぶりと書いてあります。
エアチェック2010年6月24日放送分・34分55秒頃・L2 簡単な間違い
(小谷真生子離婚の話題で)
浜村氏:1966年生まれ、昭和40年。
日刊スポーツの紙面にそのように書いてあったのかもしれませんが、そうだとしても、普通の人なら簡単に気づく間違いです。
エアチェック2010年6月25日放送分・04分35秒頃・L2 不適切な言い変え(ろう者→言葉が不自由)
(6年半前の手話恐喝容疑、逃亡先から帰国し逮捕の話題で)
浜村氏:まっ、あのー気の毒ながら、お話をするのが、非常に不自由なんですねえ、だから手話を習いましてね、もちろんその手話によって、じゅうぶん人と人との意思が通じると、ええことに使おて欲しかったんですが、手話で、やっぱりこの、言葉が不自由な人をね、手話で恐喝したというんです。どういう風にやったのか、ちょっと我々にはわかりませんが、で、もう一人の男と、共謀しましてね、だから、二人の、まあ、おしゃべりの不自由な人間が、一人の、おしゃべりの不自由な人をきょう、恐喝したんですね、600万円取ったんです。そういうことが実際にあるのかと思ってね、何遍も今、読売新聞を読んでるんですけれども、やっぱり事実なんですね。ですから、赤松、まあそれから、もう一人の男、これ二人共、言葉が出ないと、不自由なんですね。この二人が、もう一人の、言葉が不自由な人を、手話で恐喝するんです。どういう風に脅したかというと、兵庫県三木市の駐車場へ、被害者となった男の人を連れ込んで、手話で、こう言うんです。「金払え」と。「金払わなんだら、やくざがお前を刺しに来るぞ」と、こうゆって、600万円を脅し取ったというんです。でこれがね、じゅう、2003年12月18日の出来事で、明くる日の、12月19日に赤松容疑者、以外のもう一人の男はもう逮捕されてます。ところが、その頃赤松容疑者は、フィリピンへ飛んでます。
太線部の言葉は記事には全く書かれていません。記事には「ろう者」と書かれています。詳しい理由説明は省きますが不適切な言い変えであることは明白だと思います。
「浜村氏は『ろう者』の意味を知らないのではないか?」とも強く推測させます。知らないのなら言い変えは諦めて「ろう者」とそのまま読めばいいのですが、全く逆に、「ろう者」という言葉を話の中から完全に消してしまう浜村氏の姿勢は大いに問題です。
そして、やっと08分35秒頃、
浜村氏:そうですね、手話をね、だから、新聞の通り読むと、所謂、まあ“ろうあ”じゃなくて“ろう”と書いてありますのは、言葉じゃない、耳の方が不自由やったんちゃいますか。で、一人のろうの人を、二人のろうの男が恐喝して600万円取って、そうして取った方の一人は明くる日に逮捕されて、もう刑務所へ入って、刑期を終えて出てるんです。ところが、赤松容疑者一人は、明くる日にフィリピンへ飛びまして、6年半ぶりに、日本へ帰って来て、逮捕されたんですけれども。
「最初から新聞の通り読め」、「今度からは知らない言葉を勝手に言い変えるな」と言いたくなります。MBSのスタッフの方達にも是非同じ気持を持って欲しいと思います。
エアチェック2010年6月25日放送分・21分10秒頃・L2 損害賠償と慰謝料を混同
(京大教授の共著強要の話題で)
浜村氏:2400万円払うてくれと、これ慰め料ですよね、心傷ついた、慰め料として、2400万円払うてくれと、裁判起こさはったんです。
記事に損害賠償と書いてある以上、慰謝料ではありません。原告側が裁判所に提出した書面には精神面以外の損害が記載されていた筈です。
エアチェック2010年6月25日放送分・23分20秒頃・L0 共著強要と論文盗作は別の話
(京大教授の共著強要の話題で)
浜村氏:まっ、しかしね、大学の偉い先生方の間でもね、ちょくちょくこれ、報道に出ますけれども、他人の論文を盗んだり、写したりね、ないことはないらしいですね。
共著強要と論文盗作とは別の話です。浜村氏は「別の話」だと認識している態度を全く示しませんでしたので、聴取者に「浜村さんは共著強要と論文盗作が区別できない」とのメッセージを送ったことになります。
本来、後者の話をどうしても持ち出したいのなら、「基本的にこの2つの話は異なる話だが、大学の先生達が論文の数等、自らの論文の実績に非常に強い拘りを持っていることが原因だと推測されるという部分では共通点がある」等と自ら説明を加える必要があります。
エアチェック2010年6月25日放送分・35分45秒頃・L1 読み方の乱れ
(映画「悪人」の話題で)
浜村氏:主演が、妻夫木君と、ふかつえりさんの二人なんですよね、ふかづえりさんと妻夫木君は、共演すること三回目やそうで。
過去に「ひがしこくばる」と言ったり「ひがしこくばら」と言ったり、不安定な状態がしばらく続いたことと原因は同じではないかと思います。「Aさんの場合はこの読み方」、「Bさんの場合はこの読み方」と自分の意識を自在に制御することが出来ず、「自分が言いやすい読み方」をついやってしまう癖がランダムに発現してしまうのではないかと思います。
浜村氏自身での対応策はあまりないと思います。 都度アシスタントがこまめに訂正し、浜村氏もそれを許容することが大切だと思います。
エアチェック2010年6月28日放送分・11分55秒頃・L2 不適切な言い変え(「退職慰労金」→「退職金、あるいは慰め金」)
(エイベックスの株主総会の話題で)
浜村氏:それから、役員の人には退職金、あるいは慰め金等をお支払いしますが、これくらいの金額、これ宜しいでしょうか?
浜村氏はいつも必ず「慰謝料」を「慰め料」と言い変えています。もちろん私はこれを不適切な言い変え(不適切と思うので“言い換え”でなく“言い変え”と表記しています)だと思っています。今回は「退職慰労金」を「退職金、あるいは慰め金」と言い変えています。これは「慰め料」よりもっと酷いと思います。「慰め料」なら「慰謝料のことだな」となんとか聴取者は補正することができますが、「退職金、あるいは慰め金」を「退職慰労金」のことだと補正できる人はいないでしょう。
エアチェック2010年6月28日放送分・19分40秒頃・L2 いい加減すぎ(既に懲戒処分を受けたと)
(大相撲・野球賭博疑惑の話題で)
浜村氏:で、もう一人、現役の力士で懲戒処分を受けましたのは、琴光喜です。大関琴光喜。
ここからラジオを聴き始めた人は「もう既に琴光喜は懲戒処分を受けたんだな」と誤解してしまいます。きちんと「懲戒処分相当との結論が出ましたのは」等と言うべきです。
エアチェック2010年6月28日放送分・25分50秒頃・L0 おかしな論理(わかってないから?)
(大相撲・野球賭博疑惑の話題で)
浜村氏:で、もう度々言われてます通りですね、毎日新聞書いてます、あの、お相撲に対する懸賞金ですね、これが随分減るんだそうです。で、お休みする力士が増えるほど懸賞金は減るそうです。でね、お休みするとね、15勝0敗じゃなくて、0勝15敗になるそうです。当たり前です。15日間相撲が続くでしょ。お休みしてるんですもん。だから、休んでる以上、勝つも負けるもないと思たら違う、負けなんです。だから0勝15敗とこうなるそうで、そうするとスポンサーもね、懸賞金かけても面白くない。
「0勝15敗(と扱われる)」ことが懸賞金額に関係する、と頓珍漢なことを言っていますので、浜村氏本人は外部からは想像もつかないような素っ頓狂な思い違いをしている可能性があると思います。休場する力士は次の場所で番付が大きく下がるので、間接的には影響すると言えますが、直接的には関係ない話です。「多くの力士が休場すると懸賞をかけるべき取組が減るので懸賞金の総額が減るだろう」等と、何故普通の説明ができないのでしょうか。
また「休場すると0勝15敗と“同等(相当)に扱われる”」と言うべきところなのに「同等(相当)に扱われる」を全て省いているので、相撲に詳しくない人には何のことか良くわからない話になっているかもしれません。不適切な省略の為に明らかに話がわかりにくくなっています。
エアチェック2010年6月28日放送分・31分10秒頃・L2 不適切な言い変え(付け人頭→一番弟子)
(大相撲・野球賭博疑惑の話題で)
浜村氏:例えば光法という力士、白鵬の一番弟子ですね。
「付け人頭」と「一番弟子」では意味が違い過ぎです。毎日何度もあることなので、改めてここで指摘するのはおかしいと思われるかもしれませんが、「何が何でも、記事をそのまま読まずに、別な言葉で言い変える」というこの姿勢、「百害あって一利」なしです。ほんのときたま、役に立つこともあると思いますが、大半のケースでは害ばかりもたらしています。
エアチェック2010年6月28日放送分・44分45秒頃・L2 誤った記憶
(高槻で調理師が川に流された3人を救助した話題で)
浜村氏:中国から来た留学生のお一人はですね、プラットフォームに落ちた人を助けようとして自分が犠牲になりました。
もちろん皆さんご存知の通り、中国ではなく韓国です。
そしてCM明けの46分45秒頃、
浜村氏:電車の線路に落ちた人を飛び降りて、助けつつ、自分も犠牲にならはった人はね、韓国から来た留学生の方も、いや中国の方もいらっしゃるんですよ。
「先ほど中国からの留学生って言いましたけど、私の記憶違いでした。正しくは韓国からの留学生の方……」等と明確に訂正したわけではないので、スタッフからの指摘ではなく、浜村氏本人が記憶の不確かさに気づいて自ら言い直したのだろうと思います。ただ「いや中国の方もいらっしゃるんですよ」と言ってしまったのは往生際が悪いと思います。
エアチェック2010年6月29日放送分・27分30秒頃・L2 時期が出鱈目
(大河ドラマ「江」の話題で)
浜村氏:で、鈴木保奈美さんがいよいよ登場するというので、例えば報知新聞なんか、扱いが大きいですわ。
アシスタント:あら、ほんとですね。
浜村氏:ええ。と言いますのは、鈴木保奈美という人は、東京ラブストーリーで、ものすご良かった。もっ、暗ーい、あのショートカットの女の子、黒い革ジャン着てね、ぶすっとしてよう歩いてましたけど……。
アシスタント:(笑)、ぶすっとしてって。
浜村氏:ものすごい人気やったんです。で、あの時に、あの、だいたい、とんねるずの、石橋さんとの間に、ロマンスが芽生えまして、結婚しました。で、石橋さんは再婚ですね。
アシスタント:そうでしたですね。
浜村氏:それからね、鈴木保奈美さんはね、京都市が、京都を舞台に映画を撮ってくれるんなら、お金出しましょうと。
浜村氏は数字に極端に弱いからでしょうか。時(とき)に関する概念も非常に弱いです。
エアチェック2010年6月29日放送分・36分25秒頃・L3 見苦しい出任せの嘘で取り繕う
(大河ドラマ「江」の話題で)
浜村氏:で、秀吉の愛人の一人に加賀百万石の城主、前田利家の娘、松の丸がおりましたが、松の丸殿には、すずきさはがやります。
アシスタント:へえーー。
浜村氏:こうして面白い配役で、決まってないのが信長の役なんです。
アシスタント:あー、そうなんですか。
浜村氏:いつ、わたくしのところへ頼みに来はるかね、ずーっと待ってるんです。
アシスタント:ほー、何とややこしい。ちゃう(笑)。
浜村氏:スケジュールを開け、スケジュール開けて待ってるんです。
アシスタント:おーこの番組あるからあきまへんで。
浜村氏:いや、思えばですね、わたくしが出たテレビドラマ、例えばはんなり菊太郎事件帳とかね、あれで最後の最後、「カット」いう声をかけてくれたあのディレクターが、チーフになった時は呼んでくれるやろな。
アシスタント:そうやねえ。(笑)。
浜村氏:面白い縁ですね。
アシスタント:なるほどねえ。
浜村氏:そゆこと。
アシスタント:まあいろんな豪華なねえ、女優さんが出てきはる。
浜村氏:そうゆうことなんです。
アシスタント:すず、すずきさ、さ、
浜村氏:さは。
アシスタント:さは。
浜村氏:すずきさは。
アシスタント:さは、さわ、さわだそう……。
浜村氏:まっ、さわです。あのー、さわと呼んだり、さはと呼んだり、さはでもいいんですよ。
アシスタント:あっそうなんですか。
浜村氏:初めの頃さはやったですからね。
アシスタント:まあややこしいですね。
浜村氏:ややこしい。そう。日本人は一番、世界で一番ややこしいんですね。
本人は出任せの嘘をついたつもりがなくても、聴取者の一部は出任せの嘘だと思ったでしょう。結果的に浜村氏は「初めの頃は“さは”だった」と、誤った事実を聴取者に伝えたことになります。
今回のようなケースでは、普通の人なら、アシスタントの桜井さんに「“さわ”だそう(です)」と言われた瞬間に、「あー、自分だけずーっと長いこと勘違いしてたんやな」と気づき、謙虚な姿勢に転じるでしょう。
アシスタントに謙虚な姿勢をとれなかった例
(参照: ストリーミング放送2009年9月28日分・40分10秒頃・L1 不適切な省略(指導者としての出発点→出発点))
(参照: ストリーミング放送2009年10月19日分・35分10秒頃・L0 不適切な省略(野手が12人→12人))
(参照: ストリーミング放送2009年10月19日分・35分50秒頃・L0 異常な会話)
(参照: ストリーミング放送2009年10月20日分・19分05秒頃・L1 出鱈目解釈と逆ギレ)
(参照: ストリーミング放送2010年3月25日分・13分00秒頃・L2 しんじょうたけしがベンツをプレゼント)
(参照: エアチェック2010年6月14日放送分・35分50秒頃・L0 揉め事)
エアチェック2010年6月29日放送分・53分25秒頃・L2 日本語がおかし過ぎ
浜村氏:2500万回の、ワクチンを、お願いしたんです。そしたら、インフルエンザが治まったんでね、「要りまへんわ」と。で、注文した、2500万回のワクチンのうち、「33.5%は要りまへん」と、こう、向こうの、スイスの会社に言うたんです。ほなスイスの会社、「要りまへん」と言うた以上、初めに契約結んでるでしょ。これ、契約違反になるんですね。
アシスタント:まあね。
浜村氏:その契約を破った以上は、約束を違えた以上は、約束を違えたお金、違約金と言うんですね、「違約金を、払おてもらいたい」。「はいはい払いましょう」と、日本の厚生労働省は、違約金を、払おた。その金額が92億、2千万円。
アシスタント:すごい金額やね。
浜村氏:そうなん。こらまあ見込み違いと、怒るのは容易いですけれども、
アシスタント:まあでも病気のことやからねえ。そらそうですわ。
浜村氏:むつかしいです、これは。で、厚生労働省が言うてはるのはね、「違約金92億2千万円払いましたけどね、注文した2500万回のワクチンを全部買おていたらもっと、もっとの金になりますよ」と。で、最終的に、約束を違えたお金、92億4千万円を「えらいすみませんでした」と払いましたが、全部買い込むよりも、「15億6千万円安ついた」と。
「分」を勝手に省略しているので滅茶苦茶な日本語になっています。
エアチェック2010年6月29日放送分・1時間01分40秒頃・L0 放送で取り上げるべきではない記事
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(菅政権の財政政策について)
浜村氏:で、この次が肝心なんです。
アシスタント:何ですか?
浜村氏:そういう、今まで言うた、この方針を実施するには、早くて準備に2、3年かかると言わはったんです。そしたらね、読売新聞がね、「そうか?そないかかるか?」。
アシスタント:いやどうなんでしょぅ。
浜村氏:実はイギリスはね、新しく、政権が変わったんですね。今度はキャメロンさんという人が首相になった。イギリスでっせ。そうしたらね、40日で、税金制度変えてしもた。
アシスタント:あらそうですの。しょう思たらできんねや、ねえ。
浜村氏:行って言うたげ。東京まで行って。いや東京まで行かんでも電話で言うたげ。
アシスタント:何で3、4年も日本か……?
浜村氏:例えばイギリスは、キャメロンさんという人が首相になってから、40日の間にね、ここも消費税引き上げたそうです。それから「こども手当は3年間、上げません」と。「この財政の苦しい時代、子ども手当は3年間、止めます」と。こういうようなね、新しく立て直す、再建といいますね、財政再建をね、40日でやったって。なっ、日本の管総理大臣は、「いやー、わたくしが言うたこの方針をね、実施する為には、早くて、準備に2、3年かかる」と言わはったんで、何でそんな長いことかかるのん……
この話を聴いた時、正直に言いますと「読売新聞がこんなことを書く筈がない」と思いました。実際には浜村氏が勝手に付け足した「そうか?そないかかるか?」を除けばほぼこの話に近い記事が載っていました。読売新聞にしては大変レベルの低い記事だと思います。日本で大幅に消費税率を上げる為には納税者番号制度や低所得者対策を新たに導入しなくてはならず、「(2、3年は)“40日”と比べて長い」との主張はあまりに乱暴だからです。
前述( エアチェック2010年6月18日放送分・08分00秒頃・L2 不適切な言い変え(ババリアのタグがついた→ババリアという文字が見える)・勝手な展開)、前述(エアチェック2010年6月22日放送分・1時間01分20秒頃・L0 こじつけ記事を放送で肯定してはいけない)と同様な匂いがします。浜村氏は出来の悪い記事を特に“優先して”取り上げているように見えます。「この記事やったらワシの話術を駆使してオモロイ話に仕立てあげられるで」みたいな軽い気持ちで記事を選んでいるのではないでしょうか。
放送は限りある電波を国民から独占的に借り受けておこなっているもので、放送法で制限を受けています。新聞とは全く違う基準で中身を吟味し、つくり上げる必要があります。この記事は中央紙の記事としては出来が良くないとしても新聞記事として問題があるわけではありません。しかし放送では取り上げるべきではない記事だと思います。
エアチェック2010年6月30日放送分・10分25秒頃・L1 簡単な間違い(年齢)
(宇治市の葬儀場に関する訴訟の話題で)
原告の男性の年齢を、最初の一度は53歳と言い、後の4度は52歳と言いました。正しくは53歳です。スタッフやアシスタントはこういう小さなことも放置しない方がいいんじゃないでしょうか。
エアチェック2010年7月1日放送分・50分30秒頃・L0 バランスを欠く(消費税増税)
(消費税の話題で)
浜村氏:「ちょっと待てよ、管さん達が、去年の衆議院議員(に)、立候補しはった時、公約として、向こう4年間は消費税上げないと言わはった」と。「それ、今上げるって、まっ、いつからとは言わないけど、上げるってそら、うーん、こう、公約違反やないか」という声と、「とにかく、このままでは日本の財政どうにもならんねんから、まあ上げるのも仕方がないやろ」と、まっ、賛否両論あるわけですが、……
太線部は「民主党は消費税を上げる前には総選挙をおこなうと言っている」ことへの言及が欠けている偏った意見ですから、放送では説明を付け加えた方が好ましいでしょう。ちなみにここは記事を元にしていない浜村氏の完全なフリートークだと思わます。
エアチェック2010年7月1日放送分・51分05秒頃・L0 たちの悪い選択
(消費税の話題で)
浜村氏:実はね、つい先日、昨日ですか、山形市内で、菅直人総理大臣が、演説しはった中でね、はっきりとね、「1年の収入、300万円から400万円以下の人には、消費税10%上げた、上げた分をね、返します」て言わはったんです。「一旦頂戴して、年末に返します」と。ところがね、秋田県では「1年の収入、300万から、400万以下の人には、消費税返します」と。「全部返す」とは言わないんですよ。「何分の一かは返します」と言わはったんですが、その前にね、青森県で演説しはった時は、「1年の収入、200万から300万以下の人には返します」と言わはったんです。「あれっ、青森県で言うたことと、山形市で言うたことと、ちょと金額違うなー」と。変わってるんで「はて、これはどういうことかいな」と、首をひねった人、あるんですよ。
菅総理は本当はいずれも「例えば……」と言っています。「例えば」を付けている限りは青森と山形で言うことが変わっても、本当は全く矛盾していません。「例えば」を(多分故意に)欠落させた毎日新聞の記事は「たちの悪い記事」です。
私が考える“たちの悪い記事”とは、捏造とか改変とか誇張とか故意による必須部分の省略やこじつけ等で、元々は大して一目を引かない記事を無理やり膨らませて一目を引く記事に仕立てたものです。
たちの悪い記事を取り上げた例
(参照: エアチェック2010年6月18日放送分・08分00秒頃・L2 不適切な言い変え(ババリアのタグがついた→ババリアという文字が見える)・勝手な展開)
(参照: エアチェック2010年6月22日放送分・1時間01分20秒頃・L0 こじつけ記事を放送で肯定してはいけない)
(参照: エアチェック2010年6月29日放送分・1時間01分40秒頃・L0 放送で取り上げるべきではない記事)
浜村氏が“たちの悪い記事”を“わざと”選んでいる傾向ははっきりしていると思います。浜村氏にこうした記事が選ばれる論理を解説しましょう。
1. 世の中に小説や脚本に書かれているような面白い話があふれているわけではない。
2. 新聞や雑誌の記者は、元々は大して一目を引かない記事を無理やり膨らませて一目を引く記事を作り出すことがある。
3. こうした“たちの悪い記事”は、人工的に人々の興味を引くように作られているわけだから、実世界での出来事を正確に取り上げた“通常の”記事と比べて、ラジオ放送で取り上げた場合においても、当然人々の興味を引き易い。
4. 日頃から放送法順守の意識が薄弱な浜村氏は、興味本位、あるいは聴取率本位にこうした“たちの悪い記事”を優先して取り上げることが多い。
こうした“たちの悪い記事”は、“事実を曲げないで報道することを定めた”放送法で規制された放送では、本来、最も肯定的に取り上げるべきではない記事だと思います。
あと、秋田県での発言の金額が記事と異なります。
エアチェック2010年7月2日放送分・07分25秒頃・L3 既に払い戻しをおこなっていると
(大相撲の話題で)
浜村氏:それからね、デイリースポーツから読んでみますと、大相撲名古屋場所、払い戻し、入場券の払い戻しがね、続いているそうですね。そうするとね、はっきりと、これは、場所担当部長、二所ノ関親方が、「キャンセル、キャンセルが続いてます」と。一旦入場券買うたけれども、大相撲夏場所の入場券買うたけれども、やっぱりゆくのをやめますわ、キャンセルします。ついてはお金返して下さい」。続々と続いてるそうで。そこで二所ノ関親方はね、チケットの払い戻しについて、「まっ、毎日毎日、キャンセルキャンセル、これが続いてるけれども、まあ、まっその払い戻しには、お答えしましょう」と。
「希望者に払い戻し検討 名古屋場所のチケット」との記事からこんな話が出てくることには唖然とします。
記事の一部はこんな感じです。「二所ノ関親方(元関脇金剛)は1日、希望者には名古屋場所のチケットの払い戻しができるよう4日の臨時理事会で検討することを明らかにした。日本相撲協会広報部によると、これまではチケットの払い戻しを原則的に受け付けていなかった」。
あと、よくある間違いですが、大相撲夏場所と言ってます。
エアチェック2010年7月2日放送分・20分45秒頃・L0 2chに韓国語用があると
(パク・ヨンハ自殺の話題で)
浜村氏:で、それと同時にね、インターネットの使用率は、韓国世界一やそうですね、だからちょっと何かあると、ばばばばばばっと、例えばブログとか、あるいは2chとか、あるいはツイッターって言いますね、……
明白な間違いなのでレベル2と判定してもいいのですが、非常に些細なので特別にレベル0としました。
エアチェック2010年7月2日放送分・25分45秒頃・L2 鈴木オートを運送店と
(映画「三丁目の夕日」の話題で)
浜村氏:そうして東京で、堤真一さんと、薬師丸ひろ子さん、夫婦二人で経営している、小さな運送のお店、……
いくらなんでも「自動車修理工場」を「運送のお店」と言い変えてしまっては不適切でしょう。
エアチェック2010年7月2日放送分・42分10秒頃・L0 越後屋
(ロシアのスパイ逮捕の話題で)
浜村氏:その越後屋が、今の大丸になってるという話ですね、
数分後にスタッフからの指摘で訂正しましたが、驚いたので特別に書き出しました。
浜村氏は日頃から「越後屋、その方もなかなかの悪じゃのう」というくだりを頻繁に披露しています。本当にかなり頻繁で遠慮の気配が微塵も見られないので、以前から私は「三越のイメージダウンに繋がりかねないのに、少しは遠慮する気は起きないのだろうか」と思っていました。今日のこの振る舞いから推測すると、浜村氏は越後屋と現存する百貨店が繋がっているとの意識を、そもそも持っていなかったのかもしれません。
エアチェック2010年7月6日放送分・03分30秒頃・L3 唖然とする言い変え(大会運営団体→プロダクション)
(小林尊の話題で)
浜村氏:そうしたらね、やっぱりその大食いの人ばっかり集めたプロダクションがあるんですってね。TTBとか昭和プロダクションとかありますが、大食いプロダクション、大食いプロというのがあるんですって。で、こことの契約が縺れましてね、7月4日の前の日、7月3日の朝まで小林さんは、「明日のホットドッグ大食い競争に出たい、出たい」と言うてはったんです。「出演料いらん、金いらん、タダでもええから出たい」。名誉が欲しいわけですねえ。大食いチャンピオンって、まあそういう名誉が欲しかったんでしょう。ところが、プロダクションがね、契約の拗れから許さないわけですね、で、さらにこの、大食い大会運営団体からね、「許可なしに、北米、アメリカの北部ですね、北米という以上アメリカ合衆国ですわ、北米で、他の早食い大会で出場してはならん」。こういう契約あるんですね。小林さんこれ契約突きつけられてね、「あんたの出場は認めん」と。
デイリースポーツも含めてどのメディアでもプロダクションではなく大会運営団体と報じています。聴取者の理解を妨げるだけの効果しかない不適切な言い変えだと思います。
さらに09分20秒頃にも、
浜村氏:まあプロダクションのやり方に不満やったんやんですね。
エアチェック2010年7月6日放送分・26分50秒頃・L3 出鱈目な(実際と異なる)作り話
(名古屋のスケートコーチ乱暴事件の控訴審の話題で)
浜村氏:そうすると2008年の4月ね、13歳の女子中学生をね、「コーチの家へ来て遊びなさい、夜遅なったらな、コーチの家に泊まりなさい」言うて泊めたんです。
この話題は逮捕時に、事件の詳細を載せた記事がありました。浜村氏も当時取り上げています。しかし現在の浜村氏からは当時読み上げた記事中にあった「
女子中学生の親も一緒に泊まっていた」ことの記憶がすっかり消えているのしょう。
前にも書いていますが、私は浜村氏の作り話を全て駄目だと判定しているわけではありません。明らかに事実と異なると判定できる場合のみ問題だとして取り上げています。
やってはいけないタイプの作り話をおこなった例
(参照: ストリーミング放送2009年10月16日分・09分00秒頃・L2 そんなことするわけないやろって話を作っている)
(参照: ストリーミング放送2010年4月14日分・32分05秒頃・L3 スポーツ紙の見出しを事実だと)
(参照: ストリーミング放送2010年5月12日分・00分35秒頃・L3 これは捏造(石川遼がAKBが好きと言った))
(参照: ストリーミング放送2010年5月13日分・02分10秒頃・L2 あり得ない創作は駄目)
(参照: エアチェック2010年5月27日放送分・35分40秒頃・L2 間違った作り話(俳優の放火))
(参照: エアチェック2010年5月27日放送分・45分55秒頃・L2 間違った作り話(郵便不正事件))
(直近の参照: エアチェック2010年6月7日放送分・14分00秒頃・L2 女子アナ自ら断ると)
エアチェック2010年7月6日放送分・50分05秒頃・L0 いつまでも放置というのも……
(横浜市の弁護士殺人事件の話題で)
浜村氏:さっき言いましたように、コンピューターのプログラマーと言いまして、コンピューターに資料、こう入れてね、プログラムを組み立てていく、これまた地味な、コツコツとした仕事なんですよ。
浜村氏がコンピュータやインターネット関係に弱いというのは自他共に広く認めるところだろうと思います。従って浜村氏がプログラマーの仕事をちょっとくらい変に伝えても、殆どの人は「まあ、しゃあないんと違う?」と思って許容すると思います。私自身も取り上げてきませんでした。
しかしもう放送開始から37年目です。多分「プログラマー」という言葉は放送開始当時から新聞等でも使われていたでしょう。「プログラマーの仕事がだいたいどんな感じの仕事なのか」を理解する為に理系の知識が必要なわけではありません。スタッフが2、3分かけて浜村氏に説明すれば、「資料を入れてプログラムを組み立てる」という表現よりも「プログラムを書く」「プログラムを作る」「プログラムを作成する」等の表現の方が適切なことを理解してもらえるでしょう。
エアチェック2010年7月7日放送分・02分30秒頃・L0 いつまでも放置というのも……
(「平成OSAKA天の川伝説2010」の話題で)
浜村氏:パナソニックが開発を致しました、LEDという青い光を流しましてね、まさに青い天の川を、大川の中に、実現させようというわけなんです。
これも前述( エアチェック2010年7月6日放送分・50分05秒頃・L0 いつまでも放置というのも……)と同様に、普通は「機械(科学技術)に弱い浜村さんだから仕方がない」と流すところだろうと思います。しかしこのLEDという言葉も新聞等で使われだしてから数十年経つ言葉です。また最近は非常に使用頻度が上がっている言葉です。「LEDという青い光」という変梃な表現を放置する段階にはないのではないかと思います。
正確には覚えていませんが、先日の放送中に浜村氏自身が「LEDは発光ダイオードの略」だと言っていたばかりだと思います。また多分、ラジオショッピングのコーナーでは連日のように「LED」という言葉が使われているのではないでしょうか。更に言えば中村修二氏の「青色LED訴訟」をこの番組で取り上げていない筈はないと思います。信号機がLED化されて以前と様変わりしていることも浜村氏は毎日の運転で気づくでしょう。それにも関わらず、LEDのことが何だかわかっていないような表現を未だにおこなっているのは「不思議」という感じがします。まあ単に文法を崩しているだけなのかもしれませんが。一応スタッフは浜村氏に「LEDという言葉は電球とか蛍光灯とおんなじように使ったらいいんですよ」と伝えるべきではないでしょうか。
エアチェック2010年7月7日放送分・17分20秒頃・L0 読解力の問題
(映画「毎日かあさん」の話題で)
浜村氏:で、二人はね、これがまた、いつ結婚したか、4年半ほどしか夫婦でなかったんですね。
アシスタント:9年くらいや……。
浜村氏:9年くらいですか。せい…。何年です?
アシスタント:えーっと。
浜村氏:9年というと何年に結婚した?
アシスタント:何年やろ?(笑)
浜村氏:これ!
アシスタント:どっか書いてまへんか?
浜村氏:無責任なことを言いなさんな。実はね、6年です。
アシスタント:あっ6年。
浜村氏:6年、夫婦でいた。
アシスタント:あっ6年間。
浜村氏:いやごめんなさい。別れて、6年。
アシスタント:あっ別れて6年。
浜村氏:別れて6年ですねえ。
小泉今日子と永瀬正敏、元夫婦が共演する話題です。
出典元のデイリースポーツの記事を読んだ人はこのやりとりに唖然とすると思います。いつ結婚したかも、いつ離婚したかもちゃんと書いてあるわけなんですから。記事を文章としてではなく、断片的な言葉の羅列としか捉えられていない為に起きた間違いだと思います。
「4年半」はどこから持ってきたのか全く想像もできません。ただし「6年」の方は、記事中に「別れを選択した元夫婦が、6年の時を経て」、「離婚から6年を経て、戦友として夫婦役を演じることに」とあるので、このどちらかから持ってきたのだと思います。この「6年」という文字を読んだ際に“普通は”その周りの言葉も目に入ると思います。当然「これは離婚してから“6年”という文脈の中で使われていて、結婚していた期間のことではない」と“普通は”理解できると思います。でも浜村氏は理解できなかったようです。闇雲に記事中の数字を拾い読みし、未確認のまま話し、再度間違ったというのが実情のようです。
読解力に問題を感じさせる例
(参照: ストリーミング放送2009年10月20日分・19分05秒頃・L1 出鱈目解釈と逆ギレ)
(参照: ストリーミング放送2009年11月12日分・13分05秒頃・L2 簡単な間違い(実家は浜田市))
(参照: ストリーミング放送2009年12月22日分・42分10秒頃・L3 解説が真逆(呼吸器外し事件))
(参照: ストリーミング放送2010年1月13日分・20分20秒頃・L2 記事にそうは書いていない(イスタンブールの病院のお医者さん3人))
(参照: ストリーミング放送2010年2月8日分・39分50秒頃・L2 誤報(もう少しきちんと記事を読まないと))
(参照: ストリーミング放送2010年4月6日分・17分50秒頃・L2 きちんと記事を読んで下さい)
(参照: エアチェック2010年5月19日放送分・55分20秒頃・L2 基本的な誤解(口蹄疫))
(参照: エアチェック2010年5月25日放送分・08分05秒頃・L3 最も発生し難い間違いが発生)
(参照: エアチェック2010年6月3日放送分・56分50秒頃・L3 出鱈目・鳩山辞任経緯)
(参照: エアチェック2010年6月4日放送分・48分40秒頃・L3 ここ14年の首相は全員、首相の子または孫)
(参照: エアチェック2010年6月10日放送分・19分15秒頃・L3 中間発表?)
(参照: エアチェック2010年6月11日放送分・21分35秒頃・L2 障害者等級の見直し(全然記事を読めてなくて出鱈目話))
(参照: エアチェック2010年7月2日放送分・07分25秒頃・L3 既に払い戻しをおこなっていると)
エアチェック2010年7月7日放送分・19分00秒頃・L0 出鱈目解釈(NHKにかかってきた電話)
(NHK大相撲中継取りやめの話題で)
浜村氏:ところがね、世の中の気持ち、世間の人の心は計り難い。NHKが「テレビ中継やめる」と、発表した途端に「やって欲しい」という意見が6割になった。
アシスタント:えーっ、何で?今までは「やるな」いうのが結構多かったんでしょ。
浜村氏:あのね、人の心ってそんなもんですよ。サッカーの岡田監督見てみなさいな、おんなじことを、百遍もニ百遍も言いましたが、まあ、いっとき負け続けたことがあったけれども、「もう、岡田あかんわ」と。「本人も辞めたがってる」。「日本サッカー協会に進退伺い出したで」とか。うわーっと非難、非難の連続で、で、一遍ワールドカップ南アフリカ大会に行って、ちょっと勝って帰ってきたら、もっ神様仏様岡田様や。世間の心というものは、計り難いというのはここなんです。NHKに対して、「相撲の世界は今大変汚れておる」と。「これを綺麗にするまでは、天下のNHK、テレビ中継するべきではない」という意見がね、わんわん来たわけですよ。ところが、その皆さんの意見を尊重して、苦渋の選択ですね、苦しんで悩んで迷うて、最終的には、「中継やりません」と決めた途端に、「やってくれ」という意見が6割超えてるって。
アシスタント:「どないせええ」ちゅうねんな。ほ……。
浜村氏:世間ってそんなもんですよ。えーっ。この前も言いました。褒めたり貶したりする度合いが毀誉褒貶相半ばすると、昔の人は言いました。褒める人半分、貶す人半分。これならね、物事は成立するというんです。で、どっちかが、ちょっとでも多ければ多い方に傾いていくんですねえ。で、NHKのテレビ中継の場合は、毀誉褒貶相半ばではなかったんです。止めるべきやとう意見の方が多かったんですが、そこで止めると決めた。途端に毎日新聞書いてますわ。やっぱりやってくれという意見がね、相当増えたというんですね。へーと思いますね。そうしてね、詳しく毎日新聞から読んでみますよ。毎日新聞によりますと、NHKは散々悩んで迷いましたが、視聴者の皆さんから厳しい意見が寄せられている、「やめい」という意見が多いんで、遂に止めることに決定した。と、
「世間の人の心は計り難い」「世間ってそんなもんですよ」と、このような間違った解釈をするのも、浜村氏が小学校低学年レベルの加減算も満足に出来ない程算数に弱いことが関係しているのかもしれません。統計的な概念を全く理解しない人に限って起きる間違いです。
わざわざ説明するまでもないようなことですが、この話の中での視聴者意見の母集団は、テレビ中継の取りやめ発表前と、取りやめ発表後では異なります。取りやめ発表前の母集団は「取りやめ発表前のNHKの対応に不満を持ってNHKに電話をかけてきた人」で、取りやめ発表後の母集団は「取りやめ発表後のNHKの対応に不満を持ってNHKに電話をかけてきた人」です。母集団が異なる統計を比較して「世間の人の心は計り難い」とは全くナンセンスです。
NHKに電話をかける人は「世間の人」ではなく、「世間の中のごく一部の、『NHKに変わって欲しい』と思って電話までかける行動的な人」であることをまず理解する必要があります。
当たり前過ぎて説明の気力が沸かない程ですが、「相撲中継をやめて下さい」とのNHKへの意見は、NHKが相撲中継をおこなう場合もしくはおこなうと世間に思われている場合に多く発生します。逆に「相撲中継をやって下さい」との意見は、NHKが相撲中継をおこなわない場合に多く発生します。NHKの態度・対応次第で、NHKに電話をかけてきた人の集計結果がガラリと変わるのは「世間の人の心が計り難い」ことの反映ではありません。
この話題を母集団が異なることを故意に無視して取り上げている新聞が多くありますが、放送法で縛られている放送で、新聞と同様な姿勢で母集団が異なることを無視して報じることは許されないと思います。放送人は新聞屋の意図を見抜く力を持つことが必要です。
さらにに24分35秒頃、
浜村氏:で、「やんぺ」と発表したら、「いや、やって欲しい」。85%になってます。
アシスタント:えー、どういうことやねんな。ねえ。
浜村氏:「中止がよろしい」が13%。えらい逆転。大逆転です。
アシスタント:ほんまですねえ。
浜村氏:人の心ってそんなもんですよ。ええ。もう、何かのきっかけでうわーっと人気が出てね、胴上げ、するくらいの人気で、何かのきっかけですーっとみんな、胴上げしてる手引いてしまうんですよね。
エアチェック2010年7月7日放送分・27分10秒頃・L2 ゆるキャラ
浜村氏:それに対する処分とかね、何や世間一般が納得しにくいような、態度に出てるという、そのあたりなんですね。まあはっきり言えば、ゆるキャラになってしも、まあなってしもたって、前からそうですが。この頃、多いでしょ、日本相撲協会に対する、不祥事が。そういうことを考えてやめになったと言うんです。
浜村氏が「ゆるキャラ」の意味を誤解しているのは確実です。
エアチェック2010年7月7日放送分・49分10秒頃・L1 報道機関の範囲(ゆうパック遅配)
(ゆうパック遅配の話題で)
浜村氏:実は、一昨日から大きな話題と言うより、問題になってるんですが、
このニュースは生活に密着する大きなニュースなのに報道期間によって初めて取り上げた日が大きくずれました。こういうケースは珍しいとは思いますが、結果的に浜村氏のこの言い方はちょっと不味かったと思います。
一部では2日から報道されていますし、NHKや読売のweb版は3日から報道しています。しかし中央紙の大阪版は日本郵便社長が4日に会見をおこなった翌日の5日朝刊になってやっと初めて取り上げたのだと思います。従って全国的に大々的な話題になったのは一昨日だと言っても間違いではないのかもしれませんが、それより前からかなり大きな話題であったのは事実です。断定調で「一昨日から……なってるんですが」と話すべき場面ではありません。浜村氏は自分の手元にある新聞が「報道機関のごく一部」であることをしっかり認識しておく必要があると思います。
また別の切り口からの自己チェックも働かせて欲しかったと思います。「これだけの大問題が5日目になってやっと大きく報道されたって、ほんまやろか?もっと前やないやろか?『一昨日から』という断定調は良くないな。『一昨日頃から』って言うとこうか」等と判断を下しても良い場面だったと思います。
エアチェック2010年7月8日放送分・18分15秒頃・L0 出鱈目解釈(NHKにかかってきた電話)
(NHK大相撲中継取りやめの話題で)
浜村氏:ところが昨日もちょっと言いましたが、中継なしと決まった途端、「何で中継せえへんねん」と。
アシスタント:言う人も出てきますわねえ。
浜村氏:言う人もやない、言う人の方が多いんです、今。
アシタント:ああ多いんですか、今。
浜村氏:だからね、人間いかに勝手なもんかよう分かります。そうなんです。スポーツの世界でも芸能の世界でもそうです。もう、いっとき、人をわわわわわーと責めてね、何かきっかけがあると手のひら返したように持ち上げると。サッカーの岡田はん見てもわかるようにです。勝手なもんです、人間というものは。みんな、自分の考えこそ最も正しいと思うんですねえ。デイリースポーツはね、数字を書いてるんですが、NHKに届いた、1万4千の意見、で、初めずーっとね、大相撲のテレビ中継反対が66%、で、テレビで中継すべきやという意見は14%やったんです。66対14、ものすごー差がありますね。テレビ中継反対、断然こっちが多かったんです。それに従って、NHKはテレビ中継をしませんと、決めたらね、「何でせえへんねん」と。「テレビ中継せよ」という意見がね、うわーっとまた寄せられたんです。で、寄せられた意見を数字で分析しますと、「テレビ中継せんかい」という意見が46%、「テレビ中継せんでもええ」という意見が27%、いかに人の考えが勝手なものか、ちょっとした考えでひっくり返るもんか、よう分かりますね。
アシスタント:振り回されますわね。
浜村氏:その通り。人の心、計り難しという言葉があります。で、「あのタレント嫌いや、大嫌いや、顔見んのも嫌や、声聞くのも嫌や」と、思うてたタレントが、ひょっとしたきっかけで大好きになったりするんですね。人間の感情ってこんなものですよ。人間は感情の動物やと言われます。理屈よりも感情、気持ちの動きが先に立つんですね。
前述( エアチェック2010年7月7日放送分・19分00秒頃・L0 出鱈目解釈(NHKにかかってきた電話))と全く同じ状況です。
エアチェック2010年7月8日放送分・22分20秒頃・L0 理事長代行設置のニュースを失念?
(NHK大相撲中継取りやめの話題で)
浜村氏:一昨日まではがらすきやったんです。昨日になってわーっと売れたから、「何でこんな売れるんですか」と聞いてみたら、お客の中にはね、「初日、いよいよ、相撲が始まる、その時に日本相撲協会がね、どういうお詫びをするのか」。もちろん、紋付羽織に袴履いてね、理事長、三重ノ海でしたっけ、えーっ、えっ、理事長の、武蔵川、武蔵川が元三重ノ海ですか?あっ、ちょっとね、調べてもろてますけどね、武蔵川、日本相撲協会理事長がね、恐らくこれお詫びの挨拶するでしょう。「何を言うか、どんな顔つきで上がるか、えー、相撲の取組よりそっちが楽しみや言うてね」。
アシスタント:いやほんで、中継なくなったら見れないですもんね。
浜村氏:そうその通りです。もう、そっその場所へ行かないと見えない。三重ノ海ですか、やっぱり。私はね、武蔵川理事長、あの、親方になって武蔵川という名前よりも、三重ノ海という四股名の方に親しみを感じてましたからね、割合ええお相撲さんやったんですよ。つい三重ノ海って言うてしまうんですが、現在武蔵川理事長、どんな顔で、どんな言葉で、お詫びの挨拶しはるか、まあ真紀ちゃん言うた通り、テレビ中継がないからね、その場所へ行かんことには見られない、それ楽しみや言う人あったらしいですよ。
昨日も浜村氏自らの口から理事長代行がおかれているとの話がなされたばかりです。もし武蔵川理事長がお詫びの挨拶をするにしても、それは「謹慎中の身ながら特別に“お詫びの為だけに表に出てくる」形でおこなわれることを合わせて説明しなければならないと思います。理事長代行設置前のニュースの中には「理事長に協会挨拶をさせるわけにいかないから理事長代行を置く」との内容もありました。その為、浜村氏の話を聴いた聴取者の中には「理事長は謹慎中の筈やけど、公に出てきていいんかいな?」との疑問を抱いた人もいたと思います。そのことを全く忘れたかのような浜村氏の話しぶりに違和感を抱いた聴取者もいたと思います。現にこの時の浜村氏は理事長に謹慎処分が下されていることをすっかり忘れていたのではないでしょうか。
エアチェック2010年7月8日放送分・30分45秒頃・L2 相撲の懸賞金
(NHK大相撲中継取りやめの話題で)
浜村氏:で、一回懸賞金が、あれね、6万円です。と、「もう、うち懸賞金出すで」というところが、6万円ずつ5つの会社があったら、これで30万円になりますね。そうです。これ殆どみんな止めるわけです。で、1回6万円なら、「ありがとう浜村淳です」、この番組も、懸賞金出そうかと。
アシスタント:これって誰でも出せるんですか。
浜村氏:どうなんでしょう。とにかく6万円くらいならやね、大内真紀の出演料、削ってでも出るやないですか。
アシスタント:削られるんですか?
浜村氏:言うてたらね、あの、15日間、毎日出さんとあかんらしいですね。
前述( エアチェック2010年6月22日放送分・52分55秒頃・L2 相撲の懸賞金)と同じ状況です。
エアチェック2010年7月8日放送分・50分25秒頃・L2 訂正が更に間違い(相撲の懸賞金)
(CM明けに、先ほどの大相撲の話題での訂正)
アシスタント:ほな、6万円プラス、オプションで付くんですか?
浜村氏:オプション、注文ですね。その通りなんです。放送料がね、1回、5千円やそうです。
アシスタント:1回言う毎に5000円かかる。
2つの間違いがありますが、共に、本来はもっと前後を長く書き出さないと正確に判定できません。しかし判定を信用頂くとして書き出しを少し省略します。
まず、「放送料がね、1回、5千円」で、懸賞を賭けた企業名が放送で読み上げる為には追加の料金支払が必要だとしていますが、これは間違いです。5千円は6万円の中に含まれていて、5千円は内訳として示されているだけです。はまだディレクターが作成したらしい訂正用のメモが間違っていたのか、読み上げる浜村氏が誤った解釈をおこなったのかは定かではありません。
また、浜村氏はオプション=注文だと本気で思い込んでいるようです。以前にも同じ間違いがありました。スタッフの方は浜村氏に「標準には含まれていなくて、追加で選択しないと利用できない選択肢のことをオプションと言ったりするんですよ」等ときちんと説明すべきでしょう。
エアチェック2010年7月9日放送分・54分20秒頃・L2 不正確(ゆうパック遅配)
(ゆうパック遅配の話題で)
浜村氏:で、現在ね、34万個の配達遅れが出ましてね、一生懸命取り戻して、遅れた日にちを取り戻して、今でもね、だいぶ遅れているそうですけれども、
「現在(ね)」と「現在までに、(累計で)」ではまるで意味が違います。また34万個は7日時点の数字ですから、本来は「7日までに累計で34万個の……」と言うべき場面でした。
エアチェック2010年7月9日放送分・57分00秒頃・L2 報道機関の範囲(ゆうパック遅配)
(ゆうパック遅配の話題で)
浜村氏:それとですね、気になるのは、赤字を解消しようとしてペリカン便を、吸収合併したでしょ。結果的に、弁償してると相当な金かかりますよね。赤字解消どころか、かえって赤字増えることになりませんか。
アシスタント:余計ねえ。
浜村氏:だから何事もねえ、準備、前もっての準備、綿密な計画というものが、いかに大切かって分かりますね。で、この話を最初に報道したのはね、4日程前の朝日新聞の夕刊なんです。
最初の太線部に関してはアシスタントにも問題ありと言えるかもしれません。月〜水のアシスタントなら「そんなんより、今回のことで信用失って、今後の売上が減ることの方が比べもんにならんほど(影響が)大きいでしょ」等ときちんとツッコミを入れられるかもしれません。
次に2番目の太線部についてですが、この話は「この番組で取っている、(ぜんぶ大阪発行の)新聞の中では」との条件が抜けています。前述(エアチェック2010年7月7日放送分・49分10秒頃・L1 報道機関の範囲(ゆうパック遅配))でも同様な間違いをしていますので、言い忘れというより、浜村氏は本心から「手元にある 新聞が報道機関の全てだ」とでも思っているんでしょう。きつい言い方になりましたが、そう捉えられても仕方がない状況です。
エアチェック2010年7月12日放送分・12分15秒頃・L0 放送と新聞は違う
(民主党の敗因分析の話題で)
浜村氏:それともう一つ、「収入が思わしくないところには、1年間の終わりに、お納めになった消費税を、返します」と、言わはったんです。そこで、収入が思わしくない、いうたらなんぼくらいの収入やって、誰でも思うでしょ、これに対する管総理大臣がね、「年収200万の人、あーいやいや、あー300万円までの人、うーいやいやいや、いや350万円の人、いやいや、400万円の人」。
アシスタント:どこまでいくねん。
浜村氏:ここや、これやんか!もっぶれまくったんです。
前述( エアチェック2010年7月1日放送分・51分05秒頃・L0 たちの悪い選択)で触れた事情があります。「ぶれた」ではなく、「『ぶれた』と批判を浴びた」と言わなければなりません。浜村氏自らが「ぶれた」を肯定するべきではありません。肯定するどころではなく声を大にして強調する浜村氏の姿勢は問題外です。
ぶれたと声高に批判したのは公平な発言をおこなう義務のない、民主党以外の政党や新聞メディア等です。選挙戦術を正しい判断を下さずに無批判に肯定するべきではありません。新聞と放送は違うことを常に自覚する必要があります。
エアチェック2010年7月13日放送分・03分30秒頃・L1 少し正しくない説明(ブックメーカーは博打の名前)
浜村氏:ブックメーカーという言葉は会社の名前ではない。これは一種、博打の名前なんです。
エアチェック2010年7月14日放送分・34分40秒頃・L2 つあーこんさーと
(マイケル・ジャクソンのグッズ盗難の話題で)
浜村氏:あの、マイケル・ジャクソンが旅行しますわね、歌を歌おて旅行します。これを「つあーこんさーと」と言います。この「つあーこんさーと」のパンフレットにね、スタッフがサインしてるんです。スタッフのサイン入りの、ツアーパンフレット、それでも7万円の値打ちやそうです。
記事のツアーパンフレットに釣られて言ってしまったんでしょうか。「『ライスカレー』って言うやんか。別にええやろ」と擁護する意見もあるかもしれませんが、全然違います。
エアチェック2010年7月14日放送分・58分10秒頃・L0 客観的な視点に欠ける(民間種牛殺処分問題)
(民間種牛殺処分問題で宮崎県が殺処分に反対する理由に関して)
浜村氏:で、一番大きなポイントは、目でみた限りでは、病気にかかってないという、これなんですね。
たしかに東国原知事は「目視検査では感染が確認されていない」ことを殺処分反対の第一の理由に挙げています。しかしこれは浜村氏が声を大にして肯定的に強調する内容ではない筈です。
エアチェック2010年7月15日放送分・15分45秒頃・L2 「一部については」が抜けたから出鱈目になってる(トヨタ車急加速事故)
(トヨタ車の急加速事故のウォール・ストリート・ジャーナルの報道について)
浜村氏:「あの、トヨタの車については、いろいろと分析してみたが、電子制御の不具合は見つからなかった」と。
アシスタント:そうなんですかーぁー。
浜村氏:アメリカの新聞が書いて、書いてくれたといいましょうか。書いたんですよ。
アシスタント:ほぉーん、ほな、そのリコールいうのは……。
浜村氏:もっ、ほんとはやらろろんでも良かった、やる必要はないということで、では、何故あんな事故が起こったのかと。「やー、私の車、具合悪かった、車が悪い」と言うた人はね、高速道路を走りながら、「ああスピード出しすぎてるな、ブレーキ踏んでも踏んでも止まらなんだ」てなことを言うたはりますが、この、アメリカの新聞、ウォール・ストリート・ジャーナルは、「あんた、それ、ブレーキとちごて、アクセル踏んでましたやろ」と。
その後、一連の話が続いた22分頃まで一度も「全部のケースについてではない」という意味のことを言いませんでした。
エアチェック2010年7月16日放送分・10分00秒頃・L0 読字障害?
(岡村隆史活動休止の話題で)
浜村氏:男前の矢部君がこういう談話を発表してます。「元々岡村君は、100%元気なちっちゃいおっさんです」と。
アシスタント:ふーん。ほんまにそうですよね。
浜村氏:ほんまにそやけど、コンビやから遠慮のない事言いますわ。ほんまに。「100%元気なちっちゃいおっさんです。必ず復帰しますので安心して下さい」と。
矢部浩之の談話は、どのメディアでも「100%元気なちっちゃいおっさんで 復活しますので安心して下さい」だと報道されています。浜村氏が読んだ記事にも確かにこのように書かれていた筈です。せっかく矢部が工夫して表現したのにこれでは台無しです。
エアチェック2010年7月16日放送分・11分15秒頃・L1 三船敏郎死去は宝田明の若い頃
(宝田明の話題で)
浜村氏:若い頃既に大病を患いまして、12時間、心臓の手術をやりました。で、宝田明さんが心臓の手術をしてる最中に、これまた日本映画界を代表する大スターの三船敏郎さんが亡くなってるんです。
この方は常人では想像もつかないような特異な時(とき)の感覚を持っているようです。この方の記憶では、三船敏郎が亡くなったのは宝田明が若い頃で、相当な昔のことになってしまっているようです。
まあ上は少し悪意を含んだ批評になってしまっています。しかし浜村氏が何を勘違いしたか、記事のどこにもそんなことは書いてないのに勝手に「若い頃」と付けたことが問題の元凶です
数分後に「若い頃」ではないことを明らかにする話をしました。しかし前の話の訂正はありません。「若い頃」と言った記憶が既に全くなかったのかもしれません。
エアチェック2010年7月16日放送分・29分45秒頃・L0 スタッフは説明するべき
(浜崎あゆみDVDの海賊版販売で逮捕の話題で)
浜村氏:わたくしさっきから、「闇で作った、作った」と言いますがね、こんなものね、作れないですよ、なかなか素人には。どっからか、手に入れたらしいんです。
アシスタント:それコピーしてるということですかー。
浜村氏:どうなんやろ。そこはっきりわかりませんけどね。警察は、どっから手に入れたかということを、ルートを調べております。コピーなら簡単ですけどね。
現在、海賊版には様々なタイプがありますが、浜村氏はそれを理解していないようです。スタッフは浜村氏に現在の海賊版の実状を説明しておくべきでしょう。
エアチェック2010年7月16日放送分・30分40秒頃・L0 スタッフは説明するべき
(浜崎あゆみDVDの海賊版販売で逮捕の話題で)
浜村氏:原版をどっから手に入れたか。原版なら売ってます。なんぼでも。そうやない。この偽物を、海賊版、闇で作ったものをどこでどうやって手にいれたか、その源を今追求してるわけです。
ここは前述( エアチェック2010年7月16日放送分・29分45秒頃・L0 スタッフは説明するべき)と違って、表層的には全く問題のない発言です。ただし浜村氏が普通にIT関連の知識を持っていて、海賊版なんて小学生でもパソコンを持ってさえいれば簡単に作れることを理解していたら「闇で作ったものをどこでどうやって手にいれたか」等と大仰に説明することもそもそもなかったと思います。繰り返しますがスタッフは実状を説明しておくべきでしょう。
エアチェック2010年7月16日放送分・32分05秒頃・L1 変な思い込みがあるようです
(AKB48握手券偽造の話題で)
アシスタント:あっほんならその盗んだものを、コピーして作ったんですかね。
浜村氏:違うんです。盗む前にまず偽造してるんです。
アシスタント:先にしてるんです。ふーん。
浜村氏:それで裁判にかかってる、その最中にね、偽造だけではなしに、本物を盗んでおったことも分かってきたんです。
盗んだものをコピーして偽造握手券を作成したのかどうかは定かではありませんが、アシスタントの指摘を否定する理由は記事内にありません。また「盗む前にまず偽造してるんです」と断言する理由もありません。
エアチェック2010年7月16日放送分・35分50秒頃・L0 何かの勘違いか?
(報酬1億円以上の役員報酬開示制度の話題で)
浜村氏:これ確かね、菅さん、総理大臣の菅さんあたりが言い出したじゃないかと思いますが、……
亀井静香の意向だということは何度も新聞に載っていました。浜村氏は読む速度が遅くて、放送で取り上げる記事以外は目を通す余裕がないのかもしれません。
エアチェック2010年7月16日放送分・37分10秒頃・L0 役員の一部だとの説明が抜けている
(カルロス・ゴーン氏の納税についての話題で)
浜村氏:ところが、カルロス・ゴーンさんをはじめ、日産自動車の副社長、偉いさん達、もぉおう、何億という報酬を貰いながら、殆ど払ってないんです。
この話を聴いていた聴取者は「一部か?、一部やろ?、まさか全員外人ちゃうやろ?一部って何で言わんのや?」とツッコンでいたでしょう。
エアチェック2010年7月16日放送分・38分05秒頃・L3 所得税も1円も払っていないと誤解させてはいけない
(カルロス・ゴーン氏の納税についての話題で)
浜村氏:ところがね、何で1円も払わんと済んでいるか、真紀ちゃん、これは真似しようと思ても出来んわ。
ゴーン氏は所得税については半分程払っているのですから、ここでは忘れずに「住民税を」と限定する必要があります。付け忘れ厳禁です。
エアチェック2010年7月16日放送分・39分05秒頃・L3 日産自動車のイメージを侵害
(カルロス・ゴーン氏の納税についての話題で)
浜村氏:ところが、カルロス・ゴーン社長はね、恐らく1月1日は、フランスにいたと、こういう申告を、しているらしいんです。そうしたら日本で払わんでええ。日本の税金は、世界一高いと週刊現代書いてます。
アシスタント:ほな要するに住民票がそこ、日本にないゆうことですか。
浜村氏:1月1日現在ね。で、フランスにいることにしていると。書類上は。書類の上では。でも実際、日本にいて、日産の社長やってはるんですからね。そうでもないやろうというんですが、こらもう仕方がない。決まりですから。
カルロス・ゴーン氏は日産自動車の親会社のルノーの社長も兼務していて「フランスにいることにしていると。書類上は。書類の上では」との表現は好ましくありません。「実際、日本にいて」と、日本が生活上の拠点だと決めてかかっている表現も好ましくありません。この辺り全体でまるでカルロス・ゴーン氏が脱法的に節税しているかのようなニュアンスで話がなされていて、カルロス・ゴーン氏および日産自動車のイメージを不当に傷つけていると受け取られかねません。
放送前に記者と読み合わせさえおこなえばこんなおかしな話を展開することもなかったでしょう。新聞もそうですが週刊誌は特に、正しくなかったり一面だけ取り上げた記事を書いても許されるメディアです。しかし放送法で縛りを受ける放送は違います。必ずしも適切ではないたとえですが、新聞や雑誌を低級メディアだとすると、放送は“超高級”メディアの状態を常に保つ必要があります。
エアチェック2010年7月16日放送分・42分30秒頃・L4 即刻要訂正
(カルロス・ゴーン氏の納税についての話題で)
浜村氏:と、日本では1円も、住民税も所得税も何にも払ってないことになります。
所得税は半分程払っています。
エアチェック2010年7月16日放送分・50分50秒頃・L3 この不起訴不当の説明は明らかに×
浜村氏:不起訴不当という結論が出たんです。「何のこっちゃ、不起訴不当といきなり言われても、何のこっちゃさっぱりわからない」。くだいて言います。「小沢はんを裁判に、かけないのはいけない」と。もっとわかりやすく言います。「小沢はんを裁判に、かけるべきや」と。不起訴不当というのはそういう意味ですね。
本来は「ちょっとややこしいけど『小沢はんを裁判に、かけるべきや』とは違いまっせ。不起訴不当は「小沢はんを裁判に、かけないのはいけない」。ここまではくだいて言うていいけど、不起訴不当を『小沢はんを裁判に、かけるべきや』とおんなじ意味やと言うたらあかんのです。何故かと言うと、起訴相当という別の言葉があって、そっちの方が『小沢はんを裁判に、かけるべきや』とおんなじ意味なんです」等と説明すべき場面でした。
浜村氏が「不起訴不当」=「裁判にかけるべき」という意味だと説明してしまうと、聴取者は「不起訴不当」と「起訴相当」の違いを理解するのが著しく困難となってしまいます。こんな簡単に気づけるような害に浜村氏は思い至らないのでしょうか。
エアチェック2010年7月19日放送分・12分55秒頃・L2 個体識別用マイクロチップを出鱈目説明
(海水浴客がワニガメ捕獲の話題で)
浜村氏:ただね、ワニガメを飼う場合は、一匹一匹に、マイクロチップを付ける、義務があるそうです。だから、浜村が飼おていたワニガメは、浜村の家から逃げ出しよった。そうして、あのー、明石海峡大橋を渡って淡路島(に)行っきょった。淡路の海で泳いでよる。すぐ分かるわけです。
アシスタント:ああそうか。
浜村氏:マイクロチップが埋め込んだありますからね、それで追跡できるんですが、18日の午後、……
マイクロチップを発信器と同一視しています。スタッフは浜村氏に「知ったかぶりはやめて下さい」と諫言すべきでしょう。
エアチェック2010年7月20日放送分・00分50秒頃・L0 変な説明
浜村氏:で、彼女はね、上海万博の、イメージ、つまり想像の上での大使なんですね。
どう贔屓目で見ても適切な説明とは言えません。普通の人がこんな下手なことを言ってしまったら「あっ、ちゃい(違い)ますね。今のは忘れて下さい」等と言うでしょう。
エアチェック2010年7月20日放送分・10分00秒頃・L2 出鱈目解説(大韓航空機爆破事件)
浜村氏:産経新聞の記事ですが、この金賢姫が捕まらなかったら、大韓航空爆破事件は、蜂谷真由美、蜂谷真一という、日本人がやったと、世界中の非難を浴びるところやったんです。ところが、この、蜂谷真由美こと、金賢姫が捕まって、「全て、我々北朝鮮のスパイがやったことです」と、自供したんで、日本は、危うく、その汚名を、被るところを免れたんですよ。そうなります。初めね、日本人テロリストの犯行と、見られたんです。何しろ、パスパートの名前がね、蜂谷真一、蜂谷真由美と、日本人の名前になってますから、もうーっ、世界中から轟々たる非難を浴びるところやったんですが、蜂谷真由美、つまり金賢姫が逮捕されて、「我々、北朝鮮のスパイがやったことです」と、ゆったんで、日本は、非難されることを免れたわけです。
産経抄を元に話しているのですが、このコラムには「日本は国際社会から孤立する恐れすらあった」と、可能性があったことに触れているだけです。「世界中の非難を浴びるところやったんです」という断定調とはニュアンスが大きく異なります。
そもそもこの産経抄のような見方は全く一般的なものではありません。コラムの筆者は「大韓航空機爆破事件」と「日本」の関わりを強調したいが為に、一般的ではない、ごく少数派の意見をわざと取り上げたのでしょう。「これは一般的な見方ではないが」等の注釈があれば何の問題もないコラムだと言えると思いますが、それがないので、程度としては弱いですが、“たちの悪い記事”( エアチェック2010年7月1日放送分・51分05秒頃・L0 たちの悪い選択)の一種だと言えると思います。
もちろん新聞は事実上何を書いてもいいメディアですのでこれは全く問題のない行為です。しかし放送では、少数派の見方だけを他の見方があるとの注釈も付けずに取り上げる今回のようなやり方は非常に好ましくありません。金賢姫の繰り出す日本語が日本人のものと異なるのは当初から明らかでしたし、偽造パスワードもすぐに見破られました。コラムが書くような「日本人テロリストの犯行とされ、日本は国際社会から孤立する」可能性を指摘する見方は事件発生当初から今に至るまで実際には殆ど皆無に近いです。ましてや可能性を指摘するどころか「もし〜であれば〜であった」とのニュアンスで強い主張をおこなう浜村氏の解説は明らかに不適切です。
エアチェック2010年7月20日放送分・15分40秒頃・L0 記憶力が問題
(横田恵さんの話題で)
浜村氏:中学3年の時ですか。めぐみさんは。新潟県で、バドミントンの練習が終わって、お友達と一緒に帰ってきた。友達と分かれ道で分かれた。
「時ですか」とぼかした表現をしているのでレベル0です。しかし中学1年の13歳の時と書いた記事や文章は数えきれないほど目にし、自ら放送で話してきた筈です。
エアチェック2010年7月20日放送分・22分05秒頃・L4 よりによって着火剤の最も危険な使い方を
浜村氏:それね、この頃便利なものが出てましてね、燃やしている、薪とか、赤く、いこしている、またはおこしている炭火が、火力が弱くなるとね、ジェル状の、つまり練り物みたいな形になった、あの、よう文房具屋さんが売ってる昔の糊ですねえ、古いご飯から作ったりしますね、ああいう、ああいう状態になった、着火剤、または発火剤というものがあるんですってね。
最初と2番目の太線部は、このような使い方が最も危険なわけで、直ぐに取り消して徹底的に訂正と謝罪をおこなわなければならない場面です。
また、発火剤が着火剤と同等の意味で使われているるような(多分出任せの)嘘をついています。
エアチェック2010年7月21日放送分・19分20秒頃・L2 簡単な間違い
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:その、アラブ首長国連邦の都、アブダイを通って、そうして、タイの、バンコクも通りまして、……
エアチェック2010年7月21日放送分・19分45秒頃・L2 出鱈目説明(大韓航空機爆破事件)
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:それがですね、この飛行機の中に、乗組員、お客合わせて、115人が乗っておりました。その中に、蜂谷真一というおっさんと、蜂谷真由美という娘が乗っておった。偽造パスポートです。でもみんな親子やと思おていたわけです。
115人は死亡した人数です。もちろんこの中に蜂谷真一と蜂谷真由美は含まれていません。事前に降りています。
エアチェック2010年7月21日放送分・20分50秒頃・L2 出鱈目説明(大韓航空機爆破事件)
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:で、調べてみたら、「蜂谷真一と蜂谷真由美の二人は、途中、どこかで降りよった」と。
そもそも思考の論理が完全に間違っています。捜査では蜂谷姓の二人がいなくなったことをつかんだ後にどこで降りたかを調べ始めたわけではなく、途中経由地で降りた人の名簿を洗って初めて蜂谷姓の二人が浮かんだわけですから。
エアチェック2010年7月21日放送分・23分20秒頃・L2 勝手な付け足し(金賢姫来日)
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:一番空いてる時間を選んで午前4時頃にしたわけなんですね、それから、直ぐに車に乗せました。
記事にないのに勝手に「直ぐに」を付け足しています。実際には1時間程、間があり、直ぐではありませんでした。
エアチェック2010年7月21日放送分・29分40秒頃・L2 これは酷い
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:わたくしね、田口八重子さんが拉致された時、田口八重子さんは、夜のお仕事もしてはったんでね、幼い坊やを、まっ、預かってくれるとこへ預けて、そうして、さらわれてしまった、坊やは待っても待ってもお母さん帰ってこない。余程、幼かった坊やとしては辛かったやろと、ゆったんですが、今、年齢見ると33歳です。23年前、10歳、ですよね。もう十分物心ついてますよ。
アシスタント:もうそらお母さんの顔も覚えてるやろ……、ね。
浜村氏:そらそうです。たっ悲しかったやろと思います。
アシスタント:いやそらそうですわ。まだもっとちっちゃかったらね、まっ。
浜村氏:母の顔も覚えてない頃ならまだ救われるんですけどもねえ。
アシスタント:まだ一つ二つとかだったらねえ、そら10歳やったら覚えてるわ。
浜村氏:いや10歳やったんですよね。で、矢口八重子さんのお兄さんの、飯塚繁雄さんに育てられて、今日33歳。
浜村氏、アシスタントの両者共に酷すぎます。23年前に日本からさらわれた人が同じく23年前に逮捕されたスパイの日本語教師だったなんて。記憶力の異常な低さにも驚きます。田口八重子さんがさらわれた時に子どもがまだ赤ん坊だったことはここ数年の新聞にも載っていたことです。
ディレクターもこういうマジボケは訂正しにくいでしょう。でも訂正しなければなりません。
エアチェック2010年7月22日放送分・44分25秒頃・L0 前日の「酷い」の不完全な訂正
浜村氏:昨日、わたくし計算間違えましたねえ。今、耕一郎さん、33歳ですよ。
アシスタント:33歳ですかー。
浜村氏:はあ。お母さん、田口八重子さんがさらわれた時、1歳やったんです。
遅ればせながら昨日の間違いを訂正しました。しかし訂正のみで謝罪はありません。謝罪をしないのはこの番組の異常な点の1つです。
また、この訂正の場面でも浜村氏は軽い嘘をついています。本当は計算の間違いではありませんでした。「33-23=10」という計算自体は合っていました。計算の材料を引き出すまでの思考力が一番の問題でした。浜村氏は計算力がないことをは日頃から常に認めていますが、思考力がないことはプライドが邪魔して認めずらいのでしょう。浜村氏本人は計算力の問題にすり替えることで自分のプライドを守っているつもりかもしれませんが、明らかに謙虚さに欠ける態度です。
エアチェック2010年7月22日放送分・45分30秒頃・L1 記憶力が不足(昨日話したことなのに)
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:実は何で鳩山さんの別荘が、滞在先として選ばれたかと言いますと、一昨日はね、わたくしこれ、はっきりと新聞から読んだんですが、普通のホテルと比べて、鳩山さんのあの別荘は、もう表から見ても、第一どこが表やわからない。暗い樹木に囲まれてるんですね。
アシスタント:大きいんですね。
浜村氏:ちらちらとテレビに映りますが、うっそうと生い茂った樹木、木、枝、葉っぱに囲まれてね、どこが表やどこが裏やわからんのですって。だから、まあ、警戒に便利やと、言うんですが、僕はまたそういうところの方も、危ないちゃうかと思います。
正しくは一昨日ではなく昨日です。一昨日も金賢姫来日の話題には触れましたが鳩山氏の別荘については話していません。また「警備に便利なことが鳩山氏の別荘が選ばれた理由だとはっきりと新聞から読んだ」と言っていますが、それは実態とはかけ離れています。昨日自分が何を話したかを覚えていないのでしょう。
昨日の24分35秒頃
浜村氏:で、何故、鳩山さんの別荘にしたのか。そらまああの、長野県へ行く道も、結構両側、森・林が茂ってるしね、あんなもん、森・林が、茂ってるほど危ないやないですか。
アシスタント:まあどこに潜んでるかわかれへんからね、誰かが。
浜村氏:そうなんですよ。で、鳩山さんの別荘もね、鬱蒼と生い茂った庭の木立に囲まれて、表からは何にも中の様子見えないそうです。それでもね、「警戒さえ厳重にしたら、何にも鳩山はんの別荘へ連れていかんでもええやないか」と。「何で浜村はんの別荘やったらいかんのか」と。「あそこは狭すぎる」って。3帖と6帖、二間しかない。
アシスタント:どんな別荘や。
浜村氏:ちょっとあかん。もう広大な別荘ですね。で、表向きの理由はこうなんです。金賢姫元死刑囚が言うた。「私ね、お母さんに教えてもろうた、お料理、とても得意です」。ここへね、まあ田口八重子さんの、お兄さんの飯塚繁雄さん、で、田口八重子さんの、子供さんの耕一郎さん、それから、横田恵さんの……
昨日の浜村氏は実際には「警備に便利だという理由で鳩山氏の別荘が選ばれた」とは言っていません。「警備に便利だから」というニュアンスで説明を途中までおこなったものの、はっきりと理由を示さないまま中途で打ち切り、「で、表向きの理由はこうなんです」と新たに別の理由が第一の理由だとして話を進めました。妙な展開でした。
直後に長々と話した裏の理由を強調したいが為に、警備上の都合に関する説明を途中で打ち切り、裏の理由のカウンターパートとなる「料理をする都合」を表の第一の理由に据え直したのでしょう。
エアチェック2010年7月23日放送分・28分10秒頃・L0 特にそれが有力な説でもないのに
(遠山の金さんの刺青について)
浜村氏:刺青は刺青なんですがね、髑髏の刺青、それからさいころの、髑髏とさいころの、刺青やったというのが実説らしいですね。
他の話題でも同様なことがよくあるのですが、浜村氏は自分が読んだ本に「何々は実はこうである」と書いてあると、実際には拮抗した諸説が様々あるにもかかわらず「自分が読んだ本に書いてあることが正しい(らしい)」と思い込み、それが最有力な説であるかのように放送で話してしまう傾向があると思います。今回もそのようなパターンに当てはまると思います。
エアチェック2010年7月23日放送分・33分15秒頃・L1 静止写真
(石原さとみ熱愛の話題で)
浜村氏:動いている写真を撮るんじゃないですよ。静止写真と言いましてね、そう、宣伝用の写真なんか撮りますね。映画の世界では、すちーる写真と呼んでますが。
用語を正しく知らない素人が「静止写真」と言うことはままありますが、これは一般的な言い方ではありません。浜村氏は「静止写真と言いましてね」と、まるで「静止写真」という用語が一般化しているかのような説明をしていますが、これは間違いと言っていいでしょう。多分出任せで知ったかぶりな説明をしたのでしょう。
ただし民放なら訂正しなくても不思議ではありません。
もちろん「すち“ー”る」は間違いです。
エアチェック2010年7月23日放送分・51分40秒頃・L2 出鱈目な説明(大韓航空機爆破事件に対する北朝鮮の主張)
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:ところがね、大韓航空機の爆破はね、北朝鮮は未だに認めてないんです。「わしとこの国関係ないで。何?金賢姫と、それからもう一人、自殺した、名前忘れた、日本で言うと蜂谷真一ですね、偽造パスポートの名前は。で、金賢姫の方は蜂谷真由美ですね。日本人やりよったんやで、あれ。北朝鮮何にもしてへんで。その、金賢姫とか何とか、んなもん全然知らん。『北朝鮮が命令してやらせた。北朝鮮のスパイにやらせた』。うわっもうとんでもないことを言うな」。未だに認めてないんです。
北朝鮮は大韓航空機爆破事件を日本人がやったとか日本がやった等と一度も主張したことはありません。一貫して「韓国の自作自演」と主張しています。
まだ前述( エアチェック2010年7月20日放送分・10分00秒頃・L2 出鱈目解説(大韓航空機爆破事件))のコラム(と、それに対する自らの曲解)に引きずられているのでしょう。放送前の読み合わせとか放送後の反省会がまともにおこなわれていないんでしょう。
エアチェック2010年7月23日放送分・52分30秒頃・L2 出鱈目な説明(金賢姫の事情聴取)
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:「北朝鮮政府の命令を受けてやった」と、いうことは、もうとうにしゃべってるでしょう。で、韓国でもしゃべり、日本もね、日本の名前の、パスポート偽造して持ってるでしょ、蜂谷真由美、蜂谷真一と。だから日本の警察も、当然韓国へ行きまして事情聴取してますよ。
もちろんこの説明は出鱈目です。日本の警察が金賢姫の事情聴取をおこなった理由は日本人拉致に関する情報を聞き出す為であって、日本人のパスポートを持っていたことには全く関係がありません。浜村氏は話しながら自己チェックをおこなって「そんな筈はない」と気付くことが出来ないのでしょう。
エアチェック2010年7月23日放送分・53分40秒頃・L2 東京スカイタワー
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:今建築中の、スカイタワーっていうタワーあるでしょ。
今日本中で同じ間違いが頻発している状態なので限りなくレベル0に近いレベル2と言えるでしょう。
エアチェック2010年7月23日放送分・53分50秒頃・L2 ヘリコプター会社が怒りそう
(金賢姫来日の話題で)
浜村氏:このヘリコプターは、1時間、まっ1時間とは限ってないです。1時間程乗せたんですが、だいたい1千万円やそうです。
省略し過ぎです。1千万円というのは地上の様々な警備費用等も合わせての費用です。この発言はある意味、ヘリコプター業界に対する営業妨害です。
エアチェック2010年7月23日放送分・59分00秒頃・L2 単純な読み間違い
(ジュリア・ロバーツ来日の話題で)
浜村氏:今、43歳ですけどね。
42歳です。浜村氏が出典元だと宣言している日刊スポーツの記事にも42歳と載っています。
エアチェック2010年7月26日放送分・08分10秒頃・L0 アシスタントと聴取者を舐めきった態度(新聞社にも失礼)
(横綱白鵬についての記事で)
浜村氏:手足が長いので、重心が低いんだそうです。
アシスタント:(不服そうに)ああそう。
浜村氏:だから、簡単に相撲取ってる最中もね、体勢、体をぴたっと整えて、これで相手を押していこうとか、投げていこうと、一旦取った体勢がね、崩れにくいそうですね。
アシスタント:はあー、手足長かったら重心が高いような気するけどね。
浜村氏:そう思うんですけどね。低いんですね、白鵬の場合は。
浜村氏は記事で逆説の箇所を順接に勝手に変えて話したわけですが、アシスタントにツッコミを入れられても訂正せず、元々記事がそのように書いてあったということにして強引にその場をしのごうとしています。少なくとも放送上の浜村氏には人格に問題があります。
「舐めきった態度」と言えば、このページで指摘しているおかしな箇所のうち何割かは浜村氏の聴取者と放送を舐めきった姿勢の表れと言えます。
エアチェック2010年7月26日放送分・21分50秒頃・L2 珍説(日露戦争とロシア革命の関係)
(「居酒屋革命」の話題で)
浜村氏:それから、日本の、日露戦争が勝った原因の1つに、ロシア革命があったと言われますね。
「ロシア革命の遠因の一つに日露戦争があった」ということはよく言われます。浜村氏はこのフレーズを構成する言葉をばらして出鱈目に再構成したのでしょう。普通の人間ではまずありえない思考です。前述( エアチェック2010年6月9日放送分・26分20秒頃・L3 長州(藩)と長門国を混同)も類似ケースです。
エアチェック2010年7月27日放送分・16分25秒頃・L0 僅かな違いですが
(早乙女愛死去の話題で)
浜村氏:でもこの番組始まってたと思いますよ。この番組始まって、38年目やから。
これは今までスルーしてきたことも多かったと思います。しかし間違いは間違いです。まあでもてめえのことですからレベル0としました。
エアチェック2010年7月27日放送分・18分00秒頃・L2 読みの間違い(めすねこ)
(早乙女愛死去の話題で)
浜村氏:24歳の時に突如、日活映画から、“めすねこ”という日活ロマンポルノに主演しましてね。
映画評論家の浜村氏が「めすねこ」と言ったので、それが正しいのかもしれないと思い確認してみましたが、やはり「めねこ」でした。
エアチェック2010年7月27日放送分・25分50秒頃・L0 レベルひくー(カタールの男性長寿)
(カタールの男性の長寿についての話題で)
浜村氏:でもまあ、せめて男の人だけでも世界一の長生き。その原因は、どこにも書いてない。私は、これ、原因の一つやないかと思うのは、油が湧いて出て、お金持ちの国になった。すると電気代タダ、水道代タダ、病院行ってもお医者さん行ってもタダ、学校タダ。これ原因の一つやと思いませんか?
アシスタント:あくせく働かんでええんかな?
浜村氏:そういうことでもないけど、生活の、基本的な部分にかかるお金、要らないんですよ。
アシスタント:病院もタダやからねええ。ちょっと調子悪かったらすぐいけますやんか。
浜村氏:何で女性がベスト5に入らないんですか、されば。
普通のニュース解説者なら「移民(流入者)が多いから」という理由に気付かない筈はないと思います。
エアチェック2010年7月28日放送分・10分00秒頃・L2 勝手な決めつけはあかんやろ
(山本真純アナの自殺の話題で)
浜村氏:で、現在、仙台に住んでるんです。
アシスタント:(不服そうに)ああそうですか。
浜村氏:仙台市青葉区に住んでおりましてね、高級マンションなんですが、……
マンションから飛び降りたのですからそこに住んでいたことを想起させますが、そこに住んでいたと書いてあるメディアはありません。アシスタントは事前に記事を読んでいて、浜村氏の捏造に気づいた為に不服そうな口ぶりだった可能性が高いと思われます。浜村映画解説の手法を報道に持ち込んではいけません。
エアチェック2010年7月28日放送分・14分05秒頃・L1 ふなごしえいじ
(長谷川裕見子死去の話題で)
浜村氏:ふなごしえいいちろうさんのお母さんです。しかもご主人は、ふなごし、えいじさん。で、ふなこしえいじさんは、……
その後23分台までの十数回は全て「ふなこし」と発音。
エアチェック2010年7月28日放送分・30分05秒頃・L0 もう覚えていないらしい(秋葉原無差別殺傷事件の概要)
(秋葉原無差別殺傷事件の話題で)
浜村氏:東京の秋葉原でね、1台の、いや、2トントラックが歩行者天国に突っ込んで来た。そしてね、その2トントラックから降りた、加藤という男がですね、刃物を振りかざして、何人も何人も刺しまして、結局、7人亡くなりました。そして10人が重軽傷を負ったんです。
撥ねたことに言及しないことに違和感を抱きます。ここに言及しないと適切な概要説明とは言えません。この事件の概要説明は散々見聞きしましたが、撥ねたことに言及しないのは今回の浜村氏が初めてです。もちろん事件発生当時の浜村氏は撥ねたことを話していました。しかしこの後32分20秒頃の話でもトラックで撥ねたことに言及しませんでした。これはもう事件概要についての正しい記憶が消えている証拠と言えるでしょう。
エアチェック2010年7月28日放送分・39分25秒頃・L1 何を言っているのやら(アシスタントの意見はまとも)
(死刑の執行が1年間おこなわれていないとの話題で)
浜村氏:でね、死刑の判決が出たらね、6ヶ月以内に執行しなければいけないんだそうです。
アシスタント:本来は?
浜村氏:ところが法務大臣ともあろう千葉さんがね、次々にその、自分でその、ほっ法律というか、規約というか、規則というか、破り続けているわけなんで、読売新聞は、「疑問に思う」と。
たとえ新聞に「法律上、死刑確定後6ヶ月以内に死刑を執行しなければならないのだから、それを守らないのはおかしい」と書いてあったとしても、それを鵜呑みにして放送で話すのは誤りです。これを定めた刑事訴訟法第475条第2項は守られないことが当然化している法律です。大臣が破っているのではありません。法務省の事務方から大臣に書類が上がってくるまでに死刑判決確定から平均数年を要しています。この時点でとっくに6ヶ月は過ぎています。昔からそうです。これは多くの国民が知っていることです。
死刑が執行されるまで最低でも数年を要することはさらに多くの国民が知っています。アシスタントのツッコミもその認識に基づいたものです。宅間守のケースは例外中の例外ということも多くの国民が知っていることです。
そもそも国民の死刑制度に対する支持率が高いのは「死刑執行まで数年かけている」ことが要因の1つとなっていることは明らかです。日本で中国のように判決確定後に間をおかず、いわば機械的に死刑がどんどん執行されたりしていれば、これほど多くの国民が死刑制度を支持することはないでしょう。
「判決確定後数年を要して本当にその判決で間違いないかを精査する」。この流れを昔から国民が無意識のうちに評価しているのです。
6ヶ月以内に執行しないことをさも悪いことのように強調する浜村氏はアシスタントと比べても遙かに頭が悪く見えます。法務大臣が「死刑執行しないはおかしい」と責められる本当の理由は「判決確定から数年経って精査の済んだ(死刑執行に関する)書類が事務方から法務大臣まで多数上がってきている筈なのに、死刑が執行されないのはおかしい」ということなのです。死刑確定後6ヶ月以内に死刑を執行しないからではありません。
事務方から書類が上がってきているか否かは公表されていません。書類が上がってくるのは数カ月に一度と見られていますから法相就任後数カ月間程度は死刑が執行されなくても責められたりしません。しかし就任1年にもなるとその間に確実に書類は上がってきているだろうと見られますから責められるわけです。しかしこんなことをニュース解説者が知らないとは相当異常なことです。
確かにこの読売新聞の記事には確定後6ヶ月以内に死刑を執行しないことを問題視する書き方がなされています。しかしこれは明らかに出来の悪い記事です。新聞は出来が悪かったり偏向した記事を載せても問題のないメディアですが放送は違います。いつも書いていることですが、放送は放送法で規制されていますから、新聞記事を鵜呑みにして放送で話すことは許されないことです。必ず内容を精査してから放送で取り上げる必要があります。放送人には出来の悪い記事を見抜く力量が必要です。
43分15秒頃にも全国犯罪被害者の会の岡村氏の発言を取り上げて、
浜村氏:「法律で決められたとうりやらない。判決が出て6ヶ月以内に執行せよと、法律で決め、決めたあるのにそれをやらないのは、へえ、法務大臣にしては矛盾もええとこやないか」と。
読み上げること自体は問題ありませんが正しい解説を加える必要があります。
さらに46分55秒頃、
浜村氏:しかしね、「死刑執行が、判決から、6ヶ月以内と、出ているにも関わらずですね、それに対して何の行動も起こさない法務大臣、これは法務大臣の、資格が、ないなあ」と、こういう意見を、中央大学の、阿部先生は言うてはります。
アシスタント:まあそうですか。まっそやけど、ねえ、死刑執行されても長いことそのままの状態の人もいてはりますやんかねえ。
浜村氏:誰が?
アシスタント:誰がっていうか、なん、死刑囚の人でもね。
浜村氏:そのまま?執行されてもそのまま?
アシスタント:いやいや、執行されてない人、いたはります……。
浜村氏:いずれは執行されますよ。はあ。
アシスタント:いずれはねえ。
アシスタントの発言には単純な言い間違い(「死刑が確定しても」を「死刑執行されても」と言い間違い)が含まれていますが、全般的には浜村氏の話の問題点を繕う非常に優秀なツッコミです。しかし浜村氏はそのツッコミを正しく受け入れる能力が全くないようです。
エアチェック2010年7月29日放送分・00分55秒頃・L1 論理的思考能力ゼロ
(桑田佳祐・食道癌の話題で)
浜村氏:食道癌であることがわかりまして。というのは、今年の1月、既に定期検診で、異常が見つかってたそうです。でも気にしなかった。何故かというと、自覚症状がなかったんですね。
誰が聴いても「んなわけないやん」という出鱈目な話をしても全く平然としている浜村氏です。具体的な解説をする気が失せるくらい、唖然とさせる程の論理的思考能力の欠如ぶりです。
浜村氏は「何故かというと」という言葉は使わない方がいいでしょう。
エアチェック2010年7月29日放送分・01分25秒頃・L2 勝手に捏造(桑田佳祐の診断経緯)
(桑田佳祐・食道癌の話題で)
浜村氏:で、今年の1月定期検診で、異常が見つかったといいながら、「まっ大したことないわ」と。
アシスタント:ああそうなんですかー?
浜村氏:ほっといておきましたら、7月の中頃に、人間ドックで、診察してもろたんですね。そうしたら、食道に影があることがわかりまして、
こんなことは記事のどこにも書いてありません。アシスタントのツッコミは明らかに浜村氏の捏造に違和感を抱いた為です。浜村映画解説だとこのような作り話は当たり前なのでしょうが、ここは絶対にこんな捏造はおこなってはいけない場面です。この捏造の為に元の新聞記事とはまるでかけ離れた状況説明になってしまっています。
エアチェック2010年7月29日放送分・02分55秒頃・L2 不適切な言い変え(休む)
浜村氏:これサザンオールスターズが1978年にデビューして以来、このコンサートツアー、全国を歌って旅するコンサートツアー、休むのは初めてやそうです。
「中止」と「休む」とでは意味が違い過ぎます。「休む」に言い変えてしまうとサザンオールスターズが1978年以来何らかの頻度で休まずにコンサートツアーを続けていたという意味になってしまいます。もちろんこれでは事実に反してしまいます。
エアチェック2010年7月29日放送分・24分45秒頃・L1 いくらなんでもこれはアウト
(「広島小1女児殺害事件」の話題で)
浜村氏:実は、広島市に、ホセ・マヌエル・トレス・ヤギという、38歳の男がまっ住んでるわけなんです。
浜村氏は既に逮捕されてそれまでの居住地にもう住んでいないのに「住んでるんです」という現在形の言い回しをよく使います。まだ逮捕直後で数日前まで住んでいたならそのような表現もギリギリ許されると判断して日頃はスルーしていますが、今回のケースは違います。5年近く前に逮捕されてずっと収監されているのに「住んでるわけなんです」は完全にアウトです。
エアチェック2010年7月29日放送分・27分05秒頃・L3 出鱈目報道(どこをどう読んだのやら)
(「広島小1女児殺害事件」の話題で)
浜村氏:昨日、広島高等裁判所で、むき、ちょうえきという判決が出ましたね。でこの判決に対して、まっ検察側も、弁護士側も、「もう裁判のやり直しを願い出ません」と。「控訴しません」。「控訴しません」と言うた筈です。広島高等裁判所が、「うちが判決を出したらあとは終い。これ以上なんぼ控訴すると言うても、控訴させない」。「破棄する」という言葉を使いますね。だからこれで無期懲役が決まったわけです。
過去の経緯について書いてある記事と混同してしまったのでしょう。出鱈目です。広島高等裁判所が出した判決は一審の破棄ではなく支持です。
また高裁に弁護側や検察側の上告を禁止する権限がある筈もありません。「控訴させない」も出鱈目です。どこをどう読んだらこんな話が出てくるのでしょうか。もちろんまだ無期懲役は確定していません。
ちなみに浜村氏は「地方裁判所は一審、高等裁判所は二審、そして最高裁判所は最終審と言いますねえ」という言い回しを頻繁に披露していますが、その用語とごく近い関連語である「控訴」と「上告」の違いについては説明したことがありませんでした。多分知らないのだろうと見ていましたが、案の定、ここで知らなかったことが露呈しました。
エアチェック2010年7月29日放送分・42分40秒頃・L1 不適切な言い変え(相応しい)
(1年ぶりに死刑執行の話題で)
浜村氏:そしてね、さらに千葉景子法務大臣は言うてはります。「死刑がね、適切に、おこなわれたということを私の目で確かめた」と。「適切」というのは「相応しい」という意味ですね。「死刑が、相応しくおこなわれたことを私の目で確かめた」。じゃっ、死刑が相応しくなくおこなわれた、というのはどういうことになりますか。
馬鹿げた言い変えです。「適切」に「相応しい」という説明は使えませんし、「相応しい」に「適切」という説明も出来ません。浜村氏が若くてお高くない人なら周りの人から「お前の日本語、ほんまにおかしいなあ。直さなあかんで」と絶対言われているでしょう。
エアチェック2010年7月29日放送分・47分15秒頃・L0 説明が足りない(多分説明出来ないんだろうけど)
(1年ぶりに死刑執行の話題で)
浜村氏:一番重いので無期懲役ですね。これもかなり苦痛ですよ。たとえば懲役10年ならね、10年経ったら刑務所から出られると、毎日毎日部屋の壁に、ペケ印を付けて、10年経つの心待ちする。「こっから出られる。何年か経ったら出られる」という目標がありますね。無期懲役というのは何年とは決まってないんですよ。だから、何やこう、わー、虚しい気しませんか。もし自分が無期懲役ということになったら。「いつになるやわからない。いつになったら、釈放、されるかわからない」。非常に虚しい気がする。この虚しさも怖いなと思いますね。
最近は無期懲役が事実上の終身刑化していると言われます。その観点からはこの浜村氏の説明は正しいのですが、20年くらい前だとこの説明は全然正しくなかったわけです。そうした情勢の変化を説明しないとまともなニュース解説とは言えないでしょう。多分、最近の状況を知らない多くの聴取者がこの部分を聴いた際に「この説明ただしーないわ」と思ったことでしょう。
エアチェック2010年7月30日放送分・16分25秒頃・L3 出鱈目話(裁判官が酒井法子に離婚しろと)
(酒井法子離婚の話題で)
浜村氏:で、酒井法子、それから高相祐一、この二人共裁判にかかりましたが、裁判官がゆっておりますね。酒井法子に対して、「被告は、やがて夫と離婚するだろう、いや、した方が良いだろう」と。で、この裁判で判決が出て、「また普段の生活に戻ったとしても、あなたは、酒井法子被告は、またあの夫と暮らすようではまたまた覚醒剤やるでしょう」いう意味のこと言うてますね。ですから、「もう絶対にこのシャブから逃れる為には夫と別れないと、難しいですよ」と。「そんなのまた一緒に暮らす、夫婦として一つ屋根の下で暮らすようではまたまたやるだろう」と。でなかなかああいうものから抜け出すことは出来ないんだそうです。
裁判官がこんなことを判決に書いたり説諭で言ったりするわけがありません。もちろん事実としてそんなことはありません。浜村氏の常識のなさや正しい判断力のなさには驚きます。
エアチェック2010年7月30日放送分・38分25秒頃・L0 不適切な言い変え(来春の出産→子ども産まれそう)
(海老蔵・麻央披露宴の話題で)
浜村氏:で、さらに中村勘太郎さんはね、もう、前田愛さん、奥さんとの間にね、子ども産まれそうなんだそうで。
勘太郎・前田愛の祖父にあたる中村芝翫が来春の出産をほのめかしたというのが元記事で、そこには「産まれそう」という言葉が持つ「出産間近」というニュアンスは全くありません。正しく伝えるという能力が全く駄目な浜村氏です。
エアチェック2010年7月30日放送分・50分35秒頃・L2 ありえない冒頭
(カタルーニャ自治州で闘牛が禁止の話題で)
浜村氏:スペインの名物・闘牛がね、再来年から禁止になるようです。
まるで2chやlivedoorの釣り見出しのようです。正しく伝えるという能力が全く駄目な浜村氏です。「カタルーニャ」と言いたくないのなら、「スペインの一部で」と言ってもいいんです。
エアチェック2010年8月2日放送分・26分55秒頃・L2 んなわけないやろ(ドアの外側に粘着テープ)
(大阪市の2幼児死体遺棄事件の話題で)
浜村氏:そやけれどもお役所言うたはります。「住民票を、基本的な手がかりとみたら何にも掴めなかった」って。そこから何故もう一歩、踏み込んでくれなんだのか。
アシスタント:やっぱり周りの人がおかしいと思う状況があったのは事実やからね。
浜村氏:そうですね。で、ドアには外側から、粘着テープが貼ったりしてあるからね、おかしいと思いませんか。
アシスタント:おかしいでしょ。ねえ。
浜村氏:おかしいですよ。あるいはその、粘着テープは、もう剥がしてあったかもしれんのです。下村早苗という、23歳の母親が、貼って剥がしたかもしれんのですが、少なくとも痕ぐらいは残ってると思うんです。
浜村氏には読解力、判断力、常識、これらを総合したチェック能力が全く足りないようです。容疑者が外部から見えるドア(玄関ドア)の外側にテープを貼るほど馬鹿だったら子ども達も助かったかもしれません。
エアチェック2010年8月2日放送分・30分10秒頃・L0 ねぐれすと
(大阪市の2幼児死体遺棄事件の話題で)
浜村氏:堅い言葉です。いくじ、ほうきと言うんです。で、あちゃら語で、ねぐれすとというらしいですね。
39分50秒頃に間違いに気づきました。しかし「先ほどは間違いました」との言葉はありませんでした。また、何年も前からかなり広く使われている言葉なのに初めて見聞きした言葉のように間違ったこと自体が異常です。情報収集能力の低い人はニュース解説者には不向きです。
エアチェック2010年8月3日放送分・42分15秒頃・L0 あまり適切ではない(杉並区では最高齢)
(高齢者の所在不明の話題で)
浜村氏:そやから杉並区では最高齢、113歳、古谷ふささん。
都内最高齢というのが大方の見出しです。都内最高齢ということで一気に注目されました。
エアチェック2010年8月3日放送分・58分15秒頃・L2 全然解説になってない(クラスター爆弾)
(クラスター爆弾禁止条約が発効の話題で)
浜村氏:で、次にね、朝日新聞の記事ですが、「爆弾が怖い」。戦争によう使われます。と、爆弾の中にね、クラスター爆弾というのが、これ、桜井さん知らんでしょ。ちょいちょいね、映画に出てくるんです。たとえば爆弾言うたら、大きい小さいに関わらず、一発です。ドッカーンと爆発します。ところがクラスター爆弾はね、一発の爆弾の中に、小さな爆弾がね、なんじゅっ発と詰めたあるんですよ。だから鉄砲で言うと、空気銃で言うたら散弾銃みたいなもんです。一発がドッカーンと爆発しますとね、何十という小型爆弾が辺り一面にぶわーっ、四方八方に飛び散るんです。怖い爆弾でっせ。恐ろしい爆弾。これをクラスター爆弾というんですが、私の記憶では、ベトナム戦争でアメリカは使った筈です。
長々と話したのに、クラスター爆弾が批判され、条約まで作られる理由を全く説明できていません。ニュース解説としてはありえない状況です。おそらくクラスター爆弾が批判される理由を理解していないのでしょう。ちなみに朝日新聞の記事の書き出しは「不発の子爆弾が深刻な被害を生むクラスター(集束)爆弾」となっています。
あと、もちろん「空気銃で言うたら散弾銃」も誤りです。
エアチェック2010年8月4日放送分・10分15秒頃・L2 すごい記憶力
(高齢者の所在不明の話題で)
浜村氏:たとえばとうの昔におじいちゃん亡くなった。東京都足立区の加藤宗現さんがそうですね。40年間その、亡くなった事実を隠してるんですもん。40年言うたら桜井さん、生まれた赤ちゃんが40歳なってるんですよ。長いやないですか。この番組で37年やってるんで、多くの人が、馬鹿の一つ覚えやって言わはるんですけどね、それよりまだ長い、遺体は部屋に置いたままなんです。そうして、遺族、家族は、その亡くなった加藤宗現さんの年金をね、福祉年金なんかを、受け取り続けておりまして、で、270万円という現金を、一応、金融機関へ預けたりしてるんですね、使うたり、預けたり。
75歳という年齢の為か、ものすごい記憶力です。ここ数日で何十回と「約30年」と見聞きした筈ですし、自らも繰り返し30年と話してきました。それが40年に入れ替わったりするものなのでしょうか。いや現実にそうなってるのですから、本当に起こり得るものなんでしょう。
あと、270万に関してですが、(指定)口座から引き落とされているとの報道はありますが、「現金」とか「金融期間に預けている」という報道は全くありません。浜村氏が記憶に頼って話すと出鱈目な作り話をやってしまいがちです。
エアチェック2010年8月4日放送分・12分10秒頃・L3 捏造
(高齢者の所在不明の話題で)
浜村氏:ただ、町々に民生員というね、役目を果たしてくれはる人があります。たとえば、女性の民生委員の一人はですね、ようわからん足立区の加藤宗現さんとこへね、バスと地下鉄の無料パスを持っていったりしたんですけどね、この人は民生委員の立場から、毎年訪問してはります。ゆくたんびに娘さんが出てきてね、「おーっぅ、父親は元気にしとります」と、言うだけで本人に合わせないんですね。「一度お顔を見たいと思いますが」、「うぅぅぅぃぇ、『会いとおない』と言うとります」。これが40年続いたんです。
40年を30年に訂正したとしても「んなわけないでしょ」という状況です。まだ80歳程度の人に民生委員が無料パスを持っていく筈がありません。これはやってはいけないタイプの作り話です。
エアチェック2010年8月4日放送分・17分50秒頃・L2 地名の読み間違い(はたの)
(高齢者の所在不明の話題で)
浜村氏:お祝い金この町は、神奈川県はたのというところですが、出るんですって。
長い人生の中で「はだの」が正しい読み方であることを見聞きした機会は相当回あったと思います。
エアチェック2010年8月4日放送分・26分20秒頃・L1 不正確な説明(カメオ出演)
(「阪急電車」映画化の話題で)
アシスタント:何、カメオ出演って?
浜村氏:いや実はね、横顔だけね、動きませんよ。横顔だけパンと映るのを、カメオ、出演というんです。
えらく狭くカメオ出演を定義しています。専門分野の映画ですら、この状況ですから他の分野の解説が滅茶苦茶なのも当然でしょう。
エアチェック2010年8月4日放送分・34分35秒頃・L1 記憶力不足
(「ゴースト」リメイクの話題で)
浜村氏:ただあのー、何ですか。まああの、ソンさんに出てもらうのは大変結構ですが、日本で相応しい男優が見つからなかったんですかね。ロマンチックな雰囲気出せる人。しかもゴースト、幽霊になりますから、神秘的な雰囲気を出せる人。やっぱりソン・スンホンさんがぴったりやというわけで、……。
ほんの1分前にオリジナルとは男女の役が逆転していると、つまりスンホンはゴースト役ではないと、自ら話したばかりなのにもうすっかりそれを忘れています。
エアチェック2010年8月4日放送分・57分00秒頃・L3 未確定なのに決めつけ
(ストリーミング放送ではカットされた)
(国会で平沢勝栄が菅首相が君が代斉唱を拒否した過去を指摘し、それを菅首相が否定した話題で)
浜村氏:ところが、あの菅さんが出演した時に、「僕は歌わないよ。そんなもん歌わないよ」と拒否をした。周りの人、みんな証言してはります。で、「質問、あなたは、日本の総理大臣として、君が代、日の丸に賛成ですか、反対ですか」と。こういう質問を平沢さんがしたんです。そしたら菅総理大臣がイライラッとしましてね、もっ質問の最中にね、ヤジ飛ばしたんです。「私は歌とてます。歌いましたよ私は。君が代歌いました。上手に歌いました。嘘や。そんなこと言うなら証拠調べて下さい」言うて噛み付いたというんですね。まあしかしまあ、平沢さんはね、あのー、「いやいや周りの関係者がみんな言うてはりますが、さりとて放送局に問い合わせたら『2002年の記録なんかもう残ってない』と。ただその場に居合わせた人が、証言してはります。司会のミッキー安川さん、もう亡くなってる。そうなんです。でも周りの証言があります」言うたら菅さんは余計にイライラしましてね、「ち、きちんとした証拠を出して下さい、証拠を。私はね、小学校も行きました。そら行ってますわ。義務教育。中学校も行きました。小中学校時代からね、君が代を歌わなかったということは一度もありません。あのラジオ番組で、国家君が代を私が歌わなんだ、そういう態度をとったことはないんです。そうであるというならはっきりとした証拠を出してください」。はっきりとした証拠がないんです。でもこの人、以前から日の丸君が代、反対叫んであったことは確かなんですよ。でもね、まあー、そのことで、一頻り、揉めたんです。
今のところ公には平沢勝栄氏だけが主張している内容で、しかも一国の総理が完全に否定している内容を、まるで事実であるかのように報じる姿勢は、少なくとも放送としては明らかに問題でしょう。
「(菅総理が)以前から日の丸君が代、反対叫んであったことは確かなんですよ」と断じることができるようなネタは過去にメディアの中になかったと思います。浜村氏の話しぶりは恣意的なものに見えます。過去に菅氏は、君が代のメロディーは積極的に肯定しないとの意思を示したことがありましたが、これは「明確な君が代否定ではない発言」をわざとすることによって、「私は明確な君が代否定はしていませんよ」との証拠作りの意味もあったのではないかと受け取れます。
エアチェック2010年8月5日放送分・03分20秒頃・L2 誤解説(ホメオパシー)
(「ホメオパシー」トラブルの話題で)
浜村氏:昆虫の毒、虫ちゃんですね、昆虫の毒、植物の毒、あるいは鉱物の毒、なんかを溶かしてね、水で薄めて、飴ちゃんにするんです。これをね、赤ちゃんに与えるんだそうです。で、100倍に薄めることを30回くり変えすので、朝日新聞の記事によると、人によっては「殆ど成分残ってない」という人もあるそうです。100倍に薄めて30回振ってから、飴ちゃんへ染み込ませていくんだそうです。
2桁の加減算も満足に出来ないほど数字に弱い浜村氏は、100倍に薄めることを30回繰り返すとの文章の意味を解できず、誤った説明を展開しています。このページの読者の殆どには説明不要だと思いますが、「100倍に薄めることを30回繰り返す」ことは10の60乗分の1に薄めることを意味し、事実上元の成分は失われてしまうことを意味します。「人によっては」との表現は正しくなく、(ホメオパシー信奉者を除けば)「誰が見ても成分は残ってない」が適切な表現です。浜村氏は何と「100倍に薄めて30回振る」ことに取り違えてしまっています。
※ 「ホメオパシー」とは形を変えた「プラセボ効果を利用した療法」の一種です。
エアチェック2010年8月5日放送分・22分20秒頃・L2 簡単な間違い(ポツダム会談)
(ポツダム会談について)
浜村氏:あのね、実は、ポツダムという場所にね、アメリカの大統領と、イギリスの首相と、ソ連の首相と、3人集まってね、
ソ連側の首脳はスターリン書記長とモロトフ外相です。
エアチェック2010年8月5日放送分・26分30秒頃・L2 本を誤解説(「日本のいちばん長い夏」)
(「日本のいちばん長い夏」について)
浜村氏:でソ連は、もう日本が戦争に負けて、あきませんという8月15日の1週間か2週間前に、突然約束破って北方領土へ攻めてきたんですよ。その、主な原因は、ポツダム宣言を無視した。あるいは受諾、受け取ることをせなんだ。ここが原因らしいと、半藤一利さんは、本に書いてます。まだね、全部読んでないんで、こういう、まあ、おおざっぱな言い方は良くないですけどね、読んでみて下さい。相当、日本の国のあり方、あの太平洋戦争、何で負けたのか、何であんな原爆落とされたりやね、戦争負ける直前にソ連がね、約束踏みにじって、日ソ不可侵条約を踏みにじって、攻めてきたのか、そのへんがね、何となくわかるような気がするんです。
「そう」とは書いていません。ソ連の対日参戦は2月のヤルタ会談で米英ソの3国間で合意済みで、ソ連はその後数カ月かけて参戦準備をおこなってきていて、ソ連は日本の降伏前に何が何でも参戦したいと躍起になっていたことが書かれています。アメリカの原爆投下で日本の降伏が早まることを察知し、侵攻日を早めたことも書かれています。これらの内容はソ連の参戦意思自体はポツダム宣言に関係なく強固であったことを示すものです。ただしもし日本がポツダム宣言を早期受諾して日本の敗戦が早まった場合にソ連の対日参戦が不可能になったか否かについては書かれていません。
この本では、日本がポツダム宣言を無視したことは、ソ連ではなくアメリカへの影響があったとして書かれています。「日本がポツダム宣言を無視したことは、アメリカによって、原爆投下を正当化する理由として利用された。しかし実際にはアメリカの原爆投下は日本のポツダム宣言無視には全く関係がなく、長期的な完全な既定事項だった」との主張が十分になされています。
エアチェック2010年8月6日放送分・03分45秒頃・L3 出鱈目話(ポツダム会談)
(「日本のいちばん長い夏」からとして、テキトー話)
浜村氏:そこで、アメリカと、イギリスと、それから中国の、3つの国の偉いさんが集まって、もう日本に最後の止めを刺したろうと、早いことこの戦争終わらしたろう、もう放っといてもボロボロになってんねから、ヨレヨレになってるけれども、一気に、息の根止めたろうと相談したんですね。で、更に、日本を息の根止めた後、我々勝った国々はどう処理するか、日本を。そういう相談したんです。後からこの3つの国に、中国も加わりましてね、アメリカ、イギリス、ソ連、ちゅ、あ御免なさい、アメリカ、イギリス、中国が最初で、後からソ連も加わりまして、2つのことを大体、決定したらしいんです。で、1つは原子爆弾落としたろ、その考えがね、えげつなすぎる。残酷すぎると思うんですね。それからもう1つは、ソ連は、日本とは戦争しませんと、固い約束交わしてたんです。日ソ不可侵条約という、固い約束を交わしていたのに、日本が戦争に負ける、1週間から2週間くらい前、突然、約束を踏みにじって、北方領土に攻めこんできましたね。とにかくやることがね、酷すぎます。結局日本は、息の根止められたんですね。
昨日より詳しく、ポツダム会談及びポツダム宣言について話しているわけですが、間違いと誤解と勝手な思い込みのオンパレードです。そもそもポツダム会談とポツダム宣言が混同されていてグダグダの話になっています。また第三者の著書からとしながら本の内容とかけ離れたことを話しています。ほんとに困った人です。まともな歴史家が絶対に主張する筈のないことばかり言っているんですから。
ポツダムで、日本にどう止めを刺すかを、アメリカとソ連が話し合える状況であった筈がありません。簡単に言って、当時のアメリカとソ連は日本が降伏するまでにお互いを出し抜いて出来るだけ多く領土を確保しようと手の内を隠しながら競争している状態です。2月のヤルタでソ連の対日参戦については合意していますが、ドイツの敗戦が決まり、沖縄戦でもけりがつき、日本の敗戦が間近になったこの時期には、両者でお互いの具体的な攻撃手段や日程を話し合える筈もありません。ソ連としては、「アメリカが日本に原子爆弾を落として日本に止めを刺してしまわないうちに日本に侵攻しなければならない」と考えていました。これはこの本に事実上はっきりと書いてあります。
当然ながらポツダムでソ連の対日参戦を決定した筈もありません。参戦自体は数カ月前に合意していて、この時期は米・英に対して詳しい手の内を明かせない時期です。
※ ただしこの本ではアメリカが日本に原子爆弾を投下した理由について十分な説明がされていません。「ずっと以前からの予定」「莫大な開発費」「実際の街を使っての投下実験の意味があるから効果が確認しやすいように投下目標の街には空襲がおこなわれていなかった」「人種的偏見」「戦争というものの性質」等々の理由は挙げていますが、「米兵や日本人の死傷者を減らす為ではなかった」との主張の論理的な理由説明が書かれていません。先のような様々な理由をいくら挙げようとも、こちらの理由説明にはなっていません。結果的に死傷者が減らせたのであれば後付の理由付けであろうとそれを否定することは出来ない筈です。これを否定したいのなら理論的裏付けとして「原爆を投下した場合としなかった場合で死傷者の数は変わらない」との主張をする他はありません。その主張をしないのに「死傷者を減らす為ではなかった」とする半藤氏の主張には論理的裏付けが欠けています。ただし(原爆投下が)ソ連の北海道侵攻を食い止める為でなかったことは、そもそもソ連にその為の装備がなかったと、具体的な理由を挙げて説明しています。
原子爆弾の投下についても当然3国共同の場で話し合える筈もありません。アメリカとイギリスの間で話し合われたかどうかさえ、トルーマンとチャーチルで言い分が食い違っていてはっきりしません。
指摘の順番が前後しましたが、ポツダムに集まったのほアメリカ、イギリス、ソ連の3カ国の首脳です。しかし当初のポツダム宣言に名を連れねたのはアメリカ、イギリス、中国の3カ国の首脳です。ソ連は対日参戦後に宣言に加わっています。
エアチェック2010年8月6日放送分・18分00秒頃・L2 「バーサーズ」のことを知らなくて誤解説
(オバマ大統領の支持率低下の話題で)
浜村氏:実は、これ読売新聞の記事ですが、アメリカ人の27%が、大統領はアメリカの人やないと思てるそうです。実は、アメリカの憲法によりますと、アメリカの大統領は、アメリカ生まれやないといけないんだそうです。ところが「オバマさんは違う」と。27%が、国民ですよ、100人につき27人が、「オバマさんはアメリカ生まれでない」と信じてるそうです。
アシスタント:えー、そうですか。
浜村氏:ハワイの生まれなんです。
アシスタント:ハワイでしょ。
浜村氏:ハワイは今アメリカですよね。アメリカ合衆国の、州の1つですよね。
この話では聴取者を誤解させます。「アメリカ国民には『ハワイはアメリカではない』と思っている人が多いから『ハワイ生まれのオバマ氏はアメリカ生まれでない』と思っている人が多い」という要旨なのだと受け取られかねません。というか浜村氏自身がそう誤解しているのでしょう。「『オバマ氏がハワイ生まれというのは嘘』という嘘」を広めるキャンペーンがおこなわれていることは大統領選挙中から有名な話で日本の新聞でも角をとった形で何度も取りあげられています。それを浜村氏が知らないというのはニュース解説者として、情報収集能力が低すぎです。
エアチェック2010年8月6日放送分・56分40秒頃・L2 議員会館が宿泊所だと
(ストリーミング放送ではカットされた)
(新議員会館の話題で)
浜村氏:この度、新しく国会議員の為に、宿泊所が出来ましたね。これが毎日新聞が詳しく報道してます。贅沢もこの上ないと。
議員会館は事務所スペースです。
エアチェック2010年8月9日放送分・13分25秒頃・L2 出鱈目話(行旅死亡人と失踪者の説明が入り乱れ状態)
(高齢者の所在不明の話題で)
浜村氏:それからね、もう一つよくわからないのは、所謂、行き倒れ、これをね、こうりょ、こうりょびょうしゃと言うそうですが、言い難いし、分かりにくうてね、つまりね、行き倒れという意味ですね。ある日街角でばったり人が、倒れて亡くなってはると。そうするとどこの誰か全然わからないですね。調べてみても捜索願も、それから失踪届けも出てないんです。この辺が家族の、無関心というか、絆の弱さ、どんどんそういう時代になっていくんですね。で、届けが出てない場合は、7年間待ちます。そして、誰か、どこの人かわからん場合、死亡扱いになるんですねえ。ただね、これ、失踪届が出ておりましたら、7年のちに死亡扱いになりますが、失踪届けも出てないとね、そのまま延々と無縁仏として、扱いは、生きてはるとも死んではるともわからん扱いになるんだそうです。
すごい出鱈目ぶりです。行旅死亡人の説明と失踪者の説明とをチャンポンしてしまっています。当然矛盾だらけですが、平気でしゃべりきっています。驚異的な論理的な思考能力のなさを示しています。太線部は失踪者特有の説明に該当する箇所です。
目の前に遺体が既にあるのに、そこからさらに7年も役所が何かを待つことに対して合理的な理由が見いだせる筈がないということに気づいて然るべきだと思いますが、現実には浜村氏は気づけていないわけです。万事この調子で自己チェックがまともにできない人です。
エアチェック2010年8月10日放送分・29分00秒頃・L1 記憶力不足
(不同意堕胎事件の話題で)
浜村氏:どうもこの、小林辰之助医師は、嫁さんはなかったね、まだ。
アシスタント:いたか、婚約してたかどっちか。
浜村氏:婚約やなかったかなと思うんですけどね。
つい先日何度も話した話題なのにもう忘れてしまったようです。
エアチェック2010年8月10日放送分・32分40秒頃・L1 学習能力不足
(不同意堕胎事件の話題で)
浜村氏:医師免許もね、返上したらしい、返上というより、取り消しになったんちゃいますか、これ。
アシスタント:ねえー、そらちょっと、困りますわ、お医者さん続けてるなんて。
浜村氏:そうですよね。困りますよ、それ。
「んなわけないやろ!あんた何年ニュース解説やっとんねん」と言いたいところです。医師免許が運転免許のように簡単に取り消されたりしないことを知る機会は過去に多くあった筈です。浜村氏にいかに学習能力が乏しいかが露呈しています。
エアチェック2010年8月10日放送分・36分10秒頃・L3 またやらかす(名古屋闇サイト殺人事件)
(名古屋闇サイト殺人事件の話題で)
浜村氏:この3人の男が、闇の職業安定所。これを使いましてね、まあ1人のお嬢さん、磯谷利恵さんというね、当時、31歳の女性をね、誘い込んだわけです。
またやらかしました。ということは、過去にあれだけ大失敗( ストリーミング放送2009年1月21日分・12分50秒頃・L4 被害者・遺族に対して酷い名誉毀損(名古屋闇サイト殺人事件))をやっておきながらスタッフは浜村氏に「問題があった」ことを伝えてさえいないということです。いかに浜村氏がアンタッチャブルな存在かわかろうというものです。
そしてCM開けの47分15秒頃
浜村氏:先ほど、少し触れました、名古屋市の道路上で3人の男に襲われまして、車へ押しこめられ、命を奪われました磯谷利恵さんはね、闇の職業安定所とは全く関係ない、接触なかった。会社終わって家へ変える途中、歩いてはった。それをね、車から飛び出した3人の男がね、襲いかかって車の中へ引きずり込んで、命を奪ったわけです。この時、現金7万円とキャッシュカードを奪ってますね。強盗殺人、並びに死体遺棄、遺棄はすてるですね、そうなんです。ただしね、その殺害の仕方はもう言いません。今、詳しい話が入ってきましたけど。もう残酷極まりないですねえ。この3人はね、元々知らんもん同士やったんです。これが、闇の職業安定所を通じて集まった連中なんです。
アシスタント:あっ、ほななんぞ悪いことしようと思てる奴らばっかり、やんねえ。まあ言うてみれば。
浜村氏:だから、3人のうち、神田被告は死刑確定です。しかし、あと2人はですねえ、無期懲役とかね、なったんですが、1回目、一審、つまり「地方裁判所の裁判の判決が不服です。私らそんな悪いことしてません。もっと軽い罪にして下さい」と控訴を願いでて、今度は裁判所が名古屋、高等裁判所へ移って1回目の裁判が昨日あったわけです。
確かに正しく言い直しました。もちろんディレクターの指示でしょう。しかしたとえ言い直しても、「先ほどの私の話に間違いありました」等の言葉が一切ないのではそれは訂正とは言えません。そもそも「訂正です」とも一切言っていません。
聴取者は「私は2009年1月21日に完全に誤った説明をしました」「私は先ほど間違ったことを言いました」等の言葉を聴かない限り、前にインプットされた誤った情報を積極的に書き換えようとしません。
浜村氏は1分前に自分が話したことも覚えていないくらいなので、浜村氏自身が自主的に「先ほどは間違いました」と言い出しにくい状況にあります。ディレクターが浜村氏に「(先ほどは)間違いました」との言葉を強制的に言わせる必要があります。
前回のレベル4とは違い、今回はレベル3とした理由は今回は曲がりなりにも言い直したからです。
エアチェック2010年8月10日放送分・53分40秒頃・L2 不適切な言い変え(施行→成立)
(初の家族承諾での脳死移植の話題で)
浜村氏:7月17日から、改正臓器移植法、これが成立しましたんでね。
施行と同じ意味の説明ができるのなら必ずしも施行と言わなくてもいいと思います。しかしここで成立という言葉は絶対に使っては駄目です。
エアチェック2010年8月12日放送分・31分15秒頃・L1 単純な読み間違い
(来春の朝ドラヒロインに井上真央の話題で)
浜村氏:それから、「まんてん」のみやじまり
エアチェック2010年8月12日放送分・47分10秒頃・L3 ありえない出鱈目解説(広島小1女児殺害事件)
(「広島小1女児殺害事件」の話題で)
浜村氏:これに対して検察側はですね、検事さん達は、「いやっ、それでは罪が軽いと思います。死刑にすべきやないですか」と。もう一遍、控訴、裁判のやり直しを、願い出ますと、最高裁判所へいきます。で、この最高裁判所で、判決が出たら、これを変えることは出来ません。だから、最終審と言いますね。で、検察側はそれ考えたんです。一方、弁護士さんの方、弁護側は、「無期懲役は重い」と。で、最高裁判所に訴えて、「もっと軽い罪にしてもらいたい」と。両方それを考えたんですが、最高裁判所は、両方の訴え、控訴の願いを受け付けませんでしたね。で、「駄目」。駄目ということは、高等裁判所で決まった判決、無期懲役が、決まることになります。この後の裁判は、最高裁判所が拒否したからないわけです。ですから、二審の高等裁判所の、無期懲役というね、判決はもう変わらないという、
アシスタント:それが最終決定なんですね。
浜村氏:そういうことになりますね。本当なら、判決に不服なら、もう1回、上の裁判所ですね、最高裁判所いきいますけど、最高裁判所がね、「これは受け付けない」と。
アシスタント:あーそういうことってあるんですか。
浜村氏:そら、ようありますよ。結局、無期懲役と決まったわけなんです。でまー、まあまあまあ、弁護側としても、「しゃあないなあ」と。検察側も「仕方がないなあ」と、こう思うんですがね。広島高等裁判所が、何故、無期懲役という判決を下したか。これ、最高裁判所も、同じ考えやから、高等裁判所の判決を支持して、「これ以上、裁判のやり直しはしません」と言い渡したんだろうと思います。
前述(エアチェック2010年7月29日放送分・27分05秒頃・L3 出鱈目報道(どこをどう読んだのやら))の出鱈目が踏襲されてしまっています。いかにこの番組のディレクターが無責任かを物語っています。
最高裁が上告を「拒否した」為ではなく、弁護側、検察側も上告しなかったことによる判決確定です。最高裁には上告された後にそれを審理した上で棄却する権限がありますが、最高裁に上告手続きそのものを拒否する権限がある筈もありません。前述では「高裁には上告を禁止する権限がある」旨の出鱈目を言い、今回は「最高裁は上告を拒否した」旨の出鱈目を言っています。書類が届く前に拒否するなんてどうやって出来るんですか。
ニュース解説業37年目とは信じ難い状況です。昔からこんな滅茶苦茶な解説をしていたんでしょうか。
前述と同じく、上告と言うべき箇所で控訴と間違って言っています。上告という言葉を覚え、控訴と上告の違いを理解すべきです。
また、弁護側が「罪が重すぎる」、検察側が「罪が軽すぎる」という理由で最高裁への上告を考えたと解説しています。ニュース解説者としては異常なまでの学習能力の低さです。
エアチェック2010年8月12日放送分・56分10秒頃・L1 1ドルは350円
(ストリーミング放送ではカットされた)
(円高の話題で)
浜村氏:これね、いっとき、固定相場と言いまして、何が何でも、「1ドルは、日本の金にして、350円じゃ」と、固定する、決めるんですね。で、これ、経済情勢がどう変わっても、動かない。固定相場と言うんですね。
さらに2度350円と言い、さらに57分55秒頃
浜村氏:長いこと、1ドル350円の時代があったわけなんです。
そして、58分25秒頃
浜村氏:例えば1ドル360円の時代ならね、
浜村氏の少年時代から40歳直前までずっと1ドルは360円だったわけなんですが、75歳にもなると、その記憶がある日突然入れ替わったりするんでしょう。そして話しているうちにまた正しい記憶が戻ってきたりするんでしょう。
エアチェック2010年8月12日放送分・1時間00分30秒頃・L3 また同じ出鱈目話(プラザ合意)
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
浜村氏:実はね、1ドル360円にしようという固定相場はね、何の根拠もなかったらしいんです。だいたいこのへんやろなあと、アメリカ・ニューヨークの、ホテルプラザに世界の国々の偉いさんが集まってね、相談して、何の根拠もなしに、1ドル360円くらいにしようと、決めたんやそうですよ。
前述( ストリーミング放送2009年11月18日分・47分40秒頃・L3 出鱈目話(プラザ合意))の出鱈目話の短縮版です。
酷い出鱈目話を繰り返すということに、いかに浜村氏がアンタッチャブルな存在で、ディレクターが無責任を決め込んでいるかが示されています。
エアチェック2010年8月13日放送分・04分00秒頃・L2 沢村栄治が左利きだと
(「左利きの日」の話題で)
浜村氏:ところが、真紀ちゃん、むかしむかし、巨人軍に沢村投手という名ピッチャーおりました。この人が左利きです。
沢村栄治と言うと右投げの投球フォームを写した写真が有名です。なんでまた左利きだなんて言い出んでしょうか。もし、浜村氏があの右投げの投球フォームの写真を左投げの投球だと間違って記憶しているのだとしたら、映画評論家としての資質にも問題があるかもしれません。
沢村栄治は右投げ左打ちです。左利きという情報は皆無なのでまず右利きで間違いないでしょう。右利き、右投げ、左打ちです。
エアチェック2010年8月13日放送分・30分45秒頃・L1 正確に言うと間違い(蜂須賀小六は大名に取り立てられて)
(阿波踊りの話題で)
浜村氏:で、最後は、蜂須賀、小六は、大名に取り立てられまして、
アシスタント:へー、すごいですね。
浜村氏:そうなんです。そして、秀吉の天下も終わってね、徳川の天下になった時、阿波の徳島の殿さんとしてやってきたんです。
蜂須賀正勝(小六の本名)は大名に任ぜられることを辞退しましたので、実際に大名となったのは息子の家政です。また、蜂須賀家政が阿波に叙任したのは秀吉の時代のことです。
エアチェック2010年8月16日放送分・13分05秒頃・L0 無免許で起きた事故なのに何の断りもなしに免許を持っている人を非難
(三豊市の無免許水上バイクの事故の話題で)
浜村氏:もう、あほなことはやめてもらいたいというのはね、水上バイクにしてもそらみんな好きでやってる人は言い分あると思いますけどね、少なくとも人が泳いでる場所でね、
アシスタント:そうですわ。海水浴場でしょ。沢山の人が泳いでんねからね。
浜村氏:そこをばぁーと水上バイクで走るてなことはね、常識から考えても危ないです。
アシスタント:ほんとやね。
浜村氏:わたくしの知ってるうちのお子さんも、大怪我を、
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:琵琶湖で、
アシスタント:あらら。
浜村氏:水上バイクによって大怪我、負いました。そいうことあるんですからね、まして無免許で運転するて無茶です。
話の展開がちょっとおかしいとの指摘です。
この話しぶりでは免許を持っている人も包括して非難する形になっています。免許を持っている水上バイクの愛好者がこの話を聴くと、とばっちりで非難を受けたと感じるでしょう。
免許を持っていてもマナーの悪い人がいるのかもしれませんし、無免許の人が免許取得者から水上バイクを借りて事故を起こすケースもあるかもしれません。その場合は貸した方にも責任がありますが、少なくとも今回は無免許運転で事故が起きたとだけ報じられているケースです。この話題の中で免許を持っている人も一緒に非難するには、何らかの宣言をするなり、断りを入れる等して「とばっちりと思われるのを覚悟の上で敢えてちゃんと免許を持っている人も対象に加えて非難しまっせ」ということを明確にする必要が、本来(普通)は、あります。そうしないと理屈の通らない話をする人と思われます。
エアチェック2010年8月16日放送分・15分00秒頃・L2 論理的な思考がまるで働いていない
(度胸試し飛び込みスポットで男性死亡の話題でチキンレースの説明)
浜村氏:早い目に飛び降りた奴はね、チキン言われるんです。
アシスタント:へえぇ、チキンて、あの、とりのチキン?
浜村氏:小鳥ですね。雛鳥ですね。
この場合の「チキン」に小鳥や雛鳥という意味は全くありません。鶏は成鳥になっても臆病者だと思われているから“こそ”臆病者の代名詞として使われるのです。浜村氏は言葉の意味を一つ覚える際にもまるでチェックが働かない人のようです。
エアチェック2010年8月16日放送分・28分45秒頃・L1 単純な間違い
(ブラジル・ジャングルマラソンの話題で)
浜村氏:こら(これは)2本映画になったんですね。丁度500年目を記念して。キャサリン・せた・ジョーンスなんか出ましたけどね。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズです。
エアチェック2010年8月16日放送分・30分00秒頃・L2 その知識にほんまに自信があったんかいな?
(ブラジル・ジャングルマラソンの話題で)
浜村氏:アメリカ大陸発見ってみんな言いますが、これは嘘です。アメリカ大陸へたどりつついける島影が見えたんですね。エル・サルバドルとかね。
エル・サルバドルは中米の太平洋側に位置する国です。コロンブスが命名したことで有名な西インド諸島には含まれません。
エアチェック2010年8月16日放送分・37分50秒頃・L1 ブラジルをアフリカ大陸と
(ブラジル・ジャングルマラソンの話題で)
浜村氏:もういっそのこと、アフリカのジャングルへ行って、ワニやらピューマやら、ジャガー、蛇ちゃんと戦いながら走ると。
かなり長々とブラジルのことを話した後なのにアフリカだと間違いました。推定ですが浜村氏は、南アメリカや南米なんて言葉は日頃滅多に口に出す機会がないこともあって、ジャングルと言えばアフリカだとつい反射的に話してしまうのでしょう。
エアチェック2010年8月16日放送分・52分15秒頃・L2 なんと75歳なのに玉砕の意味を正しく理解しておらず誤説明
浜村氏:この頃に、この部隊の中でね、一時「全て、一人残らず、自殺しよか」と。「ここまで攻められたら、戦いようがない」と。「防ぎようがない」。で、この頃また日本の軍隊は綺麗な言葉考えだしてね、まっマスコミが最初に考えたんちゃうかと思うんですが、「玉砕」という言葉を使った。これはもうあやちゃんも真理ちゃんも、字も思い浮かばないでしょう?
ありがとう娘:玉が砕くー。
浜村氏:あっ、よう知ってるな。君、歳ごましかてるやろ、ほんまは。ほんまは52歳ちゃうか。
アシスタント:なんでやねん。
浜村氏:玉となって砕ける。玉砕と言うたんですね。で、全員総自殺ですよ。これ、部隊の中で、いっ、「逃げて逃げて生き延びようか、玉砕しようか」と、議論が戦わされた時に、野村さんは、「冗談じゃない、最後の最後まで命を簡単に捨てる気はない」。こう思いました。
この話しぶりでは玉砕の意味を知らない聴取者を誤解させます。玉砕はとくに自殺を意味する言葉ではありません。
玉砕は正しくは全滅≒全員死亡(※)という意味です。
※ とはいっても玉砕で本当に全員が死亡することはまずなく、玉砕と言われた戦場でも大抵の場合捕虜になって生きながらえている人が少数います。
出典元記事の「玉砕を巡って激しい議論も」を意訳すると「総攻撃をかけようか(そうすればもちろん全員死ぬだろう)。あるいは攻撃はやめて山中に逃げこもうか」との意味です。「総攻撃」→「(結果的に)全員死ぬ」≒「(結果的に)全滅する」=「玉砕」という論法です。浜村氏は「逃げようか、全員総自殺しようか」と解釈したようですがこれは誤りです。
長い人生の間に玉砕を扱った話もかなり読み聞きしてきたと思います。なのに現実にこのように誤解してしまっているということには唖然とします。確かに様々な文章の中には「玉砕」という言葉が使われている箇所を「総自殺」に言い換えてもなお文章が成立しえる場合もあります。浜村氏はそこにはまってしまって誤解したのでしょうが、「軍人全員が敵を攻めずに、ただ自殺の道を選ぶだろうか。いや、どうせ死ぬなら一人でも多くの敵を殺した上で死にたいと考えるのは当然ではないか」と、ちょっと考えるだけで「全員総自殺」の筈はないと気づきます。「万事」とまでは言いませんが、このように浜村氏は少しでも間違いやすい箇所は「尽く」と言っていい程簡単に、高い頻度で誤解します。浜村氏はニュース解説者に最も不適格なタイプの人物だと思います。浜村氏自身が最も解説者によって助けられなくてはいけない人物なのに、そんな人物にニュース解説をやらせているMBSには「エエ加減にせえよ」と言いたくなります。
世の中で最もニュース解説に不向きなタイプの人が解説をやっているのですから日々出鱈目を垂れ流すのも当然と言えるでしょう。
浜村氏が日頃不適切な言い変えを連発する等、特異な言語感覚を披露するのは、あらゆる言葉を人並みに理解していない(理解できない)ことが原因なのでしょう。浜村話術そのものが浜村氏の持つ欠点の裏返しなのでしょう。
エアチェック2010年8月16日放送分・56分45秒頃・L2 また決めつけ
(「民主党 全閣僚、靖国参拝せず」の話題で)
浜村氏:菅総理大臣はね、昔からです。
アシスタント:前から?
浜村氏:もう市民運動やってる頃から、「君が代嫌い、国旗嫌い、やす…とんでもない。なんで靖国神社へ参りにいかなあかんねん」いう思想の持ち主ですからね、
前述( エアチェック2010年8月4日放送分・57分00秒頃・L3 未確定なのに決めつけ)と同じく決めつけです。放送は新聞とは異なる基準を持つ必要があることを強く認識する必要があります。ディレクターも浜村氏も。
エアチェック2010年8月17日放送分・33分40秒頃・L1 簡単な言い間違い
(映画「あしたのジョー」の話題で)
浜村氏:で、この映画を撮影するにあたって、ヤマピーも、それから、いせたに君も、「体重落とせ」と。
浜村氏はいつもは「いせや」と言っています。なのに自分ですぐに訂正できないのは不思議です。
エアチェック2010年8月18日放送分・27分00秒頃・L2 プレスリーの兄の名前がアーロンだと
(王貞治の母死去の話題で)
浜村氏:プレスリーも双子やったんです。ただ男同士の、双子ちゃんです。で、お兄ちゃんのあろん・プレスリーは、早くに亡くなりました。その時に、プレスリー、つまりぷうさんのお母さんはね、
本心から兄の名前がアーロンだと誤って思い込んでいると良心的に受け取ることも可能ですが、より確率が高いのは「テキトーにしゃべっとこ」という聴取者を舐めきった態度の表れでしょう。「エルヴィス・アーロン・プレスリー」という記述は過去に何度も目にしたでしょうし、過去に外部から「プレスリーの兄の名前はアーロン」だとの誤った情報が入ってきた可能性はまずないでしょうから。
エアチェック2010年8月18日放送分・1時間01分00秒頃・L2 自分の感想を記事に書いてあることのように話した
(1時間を過ぎているのでストリーミンング放送はされない)
浜村氏:で、中国政府はね、中国政府は、ずーっと、「沖縄は、日本の領土や」と、思うております。今も。そやけれども、昔は中国の領土やったと言われるとね、「それもそうやな、ほな返してもらおうか」と、こういうことになるんだそうです。
アシスタント:ほんまかいな。
浜村氏:はあ。
太線部に関係する出典元の8月18日の毎日新聞の記事の一部を抜き出します。
上里賢一・琉球大名誉教授(中国文学)は「徐教授は過激な反日派ではないのに、こうした議論を展開している。中国政府も、中国共産党も、公式見解と異なる主張を黙認しているのが怖い」と話す。 |
正確に把握して頂くには記事全文を読んで頂く必要があるでしょう。しかし間違いなく浜村氏はこの部分に対する自らの単なる感想を、さも記事に載っているかのごとく話しています。
ここ( エアチェック2010年7月29日放送分・00分55秒頃・L1 論理的思考能力ゼロ)で、「浜村氏は『何故かと言うと』という言葉を使わない方がいい」と書きましたが、さらに「こういうことになるんだそうです」も使わない方がいいと思います。浜村氏がこの2つの言葉を使う場合は話がおかしいケースが多いと思います。
月〜水のアシスタントの桜井さんはこの話がおかしいことに気づいて速攻で不満を漏らしています。
エアチェック2010年8月19日放送分・51分10秒頃・L2 出鱈目テキトーしゃべり(連合国側と枢軸国側とを混同)
(TBS開局60周年ドラマの話題で)
浜村氏:に、日本人の息子ばっかりですわ。別名二世部隊と呼ばれてね。一番戦闘の激しかった、イタリア戦線へ送られたんです。殆ど帰って来なかったですね。うちに、それを映画にした、「二世部隊」というビデオテープありますけれどもね、殆ど帰って来なかったですね。「でも、我々は、親は日本人やけど、生まれたんはアメリカや」と。「だからアメリカへ忠誠を尽くすんだ」ゆって、自ら軍隊へ入って行ったんです。すると、ヨーロッパ戦線の中で、あのー「ひまわり」というソフィア・ローレンの映画でも描かれました、イタリア戦線へ送られましてね、イタリアとかウクライナとかへ送られたんでしょう。で、もう、他のアメリカの軍隊が引き上げた後始末、これがね、しんがり部隊と言うて、一番難しいんですよ。
殆どの人は説明するまでもなくこの話が出鱈目なテキトー話だと気付くと思います。日系二世部隊の説明としても出鱈目だし、映画「ひまわり」の説明としても出鱈目になっています。
エアチェック2010年8月19日放送分・54分30秒頃・L1 単純な間違い
(TBS開局60周年ドラマの話題で)
浜村氏:6日間に渡って放送するというんですがね、……
単純な間違いには違いないと思いますが、5と書いてあるところをわざわざ6と読んだわけで、珍しい間違いと言えるでしょう。
エアチェック2010年8月19日放送分・54分10秒頃・L2 古畑任三郎でイチローがSMAPと共演と
(TBS開局60周年ドラマの話題で)
浜村氏:というのは、イチローはかつて、スマップと一緒にドラマ撮ってますよね。
アシスタント:はい。
浜村氏:これがよく出来てる。三谷幸喜さんの原作でね、テンポが速いし、実に面白い。これが2006年です。古畑任三郎FIANLというね、スペシャルドラマに出てます。ところが私も驚いた。芝居出来るんですね。
浜村氏はほんとに自分でチェックができない人です。記憶力が弱くてもチェックすれば間違いは防げる筈です。
また木・金のアシスタントは浜村氏に「ますよね」と問われた際にいつもほぼ盲目的に「はい」と答えています。この姿勢はやめるべきです。自信がなければ肯定すべきではありません。月〜水のアシスタントの姿勢を見習うべきです。
エアチェック2010年8月20日放送分・04分25秒頃・L1 ふるたて
(高校野球の話題で)
浜村氏:伊藤さんの伊、それから知る、で、伊知郎で、これ、あのー、テレビの報道ステーションやっている、ふるたてさんもおんなじ字書きませんか。
どう少なく見積もっても今までに数十回は「ふるたち」と耳にする機会があったでしょう。
エアチェック2010年8月20日放送分・40分55秒頃・L2 不適切な言い変えのせいで矛盾した説明
(大阪府民共済・前理事長の退職金の話題で)
浜村氏:この、松本、前理事長の退職金、2億5千万円を決めるにあたってね、加入者の代表の会議、理事会、一切開かれてない。で、これが法律違反になるわけです。で、理事会の方はね、開かれたらしいんですが、おっさんが「こうする」言うたら「はいー」言うて、みんな反対できなかったそうです。しかもその席上でおっさんが、「わしは、退職金2億5千万円貰うぞ」って、金額言わないんです。「わしの退職金はわしで決める」。これ反対すべきでしょ。
「加入者の代表の会議、理事会、一切開かれてない」と言っておきながら「理事会の方はね、開かれたらしいんですが」と矛盾した話を展開しています。この矛盾は浜村氏が出典元記事での「総代会」という言葉を「加入者の代表の会議、理事会」と不適切に言い変えたことが原因です。前述( エアチェック2010年6月14日放送分・34分15秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星))のように浜村氏自身では容易に間違いに気付けないタイプの不適切な言い変えもありますが、このケースは自分で自分の言い変えの不適切さに絶対に気付かないといけない筈です。この記事の中で「理事会」とは相対する意味で使われている「総代会」を「理事会」と言い変えてしまっては、相対する言葉がどちらも「理事会」になってしまい、後の自らの説明が行き詰り、聴取者に混乱を齎すことは明らかで、それに浜村氏自身が気付くことは十分可能だった筈です。普通はこうした状況になると「『理事会』と『理事会』でかぶってしまった。失敗した。言い直そう」と思う筈です。何の言い直しもせずに矛盾した話をそのまま展開してしまう浜村氏の態度はかなり異常と言えます。
42分00秒頃からも、
浜村氏:で、たとえば理事の退職金を決めるについては、この、「大阪府民共済に入っているお客さん達の、代表と、理事達が集まって会議で決めなさい」と、消費生活協同組合法によって決められてるんですね。なんぼワンマンやから言うて、おっさん勝手に決めたらいかんのですよ。
と、出典元記事での「総代会」を「お客さん達の、代表と、理事達が集まって会議」と言い変え、「総代会」という言葉を完全に消し去ってしまっています。以前にも書きましたが耳慣れない言葉を教えるのも放送局の役割です。浜村氏が大切なキーワードを故意に消し去ってしまうと、聴取者が新聞を読む際にハンディとなってしまいます。浜村氏の行為は馬鹿げています。
エアチェック2010年8月20日放送分・56分45秒頃・L2 記憶力不足
(ストリーミング放送ではカットされた)
(エコポイント延長検討の話題で)
浜村氏:それから車買おても、エコポイントいうものがついて、お金が返ってきますね。
「エコカー減税」と「エコカー補助金」という言葉を何度目にしても記憶に残らないようです。
エアチェック2010年8月20日放送分・57分45秒頃・L3 解説をする遥か以前(のレベル)
(ストリーミング放送ではカットされた)
(エコポイント延長検討の話題で)
浜村氏:お上のやることやから間違い多いんですね。一番。
アシスタント:はぁー実は。
浜村氏:例えば高速道路なんか一部無料にしたでしょ。日によって。ところがそれによってね、バスの会社なんか打撃受けたんですよ。だからその打撃を、「政府に保証して貰いたい」と。
アシスタント:まっそうなってきますわね。
浜村氏:政府も、「わかりました。ほなあのー、そん、損害の部分を保証しましょう」。ごっつい金額です。これ。何やってるのかさっぱり、逆効果みたいなもんですね。そういうことがあったりね、このエコポイントも、逆効果にならないように、お願いしたいと思います。
浜村氏がここで言っていることの実質的な中身は「どこかに悪影響が生じたらその政策は駄目な政策だ」ということです。本ページでは様々な浜村氏の話のおかしな点を取り上げていますが、わたし的にはこの場面が最も浜村氏の思考能力の低さを表わしていると思います。負の作用の生じない政策などまず有り得ないのが現実です。一見ないように見えても誰かが粗探しをすればどこかに必ず何らかの負の作用はあります。それを前提に政策の優劣を論議するべきなのです。浜村氏の話は事実上「政策や政治家はいらない。前例踏襲するだけの官僚だけで国はやっていける」と言っているのと同じです。しかし浜村氏自身は自分の話している内容にこうした意味があると全く気づいていないでしょう。浜村氏は政策の優劣を論じる遥か以前のレベルにあります。
フリートークでこんなレベルの低い話をする人がまともなニュース解説が出来るわけがありません。 MBSは最もニュース解説をさせてはならないレベルの人物にニュース解説をさせてしまっているのです。
あともちろん、高速道路の一部無料化(高 速道路無料化社会実験)は「土日祝のみ」等の限定ではありません。「日によって」は間違いです。限定にすると交通や物流の社会実験にならないことは少し考えればわかる話です。しかし浜村氏の実状はそのようなチェックがおこなえるレベルには遥か遠く、期間限定の社会実験ということすら全く認識できていないでしょう。
浜村氏の日々の放送中のおかしな箇所はストリーミング放送上では多少はカットされているので、この番組のディレクター陣も多少は放送内容を問題視していることがわかります。しかしストリーミング放送で一部をカットしてもAM放送では何の措置も取られていません。本来やるべきことは、「浜村氏を降板させる」か「浜村氏を起用し続けるなかでAMの放送内容を改善する」かのどちらかの筈です。降板させられないなら「AMの放送内容を改善する」以外に道はありません。当然本人にも直接向きあうことが必要となるでしょう。
エアチェック2010年8月20日放送分・1時間01分05秒頃・L3 歳費返納の対象が本来は全議員だと誤解説
(1時間以内の部分も含めてストリーミング放送ではカットされた)
(国会議員の歳費返納の話題で)
浜村氏:ただ、全議員と違うんですよ。59人ですからね。他の人々は、貰ろおて、当たり前やと。月給という以上、月給や、たとえ1日しか出勤しなくても、月給は、月の給料やから。
この話題は58分20秒頃から始まりましたが、全ての話をチェックした結果においても明らかに浜村氏は、対象が「新人議員もしくは返り咲き議員に限る」ということに気づいていません。抽出した箇所はそれを端的に表しています。
さらに1時間01分45秒頃にも、
浜村氏:まっ、この考えはほんとは全議員に広まるべきなんですけども。
だいたいにおいて浜村氏は「間違い易い話をかなり高い確率で間違えてしまう」傾向にあると思います。ニュース解説者としては最も不適格なタイプです。
エアチェック2010年8月23日放送分・12分15秒頃・L2 人頭税を明治政府が導入したと
浜村氏:沖縄というところは、何もわたくしが言わんでも、誰でもご存知、歴史をずーっと見ると一貫して悲劇の島ですよね。で、例えば、まあ、初め中国に支配され、せきがわらの戦いが終わってから日本に、徳川幕府に支配され、直接には、薩摩島津藩が、支配したんですが、所詮は徳川幕府、江戸幕府に支配され、ずーっとそんな時代が続いて、やっと明治、近代政府が出来たら、また沖縄に酷い政治やるんですね。とにかく税金でもね、にんとうぜい、あるいはじんとうぜいと言いましてね、人がそこにおるだけで税金取ります。
アシスタント:えーっ、働いてへんとか?
浜村氏:まあややこ、パプパプ、
アシスタント:産まれたての子?
浜村氏:そういうことなんです。パプパプ言うてる赤ちゃんでも税金かかるんです。
浜村氏のこの話し方では人頭税が明治政府になってから初めて導入されたと解釈するのが妥当(通常の日本語の解釈)です。浜村氏はそう誤解している可能性が高いと思われます。これまたちょっと考えるだけでそんな筈はないと気がつく問題です。正しく伝える為には人頭税がいつ設けられたかをきちんと説明する必要があります。
あと、せきがわら。説明は略。
エアチェック2010年8月23日放送分・25分45秒頃・L2 記事の中身をまともに伝えられず、間違いだらけ
(ストリーミング放送ではカットされた)
浜村氏:いま、これ産経新聞の記事ですよ、車、買いますと、エコ減税というものありますね。
アシスタント:あっ、ようコマーシャルでもやってます。ゆうてます。
浜村氏:やってます。まっ、電化製品もそうですよ。ただ、車に限って産経新聞が書きましたのはね、たとえば、車の燃費、なんかでも、一定の性能、環境のよろしい、性能を備えた車は、たとえば、10万円の補助があるとか、それから、登録して13年以上経った車を、廃車にして買い替える場合は、25万円の補助があるとか、そういうね、エコカー減税と、うまくこの補助とを、併用すると、ちょいとお得になるんですね。
アシスタント:ああ、そうなんでしょうね。
浜村氏:これで桜井さん、車が売れた売れた売れた。
アシスタント:そうらしいですね。
浜村氏:はあ。ところが10月で終わり。すると反動が来るんじゃないかと。
アシスタント:ああそうか。早いこと今のうちに買おといて、んでそれ以降はどうなんにゃろね。
浜村氏:「エコカー減税とか、補助金なんかがあるうちに買いましょう」でしょう。
アシスタント:そらー、どうせ買うんやったらそうします。
浜村氏:それが10月で終わってしまうと、もう反動が来ますね。「買い控えようか」と。あるいは「もうこないだ買おたとこや」と。そうなりますね。
アバウト過ぎます。新聞記事を目の前にして話してる筈やのに何でこんなに間違いだらけやねん!浜村氏は自分の言葉で記事の内容を聴取者に正しく伝える能力に欠けることは明らかなのですから記事をそのまま読むべきです。
太線部の誤りを順番に説明していきます。
● 「エコ減税」という言葉は一般にはありません。世間に実在するキーワードは「エコポイント」、「エコカー減税」、「エコカー補助金」です。車の場合に関係するのは「エコカー減税」と「エコカー補助金」です。
● 電化製品に関係するのは「エコポイント」です。
● 「そういうね、エコカー減税」と、浜村氏は「エコカー減税」の説明をしたつもりのようですが、実際におこなったのは「エコカー補助金」の説明のみです。
● 日本語で「10月で終わり」と言うと、「10月までは実施」という意味になります。しかし「エコカー補助金」は今のところ9月までの予定ですから「今のところ9月で終わり」との表現が妥当です。もちろん一般にそう報じられています。出典元記事でも「9月末の終了を控え」と記述されています。
● エコカー減税は9月が期限ではありません。
一つだけ、多少なりとも浜村氏に同情すべき点を挙げると、この記事の冒頭部に「政府のエコカー購入補助制度が終了する10月以降、」との記述があることです。しかしこれは「終了した後の10月以降」を省略したものであることは新聞をある程度読みなれた人ならすぐにわかることです。この記述を見つけると確認の為に「9月末で終了」等の記述がどこかにないか探しにかかるのが新聞を読みなれた人の普通の行動です。浜村氏は長年新聞記事の解説を仕事にしておきながら全くそのレベルに達していないようです。呆れるほどの学習能力の低さです。
あと、レベル0ですが「買い控え」という言葉は一般的にこのような場合に使う言葉ではありません。浜村氏がこのような使い方をすると聴取者が新聞等を読んだ際、「買い控え」という言葉を見つけても、その示す意味を「素早く」、「正しく」捉えられなくなる悪影響が及ぶ可能性があります。裏を返せば、浜村氏自身には新聞記事等を「素早く」、「正しく」捉える能力がない為にこのような誤用をおこなってしまうのでしょう。
エアチェック2010年8月24日放送分・37分40秒頃・L2 年月を取り違え(ショーケンの結婚・離婚)
(梨本勝死去の話題で)
浜村氏:1984年の3月、ショーケンがいしだあゆみちゃんといっしょに暮らし始めた。
「1984年3月」は明らかに間違いです。萩原健一が1983年に大麻で逮捕された際にいしだあゆみは「妻」として注目されているわけですから。多分別れた年月と取り違えているのでしょう。計算がまるで出来ない浜村氏はこのような場合のチェックがまるでおこなえないのでしょう。
それから、浜村氏はつい先日も含めて複数回「ショーケンといしだあゆみは婚姻届を提出していなかった」と自叙伝を元に話していますが、事実としてはこれは高い確度で誤りのようです。このまま話を繰り返せば、いしだあゆみ側の名誉を毀損し続ける可能性がありますから、スタッフははっきりと浜村氏にこのことを伝えるべきです。まあ、スタッフはこんな様子( エアチェック2010年8月10日放送分・36分10秒頃・L3 またやらかす(名古屋闇サイト殺人事件))ですから、あまり期待できません。
エアチェック2010年8月24日放送分・46分05秒頃・L1 また故意に用語を完全消去(総代会)
(大阪府民共済・前理事長の退職金の話題で)
浜村氏:さらに、ここに入っている一般のお客さんですね、お客さんの代表も集まって、会議開いて決めないかんのに、
前述( エアチェック2010年8月20日放送分・40分55秒頃・L2 不適切な言い変えのせいで矛盾した説明)と同じく、総代会という言葉を完全に消しさりました。世の中にメディアは「ありがとう浜村淳です」だけ存在するのではありません。他では「総代会」という言葉を使っているのですからそれに合わせて使うようにしないと聴取者を取り残すことになります。
エアチェック2010年8月24日放送分・50分40秒頃・L1 下手な説明(外国人外国人研修制度)
(外国人研修生:日本の受け入れ団体前理事長、「1人20万円」裏手数料の話題で)
浜村氏:技術的にもね、中国の軍事技術、軍隊が持ってる技術なんてね、ひょっとしたら日本、日本・アメリカを抜いてんのちゃうかと思うんですが。
アシスタント:あっらー、そうですか。
浜村氏:まあしかしながら、今、今はまだ、中国からね、3年間日本で勉強してくれと。で、実習生と、それから研修生と、ふた種類に分けて、受け入れてはります。で、3年の内、1年目は研修生なんです。お勉強中という意味ですね。この人々にはね、労働法という法律は、あてはまらないんです。もっ「自由に勉強してくれ」と。
アシスタント:ああ、勉強中。
浜村氏:えっ、もっ時間もね、それから、勤める時間ですよ。「行動も自由にやってくれ」と。最初の1年目。だから、研修生と言うんです。で、2年目と、3年目の人は、今度は実習生と言いまして、「技術を実際に学んでくれ」。と、2年目と3年目の人には、働くについては、労働法というものがあてはまります。たとえば、一日九時間労働とか、昼休みはちゃんと何時間かもうけるとか、そういうふうにね、決められてるんです。で、1年目は非常に楽なんですね。ところがね、1年目の実習生にまで、「残業やれ」という会社が結構あるんですってね。
アシスタント:ああ、あかんのでしょ?
浜村氏:あかんのです。ええ。2年目、3年目からはいいんですけれどもね。そこでね、今年の7月、制度が変わった。ついこないだ。先月制度が変わりましてね、1年目も2年目も区別しない。もう、3年間丸々、実習生として、研修生という立場を消すんです。技術を学ぶ実習生として、「3年間日本で勉強してくれ、働いてくれ」と。
全体を通して言えることは、浜村氏は「労働法令が適用されることの意味」を正しく(全くとは言いませんが)理解できていないのでしょう。その為に聴取者に下手な説明をおこなっています。話の「スジ」というものが通っていません。こんな感じなら記事をそのまま読んだ方が明らかにましでした。
「自由に勉強してくれ」の箇所は労働法令の説明中という、それまでの流れに沿うと「労働力として扱われない」ことを強調しなくてはらならない場面です。「(労働法は適用されません。)まだいろんなことに慣れてないから『労働力としては扱うことが出来ない』ということなんです。その代わりもちろん残業なんかやらせたら絶対あきません」等と説明すべき場面です。「行動も自由にやってくれ」の箇所も同じことが言えます。
「技術を実際に学んでくれ」の箇所は、本来は「労働力として扱われる」ことを強調しなくてはならない場面です。「実際に働き手として雇い主に貢献しながら、技術を上達させていってくれ」等と説明すべき画面です。「技術を学ぶ実習生」の箇所もほぼ同じことが言えます。
それから、「ふた種類に分けて、受け入れてはります」。これは「受け入れ時点で2種類に分けられている」という意味に通常受け取れますから、不適切な説明です。
それと、言うまでもないことですが、「適用される」を「あてはまる」という言葉に言い変えることは好ましくありません。「労働法が適用される」というフレーズで人々は意味を正しく理解するのです。「労働法があてはまる」では意味が曖昧になっています。さらに単に言葉を入れ変えるだけではなく態まで変えてしまっていることは尚更好ましくありません。
あと、本題からは外れますが、「中国の軍事技術が日本・アメリカと並び立つレベル」だと主張する人はあまりいません。この話の「軍事技術」の箇所を「軍事力」とか「軍事予算」に置き換えれば、実際の優劣は別にして、よく使われるフレーズになります。前振りが長くなりましたが、要するにここは浜村氏の特異な言語感覚の表れだと思います。浜村氏にとっては「軍事力」と「軍事技術」は「おんなじ意味やん」ということなのでしょう。
エアチェック2010年8月25日放送分・12分35秒頃・L1 何故か間違う(あおぎ区)
浜村氏:その、静岡市、あおぎ区に、静岡ホビーフェアという催しがあって、既にもう50万人を突破する入場者です。
先日来浜村氏は何度も「三つ葉葵」という言葉を発しているのにこれはどうしたことでしょう。
エアチェック2010年8月25日放送分・28分00秒頃・L2 不適切な言い変え連発
(桑田佳祐退院の話題で)
浜村氏:ただね、デイリースポーツが詳しく書いてますが、これ、僕も初めて聞きましたが、腹腔鏡という鏡を利用しての手術でね、これが一番新しい、最新の手術なんですって。どういうことをやるかと言いますとね、お腹の中を、鏡入れて、内視鏡という、うちらをみると書きますね、内視鏡という鏡をお腹の中へ入れましてね、そうしてその鏡を視ながら、この鏡は直径1センチやそうです。小さなもんです。この鏡を視ながら、手術を致します。で、おへその下をね、3センチ程、切り開くそうです。あ痛、考えただけで痛いわ。
アシスタント:そんなんあんた、別に、そのまま切り開くわけやないで。
浜村氏:そらまあ、そやけど。
アシスタント:一応麻酔とか全部やって…。
浜村氏:…当たり前やけど。
アシスタント:そらやってくれはります。
浜村氏:やってくれはりますけどね。
アシスタント:でも昔の食道癌とかやったらもっともうばーっと切らなあかんかったでしょ。
浜村氏:恐らくそうだと思います。
アシスタント:ほた3センチで済むんやから、大した…。
浜村氏:そう、お腹の下を3センチ前後切り開いてね、お腹の中へね、炭酸ガス入れまんにゃ。
アシスタント:炭酸ガス。へーっ。
浜村氏:そうです。大阪ガスは入れませんにゃ。
アシスタント:大阪ガス入れてどな…。
浜村氏:炭酸ガスを入れてね、ぷーっと膨らませるんだそうですね。
アシスタント:ああ、そうですか。お腹をね。
浜村氏:もう、ポンポコたぬきみたいにしましてね、そらからこの、腹腔鏡という、直径1センチ程の鏡を入れて、鏡に映ったお腹の中の模様を、側においたモニターテレビに映します。
アシスタント:ああこれすごいですね。
浜村氏:今の時代ですね。そうして、手術をしていくわけなんです。あと鉗子という、細い器具を使用してね、まあ、手術をおこないますが、この方法ですと、傷口が小さい。それから、手術の後の痛みも少ない。こういうことやそうです。で、これは、外科手術の歴史において、腹腔鏡という鏡を使う手術は、一番大きく、一番新しい技術やそうですね。
これまたかなり唖然とする不適切な言い変えです。もし全く内視鏡を見たことがなくても、それが「パイプ状」のものであることは文脈から容易に推定できる筈です。それをいくら言葉の末尾が「鏡」だからといって「鏡」と表現することは、相当にに不適切な言い変えです。
文脈から推定される外見以外にもチェックが働いて然るべきです。望遠鏡、双眼鏡、眼鏡、全て言葉の末尾は「鏡」ですが実際には鏡ではありません。今回の不適切な言い変えはまともなニュース解説者なら脳内で視覚的におよび言語的にチェックをおこなって簡単に「不適切」だと気づける筈です。
浜村氏は自分の身の程を知るべきです。「言い換える」という行為をまともにおこなう為にはそれ相応の「チェック能力」が必要ですが、浜村氏は全くもってその能力を持ちあわせていません。加えて「誤った言い変えをおこなうと聴取者に迷惑がかかる(不利益を齎す)」ことへの抵抗感をまるで持っていません。「知らないものは絶対に言い変えない」ことを徹底すべきです。
あと、「これ、僕も初めて聞きましたが」は記憶力の相当な低さを示しています。王貞治氏の胃癌手術の際に浜村氏は自ら数えきれないほど「腹腔鏡」という言葉を放送中で話しています。
エアチェック2010年8月25日放送分・41分40秒頃・L1 二次災害の解説
(チリ落盤事故の話題で)
浜村氏:この辺が地盤が弱いんですね。だから落盤したんですね。すると、助けに行った、ドリルで掘ってる人まで、二次災害に襲われる恐れがありますからね、思い切った活動出来ないんだそうです。
記事中の「二次災害」を勝手に不適切に解説しています。浜村氏は「二次災害」とは「救助側が新たな災害に巻き込まれること」だけだと思い込んでいるようです。このケースでの二次災害として第一に危惧されているのは、「救助の為の掘削作業の影響によって新たな落盤が起き、そこに地下に残されている労働者が巻き込まれること」です。このような誤りは脳内でチェックをおこなえば簡単に回避できるものです。いつもながら浜村氏の頭の回転の鈍さは呆れる程です。明らかにニュース解説者には不向きです。
浜村氏は一般人が少し誤解し易い箇所、ニュース解説者が「ここは間違い易いところですから、気を付けて下さい」と注意を喚起しなければならないような箇所を「尽く」という言葉がぴったりとはまるほど高頻度で誤解します。
浜村氏が“見事に”誤解した例
※ ここには“わりかし”誤解の概要を理解し易いものだけをピックアップしました。あまりにも出鱈目で常人では有り得ないような滅茶苦茶な誤解をした例は全て除いてあります。まともなニュース解説者なら「リスナーの皆さん、ここは間違え易いから注意して下さい」等と、「リスナーが誤解し易い箇所」を先回りして適切に解説します。以下にはそのようなケースに該当する「誤解し易い箇所」を、浜村氏がニュース解説をする立場でありながら“ものの見事に”誤解した例を挙げています。
(参照: ストリーミング放送2009年1月21日分・12分50秒頃・L4 被害者・遺族に対して酷い名誉毀損(名古屋闇サイト殺人事件))
(参照: ストリーミング放送2009年2月12日分・05分55秒頃・L4 人違いして無関係の人を何度も容疑者と(秋本久雄の結婚詐欺))
(参照: ストリーミング放送2009年10月13日分・20分05秒頃・L2 誤解(最低年俸))
(参照: ストリーミング放送2009年10月22日分・12分30秒頃・L0 意図を取り違え)
(参照: ストリーミング放送2009年12月22日分・42分10秒頃・L3 解説が真逆(呼吸器外し事件))
(参照: ストリーミング放送2009年12月23日分・46分10秒頃・L3 説明が逆(1ヶ月ルール))
(参照: ストリーミング放送2010年3月29日分・03分40秒頃・L2 んなわけない(ブログで有名になったと))
(参照: ストリーミング放送2010年3月29日分・05分00秒頃・L2 誤解のオンパレード)
(参照:エアチェック2010年5月19日放送分・55分20秒頃・L2 基本的な誤解(口蹄疫))
(参照: エアチェック2010年5月19日放送分・56分20秒頃・L3 誤解+勝手な付け足し(口蹄疫))
(参照: エアチェック2010年5月21日放送分・19分35秒頃・L3 口蹄疫ワクチン接種の目的)
(参照:エアチェック2010年5月25日放送分・53分15秒頃・L2 49頭の中に忠富士)
(参照: エアチェック2010年5月25日放送分・58分15秒頃・L3 口蹄疫ワクチン接種の目的)
(参照: エアチェック2010年6月1日放送分・21分25秒頃・L1 保険を理解していない)
(参照:エアチェック2010年6月2日放送分・1時間00分50秒頃・L2 ストップ高を誤解説)
(参照: エアチェック2010年7月7日放送分・19分00秒頃・L0 出鱈目解釈(NHKにかかってきた電話))
(参照: エアチェック2010年7月15日放送分・15分45秒頃・L2 「一部については」が抜けたから出鱈目になってる(トヨタ車急加速事故))
(参照: エアチェック2010年7月16日放送分・42分30秒頃・L4 即刻要訂正)
(参照: エアチェック2010年7月19日放送分・12分55秒頃・L2 個体識別用マイクロチップを出鱈目説明)
(参照:エアチェック2010年7月28日放送分・39分25秒頃・L1 何を言っているのやら(アシスタントの意見はまとも))
(参照: エアチェック2010年8月2日放送分・26分55秒頃・L2 んなわけないやろ(ドアの外側に粘着テープ))
(参照: エアチェック2010年8月4日放送分・26分20秒頃・L1 不正確な説明(カメオ出演))
(参照: エアチェック2010年8月6日放送分・18分00秒頃・L2 「バーサーズ」のことを知らなくて誤解説)
(参照: エアチェック2010年8月16日放送分・15分00秒頃・L2 論理的な思考がまるで働いていない)
(参照: エアチェック2010年8月16日放送分・52分15秒頃・L2 なんと75歳なのに玉砕の意味を正しく理解しておらず誤説明)
(参照: エアチェック2010年8月20日放送分・1時間01分05秒頃・L3 歳費返納の対象が本来は全議員だと誤解説)
(参照: エアチェック2010年8月25日放送分・41分40秒頃・L1 二次災害の解説)
これらは聴取者の一部に同じ誤解をする人がいてもおかしくない、浜村氏にしてはまだ比較的“平易な”誤解の例です。
エアチェック2010年8月25日放送分・47分35秒頃・L1 記憶力・理解力不足
(ホメオパシーの話題で)
浜村氏:ホメオパシーというものを与えたらしいんです。
既に先日( エアチェック2010年8月5日放送分・03分20秒頃・L2 誤解説(ホメオパシー) )取り上げた話題なのですが、その際の記憶が殆ど消えているのか、その際にまともに理解していないと考えられます。
エアチェック2010年8月25日放送分・47分55秒頃・L1 ありがとう娘のミス
(ホメオパシーの話題で)
浜村氏:実は、18世紀の末頃、何年前になります?
アシスタント:ええ?にににに…。
浜村氏:200年くらい前ですか?
アシスタント:そう、いいですね。
浜村氏:18世紀の末頃。
アシスタント:うーん。二千年ちゃうわ、二百年以上前ですか?
浜村氏:やっぱりそんなもんですか?
アシスタント:うーん。18世紀やから1800年やからね。
浜村氏:そうですね。
アシスタント:せん、はっぴゃく年で合おてる?
ありがとう娘:300年ぐらい。
浜村氏:300年前!古いなあ。そうですか。まあおよそ300年くらい前、ドイツでね、始まった。ホメオパシーを使って病気を治そうと。
単に「18世紀」であれば「300年くらい前」で妥当ですが、直前に浜村氏から「18世紀の末頃」と何度も言われているわけですから「300年ぐらい」は誤りです。
エアチェック2010年8月25日放送分・48分55秒頃・L1 スタッフとの話し合いが必要
(ホメオパシーの話題で)
浜村氏:あのねー、まあ、わたくしが病気になりました。そうすると、わたくしの、病気と良く似た症状を起こす、植物とか鉱物をね、何遍も何遍も水で薄めてかき回すそうです。その水をね、やがて、砂糖で作った小さな玉に、染み込ませて飴ちゃん作るんですね。この飴ちゃんを、レメディと言いまして、これをね、薬飲まんと、こっちの方飲むんだそうです。すると、自然の力で病気が治ると言うんです。これがホメオパシーと言うそうです。
アシスタント:へーー。
浜村氏:で、ヨーロッパ、アメリカ、インドでもね、盛んにおこなわれているそうですが、実はさっき言いましたように、山口県で産まれた赤ちゃんにね、乳飲み子ですよ。ビタミンK2を与える代わりに、ホメオパシーを助産婦さんが与えたと。赤ちゃん、亡くなってしもたんです。
アシスタント:えーっ、赤ちゃんに与えて、ええもんなんですかね?それは。
浜村氏:まあそれよりも、与えねばならんビタミンK2を与えなかったからね、その代わりにホメオパシーやというわけで。
アシスタント:うーん。と、代わりになるようなもんじゃないんやね。
浜村氏:それがね、日本でも、最近は、一部の、ここをよく聴いて下さいよ。毎日新聞は、「ごく一部の医療関係者」。医療関係者言うたらお医者さん入るでしょう。殆どお医者さんですよね。ごく一部の、医療関係者が、癌とか、鬱病の患者さんに、この、ホメオパシー、ろ、ホメオパシー治療法と言うんですね。これに従う、レメディという飴ちゃんを、与えているというんです。これに対してね、東大名誉教授、日本学術会議の、金沢先生がね、「科学的にははっきり否定致します」と。「医療関係者までがね、患者さんの治療に、ああいうものを使うことは、厳重に慎むべきである」と。意見、発表しはったんです。で、もう一遍言いますよ。十八世紀の末、ドイツで始まった。で、あなたの病気と似た症状を起こす植物って、人間の病気と、似た症状を起こす植物とか鉱物て、あるんですかね?
アシスタント:いやそんのん、なんかその、意味がよくわからない。
浜村氏:ようわからんですね。で、そういったものをね、水の中へ放りこんで、水で薄めて何回も何回も何回も、かき回すとね、水の中に溶けるそうなんです。その水を、飴ちゃんにするんです。
アシスタント:はーぁっ。
浜村氏:そうして、お薬を飲ませず、この飴ちゃん、レメディという名前やそうです。これを舐らすとね、自然、自然に治る力を引き出すというんです。
アシスタント:そら自然に治るにこしたことはないけどね。
浜村氏:そうです。で、ヨーロッパ、アメリカ、インドでも盛んで、日本でも、ごく一部の、医療関係者が、癌や鬱病の患者さんに使うというんです。これに対して、日本学術会議の、金沢会長はですね、「はっきり科学的に否定致します」と。「これは、医療関係者まで、あの、患者さん個人の好みでね、その飴ちゃん舐るのは宜しいけども、医療関係者がね、薬の代わりにこれ使うってとんでもない」と。いう意見を発表しはったんです。で、これに対して、日本ホメオパシー医学協会という組織があるそうです。ここは言うてはります。「ヨーロッパ、アメリカで実績あるやないですか」と。「だから、ホメオパシーの治療法は、治るという効き目が、科学的に証明されとります。現に治ってる患者さん、いるやないですか」と。反論してます。こらもう我々素人にはね、感想の述べようもないです。
アシスタント:そらそうですね。まあ例えばそれでほんとに病気がね、良くなんねやったら、誰でも使いたいですしね。
浜村氏:そうですね。ただ、日本学術会議の金沢会長は「科学的になんじゃさっぱりわからん」という意味のことを言うてはりますね。
アシスタント:なるほどねえ、何で赤ちゃんに、そーゆーのは飲ましたんですかね。
浜村氏:いやあ、これはちょっと行き過ぎたと、思わんでもないですね。柔らかく言いますと。赤ちゃんには、ビタミンK2を与えないといけないのに、それを与えずして、代わりにその、レメディという飴ちゃん舐らせて、赤ちゃんやっぱり亡くなったんですから。
アシスタント:いいやー、それはちょっとね、困ったことですね。
浜村氏:ただまあ、まあ、こんなこと言うたらど突かれますが、「病は気から」と言いますね。それから、もっと古い諺に、「鰯の頭も信心から」と言いますね。何でも信じたらね、効いてくるという……。
アシスタント:もうね、メリケン粉飲んどったってね、く、効くときゃ効くかもしれへんねんけども。
浜村氏:そういう、あの、病“気”と言うくらいですからね、病は気からでね、「信じたら、そらー、治らんこともないやろ」という意見もまああるでしょうが、科学的には、どうもはっきりとした根拠がないとう、学術会議の意見ですが、今後これ、どうなるでしょうね。結構なものなら普及して欲しいし、危険なものなら、やめて欲しいと思うんです。
ホメオパシー療法で使われる「レメディ」は科学的には単なる偽薬(プラセボ、プラシーボ)に過ぎません。ピンク色の箇所は「聴取者に有意だと信じさせてはいけない」部分です。本来、浜村氏は放送前に、このピンク色の箇所は悪い言い方をすれば言わば「詐欺師の口上」にあたる箇所であって、「意味のない、まやかしの話」だと理解しておくべきでした。前回( エアチェック2010年8月5日放送分・03分20秒頃・L2 誤解説(ホメオパシー) )の放送後に反省会を行い、スタッフから浜村氏に適切な説明をおこなっておくべきでした。
もちろんまともなニュース解説者なら他人の助けを借りなくてもホメオパシーの本質を見抜ける筈です。確かに「病は気から」「鰯の頭も信心から」も場合によっては多少は意味があって、それと同じ流れで「プラセボ効果」を治療に役立てる例もあります。その観点からはホメオパシーにも一見ごく僅かながら存在価値があるかのように見えます。しかし「プラセボ効果」を用いた治療は適用範囲が狭く、通常は限定的な分野で限定的に用いられているだけです。それに対してホメオパシーの場合はあまりに広い範囲に適用可能だと吹聴されている為に本来必要な治療を拒否する例が多発しています。その結果として毎回浜村氏自身が話しているように死者も出ています。これには「エホバの証人信者による輸血拒否」と似た側面があることを認識すべきです。
大手新聞社の記事の一部にはホメオパシーに対して肯定・否定双方の意見を並記しているものがあり、一見では「ホメオパシーは悪いのか、あるいはそうでないのか、」判断が付きにくい側面があります。このような話題を放送でどう取り上げるかは大変難しい問題です。放送法・第三条の二・第四項「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」を満たす必要もありますが、かといって、社会に悪影響を与えるものに対して明確に否定の態度を示さないことは公共の福祉に反します。公共の福祉の観点からは「こらもう我々素人にはね、感想の述べようもないです」とか「今後これ、どうなるでしょうね」という発言は好ましくありません。今後を睨み、スタッフと浜村氏との間で「放送の影響によってホメオパシーを信奉する人が現れ、結果的に健康を害したり命を落としたりす人が出てはいけない」ということを念頭に置きながら話し合う必要があるでしょう。ただし「日本ホメオパシー医学協会」はなかなか面倒な団体のようなので、目立つことをすれば目を付けられる恐れもあります。
あと、形式的には誤りではないのですが、浜村氏は「『ごく一部の医療関係者』。医療関係者言うたらお医者さん入るでしょう。殆どお医者さんですよね。ごく一部の、医療関係者が」の部分で、「ごく一部の医療関係者の殆どは医者」と誤解しているニュアンスを強く醸し出しています。ラジオ放送というのは不特定多数を対象にしているのですから内輪で会話する場合と比べると、より誤解を招かない話し方を心がけなければならないのは当然です。もし誤解していないのなら、理解力の弱い人が誤解しないように「たとえ医療関係者の殆どが医者であったとしても、だからといって『(ここでの)ごく一部の医療関係者の殆どが医者』とは限らんよね」等と言い添えて然るべきです。それをしなかったということはやはり誤解している可能性が高いと思われます。形式的には誤りがないところまで指摘するのは本来失礼にあたるのですが、過去に同様に数学の集合や確率の概念の理解が必要なケースで浜村氏は高率で誤解していましたので、今回も同様に誤解しているケースだろうと推定します。このようなケースで、後からスタッフが浜村氏に誤解していることを納得してもらうのは困難なので、出来れば話が為された瞬間にアシスタントが「だからといって……」とツッコミを入れるべきです。
あと、浜村氏は「ホメオパシー、ろ、ホメオパシー治療法と言うんですね」と言った時点で「ホメオパシーを与える」という言い方が間違いであることに気づいたでしょう。まともな神経の人ならここで「さっきから『ホメオパシーを与える』って言い方をしてきたのは間違いでした」等と訂正するところです。
エアチェック2010年8月26日放送分・11分10秒頃・L2 頭大丈夫かな?(野田聖子妊娠の話題で)
(野田聖子妊娠の話題で)
浜村氏:聖子さんの場合はね、卵子は第三者のもの、第三者って、実際今結婚生活送っている相手ですけれどもね、籍入ってないから第三者と見られるわけでしょ。たとえ、精子の方は、第三者でもあっても、野田聖子さんのお腹へ、受精卵を入れて、出産させるんですから、これは野田聖子さんが、産んだ、お母さんと認められるわけですね。
かなりハチャメチャな状態です。もし仮に記事に「精子は第三者から提供を受けた」と書いてあったとしたら、「第三者って、実際今結婚生活送っている相手ですけれどもね」と間違ったとしても、まだ「やさしい間違い」だと言えると思います。しかし、現実には記事に「第三者の卵子」と書いてあるわけですし、6分程前には浜村氏自身が「卵子を提供してもろたと言うんです」と話していますし、5分程前には「彼女、卵管閉塞と言いまして、」とも話しています。この状況でどうやったら「第三者って、実際今結婚生活送っている相手ですけれどもね、」が出てくるんでしょうか。自ら話している言葉の意味がまるでわかっていないと感じさせられます。
エアチェック2010年8月26日放送分・27分25秒頃・L2 読む力が低すぎ
(高島彩・年内退社の話題で)
浜村氏:で、先日、「9月いっぱいでテレビ局をやめる」と。はっきり宣言したんですね。
アシスタント:はい。
見出しを読むだけでもこんな間違いはしないと思います。また、またしてもこの木・金のアシスタントは盲目的に「はい」と肯定的な返事をしてしまっています。
エアチェック2010年8月26日放送分・53分10秒頃・L2 記憶力低すぎ
(「111歳」遺体:家族を26日にも逮捕の話題で)
浜村氏:繰り返しますとね、加藤宗現さんは、ご長女が81歳、ご長女の夫が、83歳、孫が二人で、女の人と男の人で、共に49歳と。こういう年齢なんやそうです。
3分半前に自ら「お孫さんの女性が53歳です」と言ったばかりです。また先日来、何度も自ら「孫が53歳」と話しています。浜村氏は記憶力が低すぎます。アシスタントが常に訂正をおこなう体制が必須でしょう。
エアチェック2010年8月27日放送分・17分35秒頃・L1 また、やけっぽくい
(「玉木宏&加藤ローサ、復活愛」の話題で)
浜村氏:ところが今になってね、やけぼっくいに火がついたって言いますね。くいってわかりますね。杭に、杭は木で出来てますね。そこへ火がついたんです。もう消えたんです。消えてしばらくするとね、ぶすぶす燻ってくるんですよ。残り火が残っていて。それ、男女の仲でよく使いますね。やけっぽくいに火がついたとか言いますが。どうもそんな感じなんです。
今回浜村氏は「やけぼっくい」「やけっぽくい」、双方のパターンで話しましたが、それが意識的なのか無意識的なのかさえわかりません。以前に取り上げた「ふかつ」と「ふかづ」、「ふなこし」と「ふなごし」が混在したりすることと同根なのかもしれません。「ひがしこくばる」となかなか発音できなかったこととも関係があるのかもしれません。
(参照: ストリーミング放送2010年1月8日分・27分25秒頃・L2 やけっぽくい)
エアチェック2010年8月27日放送分・22分05秒頃・L3 自分の推測を事実であるかのように
(小沢一郎・民主党代表選出馬の話題で)
浜村氏:そこへ持ってきてね、鳩山さんという人が、菅直人総理大臣のこと、大嫌いなんです。昔から嫌いなんです。そこで、今度の、9月14日の、民主党の代表選挙に、また菅さんが当選したら、今、民主党の代表ということは、即総理大臣なることです。「あんな奴にまた総理大臣やらしてたまるか。考えただけでもムカムカする」言うて小沢はんに近づいていったんです。けったいな世界ですわ。で、鳩山さんが小沢はんにこう言うたんです。「わたしね、こないだ、菅直人さんに会いまして、『あんた小沢はんを、政治の世界から外そう、外そうとしてまっしゃろ。“暫くの間は静かにしていてもらいたい”てなことを言うたでしょ。今、民主党が割れてる場合やないですよ。小沢はんと手組んでやりませんか』と、言うたら菅さんが『嫌や』と言わはった。『そんならば、わては、小沢はんに近づきます』言うて、小沢はんとこ行って、『どうです。民主党の代表選挙に出馬しませんか』と言うたんや」と。鳩山さんはっきり言うてまっせ。これに対して菅さんがね、カンカンになって怒ってますねや。まあ洒落やないけども。「今、日本の国家危急存亡の時に、そんなことをわたしが言うわけないでしょ。小沢はんとずっと外して、小沢はん抜きで政治をやりたいなんて、わたし鳩山さんにそんなこと言うた覚えないですよ」と。
アシスタント:あー。言うた言わへんになるんですかね。
浜村氏:そういうことなんです。「私は、」。挙党一致って難しい言葉ですね、民主党が一つに纏まって、国家の困難にあたるべきやと言うてんのに、鳩山はん勝手に、小沢はんのところへ行って、「菅さんなあ、小沢外しを考えとりまっせ。そんなことしたらあかんでってわてが言うてんのに。『いいや、小沢嫌いや。小沢外しで政治やる』言うてはりまっせ」言うて、この鳩が囁いたわけです。と、おっ、これ、ほっもっ、どこまで裏はほんまかわかりませんよ。でも政治家なんて信用できませんからね。その場その場でかっこいいことばっかり言いますが。裏では何をやったかわからんのですが。
浜村氏が政治に対する取材活動をおこなっていないことや独自の情報源を持っていないことは誰の目にも明らかなことです。新聞・雑誌等の記事を元に解説をおこなうこのコーナーで、浜村氏が出典を明らかにせずに確定的に話せば、聴取者はその内容が新聞・雑誌等に、浜村氏が話したのと同様に確定的に書いてあると受け取らざるをえなくなります。結果的に聴取者に誤った情報を与えていることになります。浜村氏はこの部分の出典を明らかにしていません。実際にはこの部分は浜村氏が浜村映画解説の手法でテキトーに推測した作り話のレベルに近いものだと思われます。本来この部分は「わたしはこうじゃないかと思うんですよね」等の口調を使って推測であることを明確にしなければならなかった筈です。
後になって自ら「どこまで裏はほんまかわかりませんよ」と言っていますが、それはまず最初に宣言しなければなりません。さらに確定調の言い方を全て改めなければなりません。
エアチェック2010年8月27日放送分・28分40秒頃・L2 記憶力不足あるいは情報収集能力不足
(渡部恒三について)
浜村氏:この人がね、やっぱり民主党の、顧問やそうです。
アシスタント:最高顧問ですか?
浜村氏:最高顧問です。あんまり実権ないんだそうです。
昨年、最高顧問の座から外されたことがかなり話題になりました。記憶力不足あるいは情報収集能力不足と言えるでしょう。
エアチェック2010年8月27日放送分・35分40秒頃・L1 簡単な間違い(民主党サポーターが千円)
(民主党代表選挙の制度について)
浜村氏:特にサポーターはね、千円さえ払ろたら投票できるんです。
民主党サポーターになるには2千円が必要です。
エアチェック2010年8月30日放送分・30分15秒頃・L2 まともに新聞を読めていない(多分戸籍制度のことも良くわかっていない)
(「児童虐待:97人不明に」の話題で)
浜村氏:ところでね、お歳を召した方々で、確かに、住民票に名前は載ってる、住所も書いたある、そやのに、行方がわからんという人が続々と出てきてるでしょ。で、住民基本台帳を見たらね、エジソンと同い年の人とかね、西郷隆盛と同い年の人とかね、出てくるんです。本人所在不明、あるいは亡くなっておりますのに、住民台帳には、名前も住所も載ってますから、年々、お歳をとっていかはります。だから書類の上では、エジソンの同級生とかね、西郷隆盛の親友とかね、そういう人(が)いはるわけです。実際にはいないんです。
このような間違いは、浜村氏が日々、いかにまともに新聞記事を読んでいないかを示しています。多分浜村氏は足立区の加藤宗現さんの記事を読んだ際に「所在不明の高齢者とは、住民票に名前が載っているのに行方のわからない人」だと認識して以降、関連記事を殆どまともに読んでいないのでしょう。きちんと読んでいれば「所在不明の高齢者には書類の面でいくつかのタイプがある」と理解出来ている筈です。また、社会の様々な制度、特に戸籍制度についての常識を持っていれば記事をきちんと読んでいなくても間違いだと十分気付くことが出来ます。
36分30秒頃に再び話した際は直っていたので、その間にディレクターがメモを示した可能性があります。ただし浜村氏は「さっき言うたように、戸籍の面から言うとエジソンと同い年とかね、西郷隆盛の親友とかね、」と何事もなかったかのように話しただけです。これでは全く駄目です。本来ディレクターはきちんと浜村氏に「先ほどは……と間違って言いました。正しくは……です」等とはっきりと訂正させる必要があります。
エアチェック2010年8月30日放送分・34分50秒頃・L2 データベースの意味を正しく理解していない
「児童虐待:97人不明に」の話題で)
浜村氏:で、イギリスはね、たとえば、虐待される幼い子ども達と、その家庭の情報をね、全部一纏めにした、でえたあベース、基本的な情報をイギリスは持ってるんですって。だからそれさえ見たらね、直ぐ、どこ行かはったかとか、現在どういう状態で暮らしてはるかって、直ぐわかるそうです。日本はね、地方地方の児童相談所に、よりまして対応が、まちまちなんだそうです。
アシスタント:あー、各地方自治体で動きますもんね。
浜村氏:そうなんです。そうやない、ちっちゃな国や日本なんて。「日本の国全体で一つにきゅーっと、基本的な情報、これをでえたあベースと言いますね。それ、一箇所にまとめて持ってたらね、なんっ、コンピュータで直ぐ、本部にあるでえたあ、資料、簡単に引き出せますしね、分かるんですが、地方地方によって、それぞれの対応があって、まちまちバラバラなんで、これではいつまで経っても解決できませんなあ」。こういう意見言うたはります。
1度目の言い方なら、でえたあベース=基本的な情報だと限定しているわけではないのでスルーしようと思いましたが、2度めの言い方では完全にアウトです。先日、浜村氏が誤解している例を集めてみましたが、今回のケースも浜村氏の誤解の一例です。また、今回と同様に外来語の意味を誤解しているケースとしてはこのような例( エアチェック2010年7月8日放送分・50分25秒頃・L2 訂正が更に間違い(相撲の懸賞金))があります。
外来語の意味に限らず、誤解をするかしないかは基本的にはその人の持っているチェック能力(=思考能力)に大きく関係します。たとえば今回のケースのように「データベース」を「基本的な情報」だと解釈してしまうと、客観的には文章や話の辻褄が合わなくなるケースが、今までの75年の人生の間に数えきれないほどあった筈です。にも関わらず浜村氏は辻褄が合わないと気付かなかったのだと思われますから相当にチェック能力が低いと思われます。
浜村氏にこのような例は数えきれないほどあります。浜村氏は少なくとも言葉に関して異様にチェック能力が働きません。以前から私は「浜村氏は『類義語と同義語の区別がつかない』という特異な言語感覚を持っている」と書いています。
「データベース」という言葉は言い換えられずにそのまま使われるカタカナ言葉の代表例ですが、浜村氏はその理由が理解できないでしょうから、これからも何が何でも別の言葉で表現したがるでしょう。スタッフは浜村氏に(どうしても言い換えるのなら)「情報(の)倉庫みたいなもんです」との表現が適当であることを伝えるべきです。さらに「コンピュータの中にあるもんやから、本物の倉庫みたいに目に見えるもんとはちゃいます」等の説明も加えるように要求するべきです。
エアチェック2010年8月30日放送分・37分45秒頃・L2 いろいろ能力不足
(「102歳」の五女逮捕の話題で)
浜村氏:2007年の9月、既に渡辺みちさんが亡くなっているにも関わらず、福島県いわき市から「100歳、おめでとう」。お祝いのお金が出たそうです。大した金額やないと言うたら、そうかもしれんけど、ちょっとした金額ですよ。30万円出た。
アシスタント:えーっ。
浜村氏:それ、そのまんま、5番目の娘ですね、五女の愛子容疑者は受け取っておりました。で、今調べてみたら、母は、1996年頃、自宅で亡くなった。
アシスタント:あんな!だいぶ前ですやん。
浜村氏:その明くる年に100歳の祝い金が出てるんですが、生きてる体で受け取ってますね、家族は。
これは計算能力の問題ではなく、記憶力と、1996年を解釈する為の読解力と、アシスタントの「だいぶ前ですやん」を理解する為の会話能力の問題ではないかと思われます。浜村氏の状態も酷いですが、訂正しないアシスタント(いつもは木・金を担当しているアシスタント)も酷いと言えます。
エアチェック2010年8月30日放送分・41分00秒頃・L1 不適切な言い変え
(「102歳」の五女逮捕の話題で)
浜村氏:で、5番目の娘、愛子容疑者が言うてます。「もうお母はん死んでから、届け、死亡届ですね、出してないし、お葬式もしてへんし、遺体が見つかるのが怖なりましてな、押入れに隠したあるもんですから、そやから家出てな、ホテルを点々と、泊まり歩いたことも、ありました」と。「そやけども、やがて世間にわかります。お母はん、生きてる、生きてる、言うけれども、ご近所の方、顔見たことないと言うてはります。そやから、もう、ホテル点々としてるうちにお金がのうなったし、だからもう、もう、この度、警察に出頭しました」と語っておりますがね。
毎日新聞の出典元記事は「世間にやってしまったことがわかり、」と過去形です。一言一句変えずに言う必要があるとまでは言いませんが、意味を変えずに伝えなければなりません。1つ基準を示しますと、たとえ言い換えたとしても、英訳した場合に「同じ英文に訳すことが出来る程度」に抑えなければなりません。
エアチェック2010年8月30日放送分・56分35秒頃・L1 ニュース解説者としては情けない
(ストリーミング放送ではカットされた)
(民主党代表選挙の話題で)
浜村氏:今は、民主党のやり方に、賛成したい、いう人をね、サポーターと言うんです。サッカーみたいでしょ。支持者という意味ですで。この人々はね、千円払ろたら投票できるんですって。行ってみるか?真紀ちゃん。
アシスタント:ねえ、千円払ったらいけるんですねえ。
浜村氏:勿体無い。その千円が勿体無いわ。
アシスタント:いや、でも、国の代表を選ぶわけです……。
浜村氏:国の代表?まあ、そうなるねえ。
アシスタント:大事なことですよね、これ。
浜村氏:民主党の代表に選ばれたら、総理大臣選ぶときの選挙では、当然当選しますから、総理大臣になりますよね。そうや。国の代表選ぶ選挙。それ考えると千円安いか。
アシスタント:安いと思いますけど、あたし。
浜村氏:ああそうか、それで、あの、決まるんですけれども。
浜村氏本人は気づいていないと思いますが、ここでの浜村氏の発言はニュース解説者としては相当に情けないものです。「民主党のサポーターになれば事実上総理を選ぶ選挙に参加できる」ということはニュース解説者ならずとも、ほぼ誰でも気づいているレベルのことです。言われるまで気付かないのは頭の回転が相当悪いと言えるでしょう。今回のアシスタント(いつもは木・金を担当しているアシスタント)でも気がついたことがその間接的な証拠と言えます。
千円というのは前述( エアチェック2010年8月27日放送分・35分40秒頃・L1 簡単な間違い(民主党サポーターが千円))の間違いの繰り返しです。この番組は間違いだらけなのに反省会をおこなわないようです。
※ 「はろたら」を「払たら」ではなく「払ろたら」と記述しています。これは関西弁を知らない人でも読み方がわかるようにする為です。
エアチェック2010年8月31日放送分・00分20秒頃・L1 これでは誤りと判定する他はない(スーパー猛暑日)
浜村氏:暑い日が続きますが、大阪日日新聞によると、こういう日をスーパー猛暑と言うそうです。で、35度、以上になると、猛暑日と言うそうで、昨日、大阪府の、いや御免なさい、兵庫県の豊岡は、37度、猛暑日ですね、そしてね、豊岡辺りは、今年の6月から8月へかけて、35度、以上の猛暑日が31日間あったそうです。
アシスタント:いーほなもう1ヶ月くらいですよね。
浜村氏:そうなんです。つまり2ヶ月のうち1ヶ月分は、猛暑日なんです。こういう日をスーパー猛暑日と言いましてね、35度超えるどころか、37度までいくでしょ。そうなるとスーパー猛暑日。
「いつになったらスーパー猛暑日の定義を説明すんねん!」「こういう日とはどういう日やねん!」「どれがスーパー猛暑日の定義やねん!」。全然はっきりしません。最後でもまだ曖昧です。まるで「定義」という言葉をまだ知らない小学生のような話しっぷりです。ここだけに限らず、日頃から浜村氏の話しぶりは「定義」という言葉を知らないかのようです。
エアチェック2010年8月31日放送分・03分40秒頃・L2 何で間違うのか、何で訂正しないのか不思議
(長門裕之の解離性大動脈瘤の心臓バイパス手術の話題で)
浜村氏:大動脈が破裂しますと、もう、脳の中にうわーっと血液溢れるじゃないですか。
アシスタント:怖いですねえ。
どうして脳と言ってしまうのか、何故自分で間違いに気づくことが出来ないのか、全くもって不思議です。また、アシスタント(いつもは木・金を担当しているアシスタント)が訂正しないことも問題です。
エアチェック2010年8月31日放送分・12分55秒頃・L0 処理能力の低下
(安岡力也・生体間肝臓移植の話題で)
浜村氏:まず、安岡力也という人についてね、デイリースポーツが紹介してますが、映画、主演しましたのが、「自動車泥棒」という作品で、1964年って真理ちゃん何年前?
ありがとう娘:48年まえー。
浜村氏:芸歴長いね。
アシスタント:長いですね。
浜村氏:長いですよ。
アシスタント:へー。
浜村氏:48年前に、
ありがとう娘:あっ!
浜村氏:「自動車泥棒」という映画に主演しまして、これがデビューですね。それから彼の活躍はね、グループサウンズ、たとえば、沢田研二とタイガースとかね、萩原健一とテンプターズとか、ああいう、グループサウンズの時代にね、シャープホークスという、グループ作りましてね、結構、ヒットソングを出したんですよ。
アシスタント:歌うとてはったんですか。
浜村氏:そうです。それから、身長187センチありますんですね。子守さんよりは低いのかな?
(浜村氏はその後も連続して話し続け、そして16分00秒頃 )
浜村氏:まあ芸能界でね、こんなに一遍に3つも病気が、1日の内にばっと出たのは珍しいです。
アシスタント:ちょっと皆さんね、体調崩し気味で。
浜村氏:それで……
ありがとう娘:今さっき48年前ってゆったんですけど、46年前でした。
浜村氏:無礼者!
ありがとう娘:すいません。
浜村氏:いつもいつも君を信じて、「真理ちゃん、何年前になる?」と問いかけているのに。
ありがとう娘:信じて頂いていたのに。
アシスタント:たまには間違えることもありますわ。
浜村氏:きっ、たまには!何言うてんにゃ。その信頼に答えておらん。
ありがとう娘:あー、すいません。
アシスタント:……人間ですやん。
浜村氏:信頼にそむ、なるほど自分もよう間違えるから。
アシスタント:そうそうそうそう。
浜村氏:同病、相憐れむと言いまして、お互いの傷口を舐め合っておりますが。
アシスタント:ここで責めると今度自分が間違えた時、返ってきますからね。
浜村氏:しん、信頼に背くということをね、背信行為というんです。これを。
アシスタント:背信ですか。
ありがとう娘:以後、気をつけます。
浜村氏:まあ謝らんでも宜しい。僕は全くできないから真理ちゃんにや、真紀ちゃんに問いかけてるわけ。
アシスタント:そうですねえ、いたってまあありがとう娘が計算機みたいな。
浜村氏:そうですね。まあ、あやちゃんも入れて、歩く計算機。計算機もたまには間違うことあるんですね。
アシスタント:はい。
浜村氏:そうですか。僕みたいに全くできないよりマシですわ。しかしできても間違うよりできない方がマシかもしれん。嫌味をいっぱい言うておりますが。あの皆さんも気い付けて下さいよ。この放送をお聴きの皆さんもね、一種の異常気象ですからね。
呼びかけられてもいないのに、ありがとう娘が「あっ」と、勝手に放送に乗るような大きな声を上げる等ということは過去に殆どなかったのではないでしょうか。少なくとも同じスタジオ内にいるものであれば、その行為には相当な意味があると気付くのが当然です。そしてこの場合はそれが「直前の計算が間違っていたという意味」であることに気付くのもまた当然です。浜村氏は誰でもできるような基本的なコミュニケーションが正常におこなえなくなっているのではないでしょうか。具体的には脳の処理能力の低下で自分が一生懸命に話している最中には他人の発言を殆ど聞くことが出来なくなっているのではないでしょうか。
当該のありがとう娘はまず間違いなく、放送に乗ることを覚悟の上で声を上げているでしょう。周りの浜村氏らに計算の誤りを伝えたいだけではなく、聴取者に出来るだけ早く誤りを認識していることを伝えたいとの思いもあったでしょう。また、「声が放送に乗った」と浜村氏に認識してもらえれば、より早く浜村氏に取りあってもらえるとの考えもあったかもしれません。
エアチェック2010年8月31日放送分・22分00秒頃・L0 癒着について不味い説明
(安岡力也・生体間肝臓移植の話題で)
浜村氏:そうして終にですね、終に、肝臓が大きくなりまして、体にくっついてしもたんですって。
アシスタント:そんなことになるんですか。
浜村氏:これ、摘出と言います。取り出すのがまず大変やそうですね。癒着しますから。
アシスタント:いやっ、くっついてしもてるわけですね。
記事に「肥大化と度重なる手術で、肝臓は体内で癒着」と書いてあるので、その文面だけを頼りにすれば「癒着の原因は肥大化」と説明することも仕方がないと言えるかもしれません。しかし常識的には癒着の主な原因は度重なる手術の方だと考えられるので、常識を持った人なら決してこのような説明はしません。また常識を持っていなくても「記事の意味を変えずに伝える」ことを心がけるだけでもこのような不味い説明は避けられる筈です。
エアチェック2010年8月31日放送分・30分50秒頃・L0 無期懲役、仮釈放までの年数
(「ネットで仲間を集めて集団強姦」事件・裁判の話題で)
浜村氏:「何でわたいが、あれくらいのことで無期懲役て」。懲役の年月が決まってないですよね。無期ですから、いつ迄、刑務所の中におらんなんか、全くわかりません。でも、刑務所の中で、服役すると言います。刑に服する、服役態度が、良ければね、普通何年ぐらいで、出てこれるんでしょう。
アシスタント:いやー、わからないですけどね。想像できないですけど。
浜村氏:10年以下ということはないと思うけれども。まあ、十、ニ三年か、十、四五年で出てこれるんじゃないですか?
アシスタント:そうなんですかねえ。
ご存知の方も多いと思いますが、最近は無期懲役が終身刑化していると言われていまして、仮釈放になるまでの平均年数が30年近くに達しています。今後の為にスタッフはこのことを確実に浜村氏に伝えておくべきでしょう。
エアチェック2010年9月2日放送分・46分50秒頃・L3 小沢一郎の発言を捏造
(民主党代表選の話題で)
浜村氏:ただ、小沢はんは、「菅直人さんは何をやってるんや」と。「あっちこっちに良いお話、甘いお話ばっかりばらまいて、それ、選挙の時の公約、マニフェストと言うんですね、そればっかり、ええ話ばっかりばらまいて、子ども手当、高速道路無料にするとか、いっぱいゆうて、現実に出来てないやないか」と。「そんなお金あらへんにゃ」と。
アシスタント:はい。
浜村氏:「金を、出てくるあてもないのに、国民に受けるような選挙目当てのおいしい話ばっかりばらまいて、結局は、その約束が果たせてないから、国民の信頼を失うことになったやないか」と、小沢はん言うんですね。するとね、菅直人さんが反論するんです。
私が細かく指摘しなくても多くの方がこの発言が全くの捏造であることに気づかれると思います。小沢氏の主張は「マニフェスト完全履行=(当然)財源はある」ですから浜村氏の“この捏造話”の正反対です。この話は本来はディレクターが途中で制止すべきです。スタジオ内にパトライトを設置しておくとか、サインを決めておく等で放送中に恙無く制止することは十分可能でしょう。今は浜村氏の話を途中で制止することは難しいと考えられているのかもしれませんが、それが当たり前になれば特に難しいことではなくなるでしょう。それが出来ないのなら、放送前にきっちりと打ち合わせをするか、政治ネタはやめて出来るだけ芸能ネタを多くするとか、放送にまともな記者やアナウンサーを同席させる必要があるでしょう。
エアチェック2010年9月2日放送分・56分55秒頃・L1 おおよこづな
(花田勝治氏死去の話題で)
浜村氏:つまり、一日に亡くなりました初代、昭和のおおよこづな、若乃花について、弟さんが、まあ、後の貴乃花、若乃花のお父さんですね。
徳川夢声賞を受賞したくらいなのですから正しく「だいよこづな」と読んで欲しいものです。
エアチェック2010年9月3日放送分・01分20秒頃・L2 読み間違いだが自分で気付けないのがおかしい
(田原成貴逮捕の話題で)
浜村氏:田原容疑者は、天皇賞とか、有馬記念を制覇しましたね、通算、112勝をあげておりますね。
アシスタント:へえー。
1年で100勝以上する騎手が頻繁に出現していることや、騎手が1日に何度も騎乗することが当然という“常識”をもってチェックすれば、簡単に誤りだと気づけるケースです。正しくは1112勝です。
このアシスタント(いつもは木・金を担当しているアシスタント)は浜村氏と同等レベルかそれ以下で、日頃からアシスタントの役をまともに果たせていません。
エアチェック2010年9月3日放送分・03分40秒頃・L2 執行猶予を不適切に説明
(田原成貴逮捕の話題で)
浜村氏:で、今年の1月に、判決が出ましてね、懲役10ヶ月、ただし執行猶予、4年つけるという判決やったんです。だから、もうこの執行猶予、4年、刑罰の執行を、猶予すると、つまり、実際に刑務所へ入れることを、暫くの間待ってあげようと、執行、猶予ですね。
「猶予」に「暫くの間待つ」という意味は全くないわけで、明らかに不適切な説明です。頭の中では正しく理解しているのにこんなおかしな説明をしてしまうのだとしたら言語感覚がおかしいと言えます。どうしても簡略化した説明をしたいのなら「実際に刑務所には入らなくていいんです。ただし条件がありますよ」等が適当です。
エアチェック2010年9月3日放送分・09分00秒頃・L1 再度同じ間違い
(ストリーミング放送ではカットされた)
(浜田幸一保釈の話題で)
浜村氏:現在、民主党の、名誉顧問ですか、最高顧問ですか、渡辺恒三さん、民主党の水戸黄門という渾名がついてますのは、ご意見番という意味ですね。
この番組では浜村氏はアンタッチャブルなので反省会をおこなえないのでしょう。前述( エアチェック2010年8月27日放送分・28分40秒頃・L2 記憶力不足あるいは情報収集能力不足)の繰り返しです。
因みに、この話題がストリーミング放送でカットされた理由は、浜村氏が「浜田幸一はTVタックルをテレビ朝日側から降板させられた」旨のことを話した為だと思われます。実際には「TVタックル」の名も「テレビ朝日」の名も出していませんが「阿川さん」と言うことで聴取者にはそれがわかるようにしました。ただし今回の逮捕理由に関連した話をしたわけではありません。下に載せたような内容的には明らかにもっと酷いものがカットされていないのですから、この話題は形式的な理由でカットされたと思われます。
エアチェック2010年9月3日放送分・20分30秒頃・L2 保釈金を誤解説
(ストリーミング放送ではカットされた)
(浜田幸一保釈の話題で)
浜村氏:その保釈金、いくらか言うと、その男が犯した疑いですね、罪の疑いの重さによって、何千万円、いやいや、何億円という場合ありました。
論理的な思考をすればこの説明が不適切なことは簡単に気づける筈です。保釈金は逃亡を防ぐことが目的にあるわけですから、犯した罪の重さよりも本人の資産・支払能力の方が重視されます。論理的な思考が苦手な浜村氏でもこれくらいは自ら気づいて欲しいものです。
エアチェック2010年9月3日放送分・23分00秒頃・L1 単純な間違い(MADA)
(「押尾学の裁判が今日から始まる」との話題で)
浜村氏:本名、田中香織さんと言うんですが、この人に、やっぱり、MADA、合成麻薬を飲ませ、……
ところで話は全く変わりますが、23分30秒頃にこのような話がありました。
浜村氏:保護責任遺棄と言うんですね。保護責任者遺棄致死と。難しいですね。ちょっと解説しまっせ。大変な、目におうた人々を、保護、すべき立場にあるものが、保護せんと、それ、見捨ててしもて、死に至らしめたと。こういう意味らしいんですね。
この言葉については浜村氏は過去に何度も迷解説をおこなってきましたが、これなら問題ありません。何かを読み上げているような雰囲気がありますので今回はディレクターがメモを用意していたのかもしれません。
エアチェック2010年9月3日放送分・25分10秒頃・L2 NGワード
(「押尾学の裁判が今日から始まる」との話題で)
浜村氏:しかし、今裁判所が証明しようとしておりますのは、「アゲハちゃんが倒れて直ぐ、救急車を呼んでいたら、助かっておったかもしれん」と。助かっておったかもしれない。あるいは、押尾被告の言うとおり、彼女が倒れて直ぐ救急車を呼んだとしても、倒れた時点で、死んでおったかもしれない」。
浜村氏はここで、「裁判所の中で、検察官とか弁護士が証明しようとしているのは、」との意味を述べたかったのだろうと推測されます。しかし「裁判官(所)は証明する」という言い方は絶対にNGです。ニュース解説者ならここで絶対に証明という言葉を使ってはいけないということを理解してる必要があります。裁判所や裁判官を主語とするなら、審理と言わなければなりません。
同様にその場面では決して言ってはならない言葉を発した例としてこれ( エアチェック2010年8月10日放送分・53分40秒頃・L2 不適切な言い変え(施行→成立))があります。
エアチェック2010年9月3日放送分・26分10秒頃・L1 夕方と夜更けの違いがわからないのか?
(「押尾学の裁判が今日から始まる」との話題で)
浜村氏:検察側はね、「いいや、そうやなかろう」と。「アゲハちゃんが倒れて、直ぐに救急車呼んでおれば、東京都内でね、この時間、夜更けやしね、救急車、恐らく5分か、10分で飛んで来る筈や」と。
今まで自ら数えきれない程「午後6時頃」と言っているのに何故「夜更け」となるんでしょうか。
エアチェック2010年9月3日放送分・31分35秒頃・L3 夢か幻か?
(「押尾学の裁判が今日から始まる」との話題で)
浜村氏:ただ、裁判員の一人が語ってはりますけれどもね、「押尾被告が4つの罪について4つとも、僕は全くやってないと言えばね、我々裁判員も、それに引きずられたかもしれない」と。はあ。「あれほど身の潔白を主張する以上は、何にもやってないのとちゃうか」と。「ふっとそんな気にもなるけれども、4つの罪のうち、3つまで認めてるんですからね、我々裁判員も、しっかりとした考えで意見を出すことが出来た」と言うてはります。
無茶苦茶です。ディレクターは浜村氏から「ただ、裁判員の一人が語ってはりますけれどもね、」との言葉が出た時点で制止しないといけなかったでしょう。
どうやら少なくとも浜村氏には、放送前に「まだ裁判員は決定して(選任されて)ません」、「まだ裁判は始まってません」等のごく基本的なことまで念を押しておく必要があるようです。
エアチェック2010年9月3日放送分・57分45秒頃・L1 民主党のサポーター
(民主党代表選挙の話題で)
浜村氏:それから、サポーターと呼ばれる人々も、千円払ろたら投票できるんです。
アシスタント:はーい。
浜村氏:千円払ろたらって、これ登録料というお金です。
アシスタント:あーっ、そういうお金なんですか。
浜村氏:これを納めたら、千円納めたら、投票……
アシスタント:2千円ですか?
浜村氏:2千円か?千円ちゃうんですか?だから、あのー、そういう人々が、小沢を選ぶか、菅を選ぶか、決まるんでね。国会議員の中では小沢はんが断然多いですけれどもね、そうなんです。登録料2千円だそうです。
アシスタント:2千円ですか。
浜村氏:2千円。
アシスタント:ふーん。
浜村氏:2千円払ろて投票出来るんやったら、ちょっと払ろてこーか。
アシスタント:いやほんで大事な選挙ですやん。よう考えたら。
浜村氏:無茶苦茶大事でっせ。
アシスタント:ねえ。だから、これ、ちゃんと公平に選挙して欲しいです。
浜村氏:まあ、そらもちろんそうですけれどもね、……
(参照: エアチェック2010年8月27日放送分・35分40秒頃・L1 簡単な間違い(民主党サポーターが千円))
(参照: エアチェック2010年8月30日放送分・56分35秒頃・L1 ニュース解説者としては情けない)
放送法を疎かにしている怠惰なスタッフ達は3度目になってやっと浜村氏に2千円という正しい金額を伝えたわけです。
※ 「はろたら」を「払たら」ではなく「払ろたら」と記述しています。これは関西弁を知らない人でも読み方がわかるようにする為です。
エアチェック2010年9月6日放送分・31分30秒頃・L0 頭がヤバそう
(民主党代表選挙の話題で)
浜村氏:朝日新聞が4日、5日の2日間、全国世論調査をおこなったと。これ、前にも別の新聞やりましたが、一番新しい世論調査の結果はね、つまり、総理大臣になってもらいたい相応しい人、菅直人という答えが65%。そして、小沢さんという答えが、17%。で、次に、「小沢はんが、民主党の代表選挙に立候補したことはどない思いますか」と。
(中略)
(32分30秒頃)
浜村氏:しかるに、大方の見方としては、こら勘でっせ。大方って、大勢の人々という意味ですが、勘で、答えてはります。「小沢はんが勝つやろ」て。
アシスタント:勝つん?
浜村氏:不思議な世の中ですね。
アシスタント:えーっ、だって、菅さんの方がええって意見、多いわけでしょ。
浜村氏:そうなんです。
アシスタント:にも関わらず?
浜村氏:「総理大臣として相応しいのは菅さんや」、65%、「小沢はんや」、17%。小沢はんがまた、民主党の代表選挙に出てくる。納得いかんという答えが75%、しかるに、選挙の結果は、「小沢はんが勝つやろ」と。政治の世界ってね、わからんですよ。
アシスタント:いいやー、私は
浜村氏:ほんまにわからん。その日の風の吹きようでね、右向くか左向くかね、人の心の図り難さです。ただ、ちょいちょいこの番組で、私あの、ほんとにど素人の勘で言うんですが、金の小沢、世論の菅と、どっちが勝つかという、桜井さんどう思います?
前述( エアチェック2010年8月20日放送分・57分45秒頃・L3 解説をする遥か以前(のレベル))や前述( エアチェック2010年8月26日放送分・11分10秒頃・L2 頭大丈夫かな?(野田聖子妊娠の話題で))と同等レベルです。
書き出した部分だけで状況がつかめるでしょうか。世論調査の「菅、小沢のどちらが勝つと思いますか」との質問項目で「小沢氏が勝つだろう」と答えた人が多かったことに関して、浜村氏は「不思議な世の中ですね」とか「人の心の図り難さです」等とトンデモなく頓珍漢な感想・解説を披露しているという状況です。因みに普通の人であれば「これはわかりますよね。各マスコミが毎日大量に小沢氏が優勢だと報道してるわけですから」等と話すケースです。
政治に無関心の生活を送っているらしいアシスタントの反応に釣られた面も多少はあるかもしれませんが、この場面で「人の心の図り難さ」を持ち出すことには唖然とします。普通、常識を持っている人が最近の新聞各紙を毎日読んでいれば、人々が「小沢が勝つ」と予想している理由は「マスコミがそのように報道しているから」だと気付かない筈はありません。人々は自分達が嫌いな方が勝つと予想しているわけです。それを考慮に入れるだけでも気持ちや心の問題ではないことは判別が付く筈で、「わからんですよ」とか「その日の風の吹きようでね、右向くか左向くかね、人の心の図り難さです」等の発言が完全に方向違いなものであることは明白です。
大雑把に批判するだけでなく、浜村氏が何故このようなおかしな思考に至るのか、一応順を追って具体的に検証してみましょう。
まずは浜村氏得意の、特異な言語感覚による不適切な言い(読み)変えです。世論調査の質問「どちらが勝つと思いますか」をあえて言い換えると、「どちらが勝つか予想して下さい」等が適当です。しかし浜村氏は、それを「勘で答えて下さい」という、かけ離れた意味に言い変えてしまっています。本ページには記載していませんが浜村氏は以前にも、今回とほぼ同様な不適切な言い変えをおこなっていました。
次に、これは以前に書いたこと( エアチェック2010年6月4日放送分・30分55秒頃・L2 贈与税と相続税を取り違え)がありますが、浜村氏は言葉を言い変えてしまうと、変える前の言葉を意識から消し去ってしまう傾向があるようです。今回のケースで言うと「どちらが勝つと思いますか」という元の言葉は脳内から消えてしまい、代わりに「勘で答える」という言葉が残ったようです。「どちらが勝つと思いますか」という元の言葉には「データを使って論理的に予想する」という意味と「勘で答える」という意味の両方が含まれています。しかし当然ながら浜村氏が言い変えてしまった「勘で答える(答えて下さい)」には「データを使って論理的に予想する」との意味はありません。逆に「直感」という非論理的な意味合いが非常に強くなってしまっています。浜村氏はさらにそこから連想して、結局「人の心の図り難さ」まで達したのだと見ることができるのではないでしょうか。
ところで、以前から私は「浜村氏は『類義語と同義語の区別がつかない』という特異な言語感覚を持っている」と書いています。このことを別の表現で表せば「浜村氏は各々の言葉の定義が(正しく)言えない(わからない、わかっていない)」ということになると思います。私はつい先日このようなこと( エアチェック2010年8月31日放送分・00分20秒頃・L1 これでは誤りと判定する他はない(スーパー猛暑日))を書いたばかりですが、私は浜村氏の辞書には「定義」という言葉が(正しく)存在しないのではないかと思っています。浜村氏得意の不適切な言い変え癖を改めてもらうには、世の中には「定義」という言葉があり、各々の言葉は固有の「定義」を持っているのだと、氏に(正しく)認識してもらうことが必要ではないかと思います。
エアチェック2010年9月6日放送分・48分40秒頃・L2 不適切な言い変え(売上シェア→売上)・何とシェアの意味を知らず
(産経の記事をとりあげて)
浜村氏:では、日本の製品がどうか。2年前に比べて、液晶テレビは、12%落ちております。ノートパソコンは、5%落ちております。携帯電話は6%、落ちております。何が落ちてるか。売り上げが落ちてるわけなんです。
私を含めて一部の聴取者は記事を見なくてもここが間違いであることに気づきますが、あくまでそれは一部の者に限られます。こうした間違いを放置して結果的に聴取者に誤った事実を伝えることはもうミミタコですが法律に違反しています。浜村氏が今日まで「売上シェア」の意味を理解していなかったという現実を考慮すると、スタッフは浜村氏に小学生に言い聞かせるように説明をおこなう必要があるでしょう。すなわち、「(……略)『売上シェア』と『売上』は明確に意味の異なる言葉です。『売上』が伸びても『売上シェア』が下がることはよくあることです。また『売上シェア』という言葉は『シェア(という言葉)の一種』であって『売上(という言葉)の一種』ではありません。ですから『売上シェア』を省略して言う場合は『シェア』と略します。『売上』と略しては絶対に駄目です」等と。まあしかし、これを人に説明されないといけないようでは人間、もといニュース解説者としては終わってます。
今回と同様なことを防ぐ為に、仮にスタッフが浜村氏に「浜村さん、記事の中に知らない言葉があるなら、その記事は取りあげないで下さいね」と言ったとしても意味がないでしょう。と言いますのは、浜村氏は「売上シェア」と「売上」を本気で同じ意味だと思う、特異な人だからです。
エアチェック2010年9月7日放送分・17分50秒頃・L1 アバウトすぎ
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:この2人が合成麻薬を吸いながら、また、合成麻薬を飲みながら、愛しあっておったと。
合成麻薬のことは詳しくありませんが、少なくとも今回の裁判で登場している合成麻薬は全て錠剤で、「吸う」という動詞を使うと誤りになります。検察や証人が「吸う」という表現を使っているという事実もありません。いつものシャブについての話題と同じ感覚で「吸う」と言ってしまったでしょうが、ちょっとアバウトすぎです。まあ限りなくレベル0に近いとは思います。
エアチェック2010年9月7日放送分・19分00秒頃・L1 なんか不思議な誤解
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:アゲハちゃんがおかしい状態になって直ぐ電話して呼んだのは、マネージャーです。で、マネージャーの上役、今は上役ですが、当時は自分のマネージャーですね、で、この2人が飛んできたんですね、そしたら、マネージャーに向かって言うんです。「お前の一生は俺が面倒見るから、お前が、第一発見者になれい」と。「わしが一緒にいたんやない、お前が、第一発見者になるんや」と。田中香織さんの異常な状態を。その後、「お前の一生は俺が面倒見るから、お前が、第一発見者になれ」と。これ去年の8月2日の出来事ですよ。
事件当時のチーフマネージャーが押尾の直接のマネージャーだったのはその前年の4月頃から9月頃までで、「今は上役ですが、当時は自分のマネージャー」という表現は、「今」を「事件当時」、「当時」を「一昨年の春とか夏」に入れ替えないと成立しません。浜村氏はいくつかの誤解を重ねているようです。因みに太線部を消し、代わりに「チーフマネージャーですね。この人もその後呼んだんです」に入れ替えるとだいたい正しい内容になります。
エアチェック2010年9月7日放送分・25分00秒頃・L1 情報収集力不足
(所在不明の高齢者の話題で)
浜村氏:実は近畿地方と中国と四国、11の県でね、戸籍があるのに、住民登録のない、100歳以上の人が、4万以上やてね、
アシスタント:よ、4万人!
浜村氏:ものすごい数やろ。
アシスタント:そ、どういうことですか。
浜村氏:もう、びっくりします。
アシスタント:なんかそんなんほんま長寿国言うてたんが、一遍にこうランク下がるんちゃう?
浜村氏:だから、よその国の新聞が書きますよね。
アシスタント:いや、そうなりますやん。
浜村氏:何が世界一の長寿国やと。
アシスタント:ほんまやね。
浜村氏:もう、杜撰なことしかやってないやないかと。
アシスタント:いいやー、ほんまや、また信用なくなるやん……ねー。
浜村氏:そうなんです。じゅ、戸籍がありながら住民登録のない、100歳以上の人々が4万人以上、そして、120歳以上の人は、1万6351人いるそうです。
アシスタントの正しくない意見を浜村氏も一緒になって肯定してしまっています。8月の共同通信の記事に、厚労省が発表する平均寿命の算出には戸籍も住民基本台帳も使用しておらず、代わりに国勢調査を利用しており、しかも女性の103歳以上、男性の98 歳以上は計算対象から除外しているとの内容のものがありました。さらにその記事には「海外メディアの中には『日本の長寿ブランドの崩壊』と報じたところもあったが、厚労省の担当者は『今回の問題を受けても、平均寿命を修正することにはならないだろう』としている」とありました。番組で共同通信加盟の地方紙は取っていないと思われますが、8月14日のスポニチに同記事が載っていたと思われます。また中日・東京新聞にはそれより前に独自記事が載っていました。
浜村氏の情報収集能力が低いことは日頃から明らかなのですから、スタッフはそれをカバーする為に放送前に浜村氏とよく話すなどの対策を講じるべきです。
エアチェック2010年9月7日放送分・26分55秒頃・L1 現在に続く戸籍制度が明治以降に設けられたことを理解していない
(所在不明の高齢者の話題で)
浜村氏:日本全国で調査したら、なんぼ出てくるやわからんてね。で、そのうちね、水戸黄門と同い年とかね、旗本退屈男と同い年とか、
ライトな聴取者の中には「これは単に冗談じゃないか」と受け取る人もいるかもしれませんが、前後や日頃の浜村氏の言動から総合して、冗談ではないと判別できます。普通は現在に続く戸籍制度が始まった「明治の始めに生存していない人が所在不明の高齢者になることはほぼありえない」と気づきます。浜村氏はそこに頭が回らない為に、本気で際限なく古い「戸籍だけの高齢者」がありえると考えてしまっています。
エアチェック2010年9月7日放送分・29分55秒頃・L2 戸籍だけ残っている所在不明の高齢者に年金が出ていると
浜村氏:で、まあ特に、おかしいのは、もうこの世にいらっしゃらないけど戸籍が残ってる人に、年金が出てるんですよね。
アシスタント:いやこれがまたねえ。
浜村氏:はあ。で、中には年金を受け取っていた家族もいるわけなんです。
もちろん誤りです。戸籍だけ残っている人に年金が出る筈はありません。浜村氏は未だに、所在不明の高齢者の「タイプ」を理解していません。しかしこれは浜村氏の読解力や理解力が低いことはわかりきっているのに放置しているMBSに非があります。
(参照: エアチェック2010年8月30日放送分・30分15秒頃・L2 まともに新聞を読めていない(多分戸籍制度のことも良くわかっていない))
遅くともこの時点で反省会をおこなっておくべきでした。
エアチェック2010年9月7日放送分・32分10秒頃・L2 戸籍だけ残っている所在不明の高齢者に年金が出ていると
(所在不明の高齢者の話題で)
浜村氏:いやほんまにね、そのうち聖徳太子と同い年とかね、戸籍の上ではね、銭形平次と同い年とかね、そういう人出てくるかも……。で、まあ、そういう人が、まあ出てきてもええてなもんですが、問題はその家族が、知らん顔して年金受け取っていたというのは良くないですね。
ここは前述( エアチェック2010年9月7日放送分・26分55秒頃・L1 現在に続く戸籍制度が明治以降に設けられたことを理解していない)と前述( エアチェック2010年9月7日放送分・29分55秒頃・L2 戸籍だけ残っている所在不明の高齢者に年金が出ていると)のミックスになっています。
「そういう人が、まあ出てきてもええてなもんですが」はこれが冗談ではないと判断する1つの理由です。
エアチェック2010年9月7日放送分・32分50秒頃・L3 先日番組で取り上げたヨーロッパの耐性菌が帝京大学病院の院内感染の原因だと全くの誤解・誤報
浜村氏:今になって大きなニュースになっておりますが、これ、1週間程前、報知新聞が書いたんですよ。この番組でね、読んだんですよ。今、ヨーロッパ方面で、けったいな病気、何がけったいなか、どんな薬でも跳ね返す、菌が発生してね、もう徐々に広まりつつあって、もー早いこと手打たんと怖いって、これ、報知新聞書いたんですよ。私読んだ。読んで、やがて、日本にもやってくんのちゃうか、言うたら、とうに日本に来てますわ。
アシスタント:えーもう既に?
浜村氏:既に来てます。で、帝京大学病院とかね、獨協医大付属病院なんかで、患者さんが発見されてるやないですか。これね、どうも二通りあるらしくてね、一つは、アシネトバクター・バウアニという名前で、もー何のこっちゃさっぱりわからんのですが、帝京大学病院は東京にあります。ここで、去年の8月に、この菌が検出されまして、感染した患者さん、この人が、発見されております。で、そのうちね、どんどんどんどん患者さんが増えましてね、
大きな誤りとしては表題の通りです。このように誤報する原因は後述( エアチェック2010年9月7日放送分・36分35秒頃・L3 多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌とを混同)を読めばわかります。
1週間前に報知新聞の記事を読んだと言っていますが、実際にこの番組で取り上げたのは日刊スポーツの記事で、8月25日のことです。また、そのニュースは報知だけでなく、多くの新聞が取りあげました。
エアチェック2010年9月7日放送分・34分00秒頃・L3 死亡者の数字の意味を誤解説
(帝京大学病院での院内感染の話題で)
浜村氏:で、そのうちね、どんどんどんどん患者さん、増えましてね、この、アシネトバクターに感染した、患者さん、帝京大学病院だけで、46人、そのうち27人が亡くなってるんですよ。
アシスタント:えー、そんなに沢山の方が。
浜村氏:何と恐ろしい菌ですよ、これ。
「27人が亡くなっている」と報じることは問題ないのですが、「27人死んだから恐ろしい」旨の話をすると誤りになります。これまた前述( エアチェック2010年8月25日放送分・41分40秒頃・L1 二次災害の解説)と同様な典型的な誤解例です。ここまで書けば殆どの読者の方は気づかれたと思いますが、一応説明しておきますと、「27人」は単純に「感染者のうち亡くなった方の数」で、「院内感染が原因で亡くなった人の数」を直接指すものではありません。早い話、亡くなった方の中には、院内感染しなくても“どうせ死ぬ筈だった”人が含まれていると考えられるからです。
今回の誤解は「??は??の一部」という概念を理解していないという点で、以下の3例と共通しています。この誤解はスタッフが十分予期できるものだと思います。放送前にメモを渡したり念入りにブリーフィングする等の対策が取れる筈です。
(参照: エアチェック2010年5月19日放送分・55分20秒頃・L2 基本的な誤解(口蹄疫))
(参照: エアチェック2010年7月7日放送分・19分00秒頃・L0 出鱈目解釈(NHKにかかってきた電話))
(参照: エアチェック2010年8月20日放送分・1時間01分05秒頃・L3 歳費返納の対象が本来は全議員だと誤解説)
さらに36分10秒頃にも、
浜村氏:46人、入院患者が感染してね、うち27人が亡くなったって、えらいことです。
アシスタント:そらそう、半分以上ですもんねー。
あと、正しくは「アシネトバクター」ではなく「多剤耐性アシネトバクター(・バウアニ)」です。少なくとも1つのパラグラフの最初の1回は必ず「多剤耐性アシネトバクター」と言うことによって、脅威なのは「多剤耐性のアシネトバクター(・バウアニ)」であって、「アシネトバクター(・バウアニ)の全て」が脅威なわけではないということを聴取者に認識させる必要があります。
エアチェック2010年9月7日放送分・34分30秒頃・L0 「正しく」との意識が欠如
浜村氏:これ、堅い言葉で、多剤耐性アシネトバクターと言うんですね。で、多剤というのは複数のお薬にも、耐えうるという病原菌ですね。
アシスタント:ひいやー、つも、ごっつい強力な病原菌なんや。
浜村氏:そうなんです。あの、言葉を変えて言いますと、どんなお薬与えても跳ね返すんですね。
太線部に似たような説明は世間でよくされていますが、浜村氏が用いた「跳ね返すんですね」との表現は好ましくありません。あくまで、「説明の都合上、故意に不正確な説明をしています」ということが聴取者に伝わるように、せめて「跳ね返すみたいなもんです」等と言うべきです。
そもそも、浜村氏の、「『複数のお薬にも、耐えうる』を、言葉を変えて言うと、『どんなお薬与えても跳ね返す』になります」とする感覚そのものが特異です。「正しく、わかりやすく伝えることが自分の義務だ」なんていう意識はさらさら持ちあわせていないようです。「多剤耐性」という言葉そのものに「全ての薬に耐えるわけではない」との意味が含まれていますが、特異な言語感覚を持つ浜村氏は今後ずっとそれを無視しかねません。
エアチェック2010年9月7日放送分・36分35秒頃・L3 多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌とを混同
浜村氏:で、ここで、問題になりますのが、まあ、アシネトバクターのみならず、これよりももっとたちの悪い病原菌が、いるわけなんですね。で、NDM-1という、これ遺伝子なんですが、この中にアシネトバクターも、含まれるそうですが、アシネトバクターについて言いますと主に、水とか土の中にいるそうです。
アシスタント:えー、水とか土言うたら、なんかもう周り……
浜村氏:欠かせない、我々の、暮らしに。
アシスタント:水、朝から、うゎっ、ねー。
浜村氏:うぇー、うぇい、一日中接してます。
アシスタント:もー接してますやんか。
浜村氏:そうなんです。ただ、水道水は、そんな恐れることは、ないのんちゃいますか。
アシスタント:ほなどこの水ですの?
浜村氏:いや例えば、海とか池とか湖とか、
アシスタント:そやけど、ねえ。
浜村氏:いやそれやったら、すい、海水浴もできにくいねー。
アシスタント:できへんし、そんなん、いずれ回りまわって、つながってますやんか。
浜村氏:でね、つまりは、NDM-1、のこの遺伝子を持つ、アシネトバクター、これについて言いますと、健康な人はね、感染、伝染っても病気にならんてね。ところが、体力とか、免疫力の落ちた人は、感染をするそうなんです。
アシスタント:だから入院してはる人は体力落ちてますから。
浜村氏:そうです。そうです。だからベルギーではもうお一人亡くなっておりますしね、で、肺炎とか、敗血症を起こして、亡くなることがあるんだそうです。だから、この、NDM-1という遺伝子を持つ、耐性菌ですね、アシネトバクターはですね、これは、実は主に、人間の体で、誰もが持ってます、大腸菌にくっつくそうです。
ほぼ同時期に同じ「耐性菌」という分野で2つの大きなニュースが飛び込んできたので、1つの記事の中で両方を取り上げている新聞が複数あります。しかし、こんな間違いはありえません。過去に何度も書いていますが、文を文として読めずに断片的な言葉の羅列としか捉えられていない為に発生した間違いだと思います。
文を文として読めずに断片的な言葉の羅列としか捉えられていない例
(参照:エアチェック2010年6月4日放送分・48分40秒頃・L3 ここ14年の首相は全員、首相の子または孫)
(参照: エアチェック2010年6月10日放送分・19分15秒頃・L3 中間発表?)
(参照: エアチェック2010年6月11日放送分・21分35秒頃・L2 障害者等級の見直し(全然記事を読めてなくて出鱈目話))
(参照: エアチェック2010年7月7日放送分・17分20秒頃・L0 読解力の問題)
エアチェック2010年9月7日放送分・40分00秒頃・L3 死亡者の意味を誤解した上でコメントを捏造
(帝京大学病院での院内感染の話題で)
浜村氏:こんだけ46人も感染者が出て、報告せんうちに、27人が亡くなったいうことはね、過失致死罪にあたんのちゃうかと。もっと早うに手打っておいたらね、そら厚生労働省も保健所も言うてはりませっせ。「もっと早いこと知らせてくれたら、我々も手助けできたのに。27人も死なずに済んだのに」と言うてはりますけれど、まあ、今何を言うても仕方がないといいながら、わざと隠していたんですよね。
先( エアチェック2010年9月7日放送分・34分00秒頃・L3 死亡者の数字の意味を誤解説)の間違いの繰り返しですが、今度は第三者のコメントとして捏造していますからより“たちが悪い”と言えます。
エアチェック2010年9月7日放送分・40分35秒頃・L1 何のこっちゃ?
(帝京大学病院での院内感染の話題で)
浜村氏:だから警視庁がね、ひょっとして刑事事件になんのんちゃうかとこれ、過失致死罪になんのんちゃうかという疑いをもってね、長妻厚生労働大臣も一緒にね、帝京大病院へ、まあ立ち入り、立ち入りを始めたというんです。
聴く側がいろいろ補えば、何となく分かりますが、警視庁の立ち入りの動きについての話の中に唐突に厚労省の話を持ってくるとは、めちゃくちゃです。このように下手くそに話を進めてしまうことは誰にもあることですが、自分で気づいて言い直さないことがニュース解説としては異常です。
エアチェック2010年9月7日放送分・40分50秒頃・L3 また多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌を混同+不適切な言い変え
浜村氏:でね、菌というものはね、ばい菌、病原菌、いろんな言い方ありますが、大概の菌はね、発生した、と、それやっつける薬ができる、すると今度は、その薬をやっつける菌にね、成長するんだそうですね。で、またそいつをやっつける薬ができた、と、その薬に対抗する、方に強くなっていくんだそうでで、これを毎日新聞はね、イタチごっこって書いてます。切りも果てしもない。
アシスタント:もうどんどん強なって……
浜村氏:この病原菌、あるいはばい菌に効く薬ができた、そうするといっとき、菌をやっつけますが、菌の方がね、それに耐えうる、それをはねつける菌に成長するんだそうです。でまたそれをやっつける薬作る、またそれに耐えうる、はねつける菌になるという、どうしようもないってね。だから、自分の身は自分で守るしか仕方がない。特にこの、アシネトバクター等を含めて、NDM-1という恐ろしい遺伝子を持った菌はね、人間の、体の中にある、大腸菌などから、見つかっているそうで、健康な人でも伝染ります。ただ健康な人は、結構なことに、病気が出ないと言いますが、体力が衰えてる、こう暑さが続きますとね、みんな衰えてます。
ここでも前述( エアチェック2010年9月7日放送分・36分35秒頃・L3 多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌とを混同)と同様に、NDM-1産生多剤耐性菌の中に多剤耐性アシネトバクター・バウアニが含まれるとの、全く誤った解説をおこなっています。
また、抗生物質が効く菌から効かない菌へ、「菌が成長する」と話しています。これは出典元記事の「進化」を不適切に言い変えたものです。もちろん実際にも成長するということはありません。耐性菌が現れる仕組みを正しく理解した上で、「成長するみたいに」等と、あまり適切ではないものの、イメージが掴みやすい言葉を使うという説明のやり方もありえます。しかし「成長する」と言うと明確な誤りになります。
エアチェック2010年9月7日放送分・45分05秒頃・L0 記憶力不足
(新型耐性菌の話題で)
浜村氏:インド・パキスタンでね、何で広まったかと言うとね、ほんまかいなと思いますが、日刊スポーツ書いてます。美容整形の手術を、受けるとすれば、インド・パキスタンは安いんですって。日刊スポーツが書いてまっせ。そやから、諸外国から行く人が多いてね。
ただ単に記憶力が不足していることを示す為に取りあげました。
さも、「インド・パキスタンに美容整形を受けに行くこと」が驚きのニュースであるかのような(加えて、本日初めて知ったかのような)口ぶりです。出典元に何度も言及して「ほんまかいな」とのニュアンスを強調しています。しかし実際には浜村氏は8月25日に同じく日刊スポーツの記事からわりと冷静にほぼ同じ内容を話しています。
エアチェック2010年9月7日放送分・59分20秒頃・L0 一応訂正(ボンド・カーの車種)
(嵐山線で線路を車が走行の話題で)
浜村氏:これね、「007 オクトパシー」という映画で、たしかトヨタのセリカやったと思いますが、ジェームズ・ボンドが借りてね、線路の上走る場面ありますわ。
自ら記憶が曖昧なことを聴取者に示しているわけですから、別に問題ではないんですが、氏は映画評論家の肩書きも持つので一応指摘しておきます。正しくはセリカではなく、メルセデス・ベンツの250SEです。ただし正確なモデル名を言うより「縦目のベンツ」とか「ちょっと古いベンツ」と言う方が通りがいいと思われます。
エアチェック2010年9月8日放送分・02分50秒頃・L1 誤解説(写真を撮影させる理由)
(「『撮って』と『取って』を勘違いしてあわや感電死」の話題で)
アシスタント:写真に撮るっちゅーて、何でそんな?面白い風景やから?
浜村氏:やっぱし、後々の証拠にしたいわけですね。
この理由も僅かにはありますが、全くもって第一の理由ではありません。この時点で司令室側としては作業チームを派遣することを前提としていますので車掌に記録用の写真を要請する理由はまずありません。最優先の理由が言えないのはニュース解説者としては明らかに問題です。頭の回転が鈍すぎます。また、記事中にも「状況を伝えるように」と最優先の理由がちゃんと載っています。
エアチェック2010年9月8日放送分・03分30秒頃・L2 誤読?誤伝達?
(「『撮って』と『取って』を勘違いしてあわや感電死」の話題で)
浜村氏:で、今後こういう時は、「文書で、指導する」と言うてはりますわ。
元の記事を知らない人でも明らかにおかしいとわかります。「ラジオの前で『今後こういうことがないように文書で指導する』とちゃうんかい!」とツッコミを入れていた方が大勢いるでしょう。実際の元記事の方では、これは7月の出来事なので「文書で指導した」となっています。
「今後こういうことがないように文書で指導した」を「今後こういう時は、『文書で指導する』」に改変してしまう事態は尋常なものではありません。記事全体との整合性が、誰にでもわかるくらい、明らかに取れなくなってしまう方向への改変だからです。
エアチェック2010年9月8日放送分・09分40秒頃・L1 読み方の乱れ
(深津絵里、モントリオール映画祭で最優秀女優賞受賞の話題で)
浜村氏:ふかづえりさんが、紳士服のお店に、勤めております。この女の子を、デートしようと、誘惑しましてね、ふかづえりさんはその気がないのに、……
さらに2回「ふかづえり」。
そして10分55秒頃、
浜村氏:と、突然司会者が「エリ・フカツ」と言わはったんでね、ふかつえりさん、ポカンとしましてね、……
そして12分45秒頃、
浜村氏:そして今回、ふかづえりさんが取ったんです。そしておずおずと壇上に上がりましたふかづえりさんが、……
さらに2回「ふかづえり」。
エアチェック2010年9月8日放送分・54分40秒頃・L3 作り話を事実だと
浜村氏:ニコライ2世、なんとロシア革命の犠牲になって、ウクライナの鉱山で、革命、軍によって銃殺されてますね。この時に、娘の1人、アナスタシアが身を以て逃げたと言われますね。ここまで話続いていくんですね。
アシスタント:なんかすごい歴史ドラマですね。
浜村氏:そうですね。アナスタシア、確か8歳やったと思うんですが、アナスタシア姫だけがね、這いつくばって這いずり回って、その、ウクライナの鉱山から逃げて、通りかかかった、お百姓さん、一杯、干し草積んだ車にですね、首飾り外して、「これあげますから、干し草の中へ隠して下さい」と。隠してもろおて無事に逃げた。と、ニコラス皇帝の財産がね、気も遠くなるほど、なっ何百億ですか、何千億ですか、あるんですよ。それ、継ぐ資格がある人は、アナスタシア姫1人です。だから、その後、「わたしが、わてが、雁之助だやない、わてがアナスタシアだす」言うて、100人程現れたんです。
アシスタント:100人!えらいまたすごいな。
浜村氏:そうなんです。
アシスタント:なんか歌もありましたよね。
浜村氏:ありました。あの、映画の主題歌、「追想」というね、イングリッド・バーグマンがアナスタシアやって、アカデミー賞とったんですよ。その主題歌です。で、ドイツの裁判所でね、片っ端から、裁判、で、調べて、全部偽物となってますね。
アシスタント:ありゃあ、ほな本物どこいったんやろ?
浜村氏:いやあ、もう恐らく、早くに亡くなったんじゃない…。あの、銃弾で撃たれてますからね。ええ。だから這いずり回って逃げたんですよ。で、首飾りを外した。宝石付いてますから。で、農家の方に頼んで、そ、「荷車に積んだ干し草の中へ隠してくれ」と。
太線部は全て後の作り話です。事実でないことが確定しています。作り話を事実であるかのようにニュース解説番組で話したこの浜村氏の行為は結果的に大変重い誤りです。
DNA鑑定でアナスタシアがロシア革命時に既に殺されていたことが確定したとのニュースは新聞にも大きく載りましたので本来は浜村氏も知っているのが当然です(このことから浜村氏の情報収集能力の低さは今に始まったものでないことが伺えます)。またそれ以前に、行方がわからない人のエピソードがこれほど詳しく残されているといることは大変奇妙で、それだけで作り話だと判別がつかないとおかしいと思います。そして、作り話を、新聞各紙を主たる情報源としている「今朝の新聞から」コーナーでもっともらしく話してはいけないということは、当然わかりきったことです。今回の行為はM資金や山下財宝のことををまことしやかに話したのとほぼ同等レベルです。
あまりに不自然な話ですから、さすがに浜村氏も頭の片隅には、これが作り話だという認識を持っていたと推定されます。しかし「物知りぶりを自慢したい」という気持ちが「嘘の話をしてはいけない」という気持ちを上回っているのだと推定されます。浜村氏はいつもそういう精神状態なのではないかと思えます。
また、一家が殺された場所はウクライナの鉱山ではなく、エカテリンブルク(ウラル地方)のある邸宅です。この時、アナスタシアは8歳ではなく17歳でした。
エアチェック2010年9月9日放送分・08分20秒頃・L2 何を言うてはりまやばし(エコカー補助金の終了について)
(エコカー補助金、7日申請分で終了の話題で)
浜村氏:ほなみんな怒りまっせ。「9月末までという約束違いまんのか」と。怒りますけどね、経済産業省は言うてます。「初めに発表したやおへんか」と。「9月末まで続けると言うたけど、お金が無くなり次第やめまっせ」と言うた筈やと。それ気がつかなんだわ。僕も気がつかなんだですね。「金が無くなった時点で打ち切りますと、言いましたで」と。経済産業省は言うわけなんです。そー、そんなこと言わはったかなと思うんですが、言わはったらしいんですね。で、要するに初め5800億円の金を用意したらしいんですが、見る見る無くなっていってね、急いでほら、エコカー、買う人増えたからね。補助金貰えるうちに買おとこうでしょ、あるいは買い替えとこでしょ。だから5800円が見る見る減って、現在10億円程しか残ってないんだそうです。ところがもう、8日の申請だけで50億円分やからね、とても足りませんわ。そやから、8日に申請した人は“なし”。こら(これは)怒りまっせ。はあ。「どないしまんねん!」言うてみんなぶつぶつ怒ったんですけれどもね、まあ経済産業省が言うてはります。「8月になってから、駆け込みの申請がものすご増えた」ってね。
さらに11分05秒頃
浜村氏:で、そらみんな怒りますからね、そこで、今度は、車の会社はね、「これは政府が打ち切んにゃったら、9月末までは貰えると思てた人、いかれこれやないか」と。政府の言い分も分かりまっせ。「5800億円用意したけども、無くなり次第打ち切ります」と言うたやないかと。「一応、お金がある、政府にお金があるうちは、9月末まで続ける」と言いましたやないか。「でもそのお金が無くなった時点で、9月末が来るのを待たずに、打ち切ります」って言いましたやないかと。これまた経済産業省の言い分ですよね。でも、殆どの人が9月末まで続くもんやと思てたんです。ほなもう打ち切り、打ち切りの可能性大ということですよ。
浜村氏の論点は全くズレまくっています。浜村氏はどうしても「人々が怒るのも当然の事態だ」と言いたいようですが、実際には全然そんなことはありません。
● 政府は最初からきちんと「9月30日を待たずとも予算額を超過することが明らかになった時点で終了」とアナウンスしていました。
● 高額(5万〜25万)の補助金を受け取れるか否かは大きな問題なので、各自動車販売店は購入希望者に、9月30日以前に申請をおこなっても受け取れない場合があることについて徹底的な説明をおこなっていました。
● 9月30日を待たずに終了することは、7月30日に直嶋経産相が「エコカー補助金は延長しない」と発表した時点でほぼ確定したも同然でした。その間接的な証拠の1つとなりますが、メーカーもしくは販売会社によっては終了後も同額を受け取れるようにする独自保証を以前からおこなっているところが多くあります。
浜村氏はそもそも情報収集能力が低い上に、現在は乗用車購入予定者でもないようなので、正しい実情を全くキャッチアップできていないようです。騙した人も騙された人もいないのに、「みんな怒ります」という状態になる筈がありません。せいぜい惜しくも補助金を受けられなかった人の一部に「残念だ」「惜しい」「(運が悪くて)悔しい」等の感情が生じるくらいです。それは「怒っている」とは明確に異なります。浜村氏は正しい実情をつかんでいない上に、テレビのインタビューでの「残念です」との意見を、その特異な言語感覚の為に、「怒っている」と同じ意味だと不適切に解釈して、今回の話に至ったのかもしれません。
また、浜村氏はどこかの新聞の見出しに感化されているのかもしれません。しかし放送におけるニュース解説者は高い見識を持って、公平に状況を見つめる目を持っている必要があります。
あと、「8日の申請だけで50億円分」は正しく伝えられていません。実際には……略。
エアチェック2010年9月9日放送分・13分50秒頃・L1 読み方の乱れに進展
(深津絵里、モントリオール映画祭で最優秀女優賞受賞の話題で)
浜村氏:ここで、日本の女優、ふかづえりさんがね、
アシスタント:ふかつえりさんね。
浜村氏:日本の女優としては、天城越えで、田中裕子さんが受賞して、27年ぶりにね、日本人女優、ふかづえりさんがね、これふかつと読むんです。つなんですね。ふかつ、えりさんが、最優秀女優賞を、受賞してますね。
この後の十数回は「ふかつ」と発音しました。やれば出来るじゃないですか。となると、尚更今まで放置していたスタッフの、浜村氏への異常な気遣いぶりが目立つことになります。
長くかかりました。
(参照: エアチェック2010年6月3日放送分・14分45秒頃・L1 単純な間違い(ふかづえり) )
(参照: エアチェック2010年6月25日放送分・35分45秒頃・L1 読み方の乱れ)
(参照: エアチェック2010年9月8日放送分・09分40秒頃・L1 読み方の乱れ)
恐らく実際には、年単位で続いていたのでしょう。
エアチェック2010年9月9日放送分・29分20秒頃・L1 単純な年齢の間違い
浜村氏:まっ小沢さん63歳やけど、まあ今の63歳と言えば元気ですからね、……
エアチェック2010年9月9日放送分・30分50秒頃・L2 保釈金を誤解説
(「鈴木宗男議員、失職・収監へ」の話題で)
浜村氏:で、1年2ヶ月ぶりに、保釈をされた。保釈された。保釈金というお金積みますよね。保釈された。保釈金積んでもね、尚且つ、どっかへ逃げんのちゃうか、あるいは証拠隠すのちゃうか、そういう疑いがあったらね、なかなか出してくれないです。で、まあ殆どの場合、保釈金さえ、積めばね、人によって金額ちゃいますよ。その疑い、あるいは、罪、罪ってまだ判決出てないけども、判決出たらこういう罪になるんじゃないかと予想もあって、1人、何百万円、1人、何千万円、1人、何億円という場合がありますよね。保釈金積むんです。そしたら、まあ逃げない、証拠隠さない、それから、他の人に迷惑かけない、お礼参りとかね、そういうことをせんやろと、判断したら、出してくれるんです。「おうちへ帰りなさい、もう。拘置所におらんでも宜しい」。拘置所に限ったことはない、刑務所で、拘置される場合もあるんです。「もう、おうちへ帰りなさい。裁判のある日は、出てきなさい」と。裁判所へ。で、鈴木宗男さんは、東京拘置所に、1年2ヶ月、拘置されていたらしいんです。
今度は少し曖昧ですが、基本的に前述( エアチェック2010年9月3日放送分・20分30秒頃・L2 保釈金を誤解説)と同様なことを言っています。前回放送後にきちんと反省会をやっておけば防げた誤解説です。さらに言えば、そもそも、この話の持ち出し方がおかしいです。鈴木宗男は証拠隠滅の恐れありで1年2ヶ月も拘置されていたんですから「殆どの場合」にはあてはまっていません。それなのに、それについての言及もないし、逆説の接続詞もありません。「保釈された」を考えている時には「1年2ヵ月後にやっと(保釈された)」という事実の重みを完全に失念していると思われます。はっきり言えば、これは思考力の低さの現れです。
あと、「刑務所で、拘置される場合もあるんです」は、この場面で挿入される理由が見いだせず、意味不明です。意味不明なことを言ってしまっても取り消せば何も問題ないのですが、放置したとなれば異常です。
エアチェック2010年9月9日放送分・34分55秒頃・L1 誤説明(あっせん収賄)
(「鈴木宗男議員、失職・収監へ」の話題で)
浜村氏:これ、賄賂。あっせん収賄と言いましてね、頼みごとを引き受けて賄賂をもろた、あっせん収賄。
実は、その1分余り前の33分40秒頃
浜村氏:これ受託収賄と言いましてね。受託収賄って何のことですか。頼みごとを受けて賄賂をもらう、これを受託、収賄と言うんですね。
受託収賄の方の説明は問題ないのですが、その1分余り後のあっせん収賄の説明が受託収賄と同じです。これなら説明しない方がマシでした。
エアチェック2010年9月9日放送分・36分40秒頃・L1 おかしな言い様(上告を知らない為に)
(「鈴木宗男議員、失職・収監へ」の話題で)
浜村氏:最高裁判所に、裁判のやり直しを願いでた。これを最終審と言いますね。
以前( エアチェック2010年7月29日放送分・27分05秒頃・L3 出鱈目報道(どこをどう読んだのやら))に指摘したように浜村氏は上告という言葉を知らない上に、独特の猛烈な知ったかぶりで僅かに自分の知っている言葉を無理やりつなげようとするので、おかしな言い様になっています。
エアチェック2010年9月9日放送分・37分25秒頃・L1 未決勾留日数について不適切な説明
(「鈴木宗男議員、失職・収監へ」の話題で)
浜村氏:刑務所入らんなん。ただし、長いこと、1年2ヶ月も拘置所に、閉じ込められておりましたから、懲役2年と言うても、その、拘置されていた、1年2ヶ月分は引いてくれるんですね。だから、1年と数カ月になるそうです。
36年以上もニュース解説をやっておきながら、必ずしも未決勾留日数の全てが算入されるわけではないことに気づいていないのでしょう。加えて「(懲役)2年」から「1年と数カ月」を引くと「1年2ヶ月」と計算が合わないことを無視してしまっています。過去に同様なことはあったでしょう。万事につけて無視せずにその都度きちんと確かめておけば、36年以上も経た頃には相当な物知りになっていたでしょうに。
エアチェック2010年9月9日放送分・52分15秒頃・L2 全部アベコベ(東シナ海と南シナ海)
(海保巡視船、尖閣諸島で中国漁船と接触の話題で)
浜村氏:ただねえ、産経新聞に、櫻井よしこさんが書いてはりますが、中国が、これね、地図で言うと、おー南シナ海と呼ばれるあたりやそうです。尖閣諸島は。ところがね、「この南シナ海で起こったこの出来事は、やがて、東シナ海の問題へも入り込んでいくだろう」と。で、東シナ海では現在ね、例えば、ベトナムとかね、インドネシアとか、こういう国々が、やっぱり魚とってるんです。すると中国の軍艦がやってきてね、……
(中略)
(53分00秒頃)
浜村氏:もー、南シナ海、私が言いましたのは、南シナ海で、日本の海上保安庁の巡視船と、中国の漁船とが問題起こしたんですが、東シナ海では、ASEAN諸国、たとえばベトナムとか、インドネシアの国々の漁船をね、中国の船が追っ払うわけなんです。
(中略)
(54分05秒頃)
浜村氏:で、中国はね、こうして、ベトナム、インドネシアの漁船をね、東シナ海において、取り押さえるにとどまらず、機関銃で撃ってくるんですって。
太線部は全て、東シナ海は南シナ海に、南シナ海は東シナ海に入れ替える必要があります。全部アベコベです。このような間違いを犯すのも、浜村氏がやはり記事を文章として読めず、言葉の羅列としてしか認識できない為でしょう。加えて今回の誤りは、見出しの「『南シナ海』が教える事」、および記事中の「この南シナ海で起こったこの出来事は、やがて、東シナ海の問題へも入り込んでいくだろう」からもチェックできた筈です。とにかく「頭が働いていない」、「頭の回転が鈍い」印象です。
エアチェック2010年9月9日放送分・56分50秒頃・L3 (まるでわかってないから)中国を利する発言
(海保巡視船、尖閣諸島で中国漁船と接触の話題で)
浜村氏:ただもう中国は昔から、尖閣諸島の辺りは、昔から中国の海で、あると、中国の領土であると、叫び続けてね、「何でそんなところへ日本の、巡視船がやって来んねん」と。「何を警戒しとるんじゃい」。「そんなもん、こっちの、こっちの海やから、こっちが何やっても勝手やないか」。
浜村氏の話は出鱈目な中国政府の主張を肯定するもので、明らかに日本の国益を害する発言です。中国は1969年に尖閣諸島周辺で石油が見つかった後の1971年に突如、自国の領土だと主張し始めたわけで、日本側から「中国は昔から……領土であると、叫び続けて」等とは口が裂けても言ってはならないことです。お話になりません。浜村氏はあまりに論理がわからない人だからこんな間違いを犯すのでしょう。
エアチェック2010年9月9日放送分・1時間00分35秒頃・L2 また多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌を混同
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
浜村氏:まあ、時間がないので、もう言いませんが、アシネトバクターという、どんな薬も効かない病気がね、どんどんどんどん増えつつあるんですよ。
(中略)
(1時間01分15秒頃)
浜村氏:1週間程前、報知新聞がね、最初に書いたんですよ。「ヨーロッパ、アメリカで、こんな病気が流行っておる」と。ベルギーではも1人死んだって書いたあるんですよね。
前述( エアチェック2010年9月7日放送分・36分35秒頃・L3 多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌とを混同)の繰り返しです。浜村氏よりも、誤りを放置したままのMBS側スタッフにより呆れます。
あと、前述( エアチェック2010年9月7日放送分・34分00秒頃・L3 死亡者の数字の意味を誤解説)の説明にあるようにパラグラフの最初には必ず「多剤耐性アシネトバクター」と言わなければなりません。またもちろん「病気」ではなく「?菌」と言うべきです。
エアチェック2010年9月10日放送分・09分30秒頃・L1 呆け症状
浜村氏:とにかく、あの、今年の、し、司法裁判ですね。
アシスタント:はい。
浜村氏:司法裁判と言うのは、弁護士さんとか、あるいは検事さんとかね、裁判官なんかが、なろうとする人が受ける試験ですね。
アシスタント:ほうほうほうほう。
浜村氏:今年の合格率、最低です。
(中略)
(11分15秒頃)
浜村氏:司法試験と言います、これ。
この部分は誰もが間違いとわかるので「放送法上の問題点を指摘」しているという意図はありません。単純に放送の実状を伝えているだけのつもりです。私は、浜村氏の頭がよく回ってないことより、「アシスタントの役立たなさ」の方がより気になります。聞く(読む)ところによると、過去、浜村氏に歯向かったアシスタントは下ろされていったそうです。もしかすると、このアシスタント(木・金担当のアシスタント)は下ろされることを恐れて、浜村氏にツッコミを入れたい、あるいは間違いを訂正したい心を日々必死に抑えて、阿呆なふりをしているのかもしれません。月〜水担当のアシスタントの方は年齢が比較的浜村氏に近く、氏と40年来の知り合いという関係から、ある程度はツッコミを入れることが許されているんだ、と見ることができるのかもしれません。
「さっきは間違えてましたね」等の言葉は一切ありませんでした。
エアチェック2010年9月10日放送分・30分45秒頃・L1 簡単な計算間違い
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:で、9時、19分にね、119番の電話を受けて、1分後にね、サイレン鳴らして出動したそうです。
アシスタント:ほんま救急車すぐ来ますもんね。
浜村氏:すぐ来ます。そしてね、9時、28分に、現場に到着した。
アシスタント:はい。
浜村氏:そうすると、27分間で走ってきたわけですね。ただし当日は、日曜日やったんで、東京都内は空いていたそうです。
アシスタント:ああそうですか。
ここでも私は、浜村氏のチェック能力、計算能力の低さよりも、「アシスタントの役立たなさ」の方がより気になります。
エアチェック2010年9月10日放送分・33分25秒頃・L2 まともに記事を読まず、勝手に出鱈目解説
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:ただね、押尾被告の弁護士さんは、「そうやない」と。もちろんそら、被告を守らないかんからね、
アシスタント:弁護士さんですからね。
浜村氏:そうです。「そうやない」。「我々が、救急車の、出動調査報告書を、調べた結果、119番の電話を受けて、そして、救急車が、六本木ヒルズのマンションへ行って、アゲハちゃんを運び出して、救命救急センターまで運ぶのに、平均して40分はかかる筈や」と。こら弁護士さんの意見です。で、救急隊員の意見は、「そんな、40分もかかりません。15分で到着します」と。日曜日やしね。街は空いてるし。ここに意見が食い違うわけですが、裁判官は、どっちの証言を取るか、ですね。
昨日の公判の救急隊員の証言で、本件は病院選定に待ち時間の生じない「3次救急事案」であるのに対し、従来弁護側が40分かかると主張する根拠としていた証拠が、実は全て緊急性がより低い「2次救急事案」のみを平均した結果を用いたものであったことが判明しました。そのことによって前述の弁護側の主張は崩れました。浜村氏はまともに記事を読んでいないらしく、太線部は全くの誤解説・出鱈目解説です。記事をまともに読んだり理解したりしないのであれば解説する資格はありません。勝手な発言はやめるべきです。
エアチェック2010年9月10日放送分・34分55秒頃・L2 出鱈目解説(間違った因果関係)
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:それでも、「僕は」、押尾被告は、「僕は、6時半になっても、彼女が死んだとは思っていなかった。だから、懸命に、心臓マッサージ、それから人工呼吸をやった」と言うんですが、その為に、胸の骨、折れてます。田中香織さんの胸の骨折れて、肺、内蔵の肺の部分は、肺水腫というね、病気を発症していたそうなんです。
さらに38分05秒頃にも、
浜村氏:ただ、押尾被告の不利な点はね、田中香織さん、アゲハちゃんが異常な状態になった時、「ああ、救急車呼ばないかんやろうなあ、しかし、救急車でも、パトカーでも呼んだとき、俺が、合成麻薬やってることがバレるから、出来たら、救急車も、パトカーも呼ばんと、俺が治療しよう」と。そして、人工呼吸とか、心臓マッサージを、素人やけれどもやった。やったら、胸の骨、折れたとかね、肺水腫という、病気が発症したとか、それではやっぱり不利ですね。
この2箇所はいずれも、田中香織さんの肺水腫の原因が、押尾が肋骨を折ったことにあるとする出鱈目解説です。そんなことが書いてある記事はどこにもないと思います。肺水腫の原因が合成麻薬の為に心臓の働きが弱まった為であることは、別に医者でなくても、まともな解説者ならまず察しがつきます。いや別に察しはつかなくてもいいと思います。しかし肺水腫と骨折とを“勝手に”結びつける行為は論外です。このページには目ぼしい例が挙げられていないのですが、浜村氏は「ものとごがよくわかっている“ふり”をしたい」為か、時々、こうした「勝手で出鱈目な結びつけ」をおこないます。こうした態度はまさしく聴取者と放送を舐めきった姿勢の表れだと言えます。
それより前の29分05秒頃にも、
浜村氏:そしてね、心臓マッサージとか、人工呼吸を自分でやった。ところが素人です。骨折ってしもたんです。
アシスタント:ほんまあなかなか難しいですもんね、素人でするのは。
浜村氏:そんなもん、素人がやれるわけやないんです。胸の骨、折ってしもたんです。
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:ええ。それから、肺、肺って内蔵にありますね。肺臓とも言います。肺の部分もね、不具合を生じたと言うんです。
ここは先の2箇所より曖昧ですが、実際には上と同様なことを述べようとしていたと思われます
エアチェック2010年9月10日放送分・35分25秒頃・L2 コメント捏造+的外れ解説
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:それでね、そういった状態を、細かくね、検証致しますと、田中香織さん、亡くなった時刻をね、夕方の6時47分から、6時53分の間、ちょっと6分の差がありますが、6時47分から、6時53分の間に、アゲハちゃん、つまり田中香織さんは、息を引き取ったと、こう判断された。と、救急車呼んでいたら、助かったかもしれないという観測が強いですね。で、押尾被告の証言によると、「ごっ、夕方の5時50分頃から、田中香織さんはおかしなって、6時頃には酷い状態になった」と言うてます。で、息絶えたのが、これが、6時47分から、6時53分の間ならば、十分救急車にすぐ連絡していたら、飛んで来たわけですよ。そして、救命救急センターへ運んだ。助かっただろうと思われます。ただね、この場合救急隊の証言、警察官の証言で、「すぐ救急車を呼んでいたら、助かっただろうと思われます」では、弱いんですってね。
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:はあ。これ、日刊スポーツで、若狭さんという弁護士さんが語ってはりますけどね、「とにかくね、『もっ助かったに違いない』と、あるいは、そこまでは言わんでもね、『7割から8割は、救急車すぐ呼んでいたら、7割から8割は助かっていた』と、こういう証言をね、救急隊員がやっていたらね、押尾被告は追い詰められたやろ」と。で、弁護士さんは「いや、助からん。救急車が来た頃には死んでいた」。そらそうです。3時間以上経ってるんですから。でも、「おかしなった状態で救急車呼んでいても助からなかっただろう」という、弁護士さんのね、弁護は崩れる筈なんですよね。「助かっただろう」ではやっぱり、弱いんですって。
アシスタント:まあそうですかね、証言としては。
浜村氏:これ、これまた我々にとっては、法律って難しいな。裁判って難しいなあと思います。若狭弁護士はね、はっきり「8割から9割」言うたはります。「8割から9割は助かっただろう、すぐ救急車呼んでいたら」。こう、はっきりと証言出来たらね、もう、押尾被告は追い詰められるところなんですが、そこまで救急隊員は言わなかった。「救急車をすぐ呼んでいたら、助かっただろうと思います」。それでは弱いんですってね。難しいもんですね。
出典元記事の若狭弁護士のコメントに一部、勝手に不適切な付け足しをおこなった上で、的外れな解説をおこなっています。
まず、読者の皆さん、考えてみて下さい。医師でもない救急隊員が証言台で「救急車を呼んでいたら9割以上助かっていた」等と言うと思いますか。そんなことを証言するのは「まず医師でしか有り得ない」と普通、誰でも思うのではないでしょうか。しかし浜村氏はそこに頭が回らなかったようです。もう察しがついたと思いますが、若狭弁護士のコメントには「こういう証言を救急隊員がやっていたら(押尾被告は追い詰められたやろ)」という部分はありません。浜村氏の捏造です。少し考えればこの後の公判で医師が証人として証言することは容易に予想が付きますし、実際にその予定です。「今後、お医者さんが証言します(するでしょう)から、それを聞いてみ(待ち)たいですね」等とコメントすれば適切だったでしょう。
多少なりとも浜村氏に同情すべき点を挙げると、そもそも出典元記事の若狭弁護士のコメント部は出来が悪いです。記者のまとめ方が不味いと思います。ただいつも書いていますが、放送人には出来の悪い記事を見抜く力量が必要です。
エアチェック2010年9月10日放送分・58分45秒頃・L2 不適切な言い変え(コーラン→お経)
(フロリダ州の牧師のコーラン焼却計画の話題で)
浜村氏:この日を、もって、アメリカ、フロリダ州の、キリスト教会の、牧師さんたちがね、イスラム教のお経をね、燃やす、催しを、計画してるって、……
「イスラム教のお経をね、コーランと言うんです」ならスルーしますが、「コーラン」という言葉を完全に消し去ったので問題です。聴取者が新聞を読む際に障害となるようなことをやってはいけません。これでは聴取者の為にならず、浜村氏の自己満足に過ぎません。
エアチェック2010年9月13日放送分・30分10秒頃・L2 不適切解説(ペイオフ制度)
(日本振興銀行、業務再開の話題で)
浜村氏:1971年、ペイオフ制度が出来て。こんなもん長いこと必要やなかったんです。今回、日本振興銀行について、初めて適用されたんやそうです。
アシスタント:あっらー、だって銀行が破綻するってまあ、したこと
浜村氏:だーれも考えたこと、ないがなー、そんなん。
アシスタント:はあるけど、せやねえ、今まではねー。
浜村氏:また、銀行は銀行でね、「うち、左巻いになっても」、古い言い方や、「左巻い」って知ってる?そんな言葉。「傾いても」という意味や。「うちが左巻いになっても、政府が助けてくれる」と、そういう気持ちもあったしまあ、今までそうやったこともあった。だから、こんなペイオフ制度、1971年に決まった。これ、当てはまることが、出てくるとは思わなんだんです。
出鱈目というか、記憶力ゼロと言うか……。これは15年前までなら妥当な解説です。それ以降の記憶が浜村氏には全くないようです。簡単に言って今までペイオフが実施されなかったのは、金融システムの崩壊を恐れた政府が最も危機的な時期にはペイオフを凍結していたからです。その頃に長銀や日債銀 が破綻した際に政府はかなりの金額を負担して兎にも角にも預金を全額保護させました。つまり実質、国民の負担で無理やりペイオフの実施を回避していたに過ぎません。浜村氏の「必要なかった」という解説は全く不適切です。危機が一段落した2002年4月にペイオフが部分的に解禁になった際には「今後は銀行を選ぶ時代」、「今後は1千万円超の預金は自己責任」だとしつこいほど広報されました。この番組でも話されたことは当然あるのではないかと思われます。でも浜村氏には記憶がまるで残っていないのでしょう。
エアチェック2010年9月13日放送分・31分25秒頃・L0 ペイオフ解禁のこと言及せず
(日本振興銀行、業務再開の話題で)
浜村氏:これについてですね、やっぱり、「金融庁の監督責任もあるんやないか」という声も、出てますね。監督する以上、「これ、ちゃんと指導してくれな困るやないか」と。「今になってあきまへんわ。1千万円以上の預金については、どないなるか知りまへんで」と、言うようでは真っ青になる人、ようけ、昨日ね、日本振興銀行の前に、詰めかけはってね、昨日は休みか?
この話が明確に間違っているわけではありません。ただし誤解を招かないように、このような話をする際には、本来はペイオフが解禁されて以降は「基本的には自己責任」ということを言い添える必要があります。
さらに33分25秒頃、
浜村氏:で、これまあ、政府、あるいは金融庁に言わせるとね、「自己責任もありまっせ」と。「そんな危ない銀行へ金預けた方も、悪いのんちゃいますか」と言うけどね、ちょっと待ってくださいな。素人にはわかりませんにゃ。んでね、利子は、今までは良かったんですって。
一応「自己責任」という言葉を出してはいますが、「金融庁……と言うけどね、……」で一部否定したまま放置してしまっていては問題です。やはり2002年4月にペイオフが部分解禁、2005年4月に全面解禁され、「護送船団時代は遠い昔」ということを聴取者に対して明確にする必要があります。まず浜村氏自身が理解しなくてはなりません。
エアチェック2010年9月14日放送分・10分40秒頃・L1 簡単な間違い(年齢)
(「玉置浩二、コンサートでトラブル」の話題で)
浜村氏:明くる日の13日は、この玉置浩二の、53歳の誕生日やったんですがね、
そして、14分40秒頃に、
浜村氏:ええ歳してあんた、ごじゅう、52、3でっせ。
さらに15分00秒頃、
浜村氏:「わし今日で52歳になったんや、誕生日や、ホテルで誕生パーティやろうやないか」と。
しかし「さっきは間違ってました」等の訂正の言葉は一切ありません。このケースはどうってことのない軽い間違いですが、基本的に放送中の間違いに関しては「他の番組だと訂正するけど、この番組はええんや」等という甘い考え方は許されないことをしっかり自覚する必要があります。「間違ってました」「間違いました」と言いたくないなら、間違った際に間髪入れずに正しく言い直す必要があります。しかもそれで済むのは比較的軽い間違いに限られるでしょう。
エアチェック2010年9月14日放送分・31分25秒頃・L2 保護責任者遺棄の説明が元の黙阿弥
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:これは、保護、保護責任、遺棄と言いましてね、まっ5、6年から7年くらいの懲役らしいんですが、保護責任、遺棄致死、致死というのは、死に至らしめたという、だから、保護しなければならない責任を、すてて、遺棄と言うんですね、すてて、死に至らしめた、致死となりますとね、10年の懲役は覚悟せなあかん。
先日( エアチェック2010年9月3日放送分・23分00秒頃・L1 単純な間違い(MADA))は適切な説明をおこなったんですが、また元( ストリーミング放送2010年3月5日分・24分15秒頃・L2 保護責任者遺棄)の不適切な説明に戻ってしまっています。今回は2度とも「保護責任者」の「者」が抜けているのでメモが用意されていなくて記憶や自らの考えに頼って話しているのでしょう。これと同じ間違いはこのページで取り上げただけで過去に8回あります。これだけ繰り返した間違いです。75歳という年齢も影響するでしょうから、1回くらい正しい説明を教えられたとしても、それだけで浜村氏の頭の中まで正しく訂正することは困難でしょう。元の黙阿弥となるのは言わば当然です。ディレクターは関連記事には忘れずにメモを準備しなくてはならないでしょう。それが出来ないなら記者かアナウンサーを同席させるべきです。またこの間違いに限らず、何度も同じ間違いを放置していると、浜村氏の頭の中の訂正がより困難になっていくでしょう。とにかく放置せず、間違いを見つけたらすぐに浜村氏に指摘すべきです。
書き出しは省略しますが、この後も「保護責任者」の「者」が全部抜けていました。
エアチェック2010年9月14日放送分・1時間01分30秒頃・L4 出鱈目解説(日中中間線と日中EEZ 境界線を混同して結果的にかなり売国的発言)
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(東シナ海の日中中間線に関して)
浜村氏:で、国連、とかね、国際裁判所が言うんです。「双方、話し合いをしてね、釣り合いのとれたところで、境目の線を引きなさい」と。これを中間線と言うんです。「話し合いが、折り合いがついたところを、境目として線を引きなさい」。その話し合いがまだ付いてないんです。
浜村氏は以下に抜粋する毎日新聞の9月12日の記事を元に話しています。
日本と中国は沿岸から200カイリ(約370キロ)まで認められる排他的経済水域(EEZ)が重なり合い、境界が未画定です。国連海洋法条約と国際判例は「地理的な中間線がつりあいの取れた解決」とし、境界画定は当事国間の合意によると規定しています。 |
ここでもいつも( エアチェック2010年9月7日放送分・36分35秒頃・L3 多剤耐性アシネトバクター・バウアニとNDM-1産生多剤耐性菌とを混同)のごとく、文を文として読めず、断片的な言葉の羅列としか捉えられていない影響が出ています。中間線が未確定だとはどこにも書いてないのに自分勝手に話を作っています。浜村氏が(日中)中間線だと説明しているこの部分は、実際には排他的経済水域(EEZ)の境界に関する説明です。この部分を(日中)中間線の説明だと思い込んだまま、さらに「地理的な」という重要なキーワードを無視し、結果的に売国的発言に至っています。
誤解のプロセスを振り返るのは程々にし、浜村氏が頭に入れるべき情報を挙げておきます。
● 日中中間線とは、今後日中間で話しあって決定すべき性格のものでは全くありません。境界が決まっていないのは日中中間線ではなく排他的経済水域(EEZ)の方です。日中間のEEZの境界として(適切だと)日本側が主張しているのが日中中間線です。
● 日中中間線は(簡略に説明すれば)日中間の地理的な中間線のことを指しています。「日中間の地理的な中間線の別名」だと認識すれば適当です。上記記事で、国際判例がEEZの境界線として「つりあいの取れた解決」としている線引きにあたります。
● 念のため書いておきます。「地理的な中間線」とは正式には「両国の基線(通常、海岸の低潮線)上の最も近い点から等距離にある線」です。
● 尖閣諸島は日本の領土なので、当然、尖閣諸島付近の海は日本の領海です。中国が日中中間線付近で開発しているガス田はそこからだいぶ離れた場所にあって、日中どちらの領海上にもありません。
● 上記記事抜粋にも一部あるように、最近の国際司法裁判所の判例は、地理的な中間線を基本として一部諸事情を考慮して手直しするという方法をとることが多く、もし、日中両国がこの問題を国際司法裁判所もしくは国際海洋法裁判所で争った場合は、日本側の主張に近い形で決着する可能性が高いと見られています。中国がこれら裁判所への付託に同意しないことは中国自身もそれを認識している間接的な証拠と言えるでしょう。
さらに1時間03分00秒頃、
浜村氏:でね、私思うんですが、双方の排他的経済水域が重なってるところはね、どっちも入り込んで良いか、どっちも入り込まないようにしようか、どちらかに決めればいいと思うんです。そして、何年かかってもよろしい。気長に話し合いしてね、そうしてね、最終的に、境目の線を決めればいいと思うんです。
先の誤解を抱えたままではこうなるのは当然と言えるでしょう。これも売国的発言です。本来ディレクターはこの1分余りの間に話をやめさせるべきだったでしょう。
エアチェック2010年9月15日放送分・20分30秒頃・L1 先日の間違いの繰り返し
(所在不明の高齢者の話題で)
浜村氏:今年100歳以上の高齢の方、長寿の方はね、全国で、4万4千449人いはるそうです。一応住民票の上ではね、住民票の上では。
アシスタント:これほんまにねえ、
浜村氏:ええ。
アシスタント:ちゃんと生きてはるかどうか。
浜村氏:さあさあ。幽霊ではないやろな。ちょっとね、幽霊じみた人も、10人程あるそうですが、今しっかり調べてます。調べてます。水戸黄門と同い年とかね、銭形平次と同級生とかね、それ、住民票の上でそうであっても、とーになくなってはる、そういう場合もあるんでね、まあ、きっちり調べてますが、厚生労働省が、調べて発表したんですね。で、去年に比べて、1年で4050人増えてるんです。すごい増えようやないですか。
戸籍という言葉を出していないものの、基本的には前述( エアチェック2010年9月7日放送分・32分10秒頃・L2 戸籍だけ残っている所在不明の高齢者に年金が出ていると)の繰り返しです。反省会・勉強会をおこなうべきです。
エアチェック2010年9月15日放送分・32分45秒頃・L0 素人すぎ(民主党代表選の解説)
(民主党代表選の話題で)
浜村氏:小沢はんに言わせると、「6票の差てなもん、大したことないわい」と。今回の、721対491も、「そんなにさー(差)、ついてないやないか」って、小沢さん実際言わはったんです。
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:しかし、さー(差)ついてまっせ。
アシスタント:ついてますやんねー。みんな一般的な…も、えらい差や言うてはりますやんか。ニュース…
浜村氏:ねえ。すると、えー、真理ちゃん、あやちゃん計算しなさい。721、と491では、どれくらいの差が出来たんですか、これ。いや、今の、ありがとう娘がね、筆算しておりますが、暗算では出来んか。あんざんは女でしかでけんのです。出ましたか?
ありがとう娘:はい。
浜村氏:はい。
ありがとう娘:そうですね。
浜村氏:何がそうです……
ありがとう娘:230です。
浜村氏:230言うたら、差、大きいと思うんですが、
アシスタント:そうですよね。
浜村氏:小沢はん、国会議員の差が6票、そして、全部引っ括めて、721対491。いくらですって差が?
アシスタント:230ですね。
浜村氏:「そんなもん大した差やないんじゃないか」と言わはったんですが、
アシスタント:どういうことなんですかね。
浜村氏:大した差やと思うんです。
まともなニュース解説者なら「小沢氏の発言は“実は”ある意味、正しい」等と言い、ポイントでは大きく差がついたものの、それは党員・サポーターのポイントが全国の総支部ごとに総取り方式で決定されるという今回の選挙方式に影響を受けた為であって、得票数差はそれよりずっと小さかったことを説明する場面です。
エアチェック2010年9月15日放送分・35秒35秒頃・L0 ノーサイドの直訳がわかっていない
浜村氏:で、私ね、国会議員という、いわゆる政治家さんって、おかしな人々やなあと思うのはね、使う言葉が判で押したように決まってるんです。「これからはノーサイドで頑張りたいと思います」。
アシスタント:ノーサイドって何やねん。
浜村氏:そうやろ。桜井さんでも知らんやろ。
アシスタント:わけわかれへん。ノーサイド、ラグビーですか?
浜村氏:違う。あっラグビーや。ラグビーです。私なんか、はじめサッカーの言葉や思った。
アシスタント:いやー、ほんまやね、サッカーかラグビーか、何やわけわからへん。
浜村氏:ところが、このスタジオに、高校ラグビーの元マネージャーがおりますから。吉村、あやかちゃん。
アシスタント:私もそうですよ。
浜村氏:あっほんと!ラグビーのマネージャー2人もいる?
アシスタント:ええ、私の方が古いです。
浜村氏:この狭い、古いこと、何しろ元禄時代やからね。
アシスタント:そうそうそうそう、女子マネなんかなかった時代。
浜村氏:ラグビーの言葉なんですってね。「これで終わり」という意味やそうです。
アシスタント:ゲームセットいう意味やからね。
浜村氏:ほなね、どの政治家も、判でついたようにね、「これからはノーサイドで」。あの人もこの人も、「ノーサイド」で。何で同なじ言葉しかよう使わんのやと!
アシスタント:いいやー、何でですかね。わざわざそんな言葉使う必要ないのにね。
浜村氏:でね、それ、テレビやラジオで聞いた人、100人が100人とも、何のこっちゃわかった?
アシスタント:あー、わかれへん。
浜村氏:私みたいにね、ラグビーの言葉や思ったんです。
アシスタント:あー、サッカーやと思ったんですか。
浜村氏:うわー、サッカーやと思たんです。何のこっちゃない、ラグビーの言葉で、「もうこれで終わり、ノーサイド」と言うんですって。ということは、今まで、菅派、小沢派と、別れて戦こうたけど、もう、選挙で結果が出た以上は、「終わり、終わり、敵も味方もない」。
アシスタント:あー
浜村氏:これ、「ノーサイド」という言葉を使って、
アシスタント:ほな今までやったら、あの小沢さんの方についとったけど、今度は菅さんの方へもいきまっせいう意味ですか?
浜村氏:「今までは菅直人さん、応援してたけど、もちろん、あの小沢さんの政治にも強力しましょう」。「敵味方ない、これで終わり、ノーサイド」。それをみんなが使うからね、あんたら言葉知らんのかいと。毒舌の言葉一つ叩きたくなる。「ノーサイド、ノーサイド」って判を押しみたいに言わんとやね、「これからはもう敵も味方もありません、みんな民主党の一員です」と。何でこう言えんのかいなあと、思いますけれどもね。
42分30秒頃には、
浜村氏:さあ、どの政治家さんも口を揃えて、「ノーサイド、ノーサイド、勝ち負けなし、これからは、民主党なら民主党、一つにまとまっていく」。これを挙党一致と言うんですね。
他愛もないやりとりですが、浜村氏の言語能力の低さが目に余るケースです。読者の全員が同意するわけではないでしょうが、ここでの会話からは浜村氏が「ノーサイドの直訳=敵味方なし」だと認識していないことが滲み出ています。浜村氏が「敵も味方もない」と言っているのはノーサイドを直訳しているからではなく、ラグビー用語を介しての間接的なつながりからです。ここでの会話の全てのおかしさの原因はここにあります。新聞は「ノーサイドの直訳=敵味方なし」であることは明白ということで、特に説明を設けていません。浜村氏は新聞社にとって(も)想定外のレベルにあるようです。政治家が「ノーサイド」という言葉を判で押したように使うのは「敵味方の区別なくやろう」という意味を露骨さを隠して表現できる大変便利な言葉だからです。加えて言えばスポーツ用語だけに「フェアプレーの精神で」というニュアンスを醸し出せるからでしょう。
エアチェック2010年9月15日放送分・50分00秒頃・L2 不適切な言い変え(中国出身の国連事務次長→中国の偉いさん)
(「国連総長に『嫌いだ』 事務次長、酔って暴言」の話題で)
浜村氏:その席上でね、中国の偉いさんでね、しゃ・ズーカンと読むそうです。このシャーさんが酒に酔いましてね、……
「中国の偉いさん」は普通に解釈すると「中国政府高官」という意味になります。「中国政府の高官」と「中国出身の国連高官」ではまるで意味が異なります。これは相当危ない誤りです。
さらに51分05秒頃にも、
浜村氏:で、この、しゃ・ズーカンね、中国の偉いさんなんですよ。大変に偉い人なんです。経済社会局長。国連において、経済社会局長をやってる人。
国連の高官だと後から説明を加えるだけではまともな放送ではありません。「中国の偉いさん」と言ったことを明確に取り消す必要があります。
あと、浜村氏のアクセントではどうしても記事の「シャー」ではなく「しゃ」に聞こえてしまいます。「謝」の発音と同じになってしまっていると思います。
エアチェック2010年9月15日放送分・52分25秒頃・L1 単純な間違い(ベルルスコーニ→ベルスコーニ)
(伊首相「ヒトラーは生きている」 冗談が反発呼ぶ」)
浜村氏:イタリアの首相は、ベルスコーニさんと言うて73歳。
54分05秒頃
浜村氏:まっ、イタリアの、ベルスコーニ首相の言葉として読みますとね、
滑舌が悪くなると同じ音を続けることを面倒に感じるのではないかと思われます。
エアチェック2010年9月15日放送分・55分40秒頃・L1 簡単な間違い(MDMA→MEDA)
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:MEDAという合成麻薬を、誰が持ってきたのか。
56分50秒頃、
浜村氏:MDMAと言いますね。
浜村氏の辞書には「さっきは間違いました」はありません。
エアチェック2010年9月16日放送分・34分10秒頃・L1 簡単な間違い(ほどに→ほど)
(「渡る世間は鬼ばかり」の話題で)
浜村氏:ただ、ええ時は、平均視聴率、21.4%ですね。それがね、第9シリーズになると、14.2%ほど落ちたんです。
こんなのはアシスタントがさっと「“ほどに”でしょ」と言えば済むことです。
エアチェック2010年9月16日放送分・56分40秒頃・L4 尖閣諸島周辺を日本の領海ではないとトンデモ発言
(ストリーミング放送ではカットされた)
(尖閣諸島周辺海域に関して)
浜村氏:これに対して中国の怒ること、怒ること、あの尖閣諸島とその辺りを「中国の海や」と。「それを、日本、側が何するんや」と。いわれもない日本の海やと主張して、これ、まだどっちも決まってないんですよ、どっちの海とも。そやのに、中国側に言わせると、「中国の海じゃ」。「中国の海で中国の漁船が魚取ってどこが悪いんじゃい」と。
多分、前述( エアチェック2010年9月14日放送分・1時間01分30秒頃・L4 出鱈目解説(日中中間線と日中EEZ 境界線を混同して結果的にかなり売国的発言))の記事と混同しているのでしょう。至急、徹底的な反省会とブリーフィングが必要です。もちろん根本的な解決策はまともな記者かアナウンサーを同席させることです。ストリーミング放送ではカットしたとしても大方の聴取者はストリーミング放送以外の手段で聴いているわけなんですからAM放送の内容を改善する必要があります。
(参照: エアチェック2010年9月9日放送分・56分50秒頃・L3 (まるでわかってないから)中国を利する発言)
エアチェック2010年9月17日放送分・24分30秒頃・L2 簡単な間違い(田代まさしの逮捕年)
(田代まさし逮捕の話題で)
浜村氏:で、2005年の2月は、またまたまた覚せい剤持っておりまして、今度は懲役3年、6ヶ月と、実刑判決で、3年と6ヶ月は刑務所に入っておりました。
2004年9月の間違いです。2005年の2月はその容疑の判決が下った月です。
エアチェック2010年9月17日放送分・31分10秒頃・L1 簡単な間違い(やはた→やわた)
(「北九州八幡東病院の高齢者虐待:逆転無罪」の話題で)
浜村氏:北九州に、やわた、東病院という、病院があります。
北九州の場合はやはたです。長い人生、今までどうしていたのでしょうか。
エアチェック2010年9月17日放送分・44分00秒頃・L3 押尾事件の検察側・弁護側をアベコベにして解説
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:検事側が、「何言うてんねん!」と。「そんな心臓マッサージとか人工呼吸をね、何にも知らん素人が、10分もやって、肋骨1本折ったりする暇があったらや、ちょっと119番へ電話したら、すぐ、時間にしてすぐ済むこっちゃないかい」と、検察側は言うんですね。で、「中毒症状がさらに悪くなって、午後の6時頃、死亡したやろ」と。なっ弁護士さんは、「いや、死亡してない。6時頃の時点で、押尾被告が声をかけたら反応があった」と。検察側は、「もう死亡していた筈や」と。「もう、5時50分頃に、救急車呼んでいたら、彼女の命は助かった筈や」と。
検察側が主張したとする内容も、弁護側が主張したとする内容もそれぞれ全く正反対です。検察側は元々救命可能性が高かったと主張しているのですから、午後6時頃という早い時間に死亡していたと主張する筈がありませんし、弁護側は元々救命可能性が低かったと主張しているのですから、早い時間での死亡を問われた際に「いや、死亡していない」等と主張する筈がありません。浜村氏は過去に自分が話した内容を全く記憶できないようですし、今現在、自分が話していることのチェックも全くおこなえないと見えます。
ところで、9月10日の放送の29分05秒頃にこのような内容がありました。
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:そしてね、心臓マッサージとか、人工呼吸を自分でやった。ところが素人です。骨折ってしもたんです。
アシスタント:ほんまあなかなか難しいですもんね、素人でするのは。
浜村氏:そんなもん、素人がやれるわけやないんです。胸の骨、折ってしもたんです。
ここに対してこのような(http://blogs.yahoo.co.jp/namba2009/25936120.html)意見を表した方がいらっしゃいます。この部分、実は私は、別の誤りを取り上げた、ここ( エアチェック2010年9月10日放送分・34分55秒頃・L2 出鱈目解説(間違った因果関係))で書き出しています。しかしその際は、この「素人がやれるわけ……」の部分の問題に関してはスルーしました。その理由を簡単に挙げると、(1)話題の本筋ではない。(2)浜村氏ならではという特異性が低い。(3)巷の会話でも起こりがちな間違いに過ぎない。と判断したことが挙げられます。加えて、日頃の観察からこの時の浜村氏が、今回浜村氏が話した「何にも知らん素人が……すぐ済むこっちゃないかい」と同様なことを言おうとしたものの、論理的思考力の低さやアバウトさからあのように言ってしまっただけだ、と判断できたこともありました。厳密に言えば今回の「そんな心臓マッサージ……こっちゃないかい」も全く適切とは言えません。論理的な反論としては「心臓マッサージとか人工呼吸やったっていうのは心臓が止まってからの話しやないか!その前の苦しんでる時に119番に電話せんとあかんやろ!」等が適切ですし、そもそも検察側は実際には今回浜村氏が話したようなことを主張していません。
必要な場合には躊躇わずに心臓マッサージをおこなわなくてはならないことは、こちら( ストリーミング放送2009年12月8日分・20分00秒頃・L1 心臓マッサージ(押尾事件))で示されています。
エアチェック2010年9月17日放送分・45分50秒頃・L1 簡単な間違い(押尾学裁判)
(押尾学の裁判の話題で)
浜村氏:ついにマネージャーと、友達がやって来たのが、9時19分。
これは救急車を呼んだ時間です。
エアチェック2010年9月17日放送分・1時間02分00秒頃・L1 自分が何を話しているのかわかっていない
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(鈴木宗男、近く収監の話題で)
浜村氏:刑務所を出てから、5年間は、選挙へ出られません。その5年間を鈴木さんはどうするんでしょうか。今62歳、5年経ったら67歳、5年間の間に、地道な地道な選挙活動を続けてね、5年経ったら、また、出てくるんでしょうか。
自らが話した「刑務所を出てから5年間は選挙に出られない」の意味が理解できていないようです。
エアチェック2010年9月20日放送分・14分05秒頃・L2 80歳以上の人口が800万人を超えたのは初めてではないと
(高齢者人口に関して)
浜村氏:80歳以上の方で、去年に比べて、38万人増えてはります。
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:で、826万人という数字が出ておりますが、800万人を超えたのはね、殆ど初めてやそうです。
「殆ど」を勝手につけると、「厳密に言うと初めてではない」という意味になります。これはレベル2の明確な誤りとなります。とにかく日本語の知識・感覚がおかし過ぎます。
エアチェック2010年9月20日放送分・29分25秒頃・L1 重要なキーワードが欠落
(田村亮子、「強化指定」格下げの話題で)
浜村氏:で、今回ね、一番上の位を、ナショナルと言うそうです。ここから、1階級下げまして、シニアという格にしたそうです。
「強化指定」という肝心のキーワードが抜けているので、一体何の位が下がるのかわかりません。
31分00秒頃、
浜村氏:もう、強化選手の指定を外すという言うんですね。まっ強化選手って一口にうまく説明できませんが、特に目をつけた、強くなる、あるいは強い選手にね、さらにさらにさらに強くなってくれと、強化、指定をすれば、最終のオリンピックに向かってね、存分に練習も出来るし、いろんな面で全日本、柔道連盟は助けていこうという、まあ、強化指定って、まっおぼろげながら、そういうことでしょ。その指定もね、講道館杯に出場しなければ、一切の強化指定から外すと言うてます。
ここの最後の方でやっと「強化指定」という言葉を出しています。もし、先のパートで「強化指定」というキーワードを除外した理由が、「(浜村氏)自身が『強化指定』の意味をうまく説明できないと思ったから」だったとしたらとんでもないことです。そもそも新聞記事はそのまま読めば理解できるように出来ています。読解力に難点を持つ浜村氏が勝手な判断で改変すべきものではありません。きちんと推敲がおこなわれている新聞記事から、肝心のキーワードを除外してしまうと、どんなに表現を工夫しようとも、必ず元のままの新聞記事より理解しずらくなってしまいます。浜村氏は聴取者の為ではなく、自分の無意味なプライドの為に改変していると言えるのではないでしょうか。
エアチェック2010年9月20日放送分・31分40秒頃・L1 単純な間違い
(田村亮子、「強化指定」格下げの話題で)
浜村氏:で、まあ、そうなると、来年の、主な国際大会には出場できない。1912年、ロンドンオリンピックの出場は、絶望的となるそうです。
アシスタント:ああそうですか。
エアチェック2010年9月20日放送分・49分30秒頃・L2 14人全員を逮捕したと
(海保巡視船、尖閣諸島で中国漁船と接触の話題で)
浜村氏:で、とにかく、公務執行妨害罪の疑いでね、船長以下を逮捕しました。全部で14人逮捕して、この漁船も、取り押さえたんですが、一応の取調べが終わって、船長だけ日本に残して、あとの13人と漁船は、中国へ返しました。
逮捕したのは船長だけです。
エアチェック2010年9月20日放送分・1時間01分30秒頃・L1 誤解を招く発言(尖閣問題)
(海保巡視船、尖閣諸島で中国漁船と接触の話題で)
浜村氏:とにかく尖閣諸島の辺りはね、まっ久場島という島あるんですが、その辺り、北西、15キロの辺りは日本の海なんですよ。そこへどんどんどんどん入って来るわけで、一日に、70隻、90隻の、漁船が来るそうですね。
この言い方では「久場島の周り全体が日本の領海というわけではない」との誤解を招きかねません。「島の周り全体が日本の領海ではない=その島は日本の領土ではない」という意味ですから、浜村氏の発言は久場島が日本の領土ではないという誤解さえ招く可能性があります。「当然、」等をつけ足さなければ適切な表現にはなりません。日本語の感覚が鈍い浜村氏の場合は自分勝手に改変せず、記事をそのまま読むべきです。
エアチェック2010年9月21日放送分・16分25秒頃・L1 先日の間違いの繰り返し
(乳幼児:「消えた子ども」355人 住民登録地に不在、健診受けずの話題で)
浜村氏:戸籍は残ってます。住民台帳にも、ここに住んではることになってるんです。で、その通り信用すると、えらいお歳が上になりますね。まあ、中には水戸黄門の同級生とかね、はあ、銭形平次の弟とかね、そんな人が歳の上では、出てくるんですが、今朝毎日新聞が書いたのは、消えたのはお年寄りだけではない。
繰り返しです。
(参照: エアチェック2010年9月7日放送分・26分55秒頃・L1 現在に続く戸籍制度が明治以降に設けられたことを理解していない)
(参照: エアチェック2010年9月7日放送分・29分55秒頃・L2 戸籍だけ残っている所在不明の高齢者に年金が出ていると)
(参照: エアチェック2010年9月7日放送分・32分10秒頃・L2 戸籍だけ残っている所在不明の高齢者に年金が出ていると)
(参照: エアチェック2010年9月15日放送分・20分30秒頃・L1 先日の間違いの繰り返し)
エアチェック2010年9月21日放送分・53分40秒頃・L1 日本大使は誤り
(週間新潮から尖閣関連の話題)
浜村氏:そして、中国におります、日本大使の丹羽さんをね、7日から12日まで、合計5回も外務省に呼び出すんですね、
日本大使という言い方は絶対厳禁です。「日本の大使」等と言う必要があります。
これ( エアチェック2010年9月3日放送分・25分10秒頃・L2 NGワード)や、これ( エアチェック2010年6月14日放送分・34分15秒頃・L2 不適切な言い変え(小惑星→小さな惑星))なんかも厳禁の言い方です。同様の文脈では、「相手や状況によっては言うことが許される」というケースが全くない、誤った用法です。
エアチェック2010年9月22日放送分・00分40秒頃・L1 安全地帯の台湾公演の延期の原因が尖閣だと
浜村氏:で、特に、若い世代というものは、一部は除いて、政治にあんまり感心持ってくれないですね。ところが、SMAPとか、安全地帯、安全地帯って、あの、グループの名前ですよ。玉置浩二と安全地帯。SMAPや安全地帯が、SMAPは上海で講演できなくなった、安全地帯は、台湾で、公演できなくなった。こういう話題が出てくると、若い人々も、「あっ、今、日本と中国の間には、えらい問題が起こってるな」と感心持ってくれると思うんです。
23分55秒頃にも、
浜村氏:もう、SMAPも安全地帯も、公演できなくなったんですからね。
安全地帯の公演延期が尖閣諸島に関係しているとの記事はありません。
エアチェック2010年9月22日放送分・16分20秒頃・L1 単純な間違い(ひがしこくばら)
浜村氏:ひがしこくばら知事は、
過去、数えきれないほど「ひがしこくばる」と発音しています。日頃からアシスタントがきちんと訂正しないことが、余計に浜村氏の注意力を低下させるのでしょう。
エアチェック2010年9月22日放送分・48分50秒頃・L1 不適切な言い変え(ダイレクトメール→直接郵便)
(ストリーミング放送ではカットされた)
(郵便不正事件の話題で)
これを、ダイレクトメール、日本語で、直接郵便と言いますね。
言いません。ただし「不適切な言い変え」では珍しいレベル1です。
エアチェック2010年9月22日放送分・49分40秒頃・L3 無罪が確定しても尚「推定有罪」の姿勢で話す
(ストリーミング放送ではカットされた)
(郵便不正事件の話題で)
浜村氏:「うちは障害者団体ということになってます。ウー、ヘヘヘヘ、ほんまは何にもやってまへん。そやけど障害者団体、凛の会ということにしてね、私から、偉い政治家さんに頼みにいきます。その、偉い政治家さんから、厚生労働省へ、『こうやれ』言うてね、圧力をかけてもらいます。ほな、しゅーと通りまんねん」と言うんですね。で、一応、偉い政治家さんって、今、名前言いますが、石井さんです。で、石井さん、民主党の人ですが、この人、全くの濡れ衣なんですがね、一応石井さんを通して、厚生労働省へ頼んだ。そしたら、厚生労働省の、村木厚子とう、あの局長がね、「うん」と頷いて、そうして、部下の上村係長、頭ツルツル坊主です。この、ツルツル坊主に向かって、凛の会は、障害者団体として、いろんな、郵便物を出しとるんで、認めてやってくれ、書類作って署名したってくれと、頼んだというんです。それから通りましたからね。どんどん、その、例えば電化製品の会社、例えばですよ。そこが郵便物出すのに、ものすごー安あがったわけです。
アシスタント:そうなってきますわね。
浜村氏:そうなんです。ところが、「なんちゅうことすんねん。これ役人の汚職やないか」と。いうことで、まっ東京地方検察庁が動きまして、厚生労働省の、この村木厚子局長ですね、東大出身ですわ、優秀な人です、お役人として。大きな娘さんもいはります。この人を逮捕してね、1年3ヶ月取り調べたんです。
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:私はね、今になってよー1年3ヶ月も頑張ったなあと思います。「村木局長、あんた部下の、上村係長という、あのツルツル坊主にね、『凛の会に便宜を計らってやってくれ、郵便物を安く送れるようにしてやってくれ』と、命令・指示を出したでしょ」。「いや、とんでもない、そんな話、寝耳に水です。私はそんなことやってません」。「嘘ついてもあかんで。部下のあのツルツル坊主がね、『村木局長の指令によって、凛の会の発行する、ほんまは凛の会違うんですよ、電器の会社なんかがやるんですが、郵便物ね、うんと安く送れるように、ちゃんとあの、認める書類にサインしてやった』。あのツルツル坊主の上村係長は、『村木局長の指示でやった』って言うとるやないか!実際にその、認可の書類を書いた係長がやな、『私の、直接上にいはる上役、上司の、村木厚子局長が“やれー”言わはったんで、私、実際にそういうものを書いて署名したんです』。実際にやった部下がやな、あんたの命令でやった言うとんのにやな、村木さん、あんたは、知らぬ、存ぜぬとは白々しい、キリキリ白状してしまえ」と迫るわけなんですね。
アシスタント:1年3ヶ月も。
浜村氏:1年3ヶ月。でも、村木さんは、歯食いしばって頑張ったんです。
浜村氏は何らかの事件で誰かが逮捕されると殆どの場合、まるで有罪と決まったかのように、「推定有罪」の姿勢で話をします。もちろんこれもよろしくない姿勢なんですが、今回はそれよりはるかに“たちが悪い”です。皆さんご存知のように、今はもう村木元局長の無罪が確定したにも関わらず、昨年逮捕されたときと同様に、「推定有罪」の話しぶりです。腰の非常に重いこの番組のディレクターもさすがに不味いと思ったのでしょう。ストリーミング放送ではカットしました。
あと、取調べが1年3ヶ月だと言っていますが、勾留は164日です。また、村木氏は事件当時、課長です。
エアチェック2010年9月22日放送分・53分00秒頃・L2 記事をきちんと読ま(め)ずに不正確な解説
(ストリーミング放送ではカットされた)
(郵便不正事件の話題で)
浜村氏:凛の会という団体の代表、倉沢が手帳にね、「何月何日、石井さん、石井先生に会おて、厚生労働省にこういうことをやれって言うたって下さい」と、手帳に何月何日、会おて頼んだと、書いてるのにね、その、何月何日、石井一さんはね、千葉県でゴルフやってはったんです。
アシスタント:あらま。
浜村氏:だっ、ゴルフ場ってのは記録残りますよね。
アシスタント:ああ、あのー、じーっちゃ、名前書いたりしますからね。
浜村氏:はあ、何月何日何時頃、誰が来て、何時頃帰ったってね。記録残ります。ちゃんとゴルフ場の記録に載ってるんです。
アシスタント:あらまっ。
浜村氏:倉沢がね、なんぼ石井先生に、頼んで、厚生労働省に圧力をかけてもうた言うてもね、「わし、会おてへんがな、その日。千葉県のゴルフ場の記録見てみーな。わし、ゴルフしとったんやで。倉沢?凛の会?そんな奴に会おてへんで」。
最初の太線部は報道内容とかけ離れています。浜村氏の捏造話です。倉沢の手帳には単に石井一議員の名前と日時が載っていただけだと報じられていいます。
2番目の太線部のストーリーは現在、検察側の創作ではないかと強く疑われています。言及が必要でしょう。
エアチェック2010年9月22日放送分・56分25秒頃・L2 浜村氏の知識では記事をそのまま読まないと
(ストリーミング放送ではカットされた)
(郵便不正事件の話題で)
浜村氏:この検事が、このフロッピーディスクを手にいれてね、そうして6月1日にこの書類を作ったという、6月1日のところ、1という字をね、8に直したんです。勝手に。そうしたら、6月8日になりますね。
レベル1に近いとは思いますが、字を変えたわけではないことは明確にする必要があります。
エアチェック2010年9月22日放送分・56分55秒頃・L2 無罪が確定しても尚「推定有罪」のスタンス
(ストリーミング放送ではカットされた)
(郵便不正事件の話題で)
浜村氏:「まだ厚生労働省の、認可の書類が届いてまへんにゃ。はよー出しておくなはれ」と、催促してきたのが、6月の8日なんです。
ここも「推定有罪」のスタンスで話してしまっています。あと、6月8日ではなく、6月上旬だと報じられています。
エアチェック2010年9月22日放送分・59分30秒頃・L1 推定と確定の区別もできていない
(ストリーミング放送ではカットされた)
(郵便不正事件の話題で)
浜村氏:で、そうではない。これは、前田恒彦という43歳の検事が、1人で暴走しよってん。何でこんなことやったか。「手柄立てたい」。で、この前田検事は過去にもいろいろ手柄立てたんです。
「という見方がある」という段階です。
エアチェック2010年9月22日放送分・1時間02分20秒頃・L1 不正確
(ストリーミング放送ではカットされた)
(郵便不正事件の話題で)
浜村氏:で、この、この、書き換えにね、この書き換えは結局、裁判のとき、証拠としてね、検察側から提出しなかったんです。やっぱり後ろめたいことなんですわ。
アシスタント:ああ、そうなんですか。
浜村氏:ところが、これを見破ったのが、村木厚子、局長なんです。見せてもろて「おかしいやないかと。書き換えたあるぞ、これは」ということから、弁護士さん達がね、追求を始めたということなんです。
村木氏は書き換えを見つけたのではありません。開示された捜査報告書に記された改ざん前のFDの更新日付と検察側主張の矛盾を見つけたのです。
あと、もちろん局長という呼び方は不適切です。
エアチェック2010年9月23日放送分・12分15秒頃・L1 「はいぬるぶし」が石垣にあると
(読売新聞の「尖閣 なぜ外交問題化?」の話題で)
浜村氏:沖縄県、尖閣諸島と言う以上は、日本の領土なんです。で、その根拠をね、今から明らかにいたしますからね、読売新聞の記事、読みますよ。よう聴いて下さい。尖閣諸島は、沖縄県、石垣市に所属します。石垣言うたら、結構たくさん遊びに行かはりますね。
アシスタント:そうですね。海きれい言うて。
浜村氏:はいぬるぶしというね、確かこれ、石垣にあった筈ですが、ヤマハが経営するリゾート施設がありましてね、
「はいぬるぶし」というリゾート施設は小浜島(竹富町)にあります。因みに今は経営母体が変わっています。
エアチェック2010年9月23日放送分・13分05秒頃・L1 はいぬるぶしを南十字星と
(読売新聞の「尖閣 なぜ外交問題化?」の話題で)
浜村氏:はいぬるぶしは、南十字星。
アシスタント:そうそう、星ですわね。
浜村氏:そうなんです。石垣島からはよく見えるんですよ。我々もオーストラリアへ旅行したとき、船に乗ってクルーズしたとき、くっきりと南十時星見てね、ほんとうに感動しましたけどね、
はいぬるぶし=南十字星ではありません。はいぬるぶしは正しくは南群星です。南十字星は南群星に含まれる星です。
エアチェック2010年9月23日放送分・16分50秒頃・L2 中国や台湾が1972年まで一切尖閣の領有を主張しなかったと
(読売新聞の「尖閣 なぜ外交問題化?」の話題で)
浜村氏:そして、1972年、沖縄、返してくれた。その時もアメリカは、尖閣諸島も全部、日本へ返してくれたんです。この時もあの時も、中国や台湾は一切、苦情出しておりません。
これは不適切です。ただし原因は浜村氏ではなく元の記事の方にあります。元記事に「尖閣諸島は72年の沖縄返還まで米国の施政下におかれたが、中国や台湾はこの時も異議を唱えなかった。」とありますが、実際には中国と台湾は共に71年に尖閣諸島の領有を主張し始めています。他紙ではきちんと「中国と台湾は72年の沖縄返還に先だち、尖閣諸島の領有を主張し始めた」等と書かれているのに、この読売の記事の表現は問題です。
「中国や台湾はこの時も異議を唱えなかった」を生かしたまま読売の記事を修正するなら、「69年に尖閣諸島を含む沖縄の返還が発表されたが、中国や台湾はこの時も異議を唱えなかった。」等となるでしょう。
エアチェック2010年9月23日放送分・18分40秒頃・L4 読売新聞と蓮舫議員達が「尖閣は国際司法裁判所で裁かせろと主張している」と。小沢一郎達がそれに反対していると
(読売新聞の「尖閣 なぜ外交問題化?」の話題で)
浜村氏:さらに、2004年になりますと、中国人7人が、尖閣諸島に上陸しましてね、「ここは中国の領土だ」と叫ぶから、日本の政府は、強制退去させました。強制的に帰らせたんです。で、こっからが問題です。読売新聞は、こっからが問題、何が問題や。民主党政府の弱腰です。あの、実は国際的な問題はね、国際司法裁判所に、裁いてもらうんだそうです。どこにあるか。有名です。オランダのハーグという所に、国際司法裁判所がありまして、日本の国内で起こった事件は日本の裁判所が、裁きますが、日本と外国との間に起こった問題は、国際司法裁判所が、裁きます。オランダのハーグにあります。で、ここへね、訴えて出たらええのにね、民主党の内部で意見が分かれてまんにゃ。「そんな大層なことはせんでもええ」。
アシスタント:ええ、大層ですやん。
浜村氏:何と言うても、小沢一郎という人が、あの、大大実力者が、あの大魔王がね、「アメリカ嫌い、中国好きや」っていうおっさんなんです。「そんないちいち裁判に訴えんでも、ことの成り行きを静かに見てたらええやないか」。政治家がね、何とかの一つ覚えみたいに繰り返します。「粛々と見てたらええ」て。粛々と見ていたら、中国はのさばるばっかりです。で、民主党の内部でもね、たとえば蓮舫さんなんかはね、こんな問題を、「日本と中国と対々で揉めてんとね、国際司法裁判所に訴えたらね、昔から日本は尖閣諸島は日本の領土やと、世界に宣言してにゃからね、その時点では、中国も台湾も何一つ苦情を言わなんだんです。で、今になってそんなこと言うておかしいやないか、裁判に勝つ自信はある」と。蓮舫さん達は、国際司法裁判所に、訴えた方が良いという意見。それに対して、小沢はん始め、中国大好きというれんじゅう(連中)はね、「そこまでせんでもええ。粛々と成り行きを見ていたらええ」。生ぬるいことを言うから、舐められるばかりやそうですね。
アシスタント:ふぅーん。困ったことですね。
浜村氏の話は明らかに、「読売新聞は『民主党政権が尖閣の問題を国際司法裁判所に付託しない』ことを非難している」という内容になっています。これは大変に酷い捏造です。さらに蓮舫議員に関しても、民主党の関しても酷い捏造です。いつも指摘している浜村氏の読解力の低さ(“なさ”と言うべきか)が齎した最悪のケースと言えるでしょう。ディレクターが浜村氏の話を途中で制止しなかったこと自体が驚きと言えるレベルです。
ここまで酷いと読売新聞の名誉の為にも出典元記事を引用しないわけにはいかないです。
9月23日付・読売新聞・朝刊の該当記事
尖閣諸島は、沖縄県石垣市を所在地とする日本固有の領土で、政府は「領有権問題は存在しない」との見解を貫いている。にもかかわらず、中国や台湾が一方的に領有権を主張して外交問題化している。 尖閣諸島は、石垣市の北北西約170キロの東シナ海に位置し、魚釣島、大正島など五つの島と三つの岩礁からなる。同県の統計によると、総面積は約5.56平方キロ・メートルで、河口湖(山梨県)ほどの広さ。魚釣島には最盛期で250人が住んでいたが、現在は無人島だ。 政府は1895年、入念な現地調査を重ねて中国(当時は清国)の支配が及んでいないことを確認した上で、沖縄県に編入した。この時、清国からの異議はなかった。1951年のサンフランシスコ講和条約でも、日本が放棄した領土に含まれなかった。 尖閣諸島は72年の沖縄返還まで米国の施政下に置かれたが、中国や台湾はこの時も異議を唱えなかった。実際、60年代に中国や台湾で発行された地図にも日本の領土として記載されている、と多くの研究者らが指摘している。 ところが、中国や台湾は70年代以降、尖閣諸島の領有権を主張し始めた。その頃から、周辺に石油などの海底資源が眠っている可能性がとりざたされ始めたためとみられる。中国は92年に制定した自国の領海法で中国の領土と明記し、台湾は99年に領土として領海の基準線を定めた。 96年には、台湾と香港の活動家が尖閣諸島に一時上陸し、中国旗などを立てた。政府は領土管理強化のため、2002年に魚釣島など3島の民有地を借り上げる措置を取った。だが、04年には中国の活動家7人が上陸し、沖縄県警に出入国管理・難民認定法違反(不法入国)の現行犯で逮捕され、強制退去処分となる事件も起きた。 尖閣諸島をめぐるトラブルについて、政府は国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)に提訴するなどの対応は必要ないとの立場だ。提訴すれば、領有権問題の存在を認めることになるためだ。しかし、蓮舫行政刷新相が14日、「領土問題」と一時発言するなど、閣内の足並みも乱れがちで、「民主党政権の国家主権に対する認識不足が中国につけ入るスキを与えている」との批判が出ている。 |
● この記事に「尖閣諸島の問題は国際司法裁判所で裁いてもらった方がいい」との内容は全くありません。
● この記事に「蓮舫議員は、『尖閣諸島の問題は国際司法裁判所で決着をつけた方がいい』と主張している」との内容は全くありません。
● この記事に「民主党内に『尖閣諸島の問題は国際司法裁判所で決着をつけた方がいい』と主張している議員が多数いる」との内容は全くありません。
● この記事に「民主党内の意見が、国際司法裁判所での解決を主張する派と、反対する派で分かれている」との内容は全くありません。
このページを熱心な読者の方であれば既にご存知ではないかと思いますが、現在、国内では、尖閣諸島の領有権に関して、国際司法裁判所に付託して決着をつけようと主張する人は殆どいません。一部の売国左翼が主張するくらいです。我が国としての公式見解は自民政権も民主政権も一貫して「尖閣諸島に領土問題は存在しない」です。国際司法裁判所に付託するということは「尖閣諸島に領土問題がある」と認めることなので、政府も、読売新聞も、民主政権も推進する筈がありません。国内で国際司法裁判所に付託した方がいいとの意見がわりと多いのは、排他的経済水域(EEZ)境界線と竹島についてです。
補足しておきますと、「尖閣諸島に領土問題は存在しない」という見解は、我が国が尖閣諸島の実効支配を続けていないと意味を持ちません。我が国が「尖閣諸島に領土問題は存在しない」というスタンスを続けたいのであれば、何が何でも尖閣諸島を実効支配し続ける必要があります。
あと、これも熱心な読者の方であれば既にご存知ではないかと思いますが、蓮舫議員が9月14日に「尖閣は領土問題」と発言した理由は、あまりに勉強不足の為に「領土問題」という言葉が特別な意味を持った専門用語だということを知らなかった為です。新聞さえまともに読んできていないことを露呈する大ミスで、大臣失格に十分値すると思います。
今回の出鱈目は、元の記事に対する解釈の出鱈目度で言えばこれ( ストリーミング放送2010年3月29日分・05分00秒頃・L2 誤解のオンパレード)と同程度なんですが、影響を受ける範囲が遥かに大きいので文句なしにレベル4となります。
エアチェック2010年9月23日放送分・22分45秒頃・L2 温家宝の発言を捏造
浜村氏:で、温家宝首相はね、大きな声ではしゃべらない。きつい怖い顔をしないけども、ニューヨークにおいて、穏やかながらきついこと言わはります。「そんなね、『日本政府の偉いさんと中国政府の偉いさんと話し合いする』て、何勝手なこと言うてんねん。そら日本はそう思てるけど、中国はそんな話し合いやる気は全くない」と。「早いことね、中国の漁船の船長返せ」。「無条件で返せ」と。
温家宝はこんなことは言っていません。こういった内容は、中国外務省の姜瑜・副報道局長が表明しています。ただし浜村氏は副報道局長がの言ったことを温家宝が言ったと勘違いしたのではなく、読売新聞の記事中にある「だが、中国側はすでに21日に日中首脳会談見送りを正式に発表。」を勝手にテキトーに解釈したのだと思われます。同記事中には温家宝の名前もあります。既に本ページ中で何度も指摘していますが、浜村氏は読解力に非常な問題があり、記事を文章としてではなく、断片的な言葉の羅列としか捉えられていない為に、記事中に含まれる言葉をテキトーに組み合わせて上のような話を捏造したのだと思われます。
因みに日本側の「ハイレベルな話し合いが早急に行われた方がいい」は温家宝の無条件釈放要求の後から出されたものです。
エアチェック2010年9月23日放送分・23分55秒頃・L1 小沢訪中団が温家宝と握手したと
浜村氏:で、温家宝首相、温家宝首相ってね、中国ではナンバースリーやそうです。
アシスタント:ああそうなんですか。
浜村氏:そうなんです。いや名前も載ってますけれどもね。まあ後でいいますけど。ナンバースリーというと、大変な偉い人なんです。で、小沢はんは以前100人つれて北京へ行ってね、温家宝首相と握手してひとりひとり写真撮ってもろてね、にたにた笑いながら帰って来ましたけどね。
これは胡錦濤。
エアチェック2010年9月23日放送分・24分30秒頃・L2 温家宝の発言を捏造
浜村氏:日本が悪いからこうなったんやと、温家宝首相は、昨日ニューヨークにおいて、こう言うわけなんですよ。で、「日本政府と中国政府のね、偉いさんと話し合いする気は、全くない。直ちに、中国漁船の船長を、無条件で釈放せえ」と言うんです。
前述( エアチェック2010年9月23日放送分・22分45秒頃・L2 温家宝の発言を捏造)で書いたように事実ではありません。
エアチェック2010年9月23日放送分・35分25秒頃・L1 安倍晋三を5代前の総理だと
(安倍元首相の講演会の話題で)
浜村氏:「5代前の総理大臣が来て何の話するんや」と思うでしょ。
正しくは4代前です。36分35秒頃も同じです。
エアチェック2010年9月23日放送分・40分45秒頃・L3 尖閣を国際司法裁判所に訴えろと
(安倍元首相の講演会の話題に続けて)
浜村氏:何で日本が中国にこんな弱くなったか。鳩山・小沢の二人が「アメリカ嫌い、中国大好きやったからこうなった」。で、今までにも中国の海軍がね、沖縄付近を何遍も通っていきよるんです。
アシスタント:そんなん駄目でしょ。
浜村氏:あっあきません。日本の領海ですからね。なん、断りもなしにそんなことしたら大問題ですけどね、小沢・鳩山は、一言の文句も、一回もつけたことないんです。
アシスタント:ああ、見逃してるんですか。
浜村氏:もう、「ええやないか」てなもんです。アメリカ嫌いで、中国好きやからね。だから、ますます舐められていくと。ただし、この問題を放っといてもいけませんね。だからやっぱり、国際司法裁判所に訴えてね、そう、そうしてね、外国の応援も得てです。そら、中国の方が理屈通ってないでと。歴史的に見て日本の領土やあそこは。言うことを、諸外国が認めてくれて、影になり日向になって、日本を助け、そして中国にね、圧力をかけてくれたらね、ある程度は、まあ、いやある程度やない、相当は力になってもらえると思うんです。
ここは特定の記事を元にせずに話しています。2番目の太線部は前述( エアチェック2010年9月23日放送分・18分40秒頃・L4 読売新聞と蓮舫議員達が「尖閣は国際司法裁判所で裁かせろと主張している」と。小沢一郎達がそれに反対していると)を読めば問題であることが理解できると思います。ここでは尖閣とは言っていませんが、「沖縄付近」、「歴史的に日本の領土」と言っていることから尖閣のことを指していると受け取ることが出来ます。
最初の太線部は放送として明らかにバランスを欠いています。
エアチェック2010年9月23日放送分・43分25秒頃・L3 出鱈目解釈と捏造(馬渕国交相が中国側に面会を拒否された)
浜村氏:日本の、国土交通大臣の馬淵澄夫さんがね、日本へ来た中国の観光局の局長にね、会いに行くわけですよ。「ほな、来んでもええ」。キャンセルですよ。尽く無礼やと思いませんか、これ。
44分25秒頃にも、
浜村氏:もう、中国の国家観光局の、局長さんが日本へ来たんで、日本の馬渕大臣が、会いに行こうとしたら「来んでもええ」。
それまでの浜村氏の話から推測すれば、読売新聞・23日朝刊の「APEC会合歓迎会を欠席 中国代表団」に関して話しているのだと思われます。「 22日に奈良市で開幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)の観光相会会合では、同日夜の馬渕国交相主催の歓迎レセプションを中国の代表団が急きょ、欠席した。レセプションは会合に参加している21か国・地域の観光大臣らが招待され、中国も出席の意向を示していた。」が記事内容です。21か国が招待された歓迎会です。「馬渕国交相が日本へ来た中国の観光局の誰それに会いに行く」等の内容は欠片もなく、出鱈目もいいところです。
さらに、浜村氏は読み飛ばしたのかもしれませんが、21日に、「馬渕国交相が22日に予定されていた中国国家観光局の祝善忠・副局長による表敬訪問をキャンセルした」とのニュースがわりと大きく報道されました(※)。
※ 後に新華社は逆に「中国側から断った」と主張しています。
中国代表団は、ホスト国の大臣と既に上記の関係になっていたわけですから、歓迎レセプション(歓迎会)に欠席することは十分予想されていました。浜村氏は記事中の「急きょ、欠席した」と、「馬渕国土交通相」をテキトーに組み合わせて「日本の馬渕大臣が、会いに行こうとしたら『来んでもええ』」を捏造したのだと思われますが、読売新聞の元記事の「急きょ、欠席した」には「誰それが誰それの面会を拒否した」等のニュアンスは全くなく、単に前もって欠席の表明がなかったことを示しているだけです。
エアチェック2010年9月23日放送分・52分05秒頃・L2 不適切な説明(手術をロボットがやる)
(手術用ロボット「ダビンチ」を使った手術で男性死亡の話題で)
浜村氏:しかし今は便利でね、癌の手術なんかも、ロボットがやるんです。
56分20秒頃にも、
浜村氏:この患者さんを、手術ロボットが、手術をしたわけなんですね。
「ロボットがやる」「ロボットがした」という能動的な表現は誤りです。「ダビンチ」はや産業用ロボットのように自律的に動くものではありません。新聞まで「手術用ロボット」と書いていますが、実際はロボットではなく「手術支援装置」です。医師の手の動きを数分の一に小さくすることと、手の震えによる悪影響を取り除くことが主な役割です。自律的に手術が可能かどうかの判断すらできないとはニュース解説者として常識がなさ過ぎです。繰り返しになりますが「手術用ロボット『ダビンチ』が手術を(する、やる)」という言い方は厳禁です。
これはせいぜいレベル1ではないかとする意見もあるかと思いますが、聴取者の今後の行動・思考に与える影響が大きいのでレベル2以上です。
エアチェック2010年9月23日放送分・52分55秒頃・L2 不適切な説明(内視鏡は鏡)
(手術用ロボット「ダビンチ」を使った手術で男性死亡の話題で)
浜村氏:内視鏡ってわかりますか。体の中へ小さな鏡入れますね。で、お腹の中、胃とか腸の調子を診ますね。
前述( エアチェック2010年8月25日放送分・28分00秒頃・L2 不適切な言い変え連発)と同じく不適切な説明です。浜村氏は75年以上も生きていながら、日本語の知識・感覚が貧弱過ぎです。この場合の「鏡」は「視(見)る道具」の意味です。眼鏡、双眼鏡、望遠鏡、内視鏡、腹腔鏡、全て末尾の鏡は同じ用法です。
エアチェック2010年9月23日放送分・58分20秒頃・L1 何らかの言い間違いを放置
(京セラのセラミックの包丁の話題で)
浜村氏:で、ついに京セラはね、もう、去年に比べて今年度、130万本作ってます。
明らかにおかしいのですからアシスタントは素早く浜村氏に、何が言いたいのかを正さなければなりません。
エアチェック2010年9月24日放送分・08分45秒頃・L3 拘束されたフジタ社員を非難
(「中国で日本人4人が拘束」の話題で)
浜村氏:今、今揉めてる最中やのにね、ややこしいところへいきなはんなというんです。
10分30秒頃、
浜村氏:すると中国側は、「はよ返せ、無条件で、その船長を返せ」と。「これ以上日本が勝手なことをやるんやったら、どないなっても知らんぞ。どないなっても、日本が悪いんじゃ。そのことを日本は自覚せよ」と。「こんなことになって、エライこっちゃと、なんぼ嘆いてもお前とこが悪いからしゃあない」と。これは中国で3番目に偉い人、政治の上で3番目に偉い人、温家宝さんが、ニューヨークにおいて、こういう言葉をはっ、発生しておりますね。表明しておりますね。そんなところへね、日本人の会社員4人がね、入り込むないうんです。もうちょっと自重して欲しかった。
14分05秒頃、
浜村氏:でも、たとえどんな目的があろうと、軍事管理区域へ立ち入ってビデオ撮影するなんて、絶対許されないです。
アシスタント:危険です。
浜村氏:これ捕まってもしゃあない。
拘束されたフジタ社員が非難に値する行動を取っていたと示す信頼できる情報はありません。浜村氏の話は「中国政府の発表する拘束理由は信頼できる」と言っているのと同じことです。
エアチェック2010年9月24日放送分・21分55秒頃・L1 言葉を解釈する感覚が特異
(レアアースに関して)
浜村氏:ハイテク製品には、欠かすことができない金属と書いたあります。だから希土類、レアアースと言いますが、その土、土の中に、そういった金属が、含まれている筈ですね。
26分40秒頃、
浜村氏:レアアース、稀に見る、貴重な土という意味ですね。土やない、土は土でも、その中に、特殊な金属が含まれている、大阪日日新聞がね、2枚も写真載せてます。
新しい言葉が作られる過程は例外だらけです。たとえその言葉を構成する漢字が簡単で馴染み深いものであっても、基本的には放送で、知らない言葉・物について勝手な想像で話すべきではありません。これも浜村氏の悪癖で、今まで数多くの失敗を犯しています。いくつか例を挙げてみます。
(参照: ストリーミング放送2010年1月5日分・55分35秒頃・L3 調査・解決することを整備新幹線)
(参照: エアチェック2010年6月2日放送分・1時間00分50秒頃・L2 ストップ高を誤解説)
(参照:エアチェック2010年6月11日放送分・29分05秒頃・L2 持株会社(郵政改革法案の中身を誤解説))の「持株会社」の説明
今回言いたいことはこれからです。基本的に知らない言葉は自分勝手に解釈するべきではないんですが、時には「新しい言葉の意味を、自分は知らないということを明らかにした上で、その構成する漢字を頼りにして、オープンな姿勢で解釈を推定してみる」ことがあっても普通はいいと思います。しかし浜村氏の場合はそれすらもやらない方がいいと思います。
今回の場合で言うと、希土を素直に解釈すれば「稀な土」です。「希土」→「土の中に含まれている稀なもの」という浜村氏の解釈はひねくれ過ぎです。理屈が通っていません。それなのに「筈です」と付けてしまってさらに感覚の異常さを表わしています。浜村氏は、言葉を構成する漢字を頼りにして解釈を推測するということすら出来ないと言えます。
「レアアース=rare earth」の語源は本当に「稀な土」です。レアアースの自然物の外見が土に似て見えたことから名づけられました。浜村氏の解釈は、ひねくれているだけでなく、実際にも誤りです。
エアチェック2010年9月24日放送分・40分50秒頃・L1 単純な言い間違い
(映画「13人の刺客」の話題で)
浜村氏:明石の藩主、松平のりつぐです。
「なりつぐ」と「のりつぐ」を言い間違いました。松平のりぐつという人も実在しましたので、素早く言い直すべきでした。
これに先立って40分15秒頃、
浜村氏:兵庫県明石の殿様で、松平斉韶(なりつぐ)、これが将軍の、時の将軍の、腹違いの弟なんです。
アシスタントはこれを聞いているわけなんですから、簡単にツッコミを入れられた筈です。
エアチェック2010年9月24日放送分・41分10秒頃・L1 老中を内閣と
(映画「13人の刺客」の話題で)
浜村氏:徳川幕府において老中と言いますと、今の内閣なんです。
老中は役職ですから大臣にたとえることが適当です。
エアチェック2010年9月24日放送分・53分25秒頃・L1 イチローが大リーグで3500本安打を達成したと
浜村氏:で、週刊新潮はね、イチローに対しても白鵬に対してもね、どちらもそのー、未だに人種偏見の影がチラチラ、本人達には気の毒ですよ。そやけれど、人間というものは、そんな、一面があってね、人種偏見がチラチラするんじゃないかということをね、週刊新潮が書いてるわけなんです。で、とにかくね、イチロー選手に対してはね、まず、大リーグの歴史を見ると、3500本を超える安打はね、イチロー以外に、5人しかおらんそうです。
アシスタント:へえー
この表現ではイチローも大リーグで3500本安打を達成したという誤った意味になります。
エアチェック2010年9月27日放送分・27分05秒頃・L2 誤報(地検と高検だけで話し合ったと)
(中国船船長釈放の話題で)
浜村氏:まあこれはっきり、毎日新聞から読んでみますとね、那覇、地方検察庁の検事正と、福岡高等検察庁の幹部が、話し合おた結果、「こら裁判に持ち込むことが出来る」と。「外国人が日本の領土で仕事しておったんや。断りもなしに」。海ですから領土と言わずに、領海と言いますが、それ、取り調べて、本人が認めた以上はね、「これは裁判にかけられる」と、那覇、地方検察庁と、福岡高等検察庁の偉いさんどおしが、まあ、「起訴、裁判にかけることは出来ます」と、話し合いしたんです。しかしですね、まあ、突然ですね、突然この船長を、処分保留のまま、釈放しましたね。
出典元記事は「検事総長ら最高検幹部と福岡高検、那覇地検幹部ら計6人が集まった。中国船船長について那覇地検検事正と福岡高検幹部は「起訴はできます」と報告した。」です。浜村氏は読解力がない上に頭の回転が悪くて、「地検と高検(だけ)で話し合ったことが大きな記事になるなんて不自然だ(大きな記事になるなら最高検が絡んだ場合の筈だ)」とは気づかないようです。
そして32分40秒頃、
浜村氏:で、まあ、那覇、地方検察庁の偉いさんと、福岡高等検察庁の偉いさんが相談して、「あれは裁判にかけることできるで」と。一旦はこうなったんですが、もっと上の方からね、「よう考えよ。日本の、フジタという会社の社員4人が、中国へ行って、入ってはいけない、軍事管理施設。入ったらいかん、よう書いたるんですって。それ無視して入って写真撮影やった。ひっつかまりよった。そのことを考えると、穏やかに、穏やかに済ませんことには、フジタの社員、4人が危ない」と。こういう意見がずーっと上の方から出てね、最終的な結論として、あの船長を、せんきゆうという名前ですが、「あの船長を、釈放せざるをえなかった」ということも、ちらっと説明してはります。
ここでやっと内心、5分前の読み間違いに気づいたようですが、外には間違いを認めず、それどころか自分の誤解に沿うように勝手に毎日新聞の記事を読み変えて誤魔化しています。聴取者をあまりにも舐めきった態度です。
エアチェック2010年9月27日放送分・33分30秒頃・L4 自らの妄想を毎日新聞の記事だと
(中国船船長釈放の話題で)
浜村氏:しかしね、毎日新聞は、「表に出ない、国民には見えない場所で、陰で、こそこそと、この計画が、練られていったらしい」と。そういうことはね、もー、「中国ともね、陰で取引したらしい」と、いうことまで、書いておりますね。
もちろんこんな記事はありません。その反対の内容=「裏交渉ができていないのに船長を釈放してしまった菅政権」的な記事なら各紙が載せています。毎日新聞でも26日のある記事に「水面下の折衝もできず」との文言があります。
エアチェック2010年9月27日放送分・33分55秒頃・L2 レアアースの不適切な説明
浜村氏:そしてね、中国政府は、「日本に対して経済的なお仕置きを加える」と。で、中国で、九十何%、世界で九十何%、中国でしか取れない、レアアースという土ですね。この土に含まれている金属を、日本は買いまして、ハイブリッドの車とか、携帯電話の、一部、あれね、確かあたくし聞いたところによると、ブルブルブルと震える、携帯電話が……
アシスタント:あーああ、バイブにした時?
浜村氏:そうですね。まーあのー、そういうところに使うもんらしいですが、その、レアアースという、日本にとっては大事な大事な土をね、売ってくれない。中国は売るのを止めた。
レアアースを「土」と説明すると明確な誤りになります。前述( エアチェック2010年9月24日放送分・21分55秒頃・L1 言葉を解釈する感覚が特異)を引きずっているのでしょうが、「土」は、あくまで語源の説明の中で用いられる表現に過ぎません。単に「レアアース」と言えば、元素もしくは金属のことを指します。英語では「rare earth elements」もしくは「rare earth metals」です。日本語でわかりやすく説明するなら「特殊な金属・47種類のことを『レアメタル』と言うんですが、その中の特定の17種類のことを『レアアース』と言います」等と言えばいいでしょう。短く言うなら「希土類と呼ばれる希少な金属」でしょう。「レアメタルの一種で、ネオジム、サマリウムなど17元素の総称」等の説明も一般的です。
エアチェック2010年9月27日放送分・36分35秒頃・L2 中国が1972年まで一切尖閣の領有を主張しなかったと
(尖閣諸島に関して)
浜村氏:で、沖縄を、日本に返すときに、ここも一緒に返してます。当たり前や、沖縄県ですからね。その時も、中国から一言の苦情も出てない。
アシスタント:あらー、「うちとこのんやで」って言うてないわけやろ。
浜村氏:全然言うてない。
ほぼ、これ(エアチェック2010年9月23日放送分・16分50秒頃・L2 中国や台湾が1972年まで一切尖閣の領有を主張しなかったと)の繰り返しです。
(参照: エアチェック2010年9月9日放送分・56分50秒頃・L3 (まるでわかってないから)中国を利する発言)
エアチェック2010年9月27日放送分・37分30秒頃・L3 尖閣を国際司法裁判所に訴えろと
(尖閣諸島に関して)
浜村氏:それに対して今回、こんな腰抜けな態度をとったと、いうことをね、外国のマスコミがね、いろんな国のいろんな新聞、紹介したります。大笑いしてますわ。
アシスタント:そうやろね。
浜村氏:はあ。「うっとこの国やったら、あんな弱い態度は見せない」。
アシスタント:いや、そう、普通、考えられないでしょう。
浜村氏:せめて、オランダのハーグにある、国際司法裁判所、これは国と国との法律問題を、裁く裁判所。せめてあそこへ訴えてね、どっちの国の海やということを、はっきり裁いてもらう、それすらやらないんですね。
アシスタント:何でせえへんのやろね。
浜村氏:そうすると、「また、ことが荒立つから」と。そういうね、情けない国にね、
アシスタント:ほな結局そのままやったら、中国に取られてしまいますやんか。
浜村氏:恐らくそうでしょ。
40分30秒頃にも、
浜村氏:それね、はっきり、国際司法裁判所に訴えて裁いてもらうことすら、しない国なんです。
(参照: エアチェック2010年9月23日放送分・18分40秒頃・L4 読売新聞と蓮舫議員達が「尖閣は国際司法裁判所で裁かせろと主張している」と。小沢一郎達がそれに反対していると)
(参照: エアチェック2010年9月23日放送分・40分45秒頃・L3 尖閣を国際司法裁判所に訴えろと)
これについては早急にディレクターが浜村氏にはっきりと誤りを指摘せざるをえないでしょう。
エアチェック2010年9月28日放送分・55分05秒頃・L1 読み方の間違い
浜村氏:その後に、せきがわらの合戦がありまして、そのせきがわらの戦いが終わってから、
前述( エアチェック2010年8月23日放送分・12分15秒頃・L2 人頭税を明治政府が導入したと)の繰り返しです。
エアチェック2010年9月28日放送分・55分50秒頃・L3 日本の排他的経済水域を「中国の海」だと
浜村氏:ほんで、日本の外務省はね、もう4回、中国へ向かってね、尖閣諸島の辺り、接続水域という辺りですね。日本の海、中国の海とまあ、くっついてる境界線、境目あたりをね、「ウロウロするのはやめてくれ」と、4回抗議した。ですけど、誰がやめるかいな、そんなもん。そんなもん、あの中国が「はいーやめます」て言うわけないやないかいな。
尖閣諸島の周りの接続水域のすぐ外側の海は、中国の海ではなく、日本の排他的経済水域(※)です。
※ 接続水域も排他的経済水域の一部。
エアチェック2010年9月29日放送分・48分00秒頃・L0 全然説明になってない(会社更生法)
(ストリーミング放送ではカットされた)
(武富士の会社更生法適用申請の話題で)
浜村氏:会社更生法って何ですか。ものすご荒っぽい説明します。ここに、浜村なら、浜村株式会社があります。この会社行き詰った。もう経営あきまへんねん。しかし、よくよく調べてみたら、何とか立ち直る、見込みもあるわけです。そうゆう、会社に対してね、もっぺん頑張って頑張って、死に物狂いで頑張って、立ち直らはったらどうですか、ついては、浜村株式会社に、ぎょうさんお金を貸してる、銀行等、金融機関に話して、「桜井銀行はん、おたく、浜村株式会社に3億円貸してはりますが、2億円にまけたってーな」とか、はあ。それから、まっ株主さんがようさんいはります、株式会社ですから。その株主さん達にもね、いろんな話し合いを持っていってね、もう具体的には言いませんよ。いろんな話し合い持っていって、何とか、浜村株式会社が、もういっぺん立ち直るように、してあげるのが、会社更生法という法律やそうです。
最初の太線部は説明になっていません。前述( エアチェック2010年8月3日放送分・58分15秒頃・L2 全然解説になってない(クラスター爆弾))と同様に、説明すべきポイントが全くわかってないのに、知ったかぶりをしながら、話を延ばしているだけです。ただし2番目の太線部は内容としては一応正しいのでレベル0としました。会社更生法をものすご(く)荒っぽく説明するなら「負債をまけてもろたりして、身軽になりさえすれば、後はなんとかやっていける見込みがある場合に適用される法律」等と言うべきでしょう。
49分00秒頃も、
浜村氏:で、武富士もね、「もう100%行き詰ってお手上げではない」と。「何とか、努力したらもういっぺん立ち直る見込みがある」というので、「会社更生法を認めてくれ」と、申請をしましたら、東京地方裁判所が、認めたらしいんです。
こちらも上と同様で、説明すべきポイントに全く言及がありません。「負債や不採算部門を整理して」等と言うべきところを、「頑張って」とか「努力して」と言うようでは説明になっていません。
エアチェック2010年9月29日放送分・51分55秒頃・L0 過去の状況だと言及しないのでわかりにくい話に
(ストリーミング放送ではカットされた)
(武富士の会社更生法適用申請の話題で)
浜村氏:人さんにお金貸した。利子をもらいます。その利子は、どこまで取って良いものか、言うとね、2つの法律がありますねん。1つはね、利息制限法と言いまして、これはね、20%まで取ってもよいんです。
アシスタント:ああそうですか。
浜村氏:そうなんです。と、もう1つはね、出資法という法律がありましてね、これに従うと、およそ、29%まで利息取ってもええ
アシスタント:えーほんな、20%より多いですやん。
浜村氏:はははー、当たり前です。ほな、お金貸す方としては、
アシスタント:そら大きい方で、
浜村氏:そうなんです。
アシスタント:高い方でね。
浜村氏:20%の、利息制限法よりも、29.2%、およそ、29%の、出資法の方に従いますよ。
ここを指摘することはかなり厳しめの指摘になるので、ここを取り上げるのはやめようかと迷いましたが、話の進め方が不味すぎるのでやはり取りあげることにしました。
ここは最初の太線部の前あたりで「2006(平成18年)年以前の話をします」等と宣言するべきでした。または2番目の太線部を「ええ」ではなく「良かった筈なんです」等とすべきでした。「ここは前ふりですよ」と聴取者に示唆しておくことで理解のし易さがぐっと増す筈です。
エアチェック2010年9月29日放送分・58分40秒頃・L1 簡単な間違い
(ストリーミング放送ではカットされた)
(武富士の会社更生法適用申請の話題で)
浜村氏:消費者金融を守る為にね、この2つの、利息制限、作ったんですって、金融庁が。で、この2つの、法律の間ならグレイゾーンと言いましてね、その間なら、金利をいくらに決めてもいいと。
エアチェック2010年9月29日放送分・59分05秒頃・L1 ちょっと不正確過ぎ
(ストリーミング放送ではカットされた)
(武富士の会社更生法適用申請の話題で)
浜村氏:最高裁判所がね、「あかん。そんな2つの、利息制限法と、出資法と、2つ法律があってね、それぞれ上限の、率が違うんで、『その間ならグレイゾーン、灰色地帯で、なんぼとってもええ』って、そんな(ん)おかしい」言うてね、最高裁判所で、「駄目」という判決が出たんですね。で、利息制限法のみよろしいと。
アシスタント:ああ、
浜村氏:なっ20%までなんです。
アシスタント:それで過払い金が、返ってくるわけですね。
浜村氏:そういうことなんです。
ここは全体の方向性としてはこのような説明で構わないと思います。しかしこの最高裁判決の説明は事実とは少し違いますので、説明を加える必要があると思います。この最高裁判決(2006年1月13日のみなし弁済に関する判決)は(当然ながら)出資法を無効とするようなものではなく、「みなし弁済」の要件を厳しく判断したまでのことです。
因みに、この話題がストリーミング放送でカットされた理由は私の4つの指摘には関係ない筈です。
エアチェック2010年9月30日放送分・14分25秒頃・L1 温泉法をテキトー解説
(香川・琴平町、温泉に水道水の話題で)
浜村氏:詳しいことわかりませんが、温泉法、「温泉です」と名乗る為にはね、「このお湯には、何何という成分が、何%、何何という成分が、何%入っている」と。それはっきりと、温泉旅館ごとに、温泉ごとに紙に書いて貼ってね、紙に書いて貼ってておかしいけど、明らかに、示してね、そうして、だから、「胃腸に効く」とか、あるいは「神経痛に効く」とか、そこまではっきり示さないかんのやそうですが、……
温泉法で表示を義務付けているのは成分であって効能ではありません。
エアチェック2010年9月30日放送分・16分25秒頃・L1 簡単な間違い(白骨温泉を群馬県草津の方と)
(香川・琴平町、温泉に水道水の話題で)
浜村氏:以前、草津の方で、滋賀県やない、群馬県です。草津の方の温泉でね、入浴剤混ぜていたことありましたね、バレて大問題になったやないですか。
温泉偽装問題は長野県の白骨温泉でした。「方で」と発言したのである程度誤差は許されますが、県も異なりますし、かなり距離も離れていて、到底「方で」という言葉でカバーできない違いがあります。
エアチェック2010年9月30日放送分・31分15秒頃・L2 中国人観光客が平均100万使うと
浜村氏:1万人も来てくれたら、ごっつい金が入るんですから。そうなです。だいたい一人、100万円は使ってくれるってね。はあ。
アシスタントがさっと訂正するべきでした。
エアチェック2010年9月30日放送分・31分50秒頃・L3 レアアースについて日経に書いていないことを日経からだと嘘をついた上に内容が不適切
浜村氏:で、レアアースとは何か言うたら、皆さんよくよくご存知ですが、念のため日本経済新聞から読んでみますとね、レアアースというのは、日本では、ハイブリッドの自動車とか携帯電話、こういうものに使う、貴重な金属を含んだ土やそうです。
前述( エアチェック2010年9月27日放送分・33分55秒頃・L2 レアアースの不適切な説明)と同様な間違いなのですが、「日経新聞に書いてある」旨を追加したことで、より“たちの悪い“誤りになっています。
太線部は日経新聞には掲載されていません。それなのに浜村氏の口調は明々白々に日経新聞に掲載されていることを主張するもので、内容以上に、その行為の外形が問題です。
その前の31分40秒頃にも、
浜村氏:レアアース、これ、日本語に訳すと、「稀なる貴重な土」という意味になりますね。
不適切です。「直訳」や「語源」と、「訳」とを混同しています。訳としては「希土類と呼ばれる希少な金属」等が適切です。
(参照: エアチェック2010年9月24日放送分・21分55秒頃・L1 言葉を解釈する感覚が特異)
エアチェック2010年9月30日放送分・32分20秒頃・L2 埋蔵量と産出量の違いさえ理解できていなくてレアアースに関して日経新聞の記事を出鱈目に改変・誤解説
浜村氏:ところが、世界中見渡してみて、レア、アースは、97%が中国からやってくるんです。
(中略)
(33分20秒頃)
浜村氏:ところが、真紀ちゃん、日経新聞がはっきりと書いた。レアアースは97%が中国で、出てくるというのは全く嘘やそうです。
アシスタント:ええそうなんですかー。
浜村氏:世界中から出てくんねん。
アシスタント:はな、そんな情報何なんですかね。
浜村氏:ほんで、アメリカでも、どんどん出るんです。
アシスタント:あっ、ほな、良かったですよね。
浜村氏:良かったんんです。ただね、よその国は、レアアースという貴重な土をね、貴重な金属を含んでいる土ですね、よその国は掘らない。
アシスタント:何でです?
浜村氏:何でか言うたら2つあります、問題が。非常に環境汚染につながるそうです。そしてもう1つ、人件費が高いと。施設費も高い、金かかるんです。と、環境は汚れる、金はかかるという問題で、他の国は、レアアースを掘らない、中国だけが掘ってるんです。人件費安い、で、環境汚染なんか全然問題にしない(笑)。そうなんです。だから、いかにも、世界の、レアアースの97%が、中国が、掘ってるみたいに思われますけれども、それは、埋蔵、地面の中に、含まれている量ではないんです。はっきり書いてあります。中国のレアアースって全世界の三分の一ですって。だから、大雑把な数字で言うと、30%。何にも97%掘ってないけど、よその国が掘ってないから中国は、97%、掘って掘って掘ってるわけですよ。だから日経新聞が、はっきり書きました。「そんなん中国から、レアアースが来ないのならば、アメリカに頼もうやないか」と。アメリカは、レアアースを掘る鉱山をね、さっき言いましたように、金はかかるは環境は汚染するはで、もう休んではるんです。それ、アメリカに頼んでもっぺん掘ってもらう。それから、オーストラリアはね、来年から掘り始めると決めたんです。で、オーストラリアにも頼む。それからもう1つ、カザフスタンというところ、あそこでも、住友商事が参加して、レアアースを掘る仕事始めようとしてます。
もちろん日経新聞に「レアアースは中国で97%産出していると言われていたが、実は事実ではなかった」旨の記述は一切ありません。浜村氏はスクープ記事として話していますが、実際にはスクープじみた記事ではありません。
このページの熱心な読者の方は浜村淳氏の話に不満をお持ちの可能性が高いと思われますので、多分ご存知だと思いますが、「中国はレアアースの産出量は多いものの、埋蔵量では大したことはない」ことは以前から広く知られていたことです。浜村氏がスクープ記事だと誤解した理由は、浜村氏が「埋蔵量」と「産出量」の違いを(少なくともこの放送時点まで)理解していなかったからです。同じく理解していないせいで「レアアースは97%が中国で、出てくるというのは全く嘘やそうです」と誤った解説をおこなってしまいました。ここの後半部分は浜村氏が「75歳でやっと『埋蔵』と『産出』の違いを学習している過程」です。でも、75歳まで理解していなかった人が今さら学習しても正しく理解するとは思えません。浜村氏は40年近くニュース解説をやってきていながら「シェア」も「玉砕」も「オプション」も「データベース」も理解していない人です。
あともちろん、前述( エアチェック2010年9月27日放送分・33分55秒頃・L2 レアアースの不適切な説明)等で指摘したたように、「レアアースという貴重な土」も「貴重な金属を含んでいる土」も不適切です。
他にも、中国国内でも消費しているわけですから「やってくるんです」という表現は不適切です。
エアチェック2010年10月1日放送分・27分00秒頃・L1 マジでひかり合成と話す
(「口と鼻ふさがれ生徒失神…50歳中学校教諭」の話題で)
浜村氏:で、6月24日、1年3組の、理科の授業中、「植物は、ひかり合成をして生きている」てなことを教えはったんです。
出典元記事には「『呼吸と光合成』をテーマにした1年生の授業中、」とあります。
エアチェック2010年10月1日放送分・42分20秒頃・L4 毎日新聞の記事を勝手に改変して「フジタ社員は(遺棄化学兵器の処理ではなく、)日本軍が埋めたまま放置した地雷の処理を請け負っていた」と捏造・売国発言
(フジタ社員3人解放の話題で)
浜村氏:で、フジタという会社はね、古い話や、戦争の最中に、日本軍が、中国のあっちこちに、地雷を埋めた。こんなもん踏んだらドカーンと爆発しますね。その地雷が、未だに残っている場所があるから、これを掘り起こして、処分する仕事を、フジタは請け負おたらしいんです。
43分10秒頃も、
浜村氏:で、地元の人にね、いろいろと聞いて、教えてもろたんやそうです。「この辺で、地雷が埋まってるようなところはどの辺りですか。特にどの辺りが多いですか」と聞いて、「ああそうですか。その辺ですか」と、教えられたところへ行って、写真を撮っていた。
43分35秒頃も、
浜村氏:フジタという建設会社が、「未だに中国の地面の下に埋まっている地雷を、掘り起こして処分してくれ」と、頼まれたのは日本の政府からです。
毎日新聞の該当記事には一切「地雷」という言葉はありません。全て「遺棄化学兵器」と記述してあります。もちろん「踏んだら爆発する」等の記述もありません。
「遺棄化学兵器」と報道するか「日本軍が埋めた地雷」と報道するかでは大きな違いがあります。遺棄化学兵器の多くは実は中国(国民党軍)やソ連が埋めたものだと言われています。これらの内訳には、旧日本軍から正式に引き渡されたものの他に中国製やソ連製の化学兵器が含まれていると言われています。これらは本来日本側は処理の責任を負わなくも良い筈のものです。それなのに浜村氏は「旧日本軍が埋めた地雷」だと、100%日本側に責任があることを肯定する内容を話してしまっています。結果的に売国発言になってしまっています。
とにかく「浜村氏が勝手に話せば必ず問題を起こす」と言う他はありません。情報弱者なんですから記事をそのまま読めばいいんです。もしくは浜村氏が間違いかけた時点で即刻訂正を入れられる、まともな記者かアナウンサーを同席させればいいんです。そうすれば結果的に浜村氏の方も勝手に出鱈目なことを言い出しにくくなるでしょう。
エアチェック2010年10月1日放送分・1時間01分25秒頃・L2 放送なのに確度の低い情報を「らしいんです」形式で垂れ流し
(北朝鮮の権力継承の話題で)
浜村氏:お兄ちゃん二人共ね、こんな時代やから、あんまり政治にかかわりたくないらしいんです。
長男・二男が継承しない理由については定説というものがまだありません。「私個人としては、……じゃないかと思うんですよね」等と言うとか、「という意見もある」等と言って、信頼に足らない情報であることを明示する必要があります。
以前から書いていますが、放送は放送法の関係上、いわば“超高級”メディアである必要があります。そして実際に多くの人が放送は超高級メディアだと認識しているので、放送で話される内容は信用されやすい傾向にあります。そうした状況下で、個人的な意見としての形式ではなく、「らしいんです」という形式が使われると、聴取者にある程度確度の高い情報が存在しているかのように誤解させてしまいます。
エアチェック2010年10月4日放送分・59分25秒頃・L4 日刊スポーツの記事からだと言いながら、実際は殆ど自らの放談=妄想
浜村氏:で、日本の政治家は呑気でね、中国が日本に、きつい態度とりよったら「アメリカが助けてくれる。それが日米安保条約や」とね、甘ったれてたらアメリカは、日本をそない助ける気持ちは、ないんだそうです。このあたりは、日刊スポーツが詳しく書いております。
(ここで9時の時報、クイズのジングル)
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(1時間00分35秒頃)
浜村氏:はい、日刊スポーツの記事、続けて読んでみますが、「中国は、沖縄の尖閣諸島のあたり、だけを問題にしてるんじゃない」と。「やがて、軍艦動かして、あの辺一帯を乗っ取るやろ」と。ひいては沖縄を、乗っ取るつもりらしいと。「そんなん外交とかそんなちょろこいこと言わんでもええ。軍艦、飛行機出したらしまいやないか」と。そういう考えが、どうやらあるらしいんですね。それに対して日本の政治は、外交を、特に外交ですが、弱い、弱いというか腰が定まってないですね、それ、もう中国はとうに読んでるわけです。「日本の政府なんてちょろこいもんやで。よう言わへんがな。こらって言うたら、『はいっー』言うてね、土下座しよる国や、んなもん、やったれやったれ」と。で、尖閣諸島だけ手にいれるんやない。沖縄まで、取り上げようとしているわけですね。これに対してね、アメリカは大して、日本を助けることはないだろうということなんです。
「日刊スポーツの記事を読む」と言っている以上、出典元記事を正しく伝えなければなりません。しかし実態は好き勝手に話しています。殆ど話していることが出典元記事と重なっていません。浜村氏は読解力や倫理観等、様々な面で問題があると言わざるをえないでしょう。
「全然違うから出典元を読んで」と書けば済むことなんですが、敢えて真面目に多少なりとも違いを検証してみたいと思います。
「ひいては沖縄を、乗っ取るつもりらしいと」「沖縄まで、取り上げようとしているわけですね」
これは出典元の「中国の南下政策の手口」の「南」を「沖縄」と誤解した為でしょうか。
「アメリカは、日本をそない助ける気持ちは、ないんだそうです」「アメリカは大して、日本を助けることはないだろうということなんです」
これは出典元の「日米関係の強固さに頼もしいと感じるのは性急」まで読み、後は読まずに勝手に要旨を推測したということでしょうか。因みに「アメリカは大して日本を助けることはないだろう」と同等の意味を持ったフレーズは、最近様々な媒体で「アメリカから尖閣諸島が日米安保条約第5条の適用範囲だと言われたからって安心してはいけない」等の主張をする文脈の中でよく使われます。浜村氏はきちんと読まずにこういった内容の記事だと決めつけたのかもしれません。しかしこの出典元の記事は左巻きの人が書いたものなのか全然違う内容になっていて、日本と合同演習をおこなう米を「在沖米軍や横須賀の第7艦隊の役割を日本国民に印象づける腹だろう」と批判気味に取り上げています。もし前述の文脈を主張するなら日米合同演習実施は喜ばしいニュースだと分類できる筈です。
10月4日付・日刊スポーツの該当記事
尖閣諸島に領土問題は存在しないと日本政府が言い張ったところで、認めないようとしない中国。一連の動きで中国漁船と海上保安庁が小競り合いをしながらも、沖縄周辺の日本の漁師の安全が保たれればいいという時代ではなくなった。「中国政府の漁船監視艇は旧型の軍艦を改造したものが多く、南沙諸島では中国漁船の操業のための威嚇に使われた。中国の南下政策の手口」(領土問題の専門家)。 中国の制海権へのあこがれは単にエネルギー権益にとどまらず、領有権をも対象にし、それは外交努力ではなく、どう喝砲艦外交に広がりつつある。一方、日米両国は11月に横浜で行われるAPEC終了を待って東シナ海を中心にした日米軍事統合演習を行う。横須賀基地の第7艦隊から空母「ジョージ・ワシントン」が参加。オハイオ級原潜「ミシガン」、最新型バージニア級原潜「ハワイ」も横須賀に結集している。「ミシガン」は弾道ミサイルを搭載し、米海軍特殊部隊「SEALS」の母艦でもあり、中国の尖閣諸島占領時の奪還作戦が演習の目的は明らか。 「日米関係の強固さに頼もしいと感じるのは性急。日中のゴタゴタに乗じて在沖米軍や横須賀の第7艦隊の役割を日本国民に印象づける腹だろう」とはある野党議員。続けて「結局はこの政権に主権国家としての気概もなければ外交力もない。場当たり主義の政権だと読まれて中国がまず仕掛けてきた。今度は仲介のふりをして米国が介入。それを体裁だけ整えて進めても何も生まれない」。「東シナ海波高し」をこの政権は理解しているのだろうか。 |
「奪還作戦が演習の目的は明らか」は私のミスタイプではありません。元々です。
エアチェック2010年10月5日放送分・42分35秒頃・L2 毎日新聞の記事を捏造解釈
(神戸の高2殺害の話題で)
浜村氏・高校生二人がデートをしておりました。
この間違いによる影響は僅かでしょう。しかし単純な間違いではなく、“たちの悪い”誤りです。出典元の毎日新聞の記事には「堤さんと一緒にいた女性は交際相手で、現場近くに住む15歳」とあるだけで、高校生とは書いてありません。実際には中学生だったので明確な誤報になってしまいました。浜村流映画解説の手法を報道に持ち込むことは論外の悪質な行為です。しかも浜村氏が悪いのに、謝罪・訂正もしないので毎日新聞に罪を被せてしまいました。
エアチェック2010年10月5日放送分・51分05秒頃・L2 事情聴取回数と不起訴処分の回数を混同
(小沢一郎、強制起訴への話題で)
浜村氏:検察庁は小沢はんを2回も呼んで、事情聴いたんですが、いずれも、証拠不十分で、小沢はん言うんです。「秘書がやりよってんが、あれ」。
51分20秒頃にも、
浜村氏:東京地方検察庁特捜部はね、小沢はん呼んで、2回呼んで2回ともね、「証拠がない」と言うて、不起訴、裁判に持ち込んでない。
小沢氏になされた事情聴取の回数が4回です。何故浜村氏が何度も2回だと言うのか推測してみます。
少し前の46分05秒頃にこう話しています。
浜村氏:今まで2回、起訴をね、免れてるわけなんです。
浜村氏は浜村流映画解説の手法で勝手に拡大解釈して事情聴取が2回だと言っていると思われます。
エアチェック2010年10月6日放送分・51分35秒頃・L3 毎日新聞の記事を勝手に捏造
(日銀の追加緩和の話題で)
浜村氏:毎日新聞から読んでみますよ。もう景気が良うなって、良うなって物の値段がどんどん上がった時はね、バブル経済と言います。
この説明はバブル経済の説明ではなくインフレの説明です。もちろんこんなことは毎日新聞に書いてありません。
エアチェック2010年10月6日放送分・53分40秒頃・L2 簡単な間違い(翌日物→1年物)
(日銀の追加緩和の話題で)
浜村氏:金利というのはね、お金を借りるときにかかる利子やと、誰でも知ってます、そんなこと。ただ、日銀が動かす金はね、これは、銀行どおしが、毎日毎日、「うちは資金が足らんから、ちょっとお隣の銀行さん貸して下さい」。「うちは手持ちの資金余ってますさかい、どっかへ貸しまひょか」言うて、今日貸した、明日貸してもらうんです。ものすご短い借金ですね、これ。今日借りて、明日返す。あるいは今日貸して、明日返してもらう。で、この時はね、担保なんか取りませんて。そらそうです。
アシスタント:ああそうなんですか。銀行どおしやし。
浜村氏:そうです。一日だけの借金やからね、担保なしで、明くる日返します。けれども、多少の金利はつけます。やっぱり借りた金返すんですからね。利子は、つけます。でね、これをこの度日本銀行はね、1年物で、れい、0%から、0.1%に持っていくと、こうしたんですね。
エアチェック2010年10月6日放送分・59分25秒頃・L2 「任意聴取されていた」→「事情聴取を受けることになった」
浜村氏:それから、報知新聞の記事ですがね、横峯さくらって、ゴルフの名人ですよね。で、さくらさんのお父さんが、民主党の、横峯良郎参議院議員ですね。で、このおとっつぁんねいろいろとね、胡散臭い話ある人なんです。この度、事情聴取を受けることになった。
「任意聴取されていた」です。見出しもそうなっています。
エアチェック2010年10月7日放送分・01分20秒頃・L3 女性タレントがすっぴんでテレビに出るのが流行りだと誤解
(日刊スポーツの室井佑月のコラムからと切り出して)
浜村氏:すっぴんが流行ってるんです。タレントで言いますと、仲里依紗、若槻千夏、AKB48、小倉優子、みんなこれすっぴんなんです。
アシスタント:ええっ、でもすっぴんで、テレビ出てきはるんですか?
浜村氏:そういうことなんです。だから、一般の皆さんに流行り始めたわけなんです。
前述( エアチェック2010年6月10日放送分・19分15秒頃・L3 中間発表?)に非常によく似たケースです。普通の知能を持った人なら、アシスタントが異を唱えた瞬間に「そういえば、(出典元に)すっぴんでテレビに出演してるとは書いていなかったかも?」と思い至り、素早く確認作業をおこなってちゃんと訂正できるでしょう。最初に間違ったことよりも、アシスタントに異を唱えられてもそのまま間違いを通したことの方がより深刻です。またスタジオ内には女性が多いことから、その内の何人かは間違いに気づいたと思われます。放置するということは、スタッフ達が聴取者に対して「浜村氏は間違いの指摘を嫌がる、謙虚さに欠けた性格の持ち主」だと間接的にアピールしているも同然です。訂正しないこと自体が浜村氏に対して失礼にあたります。
エアチェック2010年10月7日放送分・06分40秒頃・L0 41−25=26
浜村氏:すぐにも新しく、EXILEのリーダー、HIRO、41歳ですよ。すると、上戸彩ちゃんが25歳ですから、何歳違いです。26ぐらい違うんですか?
アシスタント:ええっ?
ありがとう娘:16……
浜村氏:あっ16か。やっぱり始めに聞くべきやったよ。自分で答え出さんと。そうそうそう。
本ページに「浜村氏は2桁の加減算も満足に出来ない」と書いたことがありますが、その具体例です。今回は書き出してみましたが特に珍しいことではありません。
エアチェック2010年10月7日放送分・13分05秒頃・L1 75歳らしい話ぶりですが
(田村淳が安室奈美恵にまめにメールを送っていたという話から)
浜村氏:手紙は遅いね、メールか、手紙遅い、遅いちゃうよ、古いねん。
アシスタント:古いし、遅いし、つく頃もうええかな思てしまいます。
浜村氏:やかましわ、やかましい。手紙の方が一番、情がこもってんねん。
アシスタント:あっ、いいんでしょうけどね。
ありがとう娘:そうですね。
浜村氏:メールなんか100万人送っても、同なじ字体やんか。
アシスタント:で、誤解も多いし。
浜村氏:誤解多い。文章もね、結構、省略せんなんしね。あの、充分こっちの気持ちを伝えるのを昔の人は、「意を尽くす」言うたんですね。手紙の方が充分、意を尽くすことができるじゃないですか。こっちの気持ちを伝えることが出来ますが、今やそんな時代やない、機械文明発達、スピード時代や。
メールといっても、携帯メールに限定し、且つ「携帯メールは素早く返答しなければならない」というルールがあるとすれば、必ずしも間違っていないことになります。逆に言うと、そのような条件下でのみ成り立つ話だということに気付けていないということになります。ここはアシスタントが「メールってパソコンのメールもあるんですよ」等とフォローすべきだったでしょう。他愛もない話だと思う人も多いでしょうが、害が生じるので判定としてはレベル1になります。
エアチェック2010年10月7日放送分・34分15秒頃・L4 女性セブンの記事を捏造=妄想
浜村氏:で、もう一つの問題はね、女性セブンがあからさまに書いてない、微かに、匂わしてますけどね、聞いて下さい。実は、煙草の、お金、値段を上げるのはね、「煙草の値段を上げて、買いにくくして、国民の健康を守るため」と、これ、お役所がはっきり、言いますけれどもね、本音は別ですってね。何なんです?煙草をやめる人が増えたんでね、煙草から取れる税金が減っていく一方やそうです。でね、びっくりしまっせ。最近ね、財務省、昔の大蔵省が計算しましたらね、みんなが盛んに煙草を吸うていた頃に比べて、あんまり人が煙草を吸わんようになった現代、煙草から取れる税金の落ち込み、500億円ですって。
アシスタント:へへっ、大きいですね。
浜村氏:大きいですね。そやから、煙草にかける税金を、上げんと仕方がないわけです。
アシスタント:あー、仕方がない、穴埋めせんと駄目なんですね。
浜村氏:その通り。でもちょっと待って下さい、財務省さん。煙草の値上げを、したら確かに税金収入は増えまっせ。そやけど、やめる人が余計増えるやないですか。どっちつかずですよ、これは。
最初の太線部およびそれに関連した内容は記事に全くありません。完全にゼロです。税収を増やすことが隠れた目的などとは一切書いてありません。「他の理由が隠されてる」ことを示唆するような兆候さえ一切ありません。酷い捏造=妄想です。女性セブンには今回の増税の目的は「国民の健康の為」としか書いてありません。2番目の太線部は恥の上塗りです。
エアチェック2010年10月7日放送分・49分45秒頃・L2 「触媒」を勝手に削除
(日本人、ノーベル化学賞受賞の話題で)
浜村氏:ところが、ここに仲人さんを見つけましてね、その、人間ちゃうよ、化学物質です。化学物質です。仲人さんを見つけて、構造が違う、有機化合物どうしを、結婚させることに成功したわけなんです。
「触媒」を「仲人」に例えるのは問題ありませんが、「触媒」という言葉を話から完全に消し去るのは大いに問題です。この部分の後でも「仲人」だけを用い、「触媒」は全く使いませんでした。これは聴取者が後で新聞を読む際に障害となってしまいます。
重要なキーワードを勝手に削除してしまう浜村氏の態度は、聴取者に「お前らは一生新聞を読むな」とでも言いたげです。
浜村氏が聴取者に「お前らは一生新聞を読むな」的な態度を示した例
(参照: ストリーミング放送2009年10月27日分・39分35秒頃・L3 不適切な放送内容(覚醒剤))
(参照: ストリーミング放送2010年2月8日分・44分25秒頃・L2 知らないのにテキトーな説明)
(参照: エアチェック2010年5月19日放送分・56分20秒頃・L3 誤解+勝手な付け足し(口蹄疫))
(参照: エアチェック2010年8月20日放送分・40分55秒頃・L2 不適切な言い変えのせいで矛盾した説明)
(参照: エアチェック2010年9月20日放送分・29分25秒頃・L1 重要なキーワードが欠落)
あと、この場合の触媒は金属ですから「化学物質」と呼ぶのはあまり好ましくありません。
エアチェック2010年10月7日放送分・51分45秒頃・L1 時制を勝手に変えている
(日本人、ノーベル化学賞受賞の話題で)
浜村氏:もっ様々な分野に、これは活用されていくんだそうです。
もちろん「されている」と広く報道されています。
エアチェック2010年10月7日放送分・52分40秒頃・L1 単純な間違い(むかわまち)
(日本人、ノーベル化学賞受賞の話題で)
浜村氏:北海道の、むかわまちというところあたりが故郷だそうです
知らないなら知らないで、「まち?ちょう?どっちやろ」等と言うことが出来た筈です。
エアチェック2010年10月8日放送分・20分10秒頃・L2 なんと減給の意味を正しく理解していない
(「大阪市職員:同僚女性に交際迫り20年 注意従わず減給」の話題で)
浜村氏:このおっさんの給料、月給ですね、公務員ですから、月給ですね。1ヶ月だけ、十分の一にしたというんです。なもん、1ヶ月ですから、まあ貯金もあるやろし、何とか生活は、切り抜けていけるんじゃあないでしょうかと思うんですが、どうでしょう。
これも驚きです。明らかに浜村氏は日本語解釈能力についての障害者ですし、学習障害者であることも確実でしょう。40年近くニュース解説に従事していながら「減給」の意味を正しく理解していないわけですから。「減給」という言葉を素直に解釈するだけでこのような誤解はしませんし、仮に一時誤解したとしても通常程度の学習能力を持っていれば、数ある記事を読んだ際に矛盾に気付くことで自らの誤解に気づける筈です。こんな知能では日々出鱈目解説を垂れ流すのも当然と言えるでしょう。
(参照: エアチェック2010年8月16日放送分・52分15秒頃・L2 なんと75歳なのに玉砕の意味を正しく理解しておらず誤説明)
エアチェック2010年10月8日放送分・47分40秒頃・L2 「ザ・コーヴ」と「シーシェパード」が一体だと
(ストリーミング放送ではカットされた)
浜村氏:和歌山県に、太地町という町あります。昔からここは、鯨捕りの、町やったんですね。で、今はもう、鯨捕りって、そう全面的に盛んにやってませんが、湾の中へ迷いこんで来たイルカがね、漁師さんが捕るべき魚を追っ払たり食べたり、網を切ったりするんでね、やっぱりこの、漁師さん達はイルカを捕獲いたします。で、その模様を描いた映画、記録映画、「ザ・コーヴ」というのがね、えらい評判になりましてね、隠し撮りまでやったんですね、岩陰から。評判になりまして、遂に、アカデミー賞の記録映画賞取りましたですね。で、これによってね、こういう活動をやるれんじゅう、つまりシーシェパードと言うんですね。で、シェパード、というのは羊の群れを守る犬ですか。牧羊犬と、いうふうに訳してる、らしいんですが。この、シーシェパードの名前がね、世界的にグーンと有名になりましてね、その結果どうなったかというとね、わんさと寄付金が集まるんですって。
太地で「イルカ漁」は、“解禁”されてからおこなわれる明示的なものです。最初の太線部は、浜村氏がそれを知らないことを示しています。もちろんこれでは聴取者を誤解させてしまいます。
2番目の太線部の言い方では「ザ・コーヴ」を制作をした者とシーシェパードが完全に一体であるかのように誤解させてしまいます。「私はこの映画を作った連中とシーシェパードは同類だと思うんですよね」等と個人的な意見と明示して言うのなら問題ないと思います。
エアチェック2010年10月8日放送分・53分10秒頃・L2 これでは明らかに誤解させてしまう
(ストリーミング放送ではカットされた)
浜村氏:それからね、もう終わった出来事ですが、厚生省の、村木厚子局長がね、一遍訴えられまして、結局は、1年半ほど、裁かれ続けて無罪になったでしょ。そうするとね、地方検察庁の特別捜査部というのは、「取調べが非常に厳しい」と、で、厳しすぎてつい調べられてる方が、頷いてしまうんですね。そうすると、これが証拠となって裁判のときに、提出されるわけなんです。しかし、この度、あまりにもこの、取り調べが、ゆき過ぎていた、ということで、まあ検事側から、大阪地方裁判所に提出しました、容疑者がしゃべった調書、供述調書、12通全て、裁判所は証拠として採用しなかったですね。その理由は脅迫的な取調べがあって、自分からすすんで容疑者が自白した内容ではないと裁判所見たんです。で、どういう脅迫的な取調べかと言うとね、「おい、ええかげんに、この疑いを認めんと、まっ15年以上は刑務所に入ってもらわんなんなあ」とかね、「お前の息子も逮捕されんぞ」とか、そういう言葉を出すんだそうです。と、ついに堪りかねて、調べられている方の容疑者は、「はあ、その通りです」と認める。ところが、地方検察庁の特別捜査部はね、仕事本来の仕事の目的はね、言葉悪いですが、容疑者を有罪にするのが目的なんだそうです。だから初めから、この人は「こういうことをやった」と、作文を作りましてね、「この通りやろ、この通り言うたりしたやろ、認めんかい。『はい』と言うてここへ名前書け、署名せんかい」と、こういう場面が度々あるんです。で、あまりにもこれ行き過ぎている、脅迫的な取調べであって、容疑者自身が進んで、「私はこういう悪いことをやりました」と、言うたんじゃないと、大阪地方裁判所は判断して、12通の証拠書類を、「全部証拠として認められない」と、却下したんですね。で、それ、ドラマみたいな話、いやドラマに出来ますよ、充分。
「必要なこと(誰の何時の裁判なのか)を言っていない」ということを証明する為に、話題の最初から省略せずに書き出しています。この話ぶりではほぼ間違いなくと言っていいほど高率で「浜村氏は村木厚子氏の裁判で12通の調書が採用されなかったと話している」と、聴取者を誤解させてしまいます。この後の55分35秒頃になって、やっと何についてなのかを言及し始めました。
エアチェック2010年10月8日放送分・55分35秒頃・L3 いまだに村木厚子氏に関して、検察側の疑いに沿ったような話しぶり
(ストリーミング放送ではカットされた)
浜村氏:実はね、新生企業という名前の、広告会社が大阪にあったんです。で、この新生企業の取締役をやっていた、阿部徹被告はですね、たとえば、九州にある、ベスト電器という、電化製品を大量に売る会社ですね、量販店と言いますね、こういう会社、ようけあるじゃないですか。その、ベスト電器へ行ってね、「おたくも、各お得意様へ、広告を直接、郵便で送らはりまっしゃろ、高こ(う)ついてかないまへんやろ。ええ、うまいこと、安くする手ありまんねん。実はベスト電器が、各家庭家庭へ送る広告をね、障害者団体が送る、定期的な、まっ、お知らせとこういう風に化けさせましたらね、ごっつお金安う済みまんにゃ」。現実に31億円安くなったってね。ほんでね、でんき電器やはんが、電器やはんやない、電器会社が、郵便で送る宣伝の書類をね、障害者団体が送るって、そう簡単に郵便局は認めまへんわ。厚生労働省の許可が必要でっせ。そこでね、この新生企業は、つまり厚生労働省の、村木厚子局長ですね、ここへ頼んで、「許可の判子押しとくんなはれ」と。これ「障害者団体が送る郵便物やと認めてください」というけれどもね、村木局長は認めなんだようですよ。と今度は、部下の、上村係長のとこへ言ってね、「認めておくれやす」って言うんです。この時にどういういきさつがあったのか、あの坊主頭の上村係長は認めなんだけれども、認めたらしいんです。「認めてない」と言うてんのに、検事が取調べの段階で、「あんたが認めたやろ、あんたが認めたからベスト電器が送る広告は、障害者団体が送るお知らせ」と、こういう体になって、だから安いんですよ、郵便料金が、31億円浮いたってね、
この話題は出典元がどこか言及していないんですが、各紙同じようなことを書いています。そしてもちろん、太線部は新聞に書いていないことで、浜村氏の捏造です。既に裁判所に否定された検察側のストーリーとも異なり、浜村氏が以前から披露している独自の作り話(※)です。捏造したことだけが問題なのではありません。前述( エアチェック2010年9月22日放送分・49分40秒頃・L3 無罪が確定しても尚「推定有罪」の姿勢で話す)と同様、既に無罪が確定した村木氏に関して、未だに、裁判所に完膚なきまでに否定された検察側の筋書きに引き摺られたような話を展開していることも非常に大きな問題です。この75歳の老人の頭の固さは恐るべきレベルです。
※ 村木氏の第1回公判の検察側冒頭陳述より
なお、企画課における当時の正式な公的証明書の発行手続きは、企画課社会参加推進室担当者が決裁文書を起案し同室調整係長、同室補佐、同室長、同課総務係長及び同課総括補佐の決済を経て、最終決済権者である同課長の決済を経た後、文書を発出する為の番号を取得し、その番号を記載した証明書に、同課内に保管されていた同課長印及び契印を同担当者が押印するという取扱いになっていた。 |
このように正式な手続きにおいても村木課長(当時)が押印する仕組みにはなっていませんでした。これを知らずに誤った意見を主張している人が多数います。例えば佐藤優氏は産経新聞において「部下に公印を使われた上司としての責任は当然問われないといけない」と主張しています。「課長印が押されている以上、無罪はおかしい」と無罪判決自体に批判的な人さえいます。しかしこれらは明らかに無知・誤解に基づく誤った意見です。もちろん厚労省に関しては批判されるべき点は様々挙げられるでしょう。たとえば偽造がおこないやすかった省内のシステムとか。
郵便不正事件の話題は(ストリーミング放送では)高率でカットされています。浜村氏が同じような間違いを繰返しているからです。別の見方をすると、いかに浜村氏がアンタッチャブルな存在(裸の王様)であるかを示しています。スタッフの無責任ぶりは明らかです。
あと、書き出しは省略しましたが、この後の部分で「供述調書」を消し去って「取調べ調書」に言い変えています。もう何度も書いていますが、元の言葉を完全に消し去る行為は聴取者に害を齎すので大いに問題です。
エアチェック2010年10月12日放送分・09分00秒頃・L2 根拠なく勝手に話を膨らませた結果、誤り
浜村氏:サッカーについて、何にも知らん、小森純がですね、先日おこなわれましたサッカー南アフリカ、ワールドカップでね、日本の一次リーグ、3試合全て、日本が勝つし、点数はこれこれと当てたんです。テレビの番組に出て。
テレビの番組ではありません。6月13日に開かれたサッカー日本代表の応援イベント(※)においてのことです。勝手に話を膨らませています。浜村氏は話を何でも膨らませますが、誤り(嘘)が生じないように話を膨らませる能力に欠けます。勝手に決めつけた場合に結局誤りとなってしまう確率がどれほどなのかを正しく判断できないようです。要は知能不足ということです。詐欺師にもなれません。
※ テレビカメラは入っていて、一部の模様はテレビで紹介されました。
エアチェック2010年10月12日放送分・19分15秒頃・L2 コンピュータについて解説なんかしたら間違いだらけになるのはわかっとるやろ
(「コンピューターが清水女流王将に勝った!」の話題で)
浜村氏:4種類の、将棋の指し方が、169台のコンピューターに、それぞれ違えて、中に仕込んであるんです。
皆無と言っていいほどコンピュータの知識がなく、自分で仕組みを推定できるような知識なんてある筈がないのに、よくまあ解説しようとしたものです。厚顔さに驚きます。
さらに21分15秒頃、
(「コンピューターが清水女流王将に勝った!」の話題で)
浜村氏:で、多数決で決定する。169台が、合議制、そして、多数決で「これやっ」と決まったら、……
アシスタント:でも、こっち対戦してんの一人やんなー。
浜村氏:そうなんです。
さらに21分35秒頃にも、
浜村氏:で、その時に、この手を指そうかとコンピュータが考えて、指しかけたら、他のコンピュータが「ちょっと待て待て、その手は悪いぞ」と。
話せば話すほど、いくらでも間違いが続きます。
エアチェック2010年10月12日放送分・50分30秒頃・L3 ノーベル平和賞はノルウェーという国が決めるときっぱり
(「中国がノーベル平和賞に反発」の話題で)
浜村氏:平和賞は、ノルウェーという国が決めるんです。ノルウェーは、平和賞送ることにしたんですね。
多くの国でノーベル平和賞はノルウェー政府と関わりのないノルウェー・ノーベル委員会で選考されていると繰り返し報道されているのに、完全に反することを話しています。「(ノーベル平和賞は)ノルウェー決める」、「ノルウェーが送る」どちらも禁句です。これは中国に塩を送るようなものです。「ノーベル平和賞の選考にはノルウェー政府が関わっている」というのは中国側の主張です。このような最も大切なポイントを認識していないというのは信じがたい程のお粗末さです。この誤りを尖閣の話題に例えると、「尖閣諸島に領土問題はない」と言わなければならないところで「尖閣諸島は領土問題である」と言ったようなものです。
エアチェック2010年10月12日放送分・52分25秒頃・L0 不適切な言い変えをした途端、自らに跳ね返る
(「中国がノーベル平和賞に反発」の話題で)
そしてね、夫はこのように言いました。「私が受けた平和賞、」。あれノーベル賞って、お褒めのお金がつきますね。ざっと、日本の金で、1億3千万円ほどつくんですね。
アシスタント:そんなつきますのん。
浜村氏:つきまんねん。あんたも欲しかったら、なんぞ立派な業績を残しなさい。
アシスタント:いや(い)や、ノーベル賞飴舐めときますわ。
浜村氏:ノーベルサイダーってのもあったね。
アシスタント:ありましたけど、なんね。
浜村氏:で、要するに、劉暁波さんは、「私に授かったノーベル賞はね、次の人々に送ってあげて下さい」と。涙ながらに語ったそうです。次の人々って、どういう人々?思えば1989年というと、20年くらい前ですか。中国の北京の、天安門前広場でね、……
「捧げる」を「送ってあげて下さい」に勝手に言い変えた為に直ぐに矛盾が起き、話が行き詰っていく過程です。いかに思慮のない状態で(先を見通せない程頭の回転が鈍い状態で)不適切な言い変えをおこなっているかがはっきりと表れたケースです。この後もちろん不適切な言い変えを聴取者に詫びることはありませんでした。
エアチェック2010年10月13日放送分・15分35秒頃・L2 純粋に自分の推測に過ぎないのに、他に情報ソースがあるとの捏造をおこなう
(「カラオケ発明者、著作権トラブル」の話題で」
浜村氏:この人ね、特許を取らなかったんです。
アシスタント:何で取らはれへんかったんやろね。
浜村氏:軽く考えてはったんちゃいますか。
16分15秒頃、
浜村氏:「なん、私そんなん、大した発明やとは思えへんがな」という軽い気持ちがあったらしいんです。
アシスタント:かもしれませんわねー。
他愛もないような会話部分ですが、16分15秒頃の方の「らしいんです」は放送としてもニュース解説コーナーとしても相当に異常な発言です。「ちゃいますか」と「らしいんです」では天と地ほど意味が異なります。表題のようなことをおこなうような人物は明らかにニュース解説者として不適格です。絶対やってはいけないことです。アシスタントの感覚はまともなのですが、出来れば「さっきは浜村さん『ちゃいますか』って言うてましたやん」等ともっと厳しくツッコミを入れて欲しかったと思います。というか、むしろそうしなければならない場面だと思います。
エアチェック2010年10月13日放送分・22分25秒頃・L2 記事を誤解釈(一部の人→みんな)
(「カラオケ発明者、著作権トラブル」の話題で」
浜村氏:ところが買おてくれた人がね、みんな配当があると思たはるわけです。
みんなではありません。出典元の朝日新聞の記事は「そうした(管理人注:契約に関する正確な)認識のない購入者もいる」との書き方です。また「『井上さんに寄付したつもり。もうける気はない』(3口買った川崎市の70代の男性)という人もいる一方、」とも書いてあるので、みんなではないことは簡単にわかる筈です。
エアチェック2010年10月13日放送分・26分39秒頃・L2 朝日新聞の記事に書いていないことなのに勝手に決めつけ
(「カラオケ発明者、著作権トラブル」の話題で」
浜村氏:「……金は当てにしてない」と言うたはります。そういう人はいたって少ないですね。
配当が得られると思っている人、思っていない人の割合は出典元記事に書いてありません。これも前述( エアチェック2010年10月13日放送分・15分35秒頃・L2 純粋に自分の推測に過ぎないのに、他に情報ソースがあるとの捏造をおこなう)と同様、純粋に自分の推測に過ぎないのに、他に情報ソースがあるかのように振舞った、捏造行為にあたります。
また、「当てにしていない人がいる」という内容は、前述( エアチェック2010年10月13日放送分・22分25秒頃・L2 記事を誤解釈(一部の人→みんな))の自らの誤りの否定になっているのですが、もちろん浜村氏が「私さっきは間違いました」と言うことはありませんでした。
エアチェック2010年10月13日放送分・34分20秒頃・L2 脱税記事を誤解説
(ストリーミング放送ではカットされた)
(「夫の秘密遺産の相続税を脱税」の話題で)
浜村氏:ご主人亡くなりました。そうして、まあ、ご主人が亡くなったんで、そし、86歳で亡くならはった。病気で。まあ、お歳に不足はないですね。86歳、日本人の、男性の平均寿命、超えてはります。亡くならはったんです。そこでね、ご主人の実家が、別にあるんです。そこへ未亡人がね、掃除に行ったんです。
出典元記事では、夫が死亡する2年程前の入院時以降に夫の家に行った旨が書いてあり、夫の存命中に秘密遺産を見つけたニュアンスとなっています。もちろんかなり軽い誤りです。
37分25秒頃、
浜村氏:(秘密遺産が)なんぼ出てきたと思う?桜井さん、私さっき間違いました。1億3千9百万円というのは、だつ脱税した、金額です。
アシスタント:脱税で1億なんぼやねんから、それ以上、
浜村氏:そう、札束ざーくざく、延べ板ごーろごろ、現金じゃーらじゃら、全部合わせて、12億1千8百万円出てきたそうです。
アシスタント:へぇー、ようそうなあんた、い、ねえ、どうゆー、どうよ。
浜村氏:私が間違たん堪忍して、金額が大きすぎてね。
アシスタント:そんなもん1億でもびっくりしてんのに、12億なんてそんなん、天文学的な数字ですやんか。
浜村氏:現実感覚でつかめなんだんです。12億1千8百万円出てきたんですね。で、そのうちね、金の延べ板は現金に変えまして、その金を自分の口座に、移して、口座に移した金額よりも、3億4千万円少なく申告しましてね、結局、相続税を、正しく払うよりも、1億3千9百万円分、低く払ろおたわけですね、納めたわけなんです。脱税なんです。
12億1千8百万円は正しい相続額です。そのうちの8億8千万円ほどは元々申告していますので秘密遺産ではありません。秘密遺産(つまり夫の家で発見した金額)は差額の3億4千万円の方です。浜村氏は12億1千8百万円が口座に移した金額だと誤解していますが、もちろん実際には3億4千万円の方が自分や娘名義の口座に移した金額です。浜村氏は3億4千万円がどんな項目にあたるのか理解せずに話していることになります。
この話題がストリーミング放送でカットされたことには少し驚きを覚えます。これくらいの間違いだと、いつもの基準ではカットされないからです。
エアチェック2010年10月13日放送分・1時間01分15秒頃・L1 大切なキーワード「ODA」を消去
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(産経新聞に載った古森義久氏のコラムから)
浜村氏:ところがね、産経新聞にはね、古森義久さんがね、のけぞるようなびっくりするような話書いたはります。実は日本は、こんな中国に対しても、毎年毎年1080億円ほど、お金渡してるんですって。
ここをお読みの皆さんはご存知だと思いますが、この話は以前から広く指摘されている話で全くのけぞるような話ではありません。ただしここで私が本当に問題にしたいのは「ODA」という言葉を消し去って「お金を渡す」で通したことのです。書き出したのはほんの一部ですが、実際にはこの後ずっとこのような調子でした。今後一生、点字を含め書物を一切読まない、他の番組でニュースを視ない・聴かない人が聴取者の中にどれほどいるのかわかりませんが、そういった人々を除けば、浜村氏に大切なキーワードを消し去られることは聴取者にとって迷惑な行為です。スタッフは浜村氏の態度を改めさせなければならない筈です。「わかりやすく言い換えることは別に構いませんが、元の言葉が何なのかも必ず伝えて下さい。今のままだとリスナーにひらがなだけの本を読ませてるみたいなものですよ」と。
エアチェック2010年10月13日放送分・1時間03分15秒頃・L2 アジア開発銀行が日本にあると
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(産経新聞に載った古森義久氏のコラムから)
浜村氏:アジア開発銀行という、銀行が日本にあるんですって。
記事中に総裁が日本人であることが載っているので勝手に日本の銀行だと決めつけたようです。 勝手に決めつけた場合に結局誤りとなってしまう確率がどれほどなのかを正しく判断できないようです。
エアチェック2010年10月14日放送分・53分55秒頃・L3 グーグルは尖閣では中国側表記しかしていない、北方領土ではロシア側表記しかしていないと
(ストリーミング放送ではカットされた)
(「自民党、グーグルに尖閣の中国名削除を申し入れ」の話題で)
浜村氏:尖閣諸島とは書かずにですね、釣魚島、釣る魚と書きますね、釣魚島、または釣魚群島と書いているので、自民党の人々が、「こらあかん」と。「これっ、これ見た人は『ああ、ここは、中国の領土やな』と思うやないですか。変えてくれ」と、グーグルマップに、日本にもあるんです、この会社、グーグルという会社に、申し込みに行かはったんです。「あれ、変えて下さい」と。
出典元記事には「中国側呼称(釣魚群島、釣魚島)を併記していることが分かり、」とあります。
さらに54分25秒頃に、
浜村氏:さらにこのグーグルマップ、この地図はね、北方領土・4島についてもね、ロシア語でしか書いてないんです。国後、色丹、歯舞とかね、日本風の呼び方は、書いてない。ロシア語の呼び方しか書いてない。
出典元記事には「さらにグーグルマップにロシア語名が併記してある北方四島は」とあります。兎にも角にも浜村氏の読解力の乏しさです。
エアチェック2010年10月14日放送分・55分20秒頃・L2 不適切な言い変え(本社に伝え、回答したい→本社と相談して決めます)
(ストリーミング放送ではカットされた)
(「自民党、グーグルに尖閣の中国名削除を申し入れ」の話題で)
浜村氏:元々ね、グーグルの、日本支社の返事は、「アメリカの本社と相談して、決めます」と、これが、まあ、今までの返事なんです。昨日の返事なんです。
出典元記事には「グーグル側は「米本社に伝え、しかるべき時期に回答したい」と答えたというが」とあり、日本法人側が決定プロセスに関与できるニュアンスは全くありません。
エアチェック2010年10月14日放送分・55分35秒頃・L3 自らの理解(実は誤解)に絶対の自信を持ってしまう困った人ぶりで産経新聞に迷惑をかける
(ストリーミング放送ではカットされた)
(「自民党、グーグルに尖閣の中国名削除を申し入れ」の話題で)
浜村氏:産経新聞は、グーグルの、日本のグーグルへ、取材に行ったわけです。そしたら答えはね、「我々は中立的な立場で、まっ情報を提供しております」と、そしてね、あの、主張が違う場合、日本は尖閣諸島、で中国は釣魚群島と、こういう場合はね、「2つ並べて書きます」と、こういう返事してるんですが、嘘つきなさいな、尖閣諸島ってどこにも出て、出てこないんですよ、ええ。
この場面も浜村氏の知能を疑ってしまう状況です。また、出典元の産経新聞に対しても大変失礼な話です。もし浜村氏の言うように、グーグルが釣魚群島とだけ載せ、尖閣諸島とは載せていないとして、その状況下で産経新聞の取材に対してグーグル側が「我々は両方を並記します」と回答したなら、産経新聞はグーグルの言行不一致ぶりを批判せざるをえない筈です。そこを批判しないことは「なんという片手落ちの記事や!」と十分批判対象になりうります。浜村氏の(この出鱈目な)話ぶりでは「産経新聞がおかしな記事を書いている」と聴取者に誤解を与えかねません。
たとえここまで前述( エアチェック2010年10月14日放送分・53分55秒頃・L3 グーグルは尖閣では中国側表記しかしていない、北方領土ではロシア側表記しかしていないと)の誤解を持ったままであっても、通常の知能があれば、出典元記事の「(管理人注:グーグル側の説明)異なる主張のある地域は両方を併記する」を目にした時点で、自らが誤解していたことに気づくでしょう。
大抵、常人が誤解する場合は、たとえ誤解をしてしまったとしても、同時にそこが根拠の弱い部分であることにも内心気づいていることが多いので、自らの理解(実際は誤解)と矛盾する記述を見つけると、即座に誤解をしていたことに自ら気づき、訂正できる場合が多いです。それに対して、今回の浜村氏の場合は「尖閣諸島とは書かずに」とか「ロシア語の呼び方しか書いてない」が根拠が弱い(※)とさえ全く思っておらず、逆に自らの理解(実際は誤解)に絶対的な自信があるかのような態度に出てしまいました。ここまで酷い誤りを犯してしまうほど浜村氏の読解力もしくは頭の回転は酷いということです。
※ もちろん実際には「根拠が弱い」どころか明確な誤りです。
エアチェック2010年10月14日放送分・56分25秒頃・L3 中野翠が書いていないことを中野翠が書いたと
(ストリーミング放送ではカットされた)
浜村氏:サンデー毎日に、中野翠さんが、満月雑記帳という連載の、場面でね、部分で書いたはりますがね、「日本のね、政治家達は、特に今、政権与党民主党の人達は何をウジウジしてんにゃ」と。「尖閣諸島は、昔から日本の領土である。歴史的にも」。そしていっときね、かつお節工場作りましてね、200人の日本人働いてたんですよ。その頃中国は、一言たりとも文句言うてません。今になってあの辺の海の底に、仰山、海底資源と言いますね、石油が出たり、あるいはガスも出るんじゃないですか。魚仰山おるしね。今になって、あの尖閣諸島は、魚釣島、釣魚島と言うて中国のもんやと言い出したんです。実に、強引に。強引極まりないです。だから、中野翠さんの意見はね、尖閣諸島は昔から日本の領土であり、ちょう、証拠もちゃんとそろてるということをね、日本の国内にも、外国にも、粘り強く、説明し続ける必要があるんやないかと。そして、海上保安庁の巡視艇と、中国の漁船がぶつかった、あの時のビデオ、何で公開せえへんねん。日本の政府は言いますよ。菅総理大臣も、仙谷官房長官も言いますよ。「これ以上中国を、怒らせたくない」て。だから、「あのビデオテープは公開しません」。何という弱腰
(中略)
(59分10秒頃)
浜村氏:で、中野翠さんはね、ロシアも、中国の問題、尖閣諸島の問題で、「またワシとこも、誰が返したるかえ!あの日本の領土を」という、強腰に出てきたわけなんですね。で、放っといたら中国とロシアとね、腕組んで、もう、沖縄まで取りに来るんじゃないか。北方領土は、絶対に返ってこない。北から南からお人好し日本、舐められるばっかりやないか。尖閣諸島は昔から日本やと叫びつづけようという意見です。
(中略)より前の部分は中野翠のコラムに書かれていることと浜村氏が勝手に付け足したことが入り乱れていますが、“何とか判別できなくもない”ということでスルーしましょう。しかし太線部は完全に駄目です。明らかに中野翠が書いていないことなのに中野翠が書いていると、明確に浜村氏は話しています。
エアチェック2010年10月15日放送分・53分10秒頃・L3 ノーベル平和賞はノルウェーという国が贈ると
浜村氏:あの、平和賞は、ノルウェーが贈るんですね。
56分30秒頃にも、
浜村氏:この人に、ノーベル賞を、ノルウェーという国は贈ったんですね。
(参照: エアチェック2010年10月12日放送分・50分30秒頃・L3 ノーベル平和賞はノルウェーという国が決めるときっぱり)
もし世界中で浜村氏と同じような解説・解釈が当たり前になってしまうと、中国の主張に言わばお墨付きが与えられたことになり、中国はノルウェーに対して制裁を加える口実を得ることになってしまいます。この問題は各国民が一致して「ノルウェー・ノーベル委員会 はノルウェー国家と関係はない」と言い続けなければなりません。
エアチェック2010年10月15日放送分・1時間01分50秒頃・L1 簡単な間違い(ば、ちょうきょく)
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
浜村氏:これはっきりとね、中国外務省の、ば、ちょうきょく報道局長がね、昨日の記者会見で言うてるわけです。
もちろん「ま」です。中国人の氏名は単純に音読みするのが日本の報道での常識です。ただし日本に「ばば」という姓が多いことが影響してか、有名週刊誌でも堂々と「ばちょうきょく」と振り仮名を打ってある例が見受けられます。
(参照: ストリーミング放送2009年10月2日分・21分35秒頃・L2 中国語の読み)
エアチェック2010年10月19日放送分・21分25秒頃・L4 池澤夏樹は書評として本の内容を紹介しているだけなのに、それが池澤夏樹の意見だと出鱈目話
浜村氏:何でこんな最近熊がようけ、人里へ出てくるのかと、いうことにつきましては、週刊文春に、小説家の池澤夏樹さんがね、まあ、人から聞いた話やけれどもと、こういうこと書いたはります。
ここ以降の書き出しは省略しますが、この冒頭で察しがつくように浜村氏はこの後、池澤夏樹は書評しているだけなのに、まるで池澤夏樹自身が書評対象の「となりのツキノワグマ」の著者の主張に完全に同意して「熊が減っているというのは嘘」と主張しているかのような出鱈目な話を展開しています。
書評で内容を紹介しただけで「内容に同意した」あるいは「主張している」と決めつけられることは非常に恐ろしいことです。
本人や当事者が本当は「言ってないこと」や「書いてないこと」なのに、「言っている」とか「書いている」と誤って伝えてしまう事態は放送や報道の世界で最も避けなければならないことの1つです。しかしこの番組ではそのような事態がここ最近の目立つものだけを挙げても以下のようにあります。
「書いてないこと」を「書いてある」と誤って伝えた例
(参照: エアチェック2010年9月23日放送分・18分40秒頃・L4 読売新聞と蓮舫議員達が「尖閣は国際司法裁判所で裁かせろと主張している」と。小沢一郎達がそれに反対していると)
(参照: エアチェック2010年9月30日放送分・31分50秒頃・L3 レアアースについて日経に書いていないことを日経からだと嘘をついた上に内容が不適切)
(参照: エアチェック2010年9月30日放送分・32分20秒頃・L2 埋蔵量と産出量の違いさえ理解できていなくてレアアースに関して日経新聞の記事を出鱈目に改変・誤解説)
(参照: エアチェック2010年10月4日放送分・59分25秒頃・L4 日刊スポーツの記事からだと言いながら、実際は殆ど自らの放談=妄想)
(参照: エアチェック2010年10月7日放送分・34分15秒頃・L4 女性セブンの記事を捏造=妄想)
(参照: エアチェック2010年10月14日放送分・56分25秒頃・L3 中野翠が書いていないことを中野翠が書いたと)
エアチェック2010年10月19日放送分・26分45秒頃・L2 「省略すべき」と「省略すべきでない」がアベコベ
(APEC食料安全保障担当大臣会合の話題で)
浜村氏:そこでね、先日から、まず、新潟市でアジア太平洋経済協力会議というものが開かれて、世界の、そういう問題を担当する人々が集まって会議やってはりましたが、17日終わりました。で結論はね、「これから食料をね、食べ物を、もっと増産しましょう」と。「どの国々も」。それをね、目標として終わってるんです。つまりこの会議、アジア太平洋経済強力会議ではね、「やがて食料危機が来るぞ」と。
ご存知のとおり「アジア太平洋経済協力会議」とはAPECのことです。ここを聴いていて「えーっ、APECは11月に横浜で開催やろ!」と思われた方もいるかもしれません。10月17日まで新潟でおこなわれていたのは「APEC食料安全保障担当大臣会合」の方です。
エアチェック2010年10月19日放送分・28分55秒頃・L3 記事の内容を考慮せずに誤(珍)解説
(APEC食料安全保障担当大臣会合の話題で)
浜村氏:で、今、世界の国々はね、乱開発してるって、山を崩し丘を平らにしてね、どんどんそこへ、住宅建てたり、工場建てたりね、乱開発をしてる、道路を通したりですよ。でもそれ、ええ加減なところでね、歯止めかけんとね、農地が減っていくわけですよ。はよー言や、田んぼ・畑がどんどん減っていくわけですね。
朝日の記事には「2007、08年の世界的な食料危機を背景に、先進国の企業や新興国、産油国などが他国で農地を確保したり農業関連企業に出資したりする動きが目立っている。投資先のアフリカや東南アジアで政変や地元住民とのトラブルを招いた例もある。乱開発の懸念もあり、『新植民地主義』との批判も出ている」とあります。
ここでの乱開発とは「農地の開発が無秩序におこわれていること」なんですが、浜村氏は記事の内容を全く考慮せず、このケースでは的外れな、自分の持っている「乱開発」についての知識のみを一方的に話しています。このようなことになるのも浜村氏の読解力が低い為でしょう。
エアチェック2010年10月19日放送分・30分55秒頃・L2 なんと動物、植物、鉱物が同列だと
(COP10の話題で)
浜村氏:つまりね、世界の国々には、3000万種類の動物・植物があるそうです。
アシスタント:ふーん。
浜村氏:鉱物も入れましょうか?ところが、ここや。先進国はね、発展途上国へ行って、……
知識をチェックする能力が相当低いのでしょう。これは私が今までに何度も書いた「浜村氏は類義語と同義語の区別がつかない」と同源だと思われます。これなんかは誰でも知っているくらいの知識の問題なので、加齢に従ってこうなったわけではなく、若い頃からこのような状態だったのでしょう。恐らく、60年近く前の同志社大学文学部の入学試験は事実上「来るものは拒まず」 状態だったのしょう。卒業も簡単だったのでしょう。
エアチェック2010年10月19日放送分・33分35秒頃・L1 八角は草だと
(COP10関連の話題で)
浜村氏:その八角という、草から取るんだそうです、タミフルは。原料としまして。
八角は木の実です。出典元の読売の記事には「草」とも「木」とも書いてなくて単に「八角」と書いてあるだけです。
エアチェック2010年10月19日放送分・37分10秒頃・L1 読み方の間違い
浜村氏:沖縄は、せきがわらの合戦の後、
いつもの間違いです。スタッフはこれを間違いだと指摘できないんでしょう。
(直近の参照: エアチェック2010年9月28日放送分・55分05秒頃・L1 読み方の間違い)
エアチェック2010年10月20日放送分・19分10秒頃・L3 朝日の記事に「熊が増えた」と書いてあると嘘解説
(朝日新聞の「猟師減 野生の逆襲」の話題で)
浜村氏:それから、もう一つね、猟師さんが減ったから熊が増えた。まっ猿も猪も鹿も増えたと。何で猟師さん減ったかと言うとね、これはっきりとした理由があります。
この記事には鹿や猪は多すぎると書いてありますが、「熊が増えた」とか「熊が多すぎる」とは一切書いていません。熊の話から鹿と猪の話に移る箇所で「一方、」となっていることに気付かなかったのでしょうか。ただし総合的に見て、少し複雑な構成の記事なので、浜村氏の読解力や速読力では誤解するのは「無理もないこと」でしょう。スタッフは放送前に浜村氏が下読みしている際に常に浜村氏がどの記事を読んでいるかをチェックし、浜村氏に助言を与えるべきでしょう。
エアチェック2010年10月20日放送分・20分00秒頃・L1 出典元記事が指している事件を取り違え
(朝日新聞の「猟師減 野生の逆襲」の話題で)
浜村氏:それからね、鉄砲、つまりライフル銃にしても散弾銃にしても、取り締まりがごっつ厳しいなってきたって。2007年、長崎県で、長崎市長の選挙う、選挙運動の最中に、立候補してはった確か伊藤さんやと思いますが、散弾銃で撃たれましたですね、で、それを機会にね、厳しくなってきたんですって。
出典元には「07年の長崎県での散弾銃乱射事件」とあります。もちろん当時の伊藤一長市長の射殺事件とは別の事件のことです。75歳なので当時自ら何度も話したことでも記憶が残っていないのでしょう。皆さんご存知のとおり、伊藤氏は拳銃で撃たれました。
エアチェック2010年10月20日放送分・29分15秒頃・L2 殺人罪の判例を誤解説
(「耳かき殺人」の話題で)
浜村氏:ここに問題はね、だいたい、2人の命を奪った事件は、まず加害者は死刑なんだそうですね。
アシスタント:はあ、今までのね、
浜村氏:今までの判例から見ますと、……
太線部に該当する部分は出典元の毎日新聞になく、ここは浜村氏のフリーな付け足しです。そして不適切な内容です。たとえば強盗殺人罪に限定すればこのように言うことも可能ですが、殺人罪の場合はとてもそう言えません。今回問われているのは殺人罪です。
エアチェック2010年10月20日放送分・38分55秒頃・L1 (ありえないけど)関東甲信越の半分以上の県では電話帳掲載率が100%だと
(「クレジットカード詐欺」の話題で)
浜村氏:で、実はね、関東甲信越では、半分以上の県、千葉県とか、埼玉県、県によりましてね、100%電話、家庭電話、100%電話帳に載ってるてね。ですから、非常に狙われやすく、……
浜村氏以外は誰でも間違いだとわかるのでレベル2ではなくレベル1としました。浜村氏は「被害者のうち、関東甲信越の半分以上の県に在住している人については全員電話帳に掲載されていた」ということを誤解しているわけです。
エアチェック2010年10月20日放送分・54分15秒頃・L1 簡単な間違い(山崎まさよしが犯人)
(ストリーミング放送ではカットされた)
(「吹田の84歳殺害」の話題で)
浜村氏:それ、誰が殺害したかと言うと、山崎まさよし、という名前の男なんですが、
アシスタントは何してるんでしょう。容疑者の名前は山崎義久 です。
あと、話題の冒頭の53分55秒頃に「昨日もちょっとお話をしたんですけれどね、」とありました。浜村氏が「昨日話していない」のに「昨日話した」と言うケースは下着泥棒や痴漢の話題なんかで頻繁にあり、日頃は基本的にスルーしています。しかしこのような特徴的な殺人事件くらいは、いつ放送で話したかを把握できていた方が好ましいでしょう。
エアチェック2010年10月21日放送分・11分30秒頃・L3 辻褄の合わないテキトー話
(「みのもんた 水道メーター盗まれ400万円被害」の話題で)
浜村氏:ただ、みのもんたさんに言わせるとね、「非鉄金属という金属は値上がりをしているしね、水道メーター溶かすのは簡単なんだそうです。だから、盗んでいきよんのんちゃうやろか。やめてもらいたいと思うけど、なんぼの値打ちもない」ってね。
アシスタント:でも何か理由があって盗んですよね。
浜村氏:そう、しきりに、盛んに、数多く盗まれるんでね、不思議な話ですね。値打ちのないものを盗んでいく、いや、いやいや、盗む方にとっては、値打ちがあるんでしょうね。
「非鉄金属の値上がり」と「なんぼの値打ちもない」という矛盾した内容を共にみのもんた氏の発言としているので、ここでの浜村氏の話に嘘があることに気づく人は多いと思います。実は出典元記事では「なんぼのに値打ちもない」に該当する部分はみのもんたではなく川崎市上下水道局から発せられたものです。アシスタントがもっと賢ければ浜村氏に「浜村さん、それ、絶対、記事を間違って読んでますわ。値上がりしてるのに値打ちがないって、おかしいですやん!」等と言えるところです。
エアチェック2010年10月21日放送分・42分40秒頃・L3 出鱈目に記事を解釈して誤解説(医療費の厚労省方針)
(「70〜74歳の医療費負担増 厚労省方針、13年度にも」の話題で)
浜村氏:で、本当はね、本当は、つまりあのー、高齢者は、本当は3割負担なんだそうです。本当はでっせ。
アシスタント:75以上いうことですか?
浜村氏:あのー、70以上やと思うんです、僕は。70歳から、74歳、これはね、小泉さんが総理大臣の頃にね、既にもう2割負担やったそうです。ところが、当時の政権与党は、自民党と公明党でしょ。この、政権与党がね、「これでは、お年寄りにはかわいそうや」と。「負担が大き過ぎる」と。だから、「原則2割は払ろおてもらいたい」と決めた。そうゆう制度を決めたけど、実際は1割でよろしいと、こういうことでそれがいまだに続いてるんです。それをね、やっぱり、民主党政府は、「何を言うてんねん。ほんまは、3割は払ろてもらわないかんとこやけど、まあ、2割にしょーか」と。こういうふうになったんだそうです。
出典元記事は「(70歳から74歳は)原則2割負担だが、自公政権時代に負担軽減策として1割に据え置いていた」のを今後段階的に「2割」にしていくという内容です。出典元記事で「3割」という言葉が出てくるのは「現役並みの所得がある人は、現行通り3割負担だ」「69歳以下が3割という高齢者負担の枠組みは維持されることになる」の2箇所だけです。今まで散々指摘してきましたが、浜村氏は読解力がないので、記事中の言葉をテキトーにピックアップして自分勝手に記事を捏造するなんて茶飯事です。その中では今回なんかは最も軽い部類です。
エアチェック2010年10月21日放送分・44分50秒頃・L2 医療費の厚労省方針を謝解説
(「70〜74歳の医療費負担増 厚労省方針、13年度にも」の話題で)
浜村氏:そうですね。そうです。それをね、民主党が、選挙の時にですね、75歳以上の、人々は、まあ、後期高齢者言いまして、もっと払ろてもらいましょうと、こういう制度があることはあるけれども、これを、ペケにして、消してしもおて、そうして、もっともっと、本人負担を減らしましょうと言うて、これも民主党が沢山人々を当選した原因の1つになったんですね。それを今になってね、高齢者の為に使う保険の金がね、毎年2千億円ほど必要なんで、そんな金ないわ、結局本人に負担してもらいましょうと、2013年度から、1割から2割に引き上げるというんです。
お読みになっている方はお気づきだと思いますが、高齢者医療に必要な公費が2千億円の筈はありません。出典元によると2千億円は現行制度と2008年に民主党が提出した法案を通した場合との差額です。また浜村氏のこの話し方では1割から2割へ引き上げる対象が曖昧です。ここだけを聴いた人は75歳以上の人のことを話していると誤解する恐れが多分にあります。
エアチェック2010年10月21日放送分・1時間02分00秒頃・L1 反中デモ報道を政府が規制していると
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(反中デモの話題で)
浜村氏:「こっから先は5人ずつ進め」と。5人ずつね、区切って進ませるんです。これ週刊新潮書いてますけどね。5人ずつ、中国大使館の前へ行ってね、「尖閣諸島は日本の領土だ」って、5人で叫んでもどうしようもない。「見ていて漫画みたいやった」って。はあ。で、マスコミこれ報道しないでしょ。日本の政府も一言も触れないでしょ。ほな日本の人、殆ど知りません。ほんとはもう十数回やってるんです。でそれ、もう日本の政府はビクビクでね、「こんなこと、報道したらエライこっちゃ」と。新聞もテレビも報道しない。報道しないように規制かけてる。中国を刺激したくないから。もっ腰抜け、弱腰、もーどうしようもないそうですね。
記者クラブメディアが揃って報道していないわけで、浜村氏の解説に同調したい気もしますが、政府が明示的に規制をかけているということはありません。
エアチェック2010年10月22日放送分・50分10秒頃・L2 中国のテレビが全国一斉に真っ黒になった
浜村氏:あの、劉暁波さんという、中国を民主化したいという運動やってる人が、ノーベル平和賞受けはったでしょ。それ報道するテレビがね、その時間になると、全国一斉に真っ黒になったんです。
51分05秒頃にも、
浜村氏:全国一斉に、テレビを真っ黒にするなんて、普通の国で考えられますか。
一斉ではありません。CNNとかNHK等、中国にとって他国の放送に限られていることの言及が抜けています。
エアチェック2010年10月22日放送分・50分30秒頃・L0 ちょっと不正確
浜村氏:だから、劉暁波さんが、ノーベル平和賞受けたなんてね、だーれも知らない、始めのうちは。ところが今、インターネットの時代ですからね、知ってる人が、ばばばばばばーとあちこちへ伝えると、またそれを、受け取った人がばばばばばばーと発信しますね。今ではみんな知ってますよ。
厳密に言うと、太線部はちょっと言い過ぎです。
エアチェック2010年10月22日放送分・51分40秒頃・L3 ノーベル平和賞はノルウェーという国が贈ると
浜村氏:で、さらに、の、ノルウェーという国が、ノーベル平和賞は、ノルウェーという国が贈るんですね。
52分20秒頃にも、
浜村氏:そう言われるとね、日本の政府なら震え上がって、怯えて、土下座してね、「お許しくださいませ。二度とこんなことは致しません」と言うやろうけど、ノルウェーはね、「うちの国が決める平和賞をね、誰にあげても、うちの自由やないかい」言うて、なんぼ中国に驚かされてもね、ちゃんと平和賞送ってますわ。
(参照: エアチェック2010年10月12日放送分・50分30秒頃・L3 ノーベル平和賞はノルウェーという国が決めるときっぱり)
(参照: エアチェック2010年10月15日放送分・53分10秒頃・L3 ノーベル平和賞はノルウェーという国が贈ると)
スタッフは浜村氏にニュース解説を続けてもらいたいのなら、浜村氏を必死で支えなければならないと思います。放送後にきちんと誤りを浜村氏に不味い箇所を伝え、同じ間違いが繰り返されないように努力すべきだと思います。
エアチェック2010年10月22日放送分・57分00秒頃・L2 不適切な言い変え(レアアース→貴重な土)
(「レアアース輸入停滞 中国側が契約破棄、他国経由も拒否」の話題で)
浜村氏:これも朝日新聞の記事ですが、あの、中国から、レアアース、で、これ英語ですが日本語に訳すと、「貴重な土」と、こう訳せますね。この「土」の中に、例えばハイブリッドの車を作る。携帯電話を作る。そういった、パソコンを作る。そういったものに、必要な成分が、この貴重な土の中に含まれているそうなんです。で、これ実は世界中にあるけれどもね、中国は、こういう土を掘る手間賃が安いんですって。
アシスタント:はーそうなんですか。人件費が安いゆうことなんですか。
浜村氏:そうなんです。だから他の国やってない。殆ど中国から買おてるそうです。安つくから。すると、90%以上中国から買おてるんです。で、日本の会社もね、このレアアース、貴重な土を、30の会社が、契約したんです。今、2つの会社しか、買えない状態です。
アシスタント:もう全部断わられるいうことですか。
浜村氏:そうなんです。もっ、全部、契約破棄と言いましてね、キャンセルと言いましてね、契約、し、しておいたのにね、「やっぱり売らへんで」と。こうなってるんです。で、日本も困りましてね、そしたらよその国から堀り出して、売ってもらおうか。今からね、その、貴重な土、レアアースを掘るとなるとね、10年かかるそうです。
(参照:エアチェック2010年9月30日放送分・32分20秒頃・L2 埋蔵量と産出量の違いさえ理解できていなくてレアアースに関して日経新聞の記事を出鱈目に改変・誤解説)
エアチェック2010年10月22日放送分・59分25秒頃・L2 WTO違反の内容なのに国際司法裁判所が裁くと
(「レアアース輸入停滞 中国側が契約破棄、他国経由も拒否」の話題で)
アシスタント:これって、どこかにゆうていくことできないんですかねー。
浜村氏:はははははは。例えば、オランダのハーグというところに、こ、国際司法裁判所がありますが、「商品売ってくれまへんで」いうことで、裁判、取り上げてくれるやろか、どうやろか。
これもかなり驚きますね。先月来、中国のレアアース禁輸措置はWTOの協定に違反している疑いが濃いという記事が数えきれないほど各紙に載っていた筈ですが、全く頭に入っていないのでしょうか。「それはわかってただろう。WTO協定違反もICJで裁くんかなと勘違いしてただけやろ」と擁護する意見が出るということはあるでしょう。
エアチェック2010年10月26日放送分・02分50秒頃・L3 「版権」と「原盤(原版)」とを混同した誤説明。
浜村氏:同じ日に、ふた種類発売されます。ひと種類はね、日本で、作ったものなんですね。でもう一つは、アメリカで作ったものなんです。アメリカ、ユニバーサルジャパンというね、うっかり聴いてると、USJかな思います。USJは、レコードとかCDは作りません。あそこテーマーパークですからね。ユニバーサルジャパンという会社が、宇多田ヒカルの、全米ベスト盤というのを出すんだそうです。で、……
太線部の誤りの説明は略。
全ての書き出しは省略しますが、「版権」をいう言葉を完全に消し去って、代わりに「原盤」と言い変えたことは明らかに不適切です。聴けばわかりますが、驚くことに浜村氏は「版権」と「原盤」とを混同していて、
なんと04分20秒頃には、
浜村氏:原盤ってわかりますよね。最初に吹き込んだ一番、元になる盤を持ってるわけですよ。こっから、何枚でも何枚でも作れますよね。
と、本来は記事にある「版権」の説明をすべきところで「原盤」、それも「「編集済みの音源」という意味ではなく、数十年前に殆ど廃れたダイレクトカッティングで作られたディスクだ受け取れる説明をしています。もちろん記事に「原盤」という言葉はありません。
05分30秒頃にも、
浜村氏:ただアメリカ側に言わせると「原盤、うちが持ってんにゃからね、その原盤からコピーしてね、いくらでもCD出すことが出来るやないか」と。
「版権」のことではなく、物理的な「原盤」に拘っています。上と同じく数十年前にタイムスリップしたような解説です。
07分20秒頃は映画「風と共に去りぬ」の話に移っていて、
浜村氏:そうすると、MGMはその原版を、元になるフィルムをね、一年中一定の温度と、一定の湿度が保たれている部屋に、ずっと保管してるわけなんです。そうでないとね、昭和14年当時撮ったカラーの映画って、すぐ変色するらしいです。変色しないように一定の温度、一定の湿度を保った部屋に保管しておいて、その原版から桜井さん、なんぼでもコピーが取れるわけです。世界中に、はい、配給というか、うっ売ってるわけですよ。
と、こちらも、上と同じようにえらく古い話(※)です。
※ 「今はフィルムを保存していないから古い話だ」という意味ではありません。
全体的に見て、この辺の知識については浜村氏の頭の中は数十年前のままのようです。その時代の感覚では「『物理的に1つしかないマスター(原)版』がないと複製は作れへんにゃ」。だから、「版権って何やねん?権利って何やねん?マスター(原)版持ってるか持ってないかだけを考えたらええんとちゃうか!」と思ってしまうのかもしれません。誤解を招かないように繰り返し説明しておきますが、記事の「版権」という言葉を消し去った代わりに、これらの話をしていることをより問題視しているわけです。「版権」の話はちゃんとおこなった上で、余談としてこのような大昔の知識に基づくコピーの方法を話したのなら、これ( エアチェック2010年7月16日放送分・30分40秒頃・L0 スタッフは説明するべき)と同レベルな問題に過ぎません。
この後やっと(最後の最後になって)「(『版権』ではなく、)権利」という言葉を何度か使いました。もちろん「さっきの解説は的外れだったから取り消します」とは言いませんでした。
エアチェック2010年10月26日放送分・27分15秒頃・L2 簡単な間違い
浜村氏:今年の2月、東京都で、寺田隆夫さん、53歳がね、自宅で遺体で見つかったんです。
簡単な間違いには違いないですが、何で気づけないのでしょうか。記憶力が低すぎます。アシスタントもこれくらいは簡単に気づいて訂正すべきです。
エアチェック2010年10月27日放送分・40分40秒頃・L1 無責任テキトー解説
(文化勲章、文化功労賞の話題で)
浜村氏:で、安藤さんのね、名前を一躍有名にしたのは、三軒長屋の真ん中を切り取ってコンクリートの箱をはめたという、デビュー作です。「安藤忠雄町屋」と言うんですね。これ、大阪日日新聞がね、詳しく書いておりますが、「住吉の長屋」という、これでね、有名になりまして、あと、美術館、商業施設、お寺、あらゆる建物を手がけてね、……
「住吉の長屋」という言葉が思い出せなくて「世間では『安藤忠雄町屋』と呼ばれている」旨の出任せを言ったのに、謝らずに知らんぷりをしている状況です。
エアチェック2010年10月27日放送分・53分05秒頃・L3 AED(自動体外式除細動器)を出鱈目説明
(「教諭が機転の蘇生法」の話題で)
浜村氏:で、たまたま、付近をね、30歳の看護婦さんも歩いてはったんです。と、看護婦さんはね、こういうとき体に張る、自動体外式除細動器というね、普通パッドと言うそうです。これ持ってはったんでね、階段から落ちた、男性の体に、貼ったんです。
基本的に医療関係の誤りは聴取者に実際に悪い影響を齎す可能性が高いとして幾分厳しめに判定しています。
AED(自動体外式除細動器)のことをここまで知らないことには驚きます。加えていつもながらの読解力の驚異的な低さがここでも影響しています。普通の読解力を持った人なら記事中の「AED(自動体外式除細動器)のパッドを張ったが」という箇所を読むだけで「『AED=パッド』というわけではない」ことに気づきます。
浜村氏は「AED=(普段から持ち運べる程度の小さな)パッド」だと思い込んでいるので「(通りすがりの)看護師(記事では元看護師)がAEDを持っていた」と、先の誤解とは別の捏造もやらかしてしまっています。
エアチェック2010年10月28日放送分・16分55秒頃・L3 パイロットの不注意が原因だと誤解させる捏造解説。他にも5000フィートまでの降下「指示」を「実際に5000フィートまで降下した」と。
(「全日空機、地上に異常接近」の話題で)
浜村氏:ところがね、ひょっとパイロットが高度計を見ますとね、1524メートル、地面まであと、1524メートルまで降りてるんです。と、「ぎりぎり、1万フィート、まで降りてよいけれども、それ以下降りたらいかん」。するとね、今、1524メートル降りてるということは、5000フィート降りてるんです。
アシスタント:ほお。
浜村氏:1万フィートが限度
アシスタント:まあ言うた(ら)半分いう……
浜村氏:もー、もー、半分降りてるわけですよ。制限破ってね。と、この辺大雪山の山脈が一杯こう連なってますからね、そんなもん、さんぜんよんじゃ、3048メートル、以上飛んでないかんところをね、なんと、まー、1524メートルまで降りてくるとね、山だらけ。
記事に5000フィートまで降下したとは書かかれていません。5000フィートまで「降下するよう(に)指示」があったと書かれています。
「ひょっとパイロットが高度計を見ますと……1524メートルまで降りてるんです」と、パイロットが高度の低下に気づいていなかったとのストーリーを捏造しています。これでは部分的に聴いた聴取者は、パイロットの不注意が原因だと誤解してしまいます。
あと、「てにをは」が抜けている箇所が多くて外人が話しているかのようです。
エアチェック2010年10月28日放送分・20分50秒頃・L3 管制官が「指示を出さなかった」ことがミスだと出鱈目解説
(「全日空機、地上に異常接近」の話題で)
浜村氏:でまあ、管制官に対してね、「何であんたもっと早いことね、この飛行機に指示を出さなんだんですか」と。
アシスタント:えー、それはあれですか?指示でぐーっと降りていった?
浜村氏:そう、「降りてもよろしい」とかね、「あーもう、それ以上、降りてはいけません」とか、「周りに山があるから避けなさい」とか、これ管制官の指示ですね、
アシスタント:ほなもう指示のミス?
浜村氏:そうなんです。何の指示もなかった。
今までも本ページで数多く例示してきましたが、読解力の低さは尋常ではないレベルです。
エアチェック2010年10月28日放送分・23分10秒頃・L2 記事をきちんと読めていなくて、旭川空港の管制官だと決めつけ
(「全日空機、地上に異常接近」の話題で)
浜村氏:で、この旭川空港の管制官の場合はね、
旭川空港の管制官ではなく、札幌航空交通管制部の管制官です。出典元の読売新聞にもちゃんと載っています。
エアチェック2010年10月28日放送分・56分25秒頃・L2 塩じいの名言を誤解説
浜村氏:一般会計より特別会計の方がこんなに大きいんです。だから塩川さんがね、「母屋はお粥すすっとるのにね、離れで子供がすき焼き食うとる。それと同じ状態やないか」言わはったんです。
誤解王・浜村氏らしい誤解説です。「すき焼き」が表現している意味は、規模の大きさではなく「ムダ使い」の程度です。浜村氏は論理的な思考力が乏しいのでいつもあらゆる分野で誤解だらけです。
エアチェック2010年10月29日放送分・52分10秒頃・L0 ほんまかいな(高槻の保険金殺人)
(ストリーミング放送ではカットされた)
(高槻の保険金殺人の話題で)
浜村氏:(警察は)この事件より前から目をつけてたんです。
出典元の毎日新聞にはこんなことは書かれていません。「前から」でなく、「現在、宇野津由子さんの事件の他にも様々疑いがかけられている」旨は載っています。その一部を抜粋すると「ひとみ容疑者や自殺した夫の周辺では、津由子さん以外にも不審死や事故があり、いずれも当事者には多額の保険金がかけられていた。捜査関係者への取材で分かった。」と、こんな調子です。
エアチェック2010年10月29日放送分・59分00秒頃・L2 昨日と同じ誤解説
(ストリーミング放送ではカットされた)
浜村氏:昨日、あの、飛行機、いろんな指示を出す管制官の、間違いでね、飛行機、1機があのー、ものすごー高度を下げ、下げて、3000メートルよりも下がったらいかん、北海道の大雪山の山脈があるとこですからね、「3000メートルより下がったらいかん」と、ほんとは3600メートルくらいなんですよ。1万フィートよりも下へ降りたらいかんのにね、管制官が間違いましてね、「降りなさい、降りなさい」言うたから、1500メートルまで降りたんですよね。
昨日( エアチェック2010年10月28日放送分・20分50秒頃・L3 管制官が「指示を出さなかった」ことがミスだと出鱈目解説)の「『指示を出さなかった』ことが管制官のミス」とした出鱈目解説とは異なり、「管制官が『降りなさい、降りなさい』言うたから」と説明したので、かなり改善したとは言えるでしょう。ただし「1500メートルまで降りたんですよね」は依然間違っています。
エアチェック2010年10月29日放送分・1時間01分00秒頃・L1 航空機に衝突を自動的に回避する装置が付いていると誤解させる説明
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(「01年の日航機ニアミス事故 管制官2人の有罪確定へ」の話題で)
浜村氏:だいたい今の飛行機はね、衝突を避ける装置が付いてるんです。
アシスタント:ああ賢いですねー。
浜村氏:そうなんです。で、電車も線路に埋めたありますね。スピードが出過ぎると、自然に電車が止まるという装置が。飛行機もね、あんまり近づき過ぎると、これ、英語でニアミスというんですね。ニアミスになると、警報装置が鳴ったりするんです。
TCASは「衝突を避ける(避けてくれる)装置」ではなく警報装置です。回避の操作はパイロットがおこなう必要があります。後に「警報装置が鳴ったり」と」言っているので、そこまで聴いていれば誤解することはないと思われますが、一旦は鉄道におけるATSと同様なものだ説明したことは不適切です。
エアチェック2010年10月29日放送分・1時間02分25秒頃・L1 「上告棄却」のことを「訴えが受け付けられなかった」と、「不受理」と誤解させる誤った解説
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(「01年の日航機ニアミス事故 管制官2人の有罪確定へ」の話題で)
浜村氏:これ最終審と言いますね、ところが最高裁判所は、その訴えを「受け付けない」と。「高等裁判所で出た判決どおりでよろしい」と。
もちろん、この説明は相当に好ましくありません。書類が突き返されたわけでも不受理になったわけでもなく、5人の最高裁判事が話しあって出した結論が上告を棄却する決定です。浜村氏は「棄却」という言葉からテキトーに連想して出任せ解説しているのでしょう。
(参照: エアチェック2010年8月12日放送分・47分10秒頃・L3 ありえない出鱈目解説(広島小1女児殺害事件))
エアチェック2010年11月1日放送分・23分10秒頃・L2 シーメンスはアメリカの会社だと
(「チャップリンの『サーカス』に“携帯電話のシーン”」の話題で)
浜村氏:実はね、携帯電話の元になります、補聴器を、アメリカのシーメンスという会社が発明したのが、1924年ですが、……
シーメンスはドイツの会社です。シーメンス(ジーメンス)の知名度からすれば有り得ないレベルの間違いです。
あと、この話題中、一度も題名「サーカス」を言いませんでした。その理由がわかりません。今まで浜村氏は何度も「サーカス」を絶賛してきただけに「自分は今まで気付かなかった」ことが悔しいんでしょうか。たとえ出典元記事に「サーカス」と書かれてなくても「昭和3年」と繰り返しているくらいなんですから「サーカス」だとわからない筈はないと思うんですが。
エアチェック2010年11月2日放送分・20分30秒頃・L1 不正確な説明(テレビ版宇宙戦艦ヤマト)
(実写版「宇宙戦艦ヤマト」の話題で)
浜村氏:もー、三十何年前にテレビで始まったんです。あんまりテレビの視聴率は良くなかった。
アシスタント:そうでしたか。
浜村氏:そうなんです。
この番組の場合、再放送の視聴率が高かったことが特徴的です。「最初はあんまりテレビの視聴率は良くなかった」とする必要があります。アシスタントも明らかに不服そうです。しかし浜村氏は(いつものように指摘を)無視して、自分の話を曲げずにそのまま通しています。
エアチェック2010年11月2日放送分・20分45秒頃・L0 ミスではないが人名の読み誤り
(実写版「宇宙戦艦ヤマト」の話題で)
浜村氏:これ考え出した、西崎よしのりさんという人が、……
「義展」を「よしのり」と読むというのはごく普通ですが、西崎義展の場合は「よしのぶ」と読みます。新聞にも殆どふりがなが打たれることがないのでこれはミスとは言えません。
エアチェック2010年11月2日放送分・44分55秒頃・L2 殺人罪の判例を誤解説
(耳かき殺人判決の話題で)
浜村氏:2人以上殺した場合は、殆ど死刑やったそうです。
ここ( エアチェック2010年10月20日放送分・29分15秒頃・L2 殺人罪の判例を誤解説)に書いたように、強盗殺人罪でなくて殺人罪の場合は「殆ど」とはとても言えません。最近、ある新聞の識者のコメントに「2人以上殺した場合は殆ど死刑」というのを見かけましたが、これは不適切・不正確なものです。デスクのチェック漏れか、記者が執筆した記事ではない為、敢えてそのまま載せたのでしょう。
エアチェック2010年11月2日放送分・48分00秒頃・L2 無期懲役の実際の刑期を勝手な思い込みで不正確に話す
浜村氏:だから、死刑の次に重いのが無期懲役ですね。な、あと5年入ってたら、刑務所にね、出られるのか、6年入ってたら、出られるのか、全く見当がつかないですね。ただ、非常に、真面目に刑務所内で生活しておって、問題さえ起こさなかったら、まあ、早くとは言いませんが、
アシスタント:ええ!何十年かしたら出てくる?
浜村氏:何十年、どころか、10年くらいで、出られる場合もあるんだそうです、ええ。
アシスタント:あるんですかねえ。
かなり断定的に(明確なソースがあるかのように)話しており、世論形成への影響が大きいのでレベル2以上となります。今回は前回( エアチェック2010年8月31日放送分・30分50秒頃・L0 無期懲役、仮釈放までの年数)より問題度合が大きいです。スタッフは浜村氏に「今の無期懲役は昔の無期懲役と違ってますよ」とはっきり言っておく必要があるでしょう。
エアチェック2010年11月2日放送分・1時間02分40秒頃・L0 尖閣と北方領土の違いがわかっていない
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(メドベージェフ露大統領・北方領土訪問の話題で)
浜村氏:しかしですね、もー、4つの島々を、占領しましたけれども、歴史上、国際法上、実ははっきり日本の領土なんです。
アシスタント:ああそうですか、やっぱりね。
浜村氏:そのことを何遍言うても、「あっあっ聞こえません、聞こえません。わしゃ知らん、知らん」の連続ですよね。
こことか、ここより前の59分15秒頃、
アシスタント:そうや、どっかの国と一緒やん。
浜村氏:そこや。何でこんなことになったかというと、尖閣諸島の問題で、日本は、明らかに中国から舐められとります。
等からわかるように、全体的に尖閣の問題と同列の話ぶりです。出来れば、1956年の日ソ共同宣言で「ソヴィエト社会主義共和国連邦は,日本国の要請にこたえかつ日本国の利益を考慮して,歯舞諸島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。ただし,これらの諸島は,日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする(短く言えば『平和条約締結後、歯舞・色丹は日本に引き渡される』)」と明文化されていることにも言及すべきです。
また、この問題を今どき解説するなら、今年ロシアが9月2日を「第二次大戦終結の日(※)」と制定したことへの言及も欠かせない筈です。
※ ポツダム宣言受諾後の日本を侵略した国際法違反(ポツダム宣言違反でもある)を正当化する(ひいては北方領土の領有を正当化する)意図があることは明白です。その為「事実上の対日戦勝記念日」と報じている新聞も複数あります。
エアチェック2010年11月3日放送分・47分00秒頃・L3 (何と!現時点で、放送というメディアなのに)三宅議員の転落をヤラセ扱い
(ストリーミング放送ではカットされた)
(三宅雪子議員が転落の話題で)
浜村氏:まあ、どうでもええ話いうたら、どうでもええんですけどね、ちょっと息抜きに、デイリースポーツから読んでみます。
52分15秒頃、
浜村氏:ほんなね、おんなじマンションに住んでる人がね、「不思議な話やなあ。うちのマンションね、白金台や。住んでる人はシロガネーゼと言いまして、上流階級や。だからね、夜中も夜明けも静かでね、猫一匹落ちても気がつくんです。何の物音もしない」と。
アシスタント:ぇいー。
浜村氏:三宅さんが落ちたと言わはる、その場所はね、たとえ落ちたとしても4階でしょ。3階、2階、1階の屋根が張り出してるんですって。「ほな屋根へ落ちる筈や」と。
アシスタント:一回、そこで止まるわね。
浜村氏:そうなんです。そしたらごっつい音しまっせ、屋根やったら。ドンガラガッチャン、ガンガラガ、ぷっすんという音がするんです。ところがそんな音全然してないんです。
アシスタント:ええっ。
浜村氏:で、警察もやってきて調べるんですが、植え込みに落ちたのなら、植え込み、つまりあの、ツツジとかいろいろ植えたありますわね、庭に。乱れてる筈でしょ。何の乱れもないって。
アシスタント:えっ、ほなどないしたん。猫みたいな感じでふわーっって落ちたんかな。
浜村氏:猫って必ずあの上から落としても、あの、ちゃんと普通の姿勢で着地するんですってね。
アシスタント:なんかあの、身軽いですやんねえ。
浜村氏:ところが三宅さんは、普通の姿で着地はしておりません。腰打って1ヶ月の重傷やから、
アシスタント:ええ!そやのに、その辺の何か普通……
浜村氏:何も乱れがないんですね。屋根落ちた音もしないと。まあ、本人は「わたしゃ2歳の時、ハワイのホテルの4階から落ちてね、落ちるのに慣れとります」と。
アシスタント:そらそうかもしれんけど。
浜村氏:落ちる名人です。「私、噺家になったらよかった」。落とす名人です。
アシスタント:ほんまやね。
浜村氏:落ちがつくという。そんなことでね、周りの人は「一体何やろ、あれは」と。「またパフォーマンスやろ(う)として、パフォーマンスって、あの何でもないのに目立とう目立とうとしてね、失敗しはったんちゃうか」。
アシスタント:いいやあ、
浜村氏:腰に1ヶ月の重傷やからね。
アシスタント:そこまで犠牲ね、自分でやって、パフォーマンスしますかね。
54分35秒頃、
浜村氏:私は疑ごおてるわけやないけど、パフォーマンスとしてはね、ちょいとしたええ方法ですが、今回、それに失敗してね、1ヶ月の重傷。もし、そうでない、本当に、本当にあの、重傷を負わはってね、本人が、全然、意図してないのにね、本人の気持ちに反して重傷を負わはったとならば、これはもう、心からお詫びをし、お見舞いも申し上げます。でもね、「不思議と多いなあ」と、思てる人があることは確かです。
浜村氏は放送とスポーツ紙の区別ができていません。また、これはまさしく浜村氏の“常識”の欠如を示しているとも言えるでしょう。このシーンで多くの人が「浜村氏に生放送は厳しい」と感じたことでしょう。
(直近の参照: エアチェック2010年10月1日放送分・1時間01分25秒頃・L2 放送なのに確度の低い情報を「らしいんです」形式で垂れ流し)
エアチェック2010年11月3日放送分・1時間00分35秒頃・L0 解説のレベルが低すぎ(北方領土)
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(メドベージェフ露大統領・北方領土訪問の話題で)
浜村氏:9月2日は、今のロシアでは、戦争に勝った記念日、勝利記念日と定めてるんです。負けてボロボロになった国へね、攻めてきて勝つの当たり前やし、それ以前に約束違反ですよね。
これは単にソ連の対日参戦を非難しているだけです。せっかく昨日( エアチェック2010年11月2日放送分・1時間02分40秒頃・L0 尖閣と北方領土の違いがわかっていない)は言及しなかったことに触れたのに、意味なさ過ぎです。聴取者が知りたい、あるいは知るべきなのは「何故(今年)ロシアはこの記念日を定めたのか」です。「ポツダム宣言受諾後の日本を侵略した国際法違反(ポツダム宣言違反でもある)を正当化する(ひいては北方領土の領有を正当化する)意図があることは明白」だと、聴取者に伝えなければならないでしょう。日本国内にはこのロシアの動きに対抗して「8月9日を『ソ連侵略の日』と定めよう」とする意見も多数あります。浜村氏はニュース解説者が最低限できているべき状況把握さえできていないと言えるでしょう。
今回追加分は13日余りを対象にして43件と、最近にしては少なめでしたし、酷い内容も少なめでした。番組側が取り上げる話題の誘導について努力している成果かもしれません。しかしスタッフが浜村氏に対して“もの”が言えるようにならなければ、おかしなケースがさらに大幅に減っていくことはないでしょう。
2010年11月6日
エアチェック2010年11月4日放送分・21分20秒頃・L1 ちょっと不正確(大河ドラマの放送時間)
(NHK大河ドラマの放送時間について)
浜村氏:その後、もう一遍、BSにおいて、BS放送においてですね、もう一遍日曜日の版やったのを放送する、そうすると、前もって放送し、みんなが知ってる、日曜日の晩8時から放送し、今度はそれを再放送、BSでやる、3回放送してる、
アシスタント:そんなにしてくれてはるんですか。
浜村氏:そうなんです。だから、視る機会は、ないこともないんですけどもね、
スタジオ内にいる複数の人が地上波で土曜日にも再放送をしていることを知っていたと思われます。
エアチェック2010年11月4日放送分・50分25秒頃・L1 あまりに日本語が不正確過ぎ
(ストリーミング放送ではカットされた)
浜村氏:ところが大統領になって、2年足らずで期待がしゅーっとしぼんだそうです。何でか?経済状態が、悪くなってちょっとも良くならない。それに対する苛立ちですね。
この言い方だとアメリカの経済状況は元々は悪くなくて、オバマ大統領が就任してから悪くなったという意味になってしまいます。このような下手くそな話ぶりは論理的な思考力のない人に特徴的なものです。いつもはかなりスルーしていますが、今回は敢えて取り上げてみました。
エアチェック2010年11月4日放送分・59分10秒頃・L3 ティーパーティ運動をほんまのお茶会を開いておこなう運動だと
(ストリーミング放送ではカットされた)
浜村氏:そこで今、共和党なんかが中心となって、お茶会運動、ティーパーティ運動というのをやってます。それは、街々、村々へ行って、5人10人と集まってお茶会開くんですね。小さな集まり、小さな集まり、数にしてこれが、ものすごい数になるのを、お茶会運動、ティーパーティ運動と言うんです。で、そういうことをやって、「皆さん、次の選挙では、共和党を、当選させましょうね」と。広場に大勢集めて演説するんちゃうんです。5人・6人・10人と集まってお茶飲みながらやるんです。
アシスタント:そうですかー。
浜村氏:こういう運動が、盛んになってるそうです。
全く知らなくて「ティーパーティ」という言葉の表面から100%想像で話しているのか、それとも、シャレでおこなわれているお茶会の映像や記事等を見て、本当にそれが正しい説明なのだと勘違いしたのか、どちらなのかはわかりません。いずれにしてもおバカタレント顔負けの相当なバカっぷりです。
エアチェック2010年11月5日放送分・50分35秒頃・L1 勝手に説明を加えた結果、嘘になってる(米原タンク殺人)
(米原タンク殺人初公判の話題で)
浜村氏:まだ生きてるうちにね、道路、道路の鉄の蓋をこう開けると下が、汚水タンクですね、汚れた水、泥を溜めるタンク。そこへ生きてるうちに放りこんだ。いや、「放りこんだだろう」と、検察側は言うんですよ。そして、まだ息があった、小川典子さんは、結局、泥、泥水で窒息したらしいんです。窒息死ですね。
下水管でなく汚水タンクなのですから、公の道路下ではなく、何らかの施設の敷地内に設置されていると受け取るのが普通です。
エアチェック2010年11月5日放送分・52分30秒頃・L1 簡単な間違い(アシスタントが放置)
(米原タンク殺人初公判の話題で)
浜村氏:で、弁護側は、去年の6月10日の晩の9時頃から、明くる日、11日の午前1時頃までの間に、小川典子さんの頭を、ふた種類の鈍器で、まあ殴りまして、まだ息のあるうちに、汚水タンクの中へ、……
放置したアシスタントの方が問題です
エアチェック2010年11月5日放送分・55分05秒頃・L1 単純な人名の間違い(天海ゆうこ)
(池内淳子のお別れ会の話題で)
浜村氏:宇津井健さん、三浦友和さん、天海ゆうこさん、長山藍子さん、
エアチェック2010年11月8日放送分・11分35秒頃・L0 西崎義展と松本零士
(西崎義展転落死の話題で)
浜村氏:ところが、その後、「宇宙戦艦ヤマトを、つくったのはわしや」。ところがもう一人、「いや違う、あたしが、原作者や」という人が現れた。漫画家の松本零士さんです。銀河鉄道999とかね、いろいろ名作があります。その松本さんとね、西崎さんとの間に、「宇宙戦艦ヤマトの産みの親は、自分や」という争いが起こった。
この話は裁判沙汰になったので浜村流のテキトーな話し方にはそぐわない面があります。詳しくは略。
エアチェック2010年11月8日放送分・16分05秒頃・L1 宇宙戦艦をスペースバトルする船だと
(「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の話題で)
浜村氏:で、スペースバトル、まあ空間で戦う、宇宙空間で戦う、船、「スペースバトルシップ、ヤマト」と。こういうタイトルで、もう12月公開なんですよ。
浜村氏は頭の中は、「スペース→あっ知ってる、空間や」、「バトル→あっ知ってる、戦いや」、「シップ→もちろん知ってる、船やろ」、「わかった、『空間で戦う船』や」てな感じなのでしょうか。このページの読者の方は「バトルシップ(battleship)=戦艦」だとご存知でしょう。
エアチェック2010年11月8日放送分・40分20秒頃・L0 ちょと不正確
(「白鵬、極秘で双葉山墓参り」の話題で)
浜村氏:で、白鵬と言う人はね、相撲の世界に入る前は、大阪の、実業団相撲におりましてね。なんちゅう会社か?摂津倉庫という会社。
「大相撲の世界に入る前」と言うべきです。
エアチェック2010年11月8日放送分・57分40秒頃・L2 政府側が尖閣ビデオ非公開理由として「中国を刺激したくないから」と述べたと
(「尖閣ビデオ流出」の話題で)
浜村氏:(国会で)で、「何で見せへんねん?」と。「公開せえへんね(ん)?」という質問に対しては、「いや、中国をいたずらに刺激しては不味いから」。気つこてま……
もちろん、政府がこんな“本音”を述べる筈がありません。
エアチェック2010年11月8日放送分・1時間01分15秒頃・L1 このような説明は不適切
(1時間を過ぎているのでストリーミング放送はされない)
(「尖閣ビデオ流出」の話題で)
浜村氏:で、「何故か」と言うと、昨日もテレビでこれ言うた人がありますが、あんまり日本の中国に対する姿勢が弱いんでね、歯痒ゆうなってね、イライラしましてね、盗もうと思たら盗めるんです。で、機械文明は便利ですが、便利な陰に落とし穴があります。盗もうと思えば、盗めるんですってね、相当厳重に管理しても。で、「盗んでそれをばーっとインターネットで流した」と。
世間の常識で判断すればこれはスルー対象でレベル0にもならないんですが、厳密に言えば聴取者に誤解を与えかねない好ましくない表現です。もしこの説明が適切と言えるなら国民総背番号制への反対勢力が著しく強まってしまうでしょう。
エアチェック2010年11月9日放送分・08分35秒頃・L0 ちょっとレベルが低い
(「東住吉区の51歳主婦が投資話で集金、1億円返済せず」の話題で)
浜村氏:私、さっきの計算間違ごうてますわ。1年で3%違います。月3%や。ほな、真理ちゃん、100万円預けたら、明くる月には103万でしょ。その明くる月には、106万でしょ。
アシスタント:36万つくんちゃいます?
浜村氏:1年で。あんた銭のことになると計算早いな。
まず単利なのか複利なのかを確認するのが世間一般での普通の話の流れです。この放送でもそのような流れを辿った方が聴取者の為になったでしょう。もちろん暗算で複利計算はまず不可能ですが。
放送では触れられませんでしたが、記事に「元手として金を貸してくれれば月3%の利息を払い、元金も1年後に必ず返す」とあるので、この話題の場合は単利だと思われます。
エアチェック2010年11月10日放送分・49分00秒頃・L3 弁護士会を退会しても弁護士をやっていけると出鱈目解説
(「弁護士の懲戒処分11件、最悪ペース…大阪弁護士会」の話題で)
浜村氏:まあ、その他に、弁護士会に所属する以上、会費払うんですね、それ、5年以上、滞納しましてね、「もう大阪弁護士会をやめてくれ」と。「弁護士はやってよろしいけど」。大阪弁護士会という、1つの組織ですね、ここから「やめてくれ」と。そういう退去命令を受けた、75歳の弁護士さんがね、3月にも困ったことやってはるんです。つまり、……
「知らんくせに勝手ないらんことを言うな」と言いたくなる典型例です。この間違いは浜村氏の(長年の)学習意欲の低さが露呈しているとも言えます。
あと、「退去命令」は元の「退会命令」の不適切な言い変えです。
エアチェック2010年11月11日放送分・23分10秒頃・L2 非論理的な解説(尖閣ビデオ流出問題)
(尖閣ビデオ流出の話題で)
浜村氏:明くる日、5日の午前7時半時頃、急いで、削除したと言いますが、もうそら既に遅い。
アシスタント:まあそうですよね。
浜村氏:そうでしょ。
今後保安官本人がどう述べるかはわかりませんが、一般的には「既に充分拡散したので、あとは少しでも痕跡を少なくしようと、削除をおこなった」と受け取られています。削除したタイミングが「遅すぎる」という表現は誤ってアップロードした場合にしか成立しえないでしょうが、保安官が誤ってアップロードしたとは到底考えられない状況です。たとえITに関する知識が充分でなくても、普通は浜村氏のような解釈をしたりしません。
エアチェック2010年11月11日放送分・29分05秒頃・L0 世間の常識についていけていない(尖閣ビデオ流出問題)
(第五管区海上保安本部への電話の話題で)
浜村氏:「もう海上保安庁の職員全部が、全力を挙げて支えよう」とか、これは海上保安庁の職員さんが、恐らく、書き込んだか、メールか、何やろね、あまり身元わかるものは不味いんで、海上保安庁の職員さんでしょ。「職員全部が、全力を挙げて支えてあげよう」とかね。
現代の常識では部外者がこのようなことを書いても全くおかしくないのですが、IT関連の知識がほぼ皆無に近い浜村氏はこのように解釈してしまうようです。浜村映画解説風の勝手な解釈とも言えるかもしれません。
エアチェック2010年11月11日放送分・41分15秒頃・L0 また聴取者をミスリードさせかねない話(尖閣ビデオ)
(尖閣ビデオ流出の話題で)
浜村氏:公開せえへん理由が、「中国に気いつかう」って。わしら国民としては納得できんのや。
ここは誰の意見を指しているかが明確でないので、ここだけなら明白な問題ではないのですが、これ( エアチェック2010年11月8日放送分・57分40秒頃・L2 政府側が尖閣ビデオ非公開理由として「中国を刺激したくないから」と述べたと)を聴かされた後では、この言葉の裏に明確な誤解が潜んでいるのだと指摘することができます。
エアチェック2010年11月11日放送分・50分10秒頃・L2 また、死刑になる罪の相場を誤解説
(「2例目の裁判員裁判での死刑求刑」の話題で)
浜村氏:で、だいたい、あの、あらっぽい解釈ですが、ほんとはもっと細かい基準あるんですが、だいたい、二人以上の命を奪った場合は、まっ死刑になるんですね。
これ(エアチェック2010年11月2日放送分・44分55秒頃・L2 殺人罪の判例を誤解説)と比べると僅かにマシですが、適切な説明とはとても言えません。「もっと細かい基準がある」と言うより「例外がたくさんある」と言う方が、実情を正確に伝えられます。それだけでなく、わかりやすい例として、強盗殺人罪と殺人罪では事情が大きく異なることに触れるべきでしょう。
エアチェック2010年11月11日放送分・50分55秒頃・L2 無期懲役の実際の刑期について誤った説明
(「2例目の裁判員裁判での死刑求刑」の話題で)
浜村氏:(無期懲役も)真面目に服役しておれば、10年前後で、出所できる場合もあるしね。これも結構あたくしは、つらいなあとは思うんですよ。
ここ数ヶ月の間だけでも繰り返されています。スタッフの怠慢が目に余ります。もしスタッフが問題に気づいていないのならそのスタッフは不適格だと判断して交代させるべきでしょう。
(参照: エアチェック2010年7月29日放送分・47分15秒頃・L0 説明が足りない(多分説明出来ないんだろうけど))
(参照: エアチェック2010年8月31日放送分・30分50秒頃・L0 無期懲役、仮釈放までの年数)
(参照: エアチェック2010年11月2日放送分・48分00秒頃・L2 無期懲役の実際の刑期を勝手な思い込みで不正確に話す)
エアチェック2010年11月12日放送分・08分35秒頃・L0 気難し過ぎ、態度デカ過ぎ、立場を全然わかってなさ過ぎ、立場を勘違いし過ぎ
(聴取者のメールから)
浜村氏:「以前シンガポールに住んでおりましたが、今、お仕事の関係でしょう、ベトナムのハワイ、で暮らしております」。
アシスタント:ハノイ……
浜村氏:ハワイちゃう、ハノイ。ベトナムにハワイがあるわけがない。
アシスタント:あれ、アメリカ。
浜村氏:うるさいな!ほんまに。いちいち咎めんでよろしい。
アシスタント:一応言うとこかな思て。
浜村氏:一応言う、言わんでもわかってるって。今、言いそこ間違いした。
このアシスタントがあまりに“訂正慣れ”していないので、いらんこと(=アメリカ)まで言ってしまったという面は確かにあります。しかし、浜村氏にこのような態度を取られると、アシスタントやありがとう娘は今後の放送中で浜村氏の誤りの訂正が困難になります。というか、今まで浜村氏が散々このようなデカい態度をとってきたので、現在のこの番組の異常さが生まれたという面があると思われます。
ディレクターがきちんと浜村氏に言う必要があります。
「これは放送なんです。そこいらへんの会話とは違うんです。訂正された場合には甘んじて受け入れる態度を取って下さい。これが放送である以上、間違いは逐次・即刻訂正しなければならないんです。私(ディレクター)やアシスタントやありがとう娘が訂正しなくてはならないんです。私はまだしも、アシスタントやありがとう娘は浜村さんにとって目下の人間です。浜村さんが訂正される度にいちいち反発してると、訂正しなあかん立場のアシスタントやありがとう娘がまともに訂正できなくなってしまいます。繰り返し言います。そこらへんの会話とは違うんです。これは放送なんです。お気持ちは宜しくないとは思いますが、どうか受け入れて下さい」と。
このようなことをディレクターが勇気を出して浜村氏にビシッと言えば、今後の放送内容が相当に改善されることは確実でしょう。逆にいうと、事なかれ主義のMBS社員は放送開始以来40年近く、一度も浜村氏にこんなことを言ったことがないのでしょう。もちろん出演者全員が揃った場では言いにくいでしょう。浜村氏と一対一の場あるいはディレクター陣と浜村氏だけがいる場で言い、他の人には「浜村氏にこんなことを言ったよ」と伝えればいいんです。
エアチェック2010年11月12日放送分・32分55秒頃・L1 依然として battleshipを教えられておらず
(「“キムタクヤマト”日立とのタイアップCM発進」の話題で)
浜村氏:だいたい、宇宙戦艦ヤマトというタイトルを、映画では変えてますね。「スペース、バトルシップ、ヤマト」。
アシスタント:あー、映画にしたあるんですね。
浜村氏:でも言いにくーて。もっ戦う、戦う船ですね。宇宙で戦う船、スペースバトルシップ、ヤマト。言いにくーて仕方ない。
( エアチェック2010年11月8日放送分・16分05秒頃・L1 宇宙戦艦をスペースバトルする船だと)
エアチェック2010年11月12日放送分・1時間01分35秒頃・L3 「今朝の新聞から」コーナーなのに明らかに浜村映画解説風の捏造
(1時間を過ぎているのでストリミーング放送はされない)
(米中首脳会談の話題で)
浜村氏:もう一つ、中国でノーベル平和賞を受けました、劉暁波さんは、刑務所へ入れられてますね。「出したげたらどないです?」。ここまで、オバマさん、ゆったんですね。それで、これに対して胡錦濤主席はね、「まあ考えさせてもらいます」。
アシスタント:そういう反応なんですかー?
浜村氏:昔の京都の人みたい、「へえ、考えさせておくれやす」。「考えさせてもらいます」。言わはったそうですが、「いや、中国とアメリカの関係をね、よくする為に、もっともっと、いろいろとお話をしあったり、あるいは、お互いにいったりきたりしてね、協力を大きくせないけませんなあ」と言うてはります。(ほ)たねー、オバマ大統領が言わはったんです。
どの紙面を見てもアメリカ側は劉暁波氏の名前を出さず、政治犯の釈放を要求することで間接的に劉暁波氏の釈放を求めた旨の報道がなされています。
あと、政治犯の釈放に関しての胡錦濤の反応に触れた記事はありません。また仮にあったとしても、胡錦濤がこんな返答をする筈がありません。本来はアシスタントが浜村氏に「嘘つくな」とツッコミを入れるべきです。
1時間02分30秒頃にも、
浜村氏:「(オバマ大統領は)それからねー、おたくはね、中国はんは、南シナ海とか、東シナ海でね、日本とか、あるいはインドネシアに対して、えらい、あの強い態度を取ってはりますけど、あれもー、そろそろお止めますやすなー。中国って大きな国、大国どっせー。その大国に相応しい、行動とらはったらどうですか」と。「どーんと構えてはったらよろしいのに、やたらと、日本に対して、これはまあ尖閣諸島の問題ですね、あるいはインドネシアなどに対してね、軍事力を背景にきつい態度をとらはりますが、あれお止めやすな」って、こういう意味のことをゆったんです。
各紙、「尖閣の問題には触れなかった」とあり、南沙諸島の問題については言及がありませんから、尖閣諸島、南沙諸島の両方共、話題に上がらなかったと思われます。
つまるところ浜村氏は、「経済、安全保障の両面で国際社会で責任ある行動を取るよう中国に促した」程度の文面を元ネタにして、殆どを捏造しているわけです。
あと、南シナ海で南沙諸島の領有権を主張しているのは、中国の他には台湾、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイ です。インドネシアの名前を出すのは間違いです。
エアチェック2010年11月15日放送分・04分50秒頃・L0 こんにゃくゼリー訴訟
(こんにゃくゼリーに関する訴訟の話題で)
浜村氏:毎日新聞、昨日の記事ですが、こんにゃくゼリーというのは、私はあんまり知らなかったんですが、問題多いんですってね。
アシスタント:あーそうですか。でもー、女子は好きですよ。
浜村氏:はい。
何の間違いにも当たらないのでもちろんレベル0なんですが一応言及しておきます。こんにゃくゼリーの問題は長期に渡って数えきれないほど新聞にも掲載されているのにこんな言葉を発してしまうという浜村氏の情報収集能力・記憶力の低さには唖然とします。これだけでもニュース解説者として不適格であることは明らかです。
あと、この場を借りまして(勿論ここは私が自由に使える場所なんですが)、こんにゃくゼリーに関する日頃の記事について個人的な意見を書かせて頂きます。
日頃、各紙の大半の記事やテレビ番組等では「こんにゃくゼリーの最も重要な特徴」を伝えきれていないと思います。「こんにゃくゼリーは(ゼラチンの、普通の)ゼリーより硬い、弾力性がある」との説明はよくなされますが、それはこんにゃくゼリーの危険性を論じる際の最も重要な特徴ではないと思います。(1)(こんにゃくゼリーは)見た目が(ゼラチンの)ゼリーにそっくり、(2)(ゼラチンの)ゼリーと違って体温でさっと溶けない。この(1)と(2)の特徴を合わせ持っていることこそが、こんにゃくゼリーの最も重要な特徴だと思います。
硬さが問題なら、凍らせた(ゼラチンの)ゼリーでも事故が発生するでしょう。でもそんな事故は聞いたことがありません。問題は硬さや弾力性にあるのではなく、
「体温で溶けない」というところにあるのは明らかだと思います。
こんにゃくゼリーは見た目が(ゼラチンの)ゼリーそっくりである為に、「目に見えない特徴までそっくりなのではないか」と無意識に予想してしまいがちです。ここに落とし穴があります。(ゼラチンの)ゼリーという安全な食べ物があるだけについ気軽にこんにゃくゼリーを食べてしまいます。そして(ゼラチンの)ゼリーなら凍らせていた為に喉に詰まったとしても直ぐに体温で溶けて、大事に至ることはありません。しかしこんにゃくゼリーは溶けないので、詰まったままになってしまい、事故に至ってしまうのです。上記(1)と(2)の片方だけでは駄目で、両方を兼ね備えているからこそ、特別に注意を払うべき危険性が生じるのだと私は思います。
しかし、この文を書く為に検索してみると、「こんにゃくゼリーより餅の方が危険。法規制は必要ない」旨の意見が私の想像以上に多いと感じました。それらの意見を多数派にしている原因は、ここに書いたような報道の問題が大きいと思いますが、加えて、日本では司法でカバーできない部分を法律改正でカバーするシステムがうまく働いていないことが間接的に影響している思います。
11月17日に今回の出典元記事で取上げた訴訟の一審判決が出ました。原告の請求が棄却され、製品の欠陥は認められませんでした。これに対する私の意見は「だからといって本当に製品の欠陥がないわけではない。ただ、判例が重視される日本の現行の司法制度では判決に“今までになかった新たな視点”を取り入れるのが難しく、上記(1)(2)の 特徴を兼ね備えていることを重視する判決が出ないのはある意味当然」、というものです。
司法が機敏に対応できないのは当然です。司法は常に現行法に縛られているからです。本来は行政や立法が状況を迅速に察知し、法律に反映するべきです。しかし実際には影響を及ぼす方向が本来とは逆になっているかもしれません。行政は、司法が判例重視のおとなしい判断をしている間は、「司法は法律改正の必要があると判断していない」と、司法の判断を、法律を改正せずに放置する為の理由付けとしてしまっている可能性があります。国の姿勢がこのような状態である為、国民の側も、「法律というものは実情に合ってない箇所は適宜修正すべき」ということをきちんと認識しておらず、結果的に「法規制は必要ない」との意見が多数を占める一因になっているのではないかと思います。
エアチェック2010年11月15日放送分・05分55秒頃・L3 和解とは「裁判沙汰にならなかった」ことだと
(こんにゃくゼリーに関する訴訟の話題で)
浜村氏:で、殆どの場合が、このこんにゃくゼリーを作って販売しております、群馬県のマンナンライフとの間にね、和解、仲直りが成立しましたね、裁判にならなんだんです。ところがね、毎日新聞が書きましたのは、ついに裁判になったんです。
和解という言葉は裁判専用の用語ではありませんば、この記事での和解は裁判にならなかったという意味ではありません。その逆で、裁判沙汰になった上で、裁判長の斡旋で判決前に和解がおこなわれたという意味です。新聞記事で取り扱われる和解は殆どこのような意味です。40年近くニュース解説に従事し続けている浜村氏がこんなことも理解していないとは信じ難いことです。浜村氏は「判決が出たものだけを『裁判(沙汰)になった』と言うのだ」とおかしな誤解をしていることになります。
エアチェック2010年11月15日放送分・34分00秒頃・L2 何と視聴率の意味さえ知らない(占有率と同一視)
(ドラマ:アイリスのDVDボックス発売の話題で)
浜村氏:で、アイリスはね、それほどの、人気やったんです。で、テレビドラマで放送中、なんと韓国では、瞬間最高視聴率、50.2%です。
アシスタント:へえーっ、ほぼ半分の人が視てたいうことですか。
浜村氏:テレビを視ている人のうちの、半分以上が視てたと、こういうようにもなりますね。
単なる言い間違いではなく、これ( エアチェック2010年9月6日放送分・48分40秒頃・L2 不適切な言い変え(売上シェア→売上)・何とシェアの意味を知らず)やこれ( エアチェック2010年7月7日放送分・19分00秒頃・L0 出鱈目解釈(NHKにかかってきた電話)